JPH0541791Y2 - - Google Patents

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JPH0541791Y2
JPH0541791Y2 JP1986140371U JP14037186U JPH0541791Y2 JP H0541791 Y2 JPH0541791 Y2 JP H0541791Y2 JP 1986140371 U JP1986140371 U JP 1986140371U JP 14037186 U JP14037186 U JP 14037186U JP H0541791 Y2 JPH0541791 Y2 JP H0541791Y2
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JP
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piston
needle valve
air
piston chamber
gun
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JP1986140371U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は低圧駆動されるエアピストンにてニー
ドル弁の開閉を行う自動スプレーガンに関するも
のである。
<従来の技術> 従来、自動ガンには、吹付用空気と作動用空気
とを別々に導入するよう構成し、吹付用の空気圧
力の調整、変化に関係なく作動用空気圧を一定の
圧力として安定した作動を行なうようにしたもの
がある。しかし、この場合、2本の空気ホースを
夫々ガンに接続する必要があり、接続部からくる
ガンの構造が大形化し、且つ接続ホースによる重
量アツプ、操作上の障害等の自動塗装におけるガ
ンの駆動制御の上で大きな制約を受ける。
また、引金操作によるハンドガンは、手指の疲
労等の問題でエアピストンによるニードル弁の作
動を行なう方式のスプレーガンが最近多く使われ
るに至つて来た。このようなスプレーガンにおい
てはやはり小形軽量化が望ましい。
これに対し、吹付と作動の空気を兼用するスプ
レーガンの場合、空気を遮断した時ニードル弁を
素速く閉じないとスピツト(粗い粒子)が出て塗
装面を汚すこととなる。従つて、吹付空気残圧が
残つているうちにニードル弁を極力早く閉じるこ
とが必要である。そのため、ピストン後部に設け
るバネ力は一定値以下には下げらえず、結果とし
てピストン径を大きくして作動時(開き時)に、
バネに打ち勝つようにしている。
このようなピストンを利用してニードル弁開閉
を行なう装置に於いて、バネの設定荷重が一定の
時、その作動空気圧力はピストン受圧面積に関係
し、ピストン径を大とすれば作動圧力は低圧で済
む。このようなピストン方式は自動ガンに使うケ
ースが多く、自動ガンの場合はハンドガンに対し
シリンダーサイズはそれ程制約を受けないため、
ピストン径を大きくして低圧作動を得るようにし
ている。
<考案が解決しようとする問題点> しかし、自動ガンも塗装ロボツト等精密な作動
装置に組込まれる場合、本体はなるべく小型軽量
で、吹付作動圧力は低圧可能タイプが良いが、ピ
ストン径を大とすると本体サイズが大型化し、重
量が嵩み、逆にピストン径を小とすると作動圧力
も上り、吹き始めの応答性もマイナス要因とな
る。また、バネの設定荷重を下げると、ピストン
がパツキン抵抗等に影響され作動不良を招いた
り、スピツト発生の原因となる等の問題点を有す
る。
本考案は上記事情に鑑み、ピストンを主、副の
ダブルピストンとし、小型軽量で、且つ吹付作動
圧力を低くした自動スプレーガンを提供すること
を目的としたものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、先端部に設けた塗料ノズル口に対し
て進退し開閉作動するニードル弁を、後部に配し
たエアピストンにより作動させるようにした自動
スプレーガンにおいて、ニードル弁の後部に主駆
動ピストンとなる第1ピストンと副ピストンとな
る第2ピストンを同軸上に嵌挿し、夫々のピスト
ンは各々気密に仕切られた第1ピストン室及び第
2ピストン室に挿入し、且つ夫々のピストン室の
前部は空気駆動源と連通し、後部には抜気孔を設
けると共に、各々のピストンの後方にバネを配
し、前記ニードル弁には夫々ピストンの後退に伴
つて該ニードル弁が後退するよう係止部を設けた
ものである。
<作用> 上記のような構成のため、吹付作動空気路より
流入した空気は単一のニードル弁の同一軸線上の
前後位置に配した主ピストンの第1ピストンと副
ピストンの第2ピストンに分岐流入するので、
各々のシリンダー径を大きくすることなく受圧面
積を増加し得る、この増加面積分に相当して低圧
作動が可能となる。第2ピストンの力を伝達させ
るため第2ピストン室と第1ピストン室間は空気
シール及び抜気孔を有し、また駆動空気回路を同
一系統とすることで第1、第2ピストンを同時に
連動させ得るものである。
<実施例> 以下、本考案を実施例の図面に基づいて詳述す
れば、次の通りである。
1はガン本体2の中央に挿通したニードル弁
で、ガン先端部の塗料ノズル3にその先端部が進
退自在に臨んでおり、ニードル弁1の後端部には
主ピストンとなる第1ピストン4と副ピストンと
なる第2ピストン5が同一軸上に設けられてい
る。この第1ピストン4と第2ピストン5は各々
気密に仕切られた第1ピストン室6と第2ピスト
ン室7に挿入され、且つ該第1ピストン室6と第
2ピストン室7の前部にはガン本体2の基端に配
す空気用ジヨイント18に臨む吹付作動用の空気
通路8に連通し、該第1ピストン室6と第2ピス
トン室7の後端には抜気孔9,10を設けてな
り、しかも、第1ピストン4と第2ピストン5の
後部にはバネ11,12が設けられている。ま
た、前記ニードル弁1の後端に係止部13を取付
け、該係止部13と第1ピストン4間にニードル
弁バネ14を介在挿入する。15は第1ピストン
4の後面に接する調整撮み、16は第1ピストン
4の前面に位置するピストンガイド、17は第2
ピストン5の前面に位置しニードル弁1が挿入さ
れるパツキンガイド、19はガイ本体2の前方下
部に取付けられ塗料ノズル3に連通する塗料ジヨ
イント、20はガン本体2の先端面に備えた空気
キヤツプである。
次に、作用を説明すると、ガン本体2の基部の
空気用ジヨイント18より圧縮空気、即ち吹付空
気を兼ねるピストン作動空気が吹付作動用の空気
回路8に導入されると、主ピストンとなる第1ピ
ストン4が受圧されてバネ11に抗して後方に引
かれる。一方、これと同時に同一の空気通路8に
臨む副ピストンとなる第2ピストン5バネ12に
抗して後方に引かれ、該第1ピストン4と第2ピ
ストン5の合計受圧面積分の力でバネ11,12
を押込み、該バネ11,12の設定荷重との差が
ニードル弁1の移動代となる。
実施例では、ガン本体2の後方からの分解組立
が可能となるよう第2ピストン5を第1ピストン
4の径より小径としている。勿論、第1ピストン
4と第2ピストン5は連動するが、ニードル弁1
と第1ピストン4及び第2ピストン5は一体構造
ではない。尚、吹き始めは、ピストンの後退によ
つてニードル弁1の係止部13と第1ピストン4
とが当接するまでの、空動距離lによつて吹き始
め時のスピツトは防止される(第2図参照)。
次に、実施例のテスト結果を示せば、次のと通
りである。
第1ピストンのみ最低作動圧2.4Kg/cm2面積
増加率37%UPに対し、第2ピストン追加で、
最低作動圧力1.6Kg/cm2、低圧比率33%を得た。
スプレーON時の吹付応答性(電源ONから
塗料が出るまでの時間)において、第1ピスト
ンのみの場合、0.173secで、第2ピストン追加
の場合0.11secとなり、合計36.4%UPを得た。
<考案の効果> 上述の様に本考案の自動スプレーガンは、ニー
ドル弁の同一軸線上に第1ピストンと第2ピスト
ンを配し、且つ両ピストンを収容する各ピストン
室に抜気孔を設けると共に、第1ピストンと第2
ピストンの吹付作動用の空気回路を連通させる構
成としたことによりピストン径を大きくせずに受
圧面積の増加が得られ、従つて、ピストン径の小
形化とニードル弁の低圧作動化が同時に可能とな
る。
又、吹き初めは、第2ピストンの後退によつて
ニードル弁の係止部と第1ピストンが当接するま
での空動距離があるために吹き始めのスピツトが
防止できる。更に、スプレーON時の、吹付応答
性において、第1、第2ピストンよりなるダブル
ピストンタイプは主ピストンのみの場合に比べ、
応答時間が短かくなり自動スプレーガンとして有
効である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
要部縦断側面図、第2図はニードル弁の係止部と
第1ピストンとの関係を示す説明図である。 1……ニードル弁、2……ガン本体、3……塗
料ノズル、4……第1ピストン、5……第2ピス
トン、6……第1ピストン室、7……第2ピスト
ン室、8……空気通路、9,10……抜気孔、1
1,12……バネ、13……係止部、14……ニ
ードル弁バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガン本体2の先端部に設けた塗料ノズル3の噴
    出口に対して進退し開閉作動するニードル弁1
    を、ガン本体2の後部に配したエアピストンによ
    り作動させる自動スプレーガンにおいて、ニード
    ル弁1の後部に第1ピストン4と第2ピストン5
    を背面にバネ11,12を夫々介在して同一軸上
    に取付け、夫々のピストン4,5及びバネ11,
    12は夫々気密に仕切られた第1ピストン室6と
    第2ピストン室7に挿入され、且つ夫々のピスト
    ン室6,7の前部は吹付作動用の空気通路8に連
    通し、夫々のピストン室6,7の後部には抜気孔
    9,10が設けられると共に、前記ニードル弁1
    の後端部には係止部13が設けられ、該係止部1
    3と前記第1ピストン4間にニードル弁バネ14
    が介装された自動スプレーガン。
JP1986140371U 1986-09-12 1986-09-12 Expired - Lifetime JPH0541791Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6346957U JPS6346957U (ja) 1988-03-30
JPH0541791Y2 true JPH0541791Y2 (ja) 1993-10-21

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ID=31047158

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5217489U (ja) * 1975-07-25 1977-02-07

Patent Citations (1)

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JPS5217489U (ja) * 1975-07-25 1977-02-07

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JPS6346957U (ja) 1988-03-30

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