JPH0541314Y2 - - Google Patents

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JPH0541314Y2
JPH0541314Y2 JP4885188U JP4885188U JPH0541314Y2 JP H0541314 Y2 JPH0541314 Y2 JP H0541314Y2 JP 4885188 U JP4885188 U JP 4885188U JP 4885188 U JP4885188 U JP 4885188U JP H0541314 Y2 JPH0541314 Y2 JP H0541314Y2
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air conditioner
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は空調機の給気、排出口に取り付けら
れて、火災発生時には給気、排出口を閉鎖して防
火を図る防煙防火のためのダンパに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、防火用のダンパとして第6図に示すよう
な外壁1と空調機2との間に空間3を設けるとと
もに、外壁1の空気排出孔4と空調機2の排出口
5との間に前記空間3を利用してダクト6を設
け、このダクト6内にダンパ羽根7を回動可能に
軸支し、このダンパ羽根7の端部片側に取り付け
た温度感知係止部材8をダクト6の側壁内部に設
けた係止突片9に係止させ、係止部材8の火災時
の温度感知により係止部材8を突片9から解除
し、ダンパ羽根7の回動によりダクト6内を閉鎖
するものが知られている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記従来のダクト6によると、省ス
ペースの見地から空調機2と外壁1との間の空間
3をできるだけ狭くしていた。そのためダクト6
内の係止部材8の交換や調節、あるいはダンパ7
の手動回動等に際し、ダクト6の横方向あるいは
上方向から狭い空間3に手を差し込み、かつダク
ト6上部の点検口10を開き、上記操作をする必
要があり、作業が極めてやりにくいという問題が
あつた。
また、温度を感知する係止部材8が空調機2と
の間に距離があるとともに係止部材8がダンパ羽
根7の端部の片側に取り付けられているために、
温度上昇した煙等がダクト6を通過しても、係止
部材8の温度に対する感知にむらがあるととも
に、ある程度温度が上がらないと感知しない場合
があり、ダンパの開閉信頼度に問題があつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
係止部材の交換等の操作がやりやすいとともに、
省スペースも図られ、かつ係止部材の温度感知も
確実な防煙防火ダンパを提供するものである。
[課題を解決するための手段] この考案に係る防煙防火ダンパは、空調機の給
気、排出口内に取り付けられる係止部材と、前記
給気、排出口内に回動自在に取り付けられるダン
パ羽根とからなり、前記ダンパ羽根は平常時には
その後端部を前記係止部材に係止されその先端部
を跳ね上げられて前記給気、排出口を開放し、火
災時には前記係止部材の温度感知による係止解除
によりその後端部の係止を解除されて前記空調機
の給気、排出口を閉鎖する構成としたものであ
る。
[実施例] 以下この考案に係る防煙防火ダンパ(以下単に
ダンパという)の実施例について図面を参照しな
がら説明する。第1図はこの実施例に係るダンパ
を空調機に取り付けた状態を示す側面断面図、第
2図はダンパ羽根の取付状態を示す平面図であ
る。図中符号11は外壁12の内壁に沿つて配置
された空調機である。
前記空調機11には排出口13が形成されてお
り、この排出口13は外壁12に形成された排気
孔12aの大きさ及び位置に対応して形成されて
いる。
前記空調機11の排出口13には、ダンパ14
が取り付けられている。
前記ダンパ14は第1図及び第2図に示すよう
に空調機11の排出口13に対応する窓孔16を
有する取付枠15と、この取付枠15の窓孔16
の上部に形成され空調機11側へ折曲された平面
部15aに取り付けられた係止部材17と、前記
平面部15aの先端側に沿うようにして取付枠1
5の幅方向両側に後端部(第1図で右側)を回動
可能に取り付けられたダンパ羽根18とからなつ
ている。
ここで、前記ダンパ羽根18の取付状態につい
て説明すると、第3図に示すように前記取付枠1
5の平面部15aの両端部にはヒンジ15b,1
5bが設けられており、このヒンジ15b,15
bにはシヤフト19が回動自在に取り付けられて
いる。
また、前記シヤフト19には前記ダンパ羽根1
8がその後端側を固定して取り付けられており、
前記ダンパ羽根18は前記シヤフト19に巻着さ
れたスプリング20により閉鎖方向(第1図で矢
印イ)に付勢されている。
また、上記のようにして取り付けられたダンパ
羽根18の後端側中央部上面には第3図に示すよ
うにステー21が取り付けられている。
前記ステー21は平面視して略長方形状をな
し、ステー21の幅方向中央部には長手方向に長
溝状の2個のねじ孔22,22が直列状に形成さ
れている。そして、このステー21は前記ねじ孔
22,22にねじ23a,23bを挿通して前記
ダンパ羽根18に取り付けられている。
また、前記ステー21の後端部は前記取付枠1
5の平面部15aに取り付けられた係止部材17
に係止され、平常時は前記スプリング20の付勢
力に抗してその先端側を跳ね上げられており開状
態になつている。
ここで、前記係止部材17の構成について説明
する。
前記係止部材17は第4図に示すように外筒1
7a内に軸芯17bが移動可能に内装されてお
り、かつ前記軸17bの先端部は外筒17aの内
壁にはんだ17cにより溶着されており、所定温
度により前記はんだ17cが溶解して前記軸芯1
7bが外筒17a内を移動できるヒユーズとなつ
ている。
また、前記はんだ17cは火災発生時の初期段
階、すなわち煙が発生し充満する段階での温度で
は溶解しないが、その後の火炎が発生し排出口1
3に達するようになる初期の段階の温度では溶解
するように材料を選定してある。
また、前記軸芯17bの後端には軸芯17bの
径より大きい径を有する円形状の係止片17dが
設けられている。
そして、この係止片17dの下面には前記ダン
パ羽根18に取り付けられたステー21の後端部
が係止されている。
また、上記係止部材17はその先端部がダンパ
14の窓孔16の略中央部に位置するようにその
後端側をナツト24により前記取付枠15の平面
部15aに取り付けられている。
上記のように形成されたダンパ14は、空調機
11の上方に形成された排出口13にダンパ羽根
18が空調機11の内部に位置するようにしてそ
の取付枠15を取り付ける。この場合、空調機1
1の上面であつて係止部材17の位置上方に点検
口25を設けて置く。
次に、上記実施例に係るダンパの作用について
説明する。平常時にはダンパ羽根18は係止部材
17に係止されてダンパ羽根18の先端側は跳ね
上げられ窓孔16は開放されており、空調機11
の排出口13、外壁12の排気孔12aは外部と
通じている。
そして、火災発生時の最初の煙が充満する段階
では、空調機11を介して発生した煙が窓孔1
6、空調機11の排出口13及び外壁12の排気
孔12aを通じて外部へ排出される。
火災が進行し火炎が空調機11に達するような
事態になると窓孔16を通過する煙等が熱くな
る。この段階になると係止部材17のはんだ17
cが溶解し、軸芯17bが外筒17aと剥離し外
筒17a内を移動できるようになる。
上記の状態でダンパ羽根18を閉鎖方向へ付勢
していたスプリング20の付勢力によりステー2
1が係止部材17の係止片17dを上方(第1図
で矢印ロ)へ持ち上げることになり、ついにはス
テー21の後端部が係止片17dから解除され、
ダンパ羽根18の先端は閉鎖方向(第1図で矢印
イ)に移動し窓孔16を閉鎖する。
また、上記のようにして係止部材17の使用後
に係止部材17を交換したりステー21の係止具
合を調整したりする場合、空調機11の上面の点
検口25を開き上記操作を行う。
上記実施例のダンパによるとダンパ14を空調
機11の内部に取り付けられるので空調機11と
外壁12との間にダクトなどを設ける必要がな
く、室内の省スペース化が図れる。
また、係止部材17の交換やダンパ羽根18の
調整等の操作を行う場合に空調機11の上面の点
検口25から行うことができるので操作が極めて
やりやすい。
なお、上記実施例では係止部材17としてはん
だ17cの溶解温度を利用したヒユーズを用いた
が、第5図に示すように係止部材としてソレノイ
ド26を用い、ソレノイド26の軸芯26aの先
端を鉤状に形成し、ダンパ羽根18には、先端部
をピン27を介してダンパ羽根18に回動自在に
取り付けるとともに後端部に前記ソレノイド26
の先端と係止される突部28aを有し、かつ取付
枠15の平面部15aに取り付けた固定係止具2
9に係止させるための係止部28bを形成したス
テー28を取り付ける。
そして、前記ソレノイド26を火災発生時の煙
あるいは、火炎等の所定温度により電流が流れ作
動するように調整しておき、所定温度によりソレ
ノイド26を作動させ軸芯26aが吸引された場
合、その先端部でステー28の突部28aをばね
30に抗して引く(矢印ハ)とともに、係止部2
8bを固定係止具29から解除させ、ダンパ羽根
18を閉鎖方向へ移動させるようにしてもよい。
また、上記実施例においてはこの防煙防火ダン
パを空調機の排出口に適用した場合について説明
したが、給気口にも勿論適用することができるも
のである。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案に係るダンパは、
空調機の給気、排出口内に取り付けられる係止部
材と、前記給気、排出口内に回動自在に取り付け
られるダンパ羽根とからなり、前記ダンパ羽根は
平常時にはその後端部を前記係止部材に係止され
その先端部を跳ね上げられて前記給気、排出口を
開放しており、火災時には前記係止部材の温度感
知による係止解除によりその後端部の係止を解除
されて前記空調機の給気、排出口を閉鎖する構成
としたので、空調機を外壁内面に沿つて配置する
ことができ、室内の省スペース化が図れるととも
に、係止部材が空調機の内部に設けられるので温
度感知が確実である。
また、空調機の上面に点検口を設けると、係止
部材等の点検、交換等の操作がやりやすい。
また、係止部材を火災時の所定温度に調整する
ことにより煙発生時と火炎等の発生時により各別
にダンパ羽根の開閉を調節することができ火炎発
生時の適切な処置が自動的に採られるなどの効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案に係るダンパの
実施例を示すもので、第1図はこのダンパを空調
機に取り付けた状態を示す側面断面図、第2図は
このダンパの正面図、第3図はダンパ羽根の取付
状態を示す平面図、第4図は係止部材の断面図、
第5図は変形例を示す平面図、第6図は従来例を
示す側面断面図である。 11……空調機、13……排出口(給気口)、
14……防煙防火ダンパ、17,26……係止部
材、18……ダンパ羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調機の給気、排出口に取り付けられ、火災時
    には給気、排出口を閉鎖して防火を図る防煙防火
    ダンパであつて、前記ダンパは空調機の給気、排
    出口内に取り付けられる係止部材と、前記給気、
    排出口内に回動自在に取り付けられるダンパ羽根
    とからなり、前記ダンパ羽根は平常時にはその後
    端部を前記係止部材に係止されその先端部を跳ね
    上げられて前記給気、排出口を開放し、火災時に
    は前記係止部材の温度感知による係止解除により
    その後端部の係止を解除されて前記空調機の給
    気、排出口を閉鎖することを特徴とする防煙防火
    ダンパ。
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