JPH0542033B2 - - Google Patents

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JPH0542033B2
JPH0542033B2 JP1064049A JP6404989A JPH0542033B2 JP H0542033 B2 JPH0542033 B2 JP H0542033B2 JP 1064049 A JP1064049 A JP 1064049A JP 6404989 A JP6404989 A JP 6404989A JP H0542033 B2 JPH0542033 B2 JP H0542033B2
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JP
Japan
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voltage
period
current
transistor
input
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JP1064049A
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JPH01269186A (ja
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Emu Kaarii Jon
Emu Toroshiino Jeemusu
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AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
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Publication date
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Publication of JPH0542033B2 publication Critical patent/JPH0542033B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06GANALOGUE COMPUTERS
    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/12Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers
    • G06G7/20Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for evaluating powers, roots, polynomes, mean square values, standard deviation

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体MOS集積回路、具体的には入
力信号電圧の2乗に比例する出力信号電圧を生成
する回路、つまり2乗回路に関する。
[従来技術の説明」 電気通信では、2乗回路は様々な面で有用であ
る。例えば、受信器で信号を2乗することはその
周波数を変化させるため、2乗回路は変調された
キヤリヤの周波数範囲(“バンド”)を異なる周波
数範囲にシフトするのに有用である。
このようなシフト技術は多くの場合に有用であ
る。特に、伝送チヤネルから来るパルス搬送波上
の情報であつて搬送波上のパルスの位相変調によ
つて表わされるシンボルとして符号化されたもの
を処理する受信器のモデムにおいて有用である。
つまり、搬送波がパルス(典型的には非方形パル
ス)によつて変調されている。すなわち、これら
のパルスはもともと周期的であるが、パルスに対
応するシンボルに従つて各パルスの個々の位相が
シフトすることでパルスに情報がのせられてい
る。このような場合、特に、シンボルレートの決
定、即ち「タイミングの回復」を行うことが受信
器で必要となる。このシンボルレートの決定は、
受信器に入つてくる変調搬送波を2乗回路でまず
2乗することによつて行われる。これは、シンボ
ルレートのエネルギーが微小又は存在しないよう
な位相変調パルス搬送波自体の信号処理に先立つ
て、シンボルレートのエネルギー成分を生成し又
は強調するためである。
従来技術で公知のように、これらの場合2乗回
路の出力が純粋であることが重要である。つま
り、2乗回路の出力は2次より高次の奇数事項及
び偶数事項を含まないこと、すなわち入力周波数
の奇数倍及び偶数倍に等しい周波数のすべての周
波数成分を含まないことが重要である。そうでな
ければ、2乗回路によつてシンボルレートの決定
(回復)に混乱が生じることになる。
1986年4月29日にエス・ジエー・ダウバート
(S.J.Daubert)に付与された“線形成分の抑圧を
伴う信号2乗半導体集積回路”という米国特許第
4585961号には、純粋な出力を有する2乗回路が
開示されている。この回路は実質上同一の一対の
整合パスを有し、入力電圧はそこに与えられる。
各パスはダブルエンド差動増幅器およびデユア
ル・シングルエンドコンバータからなり、前記差
動増幅器は入力電圧を受信し、前記コンバータは
差動増幅器の出力を受信し、その単一出力を2
乗/加算ネツトワークのような非線形/加算デバ
イスに送出し、上記2つのパスのコンバータ単一
出力を非線形的に変換し加算する。ダウバードの
2乗回路は多くの目的に有用であるが、しかしそ
の回路のMOSトランジスタは飽和領域で動作す
るため、その出力は比較的大きなDCオフセツト
(比較的大きな零次項)を含む。従つて、このオ
フセツトが不都合な別の回路を駆動するために
は、さらに電圧レベルシフタが必要である。この
オフセツトが不都合な回路としては、スイツチト
キヤパシタフイルタおよび連続時間フイルタで見
られるように、すべての信号がグランドと参照さ
れる回路などがある。
このために、DCオフセツトを有しない、よつ
てレベルシフタを必要としない2乗回路が望まれ
ている。レベルシフタが不要な半導体チツプ面積
を占有するからである。
[発明の概要] 出力に実質上DCオフセツトをなくすために、
本発明による2乗回路は、 正及び負の入力端子と少なくとも1つの出力端
子とを有する演算増幅器と; 前記演算増幅器の第1出力端子を前記負の入力
端子に接続し、当該演算増幅器に負帰還をかける
第1電流−電圧変換手段と; 2乗されるべき第1および第2のバランス入力
電圧VIN、−VINを受信するために接続され、電流
I1を前記電流−電圧変換手段に伝達する第1非線
形電圧−電流変換手段と; を有することを特徴とする。
本発明の幾つかの実施例(第1図と第2図)は
連続時間動作に有用な構造を有し、他の実施例
(第3図と第5図)はサンプルデータ構造を有す
る。
サンプルデータ構造の実施例(第3図)では、
トランジスタを整合(マツチ)させる、即ち実質
上同一にする必要がなくなる。
また他の実施例(第2図と第5図)はバランス
(平衡)出力構造を有する。バランス回路は一般
に電源雑音リジエクシヨンが改善され信号処理能
力が増大するという利点を有するために、バラン
ス出力構造の採用により性能が改善される。
[実施例] 以下、本発明による実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
第1図に示されるように、回路出力端子14を
有する連続時間2乗回路100は、N−MOS(n
−チヤネルMOS)トランジスタのマツチペアT2
及びT3を含む。“マツチペア”という用語は、2
つのトランジスタの構造が実質上同じであること
を意味する。
トランジスタT2とT3は大きな電流が流れる主
電極端子(ソース又はドレイン)を有し、その一
方が共通接点N1に接続され、他方にはバランス
ソースからの1対のバランス入力電圧VIN及び−
VINが入力する。従来技術で公知のように、VIN
のみを提供するシステムでは、−VINは−入力二
出力(single−ended−to−double−ended)電
圧コンバータにより得ることができる。なお、
VINと−VINのバランスソースは簡単に手に入れ
ることができる。
トランジスタT2及びT3(第1図)のゲート電力
は共通電圧VGにバイアスされ、その基板は共通
電圧VBにバイアスされる。例えばVG=1.5ボル
ト、VB=−1.5ボルトである。
単一出力演算増幅器10(第1図)は、接点
N1に接続された負の入力端子11とグランド
(0ボルト)に接続された正の入力端子12を有
する。
増幅器10の出力端子13は抵抗R1を介して
回路の出力端子14および接点N1に接続される。
抵抗R1は線形、つまり通過する電流と両端の電
圧とが線形関係であるために、抵抗R1によつて
電流は線形的に電圧に変換される。2乗回路10
0の出力Vputを利用するために、回路の出力端子
14はフイルタ回路のような利用回路16の入力
端子161に接続される。
バイアス電圧VGおよび入力電圧VINは、MOS
トランジスタT2とT3が非飽和領域で動作する、
つまり公知のようにピーク・ピーク入力VINが2
(VG−VT)より小さい値に保持されるように選択
されることが重要である;ここでVTはしきい値
電圧で、典型的には1.0ボルトである。非飽和領
域で動作する各トランジスタのドレイン・ソース
間電流Iは、次式に示すようにソース電圧VS
ドレイン電圧VDの関係である: I=K[a1(VD−VS)+a2(V2 D−V2 S)+a3(V3 D
−V3 S)+a4(V4 D−V4 S)+…],(1) ここでKはトランジスタのサイズ(チヤネルの
幅と長さ)に依存する定数、a1、a2、a3及びa4
ゲート電圧VG、基板電圧VB、その他トランジ
スタ構造パラメータのようなパラメータに依存す
る定数である。T2とT3がマツチペアを形成する
ことが重要で、従つて、それらは同じK及び全て
のiに対して同じaiを有する。
式(1)ではVDとVSがグランドに対して測定され
ることを仮定したことに注意されたい。また式(1)
は、1984年10月のIEEプロシーデイング第131巻、
パートG、第5号第190−196頁に掲載されたエ
ム・バヌ(M.Banu)とワイ・ツビデイス(V.
Tsividis)の“バランスネツトワークに基づく
MOS集積能動RCフイルタでの実際の動作の解
析”という文献の第190頁の式(3)に見い出だされ
る。
通常のMOSトランジスタで得られるように、
トランジスタT2とT3の特性では2次の項a2(V2 S
−V2 D)が他の任意の高次項より遥かに大きい。
飽和領域の場合と違つて、非飽和領域では、電流
Iに不要な零次(一定の、すなわち直流の)項が
ない。
回路100の動作中は、トランジスタT2とT3
は非飽和領域で動作し、電流I2とI3をそれぞれ接
点N1に送る。演算増幅器自身は電流を通過させ
ないため、I2+I3=I1の全電流が抵抗R1を通過し、
抵抗R1はこの電流I1を電圧I1R1に変換する。しか
し他の演算増幅器の場合と同様に、演算増幅器1
0はいかなる実用でもその入力端子11と12の
間に電位差を提供できない。しかしその正の入力
端子12は接地される。従つて、接点N1での電
圧は基本的に接地電位(0ボルト)であり、電圧
I1R1は、出力端子14での出力電圧Vputの絶対値
に等しい。よつて (I2+I3)R1=I1R1=−V1=−VOUT (2) 一方、VINが正で、T2とT3が実質上同じN−
MOSトランジスタであるとすると、接点N1での
電圧は零(グランド)になるため、T2のドレイ
ン電圧VDはVINとなり、そのソース電圧VSは零
になる。同時にT3のソース電圧VSは−VINとな
り、そのドレイン電圧VDは零となる。式(1)によ
ると、T2とT3のドレイン・ソース間電流はそれ
ぞれI2と−I3となる。従つて、トランジスタT2
T3がマツチペアで同じKとaiを有するときに限つ
て、I2と−I3は、ソース及びドレイン電圧に依存
して(式(1))、同値反対符号の偶数項(±
Ka2V2 IN、±Ka4V4 IN、…)及び同値の奇数項を有
する。この結果、式I1=I2+I3では、すべての奇
数項が互いにキヤンセルして出力には現れない。
これに対して、偶数項は出力では2倍になる: VOUT=−2R1K(a2V2 IN+a4V4 IN+…) (3) 通常他の高次の項と同様に、4次の項a4V4IN
2次の項a2V2INに対して実際上無視できるほど小
さい。従つて、式(3)によれば、2乗回路100
は、入力電圧の2乗の定数(−2R1Ka2)倍に等
しい出力電圧を正確に生成し、つまり、2乗回路
で期待されるように、入力電圧の2乗に線形的に
比例する。
実際には抵抗R1は、上記仮定のように線形デ
バイスとして得る事が通常簡単ではない。また抵
抗R1はトランジスタT2とT3に追従(track)し
ないため、定数(−2R1Ka2)は半導体のプロセ
ス変動によつて不要に変動する。さらに回路10
0は入力でバランスされていても、出力ではバラ
ンスされていない。これらの問題にかかわらず、
回路100は幾つかの場合で有用である。
第2図は前記回路100のバランス形である2
乗回路200を示し、ここでは抵抗Rがトランジ
スタT1で置き換えられている。なお、第1図の
素子と同じ素子は同じ参照番号で示されている。
典型的にはバランス回路である利用回路26
は、2乗回路の出力端子14と15でのバランス
出力Vputと−Vputを受信するために接続される。
第2図の2乗回路200は第1図の回路100の
単一出力演算増幅器10をバランス出力演算増幅
器20で置き換え、さらに負の入力側のN−
MOSトランジスタT1,T2及びT3に対応して、増
幅器の正の入力側にN−MOSトランジスタT4
T5及びT6を加えた。しかしT5とT6に与えられた
入力電圧は、T2とT3に与えられたVINと−VIN
はなく、グランド電位であることに注意された
い。増幅器20の正と負の出力端子はそれぞれ回
路の出力端子14と15に接続される。
トランジスタT5及びT6はマツチペアであると
ともに、トランジスタT2及びT3(これらも実質上
相互に同一である)ともマツチする。トランジス
タT1及びT4は、相互にはマツチするが、通常
T2,T3,T5及びT6とはマツチしない。回路の出
力端子14と15での電圧Vput及び−Vputは利用
回路26の入力端子ペア261及び262に送出
される。次の動作解析からわかるように、電圧
Vputと−Vputは基本的にはそれぞれ入力電圧VIN
及び2乗の正値及び負値である。
動作中では、上述のように演算増幅器20の正
および負の入力端子は基本的には同じ電位VX
有する。トランジスタのマツチングにより、K2
=K3=K5=K6及びK1=K4となる。従つて、式(1)
より、 I2=K2[a1(VIN−VX)+a2(V2 IN−V2 X)+a3
(V3 IN−V3 X)+…](4) −I3=K2[a1(VX+VIN)+a2(V2 X−V2 IN)+
a3(V3 X+V3 IN)+…](5) である。ここで注意されたいのは、式(5)ではソー
ス・ドレイン間電流はT2を介して右から左へ流
れ、これに対して第2図ではI2は左から右へ流れ
るように示していることである(T2はT3にマツ
チしたN−MOSトランジスタで、VINは正である
と仮定している)。このようにT1を通過する電流
I1はI1=I2+I3によつて与えられるため、 −I1=2K2[a1VX+a2(V2 X−V2 IN)+a3(V3 X)+…]
(6) となる。
しかし、トランジスタT1に当てはまる式(1)か
ら +I1=K1[a1(VX−VOUT)+a2(V2 X−V2 OUT
+a3(V3 X−V3 OUT)+…] (7) となる。式(6)と(7)を組合せると、 2K2[a1VX+a2(V2 X−V2 IN)+a3V3 X+…]=−K1[a
1(VX−VOUT)+a2(V2 X−V2 OUT)+a3(V3 X−V3 OUT
+…](8) が得られる。
同様に、 −I5=K2[a1VX+a2V2 X+a3V3 X+…] (9) −I6=K2[a1VX+a2V2 X+a3V3 X+…] (10) +I4=K1[a1(VX+VOUT)+a2(V2 X−V2 OUT
+a3(V3 X−V3 OUT)+…](11) また、I4=I5+I6より −K1[a1(VX+VOUT)+a2(V2 X−V2 OUT)+a3(V3 X−V
3 OUT)+…]=2K2[(a1VX+a2V2 X+a3V3 X+…)](12
) となり、式(8)と(12)を組合せると、 −2K2a2V2 IN−K1[a1(VX+VOUT)+a2(V2 X
V2 OUT)+a3(V3 X+V3 OUT)+…] =−K1[a1(VX−VOUT)+a2(V2 X−V2 OUT
)+a3(V3 X−V3 OUT)+…],(13) となる。これより −K2a2V2 IN=K1[a1VOUT+a3V3 OUT+…]. (14) が得られる。2次の項まで残すと、つまり2次以
上のすべての高次項が無視できると仮定すると、
式(14)より、増幅器20の正の出力端子の出力電圧
は、2乗回路で望まれるように次式で与えられ
る。
VOUT=−(K2a2/K1a1)V2 IN. (15) 次にバランス出力増幅器20は、増幅器の負の
出力端子での電圧−VOUTが実際にVOUTの負の値
であることを保証する。
他のものがすべて同じであるとき、比K2/K1
のK2及びK1のそれぞれは、トランジスタデバイ
スのチヤネル長と幅の大きさに依存し、必要とさ
れるマツチングK2=K3=K5=K6とK1=K4とが
非常に正確に、つまり1%以内で達成されうる。
そして、K2/K1が一定であるようにプロセスパ
ラメータの変動に追従する。
回路100(第1図)と200(第2図)は連
続時間2乗回路で、それらは時間的に連続な入力
で動作し、時間的に連続な出力を提供する。これ
らの回路は良くマツチしたトランジスタ(特に、
T2とT3)を必要とし、これらのトランジスタが
ミスマツチングであると、正確な消去が行われ
ず、出力VOUTに不要な奇数次項が現れることが
ある。さらに回路200では、トランジスタT1
とT4はマツチしている必要がある。しかしこれ
らのマツチングに対する要求は、第3図に示され
るサンプルデータ2乗回路300を用いることに
よつて避けられる。
第3図はサンプルデータ2乗回路300を示
す。第1図の素子と同じ第3図の素子は同じ参照
番号で示されている。
第3図では、トランジスタM1,M2,M3及び
M4はそれぞれクロツクパルスシーケンスφ1、φ2
φ3及びφ4によつてクロツクされる。
M1,M2,M3及びM4のそれぞれはC−MOSで
構成することができる。つまりこれらのトランジ
スタのそれぞれは、ゲート電極にクロツクパルス
が与えられるn−チヤネルMOSトランジスタと、
ゲート電極に対応する相補クロツクパルスが与え
られるp−チヤネルMOSトランジスとが並列接
続された構成にすることができる。つまり、トラ
ンジスタM1,M2,M3及びM4のそれぞれはC−
MOS伝送ゲートを形成し、M1はクロツクパルス
シーケンスφ1(およびφ1)によつて、M2はφ2(お
よびφ2 )によつて、M3はφ3(およびφ3 )によつ
て、M4はφ4(およびφ4 )によつて各々クロツクさ
れる。
CMOS技術で知られているように、p−チヤ
ネルトランジスタのn−チヤネルタブ(tub)は
VDDで、典型的には+5ボルトでバイアスされ、
n−チヤネルトランジスタのp−チヤネルタブは
グランドにバイアスされる。
クロツクパルスシーケンスのタイミングは第4
図に示される。クロツクシーケンスφ1、φ2、φ3
及びφ4は互いに重ならないパルスを有し、よつ
てこれらのシーケンスは、MOSトランジスタを
オンにする期間では互いに重ならない。トランジ
スタM4は演算増幅器10の出力端子13での電
圧のサンプラーとして働き、トランジスタM2
M3はそれぞれ入力電圧−VINとVINのサンプラー
として働く。
回路300では、抵抗R1(第1図)がトランジ
スタM1に並列に接続されるコンデンサC1(第3
図)によつて置き換えられていることに注意され
たい。コンデンサC1はトランジスタM1と共に、
φ1がトランジスタM1をオンにする期間、つまり
期間t0、t1、t8t9など以外には電流I1の積分器とし
て働く。このとき、コンデンサC1は電流I1を演算
増幅器の入出力端子13及び11間の電圧V1
変換する: V1=−tgt 1 I1dt/C1 第4図では、入力電圧VINが時刻t0、t8など、
つまりφ1の立上がりで定義される各クロツクサ
イクルの始まりでジヤンプすると仮定されている
が、これは本質的ではない。しかしVINが期間
t2t5の間、つまりφ2がハイになつてからφ3がロー
になるまでの間、すなわちM2がオンとなりM3
オフになるまでの間では変化しないことが望まし
い。また、次に述べるように、期間t2t3とt4t5
が同じ間隔、つまりt2t3=t4t5ということも重要
である。
φ1がハイになつてM1がオンになるとき、(こ
のときM2,M3とM4はオフである)、つまり時刻
t0およびt0t1の間では、コンデンサC1は放電され
0ボルトになる。
次にφ2がハイになつてM2がオンになるとき、
つまりt2およびt2t3の間では、電流I1がM2とT2
介して+VINからC1へ流れる。M2(M3も同様)の
抵抗値はT2の(安定)抵抗値よりずつと低いた
め、M2での電圧降下は無視できる。従つて、期
間t2t3でのドレイン・ソース間電流−I1は式(1)よ
り次のようになる。
−I1=K2(+a1VIN−a2V2 IN+a3(V3 IN−a4V4 IN
…). (16) t2t3の間ではコンデンサC1はこの電流I1を積分
し、第4図に示されるように演算増幅器10の入
出力端子13及び11間の電圧V1を生成する。
この増幅器の正の入力端子12は接地されている
ため、入力端子11での電圧は基本的には零(グ
ランド)である。
次に、φ3がハイになつてM3がオンになるとき、
つまりt4およびt4t5の間では、電流I1はM3とT2
介して−VINからC1へ流れるため、期間t4t5の間
の電流I1は次のようになる。
I1=+K2(a1VIN+a2V2 IN+a3V3 IN+a4V4 IN+…).
(17) t4t5の間ではコンデンサC1はこの電流I1を積分
する。この積分期間において、線形項a1VINを含
むI1の奇数次項は、次の条件下で積分期間t2t3
すでに得られたI1の奇数次項の寄与をキヤンセル
することに注意されたい。この条件とは、VIN
本質的に変化せず期間t4t5でも期間t2t3でも本質
的に同じであること、及びこれらの期間が等しい
期間:t2t3=t4t5であること、である。従つて、t5
では電圧V1は偶数次項、つまり基本的には2乗
項のみを含むことになり、V1は出力で有効にな
る。次に期間t6t7ではクロツクシーケンスφ4がハ
イになつてM4がオンになり、増幅器10の出力
端子13の電圧V1はVputとして回路の出力端子1
4に現れる。この出力端子14はVputを利用する
ための利用回路36の入力端子361に接続され
る。
トランジスタT2はVIN及び−VINからの電流を
タイムシエアするため、入力を2乗する回路30
0の適当な動作はトランジスタのマツチングを必
要としないことに注意されたい。必要なのはM1
とM2の双方が低抵抗であることである。
サンプルデータ2乗回路300(第3図)で
は、単一出力端子14に単一出力電圧Vputが生
じ、利用回路36へ送り出される。しかしサンプ
ルデータ2乗の回路300を変形することで、第
5図に示されるようなバランスサンプルデータ2
乗回路500を構成できる。第3図の素子と同じ
第5図の素子は同じ参照番号で示されている。
第5図には、第3図の回路のミラーイメージ
(グランド入力を除く)が加えられている。第3
図の素子に対応するミラーイメージ素子は同じ脚
注番号に10を加えた番号で示されている。すなわ
ち、トランジスタT2およびT12がマツチし、また
コンデンサC1およびC11もマツチすることが重要
となる。バランス出力(Vput、−Vput)は利用回
路56の入力端子561および562に与えられ
る。
回路500(第5図)は、回路200(第2
図)が回路100(第1図)に関して動作すると
同じように、回路300(第3図)に関して動作
する。ただし回路500のコンデンサC1及びC11
は電流を電圧に変換する線形デバイスであるが、
これに対してT1及びT4(第2図)は非線形であ
る。
典型的には回路300と500でのゲートバイ
アス電圧VGは、回路100と200での1.5ボル
トではなく3.5ボルトであるが、回路300と5
00での基板のバイアスVBは、回路100及び
200と同じように−1.5ボルトである。回路1
00,200,300及び500のいずれでもゲ
ートバイアスVGを変化させることによつて定数
K、よつてVputの値を変更できる。
以上、本発明の実施例について詳しく述べた
が、本発明の範囲から離れずにさまざまの変形例
が可能である。例えば第2図のトランジスタT1
とT4はマツチした抵抗によつて置き換えること
ができる。トランジスタM1,M2,M3とM4(第
3図)はC−MOS技術の代りにN−MOSあるい
はP−MOSで製造でき、トランジスタT1,T2
T3,T4,T5とT6はN−MOS技術の代りにP−
MOSで製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例による連続時間演算
構造および単一出力構造を有する2乗回路の概略
図、第2図は、本発明の別の実施例による連続時
間演算構造およびバランス出力構造を有する2乗
回路の概略図、第3図は、本発明の実施例による
サンプリングデータ構造および単一出力構造を有
する2乗回路の概略図、第4図は、第3図に示さ
れる回路の動作を説明するタイミング図、第5図
は、本発明の他の実施例によるサンプリングデー
タ構造およびバランス出力構造を有する2乗回路
の概略図である。 10,20……演算増幅器、11……負の入力
端子、12……正の入力端子、13,14,15
……出力端子、16,26,36,56……利用
回路、100,200,300,500……2乗
回路、161,261,262,361,56
1,562……入力端子、T1,T2,T3,T4
T5,T6,M1,M2,M3,M4……トランジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 正及び負の入力端子と少なくとも1つの出力
    端子とを有する演算増幅器と; 前記演算増幅器の第1出力端子を前記負の入力
    端子に接続し、当該演算像幅器に負帰還をかける
    第1電流−電圧変換手段と; 2乗されるべき第1および第2のバランス入力
    電圧VIN、−VINを受信するために接続され、電流
    I1を前記電流−電圧変換手段に伝達する第1非線
    形電圧−電流変換手段と; を有し、前記演算増幅器の第1出力端子の電圧
    Vputが実質的なオフセツトのない状態で入力電圧
    の2乗に線形比例することを特徴とする2乗回
    路。 2 上記非線形電圧−電流変換手段はトランジス
    タT2と第1及び第2のトランジスタM2M3とを含
    み、該第1及び第2のトランジスタM2M3はそれ
    ぞれ各クロツクサイクルにおいて相互に等時間間
    隔で重複しない周期的な第1及び第2の期間
    t2t3、t4t5でクロツクされ、 さらに第1及び第2のトランジスタM2M3は第
    1及び第2の入力電圧VIN、−VINをそれぞれ受信
    し、各サイクルの第1の期間t2t3で第1入力電圧
    VINを、各サイクルの第2の期間t4t5で第2入力
    電圧−VINを、非飽和領域で動作する前記トラン
    ジスタT2へ伝達することを特徴とする請求項1
    記載の2乗回路。 3 上記第1電流−電圧変換手段は第3のトラン
    ジスタM1に並列に接続されたコンデンサC1を含
    み、前記トランジスタM1は各サイクルの第1の
    期間t2、t3の前の第3の期間t0t1でクロツクされ、
    この第3の期間t0t1は第1の期間t2t3および第2
    の期間t4t5と重複しないことを特徴とする請求項
    2記載の2乗回路。 4 上記演算増幅器の第1出力端子の出力電圧を
    利用する利用回路を更に有することを特徴とする
    請求項3記載の2乗回路。 5 上記演算増幅器の第2出力端子および正の入
    力端子を接続し、正の入力端子に第2の帰還を提
    供する第2電流−電圧変換手段と; 参照電圧端子(グランド)に接続され、前記参
    照電圧を第2の電流I4に非線形的に変換するとと
    もに、第2の電流I4を第2電流−電圧変換手段に
    伝達する第2非線形電圧−電流変換手段と; を更に有することを特徴とする請求項1記載の
    2乗回路。 6 上記第1および第2の非線形電圧−電流変換
    手段は、それぞれ第1及び第2のトランジスタの
    第1及び第2のペアからなり、第1のトランジス
    タ(第5図のM2M3)の各々は各サイクルの第1
    の期間t2t3でクロツクされ、第2のトランジスタ
    M12,M13の各々は各サイクルの第1の期間
    t2t3に続く第2の期間t4t5でクロツクされ、前記
    第1及び第2の期間は互いに重複せず、かつ同じ
    時間間隔を有し、 第1ペアの第1及び第2のトランジスタは、第
    1及び第2の入力電圧をそれぞれ受信し、これら
    の入力電圧を非飽和領域で動作する第1のトラン
    ジスタT2へ周期的に伝達し、第2ペアの第1及
    び第2のトランジスタは、参照電圧を受信し、こ
    の参照電圧を非飽和領域で動作する第2のトラン
    ジスタT12へ伝達することを特徴とする請求項5
    記載の2乗回路。 7 第1及び第2の電流−電圧変換手段のそれぞ
    れは、別個の第3のトランジスタM1,M11に並
    列に接続された別個のコンデンサC1,C11からな
    り、前記トランジスタM1,M11は各クロツクサ
    イクルの第3の期間t0t1でクロツクされ、この第
    3の期間t0t1は第1の期間t2t3の前にあり、第1
    および第2の期間t2t3、t4t5とは重複しないこと
    を特徴とする請求項6記載の2乗回路。
JP1064049A 1988-03-18 1989-03-17 2乗回路 Granted JPH01269186A (ja)

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US169675 1988-03-18
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