JPH061245Y2 - 2頭式自動スプレ−ガン - Google Patents

2頭式自動スプレ−ガン

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JPH061245Y2
JPH061245Y2 JP1987035455U JP3545587U JPH061245Y2 JP H061245 Y2 JPH061245 Y2 JP H061245Y2 JP 1987035455 U JP1987035455 U JP 1987035455U JP 3545587 U JP3545587 U JP 3545587U JP H061245 Y2 JPH061245 Y2 JP H061245Y2
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JP
Japan
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air
paint
spray gun
passages
valve
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JP1987035455U
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JPS63144862U (ja
Inventor
富雄 田島
Original Assignee
岩田塗装機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は塗装作業を自動機械あるいは塗装ロボットによ
って操作するために使用される自動スプレーガンに関す
るもので、特に操作側の自動機械等が不足する機能を補
完し、より能率的に作業が可能ならしめる自動スプレー
ガンとして利用される。
[従来の技術] 通常塗装用スプレーガンにおいては、塗料を噴霧するた
めに、空気キヤツプと塗料ノズルから構成される霧化装
置は、スプレーガン本体1丁に対し、1個である。よっ
て、機械に取り付けて塗装する際、別の機能を有する霧
化装置が必要であれば、スプレーガン本体を何丁が設置
するのが一般的である。したがってそれぞれの霧化装置
は各々のガン本体によって駆動操作されている。
また、スプレーガンとしてスプレーガン本体を設けず
に、特殊に霧化装置のみを2個あるいは3個設けた自動
スプレーガンも存在するが、これらは同時に異種の塗装
材料を噴射して混合し塗装する、いわゆる多液塗料用の
スプレーガンであって塗料供給口と、吹付空気口をそれ
ぞれ有しており、同じ塗料を噴霧するため2つの霧化装
置を設けたものはない。
塗装用ロボットにおいて自動スプレーガンを使用する場
合、通常、自動スプレーガンのスプレーパタンは楕円も
しくは長円形であり、スプレーガンの移動は1つの往復
方向に制限され、これと直角方向に移動させる場合は、
塗装用ロボットによってスプレーガンの向きを90°変
更する必要がある。しかしそのためには塗装用ロボット
に別の動作機能を追加することになり、塗装用ロボット
装置の複雑化のみならず価格の大幅な増加をきたすこと
になる。従って、従来はスプレーガンの噴霧パタンの向
きが、それぞれ直交する2つの自動スプレーガン本体を
塗装ロボットに設置し、必要によりいずれかのスプレー
ガン本体の霧化装置から噴霧する方法がとられている
(特公昭61−3540)。また、別の例によればスプ
レーガンに予め異なる向きのパターンを形成するための
空気孔を2組設けておき、そのいずれか一方の組の空気
孔から圧縮空気を噴出することによって噴霧パタンの向
きを変える方法がとられている。
[考案が解決しようとする問題点] 自動スプレーガンを回転させる機能をもたない簡易形の
ロボットや、単純動作機能の自動機を用いて多機能塗装
を行うためには、前述の如き、多数の自動スプレーガン
を必要としたり、予め異なる噴霧パターンが得られるス
プレーガンを噴霧制御することが必要であるが、前者は
設置スペースが大きくなり、重量も重くなる他、塗料や
空気ホースが多くなり動作に制限をうけることになり、
後者の場合、パタンを制御する空気キヤツプにおいて空
気の一方を使用した時、他方の空気孔を設けた側に塗料
が広がり噴霧されるため、塗料が付着してしまい噴霧に
支障をきたすことが大きく、実際の使用に多くの問題が
残っている。
これらの問題をそれぞれ解決し、塗装ロボットあるいは
自動塗装機に設けることにより、高機能化することがで
きる自動スプレーガンを提供することが本考案の目的で
ある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、従来の2つのスプレーガンが必要であったも
のを1つのスプレーガンにまとめたもので、1つのスプ
レーガン本体と、該1つのスプレーガン本体の先端に、
空気キヤツプと塗料ノズルとから構成される霧化装置を
2つとりつけるとともに、前記1つのスプレーガン本体
に、前記霧化装置の空気キヤツプの空気孔とそれぞれ独
立して連通する2つの吹付空気通路と、前記霧化装置の
塗料ノズル内の塗料通路とそれぞれ独立して連通する2
つの塗料連絡通路とを設け、さらに、前記2つの吹付空
気通路の後方を連通させて1つの吹付空気導入口とを形
成するとともに、前記2つの吹付空気通路にそれぞれ弁
座を設け、該弁座をそれぞれ開閉する空気弁と、該空気
弁の後方に、該空気弁をそれぞれ開閉作動させる2つの
独立したピストン室と、該2つの独立したピストン室に
は、前記空気弁と一体のエアピストンを該空気弁の後部
に形成するとともに、前記2つの独立したピストン室に
それぞれ作動空気供給口とを設け、さらに、前記2つの
塗料連絡通路の後方を連通させて1つの塗料導入口を設
けたものである。
[作用] 従って、噴霧のための塗料と該塗料霧化用の吹付空気は
共通のものとして常に同条件で供給され、作動に当り必
要な霧化装置を作動させる側に作動空気を供給すればそ
の霧化装置が働くことになる。霧化装置は、空気キヤツ
プそれぞれ縦方向と横方向にセットしておいて吹付方向
の機能を拡大する他、異るパタンの設定、同パタンによ
る同時吹付による塗装効率の向上などにも応用できる。
[実施例] 図面は本考案の1実施例を示し、第1図は斜視図、第2
図は平面図、第3図は第2図のA−A断面図を表してい
る。
スプレーガン本体1は、先端に空気キヤツプ2、3、塗
料ノズル4、5をそれぞれ備えた2つの霧化装置を設け
ている。これらの霧化装置には塗料ノズル4、5より噴
出する塗料を制御するニードル弁6、7が設けられ、該
ニードル弁6、7は後部のエアピストン8、9に係合さ
れ、作動空気の導入排出によって開閉される。作動空気
は作動空気供給口10、11がそれぞれの霧化装置を別
々に噴霧制御するため、それぞれ別個にピストン室1
2、13を設けている。また、第3図で示された断面図
でわかるようにその他の構成、ニードル弁パッキン2
3、24、パタン調節装置25、26、空気弁27、2
8、塗料調節ツマミ29、30、バネ31、32等を備
えているがこれらは従来の自動スプレーガンと同じ構造
を有するものであり、詳細は省略する。今、霧化装置の
空気キヤツプ2は、横パタンの位置に、空気キヤツプ3
は縦パタンの位置にそれぞれセットしておく。又、各々
の霧化装置へは、それぞれ共通の1つからなる塗料導入
口15と、1つからなる吹付空気導入口16から、それ
ぞれ、塗料、圧縮空気が供給されるようになっている。
これらは、前記それぞれの霧化装置に分岐供給される。
即ち、塗料は1つからなる塗料導入口15より独立して
連通する塗料連絡通路17、18通り、2つの塗料ノズ
ル4、5の内部に形成された塗料通路19、20に送ら
れる。また、1つからなる吹付空気導入口16より独立
して連通する吹付空気通路21、22を通り、該吹付空
気通路21、22の途中に設けられた弁座33、34が
解放されたときに、2つの空気キヤツプ2、3にそれぞ
れ形成された空気孔2a、2bと3a、3bに送り込ま
れるようになっている。
従って、1つからなる塗料導入口15及び1つからなる
吹付空気導入口16にそれぞれ塗料ホース(図示せず)
及び吹付空気ホース(図示せず)を接続し、自動スプレ
ーガンに塗料および圧縮空気を送り込んだ状態にて、作
動空気として、一方の作動空気供給孔10に吹付空気ホ
ースと圧縮空気源との間にとりつけられた電磁弁等を通
して圧縮空気を導入すれば、ピストン室12内に配設さ
れたエアピストン8が作動するとともに、該エアピスト
ン8と一体の空気弁を弁座33から解放する。よって、
弁座33の直前まで到達していた吹付空気はキヤツプ2
へ進み、空気キヤツプ2の空気孔より圧縮空気を噴射す
る。更に前記空気弁27の後退によってニードル弁6が
後方へ引かれると、塗料ノズル4を開放し塗料通路19
に到達していた塗料は、塗料ノズル4より噴出されて一
方の霧化装置2、4から横パタンの噴霧が行われる構成
となっている。尚、他方の霧化装置から噴霧を行わせる
場合は、他方の作動空気供給11に圧縮空気を導入する
ことによって同様に他方の霧化装置から縦パタンの噴霧
が行われる構成となっている。又、パタン調節装置2
5、26を一方が大きなパタン、他方が小さなパタンと
なるように調節しておき、作動空気供給口10、11に
圧縮空気を供給することを別々に制御すれば、必要に応
じて、大きなパタン、小さなパタンで噴霧できる構成と
なっている。
[考案の効果] 以上の構成に示すように本考案は1つのスプレーガン本
体で2つの独立する霧化装置の機能を持ち得ることがで
きるようにしたので、2つのスプレーガンを併設するの
に比べ、小形化、軽量化ができ、かつ、塗料導入口、吹
付空気導入口をそれぞれ一つに構成したもので、噴霧に
必要な塗料ホース、吹付空気ホースも1本づつで良いこ
とになるため、噴霧装置部が全体としてコンパクトにま
とまり、塗装ロボット等の運転動作が極めて楽になって
作業のスピードアツプがはかれる。
特に、高機能を持ち合わせていない塗装ロボットや自動
塗装装置に用いての実用効果に大きいものがある。すな
わち縦パタン、横パタンの使い分けが、スプレーガン本
体を回転せずに行うことができる他、大小パタンの使い
分けにも適用がはかれ、2つの霧化装置の同時使用によ
る塗装装置効率アツプも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す斜視図、第2図は同じ
く平面図、第3図は第2図のA−A断面図である。 1…スプレーガン本体 2、3…空気キヤツプ 4、5…塗料ノズル 6、7…ニードル弁 8、9…エアピストン 10、11…作動空気供給口 12、13…ピストン室 15…塗料導入口 16…吹付空気導入口 27、28…空気弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つのスプレーガン本体と、該1つのスプ
    レーガン本体の先端に、空気キヤツプと塗料ノズルとか
    ら構成される霧化装置を2つとりつけるとともに、前記
    1つのスプレーガン本体に、前記霧化装置の空気キヤツ
    プの空気孔とそれぞれ独立して連通する2つの吹付空気
    通路と、前記霧化装置の塗料ノズル内の塗料通路とそれ
    ぞれ独立して連通する2つの塗料連絡通路とを設け、さ
    らに、前記2つの吹付空気通路の後方を連通させて1つ
    の吹付空気導入口とを形成するとともに、前記2つの吹
    付空気通路にそれぞれ弁座を設け、該弁座をそれぞれ開
    閉する空気弁と、該空気弁の後方に、該空気弁をそれぞ
    れ開閉作動させる2つの独立したピストン室と、該2つ
    の独立したピストン室には、前記空気弁と一体のエアピ
    ストンを該空気弁の後部に形成するとともに、前記2つ
    の独立したピストン室にそれぞれ作動空気供給口とを設
    け、さらに、前記2つの塗料連絡通路の後方を連通させ
    て1つの塗料導入口を形成したことを特徴とする2頭式
    自動スプレーガン。
JP1987035455U 1987-03-11 1987-03-11 2頭式自動スプレ−ガン Expired - Lifetime JPH061245Y2 (ja)

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JPS63144862U JPS63144862U (ja) 1988-09-22
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JPS5588861U (ja) * 1978-12-13 1980-06-19

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