JPH0542020A - 建築用パイプ整理棚 - Google Patents

建築用パイプ整理棚

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JPH0542020A
JPH0542020A JP3232198A JP23219891A JPH0542020A JP H0542020 A JPH0542020 A JP H0542020A JP 3232198 A JP3232198 A JP 3232198A JP 23219891 A JP23219891 A JP 23219891A JP H0542020 A JPH0542020 A JP H0542020A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送、組立の利便性と安全性を向上させる。 【構成】 前後一対の支柱11とパイプ支持梁12とを一体
結合した左右一対の支柱枠体1と、両端部外側面にジョ
イント金具3を固着した前後一対の水平梁部材2とを有
し、この金具3と支柱11間に亘ってそれぞれ締付け可能
な回動枢支軸41を挿着して、両支柱枠体1を前後水平梁
部材2に各対の回動枢支軸41を支点として起立、倒伏自
在に構成する。ジョイント金具3には吊上用フック部32
と、各支柱11の外端面を支持して支柱枠体1の外方への
倒伏を規制するストッパー片33とを設ける。 【効果】 搬送時には嵩低い折畳み状態として多数の棚
を積み重ね状態で荷台に積載できる。起立状態では支柱
11はその内外両端面をジョイント金具3のストッパー片
33と水平梁部材端部のストッパー壁部21とに係止され、
内外側への倒伏を阻止されて安定な起立状態が保持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、資材置場や倉庫等に、
一段または多段に積み重ねて設置され、多数本のパイプ
材を水平積層状態で保管可能な建築用パイプ整理棚に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築資材や配管用に使用される
パイプは、多数本を一纏めに括りつけた束の状態として
資材置場や倉庫等に保管しているが、このような平面的
な保管の仕方は場所を取過ぎる上、一束のパイプ本数が
多過ぎると崩れやすくなって危険でもある。しかも、近
年、このような保管スペースを確保することは益々困難
になってきているため、その抜本的な対策として、パイ
プを密に積み重ねた状態で保管し得る建築用パイプ整理
棚が普及し始めている。
【0003】このようなパイプ整理棚の従来例としては
例えば図9に示すように、四隅に支柱aを立設して、左
右の支柱aの下端部間にそれぞれパイプ長よりもやや短
い水平梁部材bを溶接によって一体に架着すると共に、
前後の支柱aの下端部間にそれぞれパイプ支持梁cを同
じく溶接によって一体に架着してなり、四隅の支柱a間
にパイプを入れ、その両端部をパイプ支持梁cに支持さ
せることにより、多数本のパイプを積み重ね状態で支持
するようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示した整理棚の場合、棚を構成する支柱aと水平梁部材
b及びパイプ支持梁c相互の結合部が全て溶接によって
一体に組み立てられたものであるため、搬送の際に多く
を積み重ねることができず、その結果、搬送コストが著
しく高価につくという問題点があった。また、この種の
棚は不要時には集積状態で保管するものであるが、上記
したように多段に積み重ねるには自ずから限度があるた
め、保管に相当広いスペースを要することにもなる。
【0005】このような問題点の解決策として従来で
は、図10に示すように、平行に対向配置した前後一対
の支柱aの下端部間にパイプ支持梁cを溶接によって一
体に連結することにより支柱枠体dを形成し、該支柱枠
体dを左右に対向配置し、これら支柱枠体dの前後の支
柱a間にそれぞれ水平梁部材bを架着するにあたって、
L字形状の連結金具eを各水平梁部材bの両端部上下面
に取付け、これらの連結金具eと支柱枠体dの各支柱a
とをそれぞれボルト締めによって一体的に連結、固着し
たものが開発されている。
【0006】このような構成の整理棚では、搬送時には
棚全体を支柱枠体dと水平梁部材bとに分離することが
できるので、一度に多数の棚を積み重ね状態で搬送で
き、上記した搬送コストの問題点は解消されるが、その
反面、資材置場等の設置場所に到着した後、溶接等によ
って水平梁部材bの両端部上下面にL字形状の連結金具
eを取付け、更に、これら連結金具eと支柱枠体dの各
支柱aとをボルト締めするという手間のかかる組立て作
業を、工場のような好条件が整っていない設置現場で行
わなければならない。また、そのための作業員も現場ま
で派遣しなければならないなど、多大な組立てコストを
要するといった問題点があった。
【0007】更に、上記したいずれの従来品も複数段に
積み重ねて使用できるものであり、積み重ね時には各支
柱aに溶接した吊上用フック部材fにワイヤ等を掛けて
吊り上げ、上段の棚の各支柱a下端部に設けた台脚gを
下段の棚の各支柱上端部に嵌め込み、棚の自重で固定さ
れるようにしているが、この場合棚を吊り上げている最
中に支柱aと吊上用フック部材fとの溶接が不測に外れ
ると、落下する虞れがあり非常に危険である。
【0008】本発明は、このような問題点を一挙に解決
するためになされたもので、搬送時には支柱枠体を折畳
んで嵩低く多段に積み重ねることができ、また、支柱枠
体を起立させるだけで特に組立て作業も要らず極めて簡
単に設置でき、しかも安全性に富む建築用パイプ整理棚
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明の建築用パイプ整理棚は、実施例に対応
する図面に示すように、平行に対向配置した前後一対の
支柱11の下端部間をパイプ支持梁12を介して一体に連結
してなる左右一対の支柱枠体1を設け、これら支柱枠体
1の各支柱11の下端部近傍に軸枢支孔14を前後方向に形
成する。このような構成の左右の支柱枠体1間にパイプ
長よりやや短く形成された前後一対の水平梁部材2を配
設して、これら水平梁部材2の両端部外側面にそれぞれ
平板状のジョイント金具3を上外方及び水平外方に突出
する状態で一体に固着する。
【0010】このジョイント金具3には上外方突出部の
前後厚さ方向に軸孔31を貫設すると共に、水平外方突出
部に吊上用フック部32を形成し、更に、このフック部32
の略真上となる金具上縁から後方に向かって延びるスト
ッパー片33を設けたものとする。
【0011】そして、ジョイント金具3の軸孔31と支柱
枠体1の各支柱11に設けた軸枢支孔14間に亘ってそれぞ
れ締付け可能な回動枢支軸41を挿着して、各支柱枠体1
を前後水平梁部材2に各対の回動枢支軸41を支点として
起立、倒伏自在に連結するものであり、起立姿勢におい
ては、ジョイント金具3に設けたストッパー片33と、前
記水平梁部材2の左右端部に設けたストッパー壁部とに
より各支柱11の内外両端面を支持して支柱枠体1の外方
への倒伏を両側から規制するようにしたものである。
【0012】上記構成において、前記ジョイント金具3
は上縁34が倒伏姿勢の支柱11上面よりも若干上方へ突出
するように水平梁部材2に取付けることが望ましく、こ
のようにすることにより、折畳んで積み重ねたときに上
段の水平梁部材2に重ねられた各支柱11がジョイント金
具3の突出上縁34に前後方向への動きを規制されるの
で、搬送時における荷崩れが防止される。
【0013】また、前記支柱枠体1の前後支柱11間に係
脱自在に架着されて、これら前後支柱11の外方への傾倒
を規制する引張部材5を設けることにより、万一の事故
を防止できて安全性に富むものとなる。
【0014】
【作用】搬送時には各回動枢支軸41を緩め、左右の支柱
枠体1を倒伏させて水平梁部材2の上面に重ね合わせた
折畳み状態とすることにより嵩低い形状となり、多数の
棚を積み重ね状態で荷台に積載できる。
【0015】また資材置場や倉庫等において、折畳み状
態から左右の支柱枠体1を回動枢支軸41回りに回動させ
て起立させ、回動枢支軸41を締め付けることによって支
柱枠体1の各支柱11はその内外両端面をジョイント金具
3のストッパー片33と水平梁部材2のストッパー壁部と
に係止され、外側への倒伏を阻止されて安定な起立状態
が保持される。
【0016】このようにして支柱11を起立させた棚に
は、パイプPの両端部を左右の支柱枠体1の支持梁12上
面に支持させた橋架状態で前後方向に並ぶように配置
し、更に並列配置された複数本のパイプP上にもパイプ
Pを積み重ねるものであり、このときパイプPは前記左
右の支持梁12と四隅の支柱11内面に支えられて積み重ね
状態が崩れることなく安定して支持されるものである。
【0017】更に、本発明の建築用パイプ整理棚を多段
に積み重ねて使用するときのように棚を吊り上げる必要
があるときは、ジョイント金具3に一体に設けた吊上用
フック部32にワイヤ等を掛けて吊り上げを行う。この場
合、万一、ジョイント金具3が水平梁部材2から離脱し
たとしても、前記ストッパー片33が支柱枠体1の各支柱
11の外端面に当接しているため、ジョイント金具3と支
柱枠体1との回動枢支軸41回りの相対回動が阻止され、
ジョイント金具3の吊上用フック部32は水平梁部材2に
固着されていたときの姿勢に保持されることになり、従
ってワイヤが該吊上用フック部32から離脱して棚が落下
する危険が生じない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1〜図8に示した本実施例に係る
建築用パイプ整理棚は、左右一対の支柱枠体1と、前後
一対の水平梁部材2及び各水平梁部材2の両端部外側面
に固着された都合4個のジョイント金具3とにより構成
されている。
【0019】前記各支柱枠体1は平行に対向配置した前
後一対の支柱11の下端部間をパイプ支持梁12を介して一
体に連結してなるものである。各支柱11は適宜な長さに
截断された角パイプの底面に有底短円筒体を伏せたよう
な形状の台脚13を溶接してなるもので、図5に示すよう
に、台脚13より若干上方となる下端部分に軸枢支孔14が
角パイプを水平方向に貫通して設けられている。また、
パイプ支持梁12は支柱11と同様の角パイプからなり、水
平姿勢で前後支柱11間に配設され、両端部がこれら支柱
対向側面の軸枢支孔14と台脚13との中間高さ部位に溶接
によって固着、連結されている。また、パイプ支持梁12
はパイプPの積載荷重に十分耐えるものでなければなら
ないため、該パイプ支持梁12と支柱11とに亘る外端面部
分にそれぞれ三角形状の補強プレート15を溶接してあ
る。尚、前記支柱枠体1の支柱11及びパイプ支持梁12を
構成する角パイプとしては、厚さ 2.3mm、縦横50mm×50
mmのものが適当であり、支柱11並びにパイプ支持梁12は
共に 800mm程度に截断され、従って支柱枠体1の前後幅
は 900mm程度となるものである。
【0020】前記各水平梁部材2は図3に示すように、
積載しようとするパイプの長さ寸法よりもやや短く截断
されたアングル鋼材からなり、このアングル鋼材の一面
が外側となり、他面が上側となる水平姿勢で左右支柱枠
体1間のパイプ支持梁12と同一高さ位置に配設されるも
のであって、その両端部中央にはそれぞれ支柱11の端面
を支持する鋼板片からなるストッパー壁部21が溶接によ
り上壁部下面に垂設されている。
【0021】尚、水平梁部材2を構成するアングル鋼材
は支柱枠体1を構成する角パイプに対応させて、厚さ 4
mm、縦横50mm×50mmのものが好適に使用される。また、
これらの水平梁部材2は図4に示すように、その下面が
パイプ支持梁12の上面よりも若干(10mm程度)高くなるよ
うに配設して、パイプ支持梁12との間に段差Dが付いた
形としてもよい。
【0022】前記ジョイント金具3は鋼板等の金属平板
を打ち抜き成形し、更に、一部に曲げ加工を施してなる
もので、前記水平梁部材2の両端部外側面には下半一端
部が溶接され、これによって該水平梁部材2の上外方及
び水平外方に突出する状態で一体に固着されている。即
ち、このジョイント金具3は図5及び図6に示すよう
に、水平梁部材2の上外方に突出している略中央部上方
寄り位置に前記各支柱11の軸枢支孔14に対応する軸孔31
を前後厚さ方向に貫設してあると共に、水平梁部材2の
水平外方に突出している端部に吊上用フック部32を形成
してあり、更に、該吊上用フック部32の略真上となる金
具上縁34から後方に延びるストッパー片33を折り曲げ形
成してなるものである。
【0023】前記吊上用フック部32はワイヤ掛けに用い
られるもので、下方に開放する円弧状の切欠部32a の開
放下端部から両側へ拡開する傾斜案内面32b、32cを延出
してなる板フック形状を呈するものである。また、スト
ッパー片33は内端辺が金具上縁34に対して直角な台形状
小片であって、支柱11の外端面を支持して支柱枠体1の
外方への倒伏を規制するものである。
【0024】上記のように構成された左右の支柱枠体1
と前後の水平梁部材2は、水平梁部材2の両端部外面に
取付けられたジョイント金具3の軸孔31と、支柱枠体1
の各支柱11に設けられた軸枢支孔14間に亘ってそれぞれ
先端側に雄ねじ部41a が刻設された回動枢支軸41を挿通
し、その支柱対向側面側に突出した雄ねじ部41a にナッ
ト41b を螺着することにより、左右の支柱枠体1を前後
の水平梁部材2に各前後一対の回動枢支軸41を支点とし
て起立、倒伏自在に連結されるものである。
【0025】尚、この場合、各支柱11に設けられた軸枢
支孔14の対向側面側開口部周囲部分16をナット41b の厚
さ分または回動枢支軸41の頭部厚さ分程度凹入変形させ
ることにより、ナット41b または回動枢支軸41の突出雄
ねじ部41a がパイプ支持梁12間に積載されたパイプ周面
に干渉することが避けられ、前後支柱11間のパイプ積載
空間を無駄なく有効に利用できると共に、回動枢支軸41
の先端部と対向配置されたパイプPの周面を傷つける虞
れもなくすことができる。41cはワッシャである。
【0026】また図7及び図8に示すように、ジョイン
ト金具3は回動枢支軸41回りに支柱11を倒伏させたと
き、その支柱11の上面よりも若干高さH(10mm程度)突出
するように構成してあり、これによって整理棚を折畳み
状態で多段に積み重ねたとき、上段の水平梁部材2に重
ねられた各支柱11がジョイント金具3の突出上縁34に前
後方向への動きを規制されるので、搬送時における荷崩
れが防止されて好都合である。
【0027】5は帯状金属薄板からなる引張部材であっ
て、支柱枠体1の前後支柱外端面間隔と略同一長さを有
する架設部51の両側に連続して、各支柱11の外周部分を
抱持状に係合するコ字形状の係合部52を折り曲げ形成し
てなり、各支柱枠体1の前後支柱11の適宜中間高さ位置
間に係脱自在に架着されて、前後支柱11の内方への傾倒
を規制するものである。尚、この引張部材5と併用して
前記各支柱11の上端部近傍に引掛孔17を穿設し、これら
引掛孔17間に引掛棒を架着するようにしてもよい。
【0028】上記のように構成された本実施例のパイプ
P整理棚をトラック等の荷台に積載して搬送するとき
は、図8に示すように、左右の支柱枠体1を倒伏させて
水平梁部材2の上面に重ね合わせた嵩低い折畳み状態と
して、荷台上において多数の棚を多段に積み重ねるもの
である。このとき、下段の整理棚の倒伏した支柱11上に
上段の整理棚の水平梁部材2が重なり合うことになる
が、この折畳み状態では、支柱11の軸枢支孔14よりも下
部側が水平梁部材2の端部よりも外方に突出する状態と
なり、且つ、水平梁部材2の端部がジョイント金具3の
内端部と前後に隣接する状態となる。従って、各整理棚
の長さ方向の両端部を上下方向に揃えた状態で積み重ね
ることにより、上段の水平梁部材2の両端部は下段のジ
ョイント金具3の突出上縁34と近接対向して前後方向へ
の移動を規制されるので、安定した積載状態が得られる
ものである。
【0029】次に資材置場や倉庫等において、左右の支
柱枠体1を折畳み状態から回動枢支軸41回りに回動させ
て起立させると、支柱枠体1の各支柱11が略直立したと
ころで、その内外両端面がジョイント金具3のストッパ
ー片33及び水平梁部材2のストッパー壁部21に係止さ
れ、外側への倒伏が阻止されて安定直立状態を保持し、
これら四隅の支柱11間にパイプ積載空間が形成されるも
のである。このパイプ積載空間内にパイプPを積み重ね
る場合、最下層のパイプ群はその長さ方向の両端部が支
柱枠体1のパイプ支持梁12上面に載る橋架状態で前後に
並列配置されるものであり、この最下層のパイプ群上に
順次パイプPを同方向に積載することにより、各層の前
後端に位置するパイプPは、両端側周面を支柱枠体1の
各支柱11内側面に支持されて、荷崩れの生じない安定し
た状態で積載、保管されるものである。
【0030】また、複数個の整理棚を上下に多段に積み
重ねて使用するときは、ジョイント金具3に一体に設け
た吊上用フック部32にワイヤ等を掛けて吊り上げ、各支
柱11下端部の台脚13をそれぞれ、その直下に位置させた
下段側の整理棚の各支柱11上端部に嵌め込む。この吊り
上げの際、仮にジョイント金具3と水平梁部材2との溶
接個所が外れたとしても、ジョイント金具3のストッパ
ー片33が支柱枠体1の各支柱11の外端面と係止状態にあ
るため、ジョイント金具3が回動して吊上用フック部32
からワイヤが外れる危険性が可及的に防止されるもので
ある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の建築用パ
イプ整理棚は、平行に対向配置した前後一対の支柱の下
端部間をパイプ支持梁を介して一体に連結すると共に各
支柱の下端部近傍に軸枢支孔を前後方向に形成してなる
左右一対の支柱枠体を設け、これら支柱枠体間にパイプ
長よりやや短く形成された前後一対の水平梁部材を設け
て、これら水平梁部材の両端部外側面にそれぞれ平板状
のジョイント金具を上外方及び水平外方に突出する状態
で一体に固着し、更に、各ジョイント金具の上外方突出
部の前後厚さ方向に貫設した軸孔と前記各支柱に設けた
軸枢支孔間に亘ってそれぞれ締付け可能な回動枢支軸を
挿着して、前記各支柱枠体を前後水平梁部材に各対の回
動枢支軸を支点として起立、倒伏自在に連結する一方、
前記各ジョイント金具の水平外方突出部に吊上用フック
部を形成すると共に、このフック部の略真上となる金具
上縁から後方に前記支柱の外端面を支持するストッパー
片を設け、更に、前記水平梁部材の左右端部にそれぞれ
前記支柱端面を支持するストッパー壁部を設けて、これ
らストッパー片とストッパー壁部とにより支柱枠体の外
方への倒伏を両側から規制するように構成したものであ
るから、搬送時や不使用時には左右の支柱枠体を倒伏さ
せて水平梁部材の上面に重ね合わせた嵩低い折畳み状態
として多数の棚を積み重ね状態で荷台に積載でき、ま
た、資材置場や倉庫等において、左右の支柱枠体を回動
枢支軸回りに回動させて起立させ、回動枢支軸を締め付
けることによって、支柱枠体の各支柱はその内外両端面
をジョイント金具のストッパー片及び水平梁部材両端の
ストッパー壁部に係止され、外側への倒伏を阻止されて
直立状態を保持し、支柱枠体の支持梁上面間に橋架状態
で積み重ねた多数本のパイプを四隅の支柱内面に支持さ
せることができる。
【0032】従って、従来の支柱と水平梁部材及びパイ
プ支持梁相互の結合部を全て溶接して一体に組み立てた
整理棚とは異なり、搬送時や不使用時の保管の際に多数
の棚を荷崩れの生じにくい安全な状態で上下多段に積み
重ねることができるので、搬送コストを低減でき、保管
スペースを極力、縮減できる。また、予め製造現場で組
み立てて、設置現場では支柱枠体を立てて回動枢支軸を
締め込むだけの簡単な作業で使用状態とすることができ
るので、従来の改善例に見られるような支柱枠体と水平
梁部材とを連結するための金具を取付けて行う組立作業
を設置現場で全く行わなくて済み、設置作業を迅速かつ
能率よく行うことができる。
【0033】更に、本発明建築用パイプ整理棚を多段に
積み重ねて設置する場合のように、吊り上げ作業を行う
ときは、ジョイント金具に一体に設けた吊上用フック部
にワイヤ等を掛けて実施することができ、そのとき仮
に、ジョイント金具が水平梁部材から離脱したとして
も、前記ストッパー片が支柱枠体の各支柱の外端面に当
接しているので、ジョイント金具と支柱枠体との回動枢
支軸回りの相対回動が阻止され、ジョイント金具の吊上
用フック部は水平梁部材に固着されていたときの姿勢に
保持されるものであり、従ってワイヤが該吊上用フック
部から離脱して棚が落下する危険もなく、安全性に富む
ものとなる。
【0034】請求項2によるときは、ジョイント金具の
上縁が倒伏姿勢の支柱上面よりも若干上方へ突出するよ
うに構成しているので、折畳んで積み重ねたときに上段
の水平梁部材に重ねられた各支柱がジョイント金具の突
出上縁に前後方向への動きを規制され、その結果、搬送
時における荷崩れが防止することができる。
【0035】請求項3の引張部材を支柱枠体の前後の支
柱間に係脱自在に架着することにより、該前後支柱の外
方への傾倒が規制されるので、万一の事故を防止できて
安全性をより確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図
【図2】側面図
【図3】要部縦断側面図
【図4】水平梁部材とパイプ支持梁の位置関係が異なる
変形例を示す要部縦断側面図
【図5】要部分解斜視図
【図6】支柱の起立状態を示す要部斜視図
【図7】折畳み状態を示す要部斜視図
【図8】折畳んで積み重ねた状態を示す正面図
【図9】従来例を示す斜視図
【図10】他の従来例を示す要部斜視図
【符号の説明】
1 支柱枠体 2 水平梁部材 3 ジョイント金具 5 引張部材 11 支柱 12 パイプ支持梁 14 軸枢支孔 21 ストッパー壁部 31 軸孔 32 吊上用フック部 33 ストッパー片 34 金具上縁 41 回動枢支軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に対向配置した前後一対の支柱の下
    端部間をパイプ支持梁を介して一体に連結すると共に各
    支柱の下端部近傍に軸枢支孔を前後方向に形成してなる
    左右一対の支柱枠体を設け、これら支柱枠体間にパイプ
    長よりやや短く形成された前後一対の水平梁部材を設け
    て、これら水平梁部材の両端部外側面にそれぞれ平板状
    のジョイント金具を上外方及び水平外方に突出する状態
    で一体に固着し、更に、各ジョイント金具の上外方突出
    部の前後厚さ方向に貫設した軸孔と前記各支柱に設けた
    軸枢支孔間に亘ってそれぞれ締付け可能な回動枢支軸を
    挿着して、前記各支柱枠体を前後水平梁部材に各対の回
    動枢支軸を支点として起立、倒伏自在に連結する一方、
    前記各ジョイント金具の水平外方突出部に吊上用フック
    部を形成すると共に、このフック部の略真上となる金具
    上縁から後方に前記支柱の外端面を支持するストッパー
    片を設け、更に、前記水平梁部材の左右端部にそれぞれ
    前記支柱端面を支持するストッパー壁部を設けて、これ
    らストッパー片とストッパー壁部とにより支柱枠体の外
    方への倒伏を両側から規制するように構成してあること
    を特徴とする建築用パイプ整理棚。
  2. 【請求項2】 ジョイント金具の上縁が倒伏姿勢の支柱
    上面よりも若干上方へ突出するように構成されている請
    求項1の建築用パイプ整理棚。
  3. 【請求項3】 支柱枠体の前後支柱間に係脱自在に架着
    されて、これら前後支柱の内方への傾倒を規制する引張
    部材が設けてある請求項1の建築用パイプ整理棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101221356B1 (ko) * 2010-01-15 2013-01-11 오서연 가변선반책상
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