JPH0541231A - 燃料電池 - Google Patents
燃料電池Info
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- JPH0541231A JPH0541231A JP3173557A JP17355791A JPH0541231A JP H0541231 A JPH0541231 A JP H0541231A JP 3173557 A JP3173557 A JP 3173557A JP 17355791 A JP17355791 A JP 17355791A JP H0541231 A JPH0541231 A JP H0541231A
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- Japan
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- cooling water
- water
- battery cooling
- cell
- fuel cell
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料電池における電池冷却水からの排熱回収
を、電池冷却水の温度あるいは圧力が一定になるように
しながら行う場合において、その排熱回収を安定に行え
るようにする。 【構成】 燃料電池の電池冷却水循環回路に使用される
気水分離器5内に上部を開口した仕切り板30を設け、
電池冷却水循環空間32とは分離された補給水供給空間
31を作る。気水分離器5への補給水は、一旦補給水供
給空間31に貯え、電池冷却水循環空間32の高温の電
池冷却水で加熱した後、仕切り板30上縁から電池冷却
水循環空間32に補給する。これにより、電池冷却水の
温度や圧力が低温の補給水により変動するのを抑制し、
電池冷却水からの排熱回収を安定にする。
を、電池冷却水の温度あるいは圧力が一定になるように
しながら行う場合において、その排熱回収を安定に行え
るようにする。 【構成】 燃料電池の電池冷却水循環回路に使用される
気水分離器5内に上部を開口した仕切り板30を設け、
電池冷却水循環空間32とは分離された補給水供給空間
31を作る。気水分離器5への補給水は、一旦補給水供
給空間31に貯え、電池冷却水循環空間32の高温の電
池冷却水で加熱した後、仕切り板30上縁から電池冷却
水循環空間32に補給する。これにより、電池冷却水の
温度や圧力が低温の補給水により変動するのを抑制し、
電池冷却水からの排熱回収を安定にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池の電池冷却水
の補給構造に関するもので、特に電池冷却水の温度ある
いは圧力が一定になるように電池冷却水を補給する燃料
電池に関するものである。
の補給構造に関するもので、特に電池冷却水の温度ある
いは圧力が一定になるように電池冷却水を補給する燃料
電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に基本的な燃料電池発電システムお
よび燃料電池発電システムからの排熱を利用した冷房シ
ステムの構成を示す。燃料電池発電システム1は主に、
改質器2、電池スタック3、電池冷却水配管4から構成
され、電池冷却水配管4には排熱回収用熱交換器6、気
水分離器5′が設けられている。気水分離器5′には水
位検出手段7が設けられると共に、改質用水蒸気供給管
8、電池冷却水補給管9、電池冷却水補給ポンプ10、
補給水タンク11が接続されている。水位検出手段7と
電池冷却水補給ポンプ10はオンオフコントローラ40
に信号伝送線33を介して接続されている。また燃料電
池発電システム1からの排熱を利用した冷房システムは
主に、吸収式冷凍機系統配管20、吸収式冷凍機21、
排熱回収用温水制御弁22から構成される。
よび燃料電池発電システムからの排熱を利用した冷房シ
ステムの構成を示す。燃料電池発電システム1は主に、
改質器2、電池スタック3、電池冷却水配管4から構成
され、電池冷却水配管4には排熱回収用熱交換器6、気
水分離器5′が設けられている。気水分離器5′には水
位検出手段7が設けられると共に、改質用水蒸気供給管
8、電池冷却水補給管9、電池冷却水補給ポンプ10、
補給水タンク11が接続されている。水位検出手段7と
電池冷却水補給ポンプ10はオンオフコントローラ40
に信号伝送線33を介して接続されている。また燃料電
池発電システム1からの排熱を利用した冷房システムは
主に、吸収式冷凍機系統配管20、吸収式冷凍機21、
排熱回収用温水制御弁22から構成される。
【0003】次に、この燃料電池発電システム1の電池
冷却水からの排熱回収方法および電池冷却水補給方法に
ついて説明する。燃料電池発電システム1の電池スタッ
ク3で発生した熱を奪った電池冷却水は排熱回収用熱交
換器6に導かれ、その熱を配管20を通る排熱回収用温
水に与えて吸収式冷凍機21に供給した後、気水分離器
5′に導かれ、都市ガス等の燃料を改質して水素を製造
する際に必要となる燃料改質用水蒸気を、改質用水蒸気
供給管8を通して改質器2へ供給する。燃料改質のため
に電池冷却水から失われた水蒸気分は、補給水タンク1
1から電池冷却水補給ポンプ10により気水分離器5′
に供給される。電池冷却水補給ポンプ10は気水分離器
5′の水位検出手段7が低水位を検出すると運転を開始
し、高水位を検出すると運転を停止する。
冷却水からの排熱回収方法および電池冷却水補給方法に
ついて説明する。燃料電池発電システム1の電池スタッ
ク3で発生した熱を奪った電池冷却水は排熱回収用熱交
換器6に導かれ、その熱を配管20を通る排熱回収用温
水に与えて吸収式冷凍機21に供給した後、気水分離器
5′に導かれ、都市ガス等の燃料を改質して水素を製造
する際に必要となる燃料改質用水蒸気を、改質用水蒸気
供給管8を通して改質器2へ供給する。燃料改質のため
に電池冷却水から失われた水蒸気分は、補給水タンク1
1から電池冷却水補給ポンプ10により気水分離器5′
に供給される。電池冷却水補給ポンプ10は気水分離器
5′の水位検出手段7が低水位を検出すると運転を開始
し、高水位を検出すると運転を停止する。
【0004】一方、電池冷却水温度は、その温度が高く
なると電池スタック3に使用されている触媒が焼結し、
その温度が低くなると発電効率が低下する等の問題が生
じる。そこで従来例では、電池冷却水の温度あるいは圧
力が設定値以下になった場合には、排熱回収用温水制御
弁22をバイパス側にして排熱回収を停止し、設定値以
上になった場合には、排熱回収用温水制御弁22を熱回
収側にして排熱回収を行って、電池冷却水の温度あるい
は圧力を一定に保つように制御している。
なると電池スタック3に使用されている触媒が焼結し、
その温度が低くなると発電効率が低下する等の問題が生
じる。そこで従来例では、電池冷却水の温度あるいは圧
力が設定値以下になった場合には、排熱回収用温水制御
弁22をバイパス側にして排熱回収を停止し、設定値以
上になった場合には、排熱回収用温水制御弁22を熱回
収側にして排熱回収を行って、電池冷却水の温度あるい
は圧力を一定に保つように制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような燃料電池システムにおける電池冷却水からの排
熱回収方法および電池冷却水補給方法では、電池冷却水
の温度あるいは圧力に基づいて排熱回収用温水制御弁2
2を制御しているため、図5の電池冷却水補給水量と排
熱回収量の関係図に示すように、低温の補給水が気水分
離器5′に供給されると、電池冷却水の温度あるいは圧
力が低下して排熱回収用温水制御弁22がバイパス側に
なり排熱回収量が低下したり、排熱回収が行えなくなっ
たりして、吸収式冷凍機21が安定して運転できないと
いう欠点があった。
たような燃料電池システムにおける電池冷却水からの排
熱回収方法および電池冷却水補給方法では、電池冷却水
の温度あるいは圧力に基づいて排熱回収用温水制御弁2
2を制御しているため、図5の電池冷却水補給水量と排
熱回収量の関係図に示すように、低温の補給水が気水分
離器5′に供給されると、電池冷却水の温度あるいは圧
力が低下して排熱回収用温水制御弁22がバイパス側に
なり排熱回収量が低下したり、排熱回収が行えなくなっ
たりして、吸収式冷凍機21が安定して運転できないと
いう欠点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、燃料電池における電池
冷却水からの排熱回収を安定して行えるようにする燃料
電池を提供することにある。
されたものであり、その目的は、燃料電池における電池
冷却水からの排熱回収を安定して行えるようにする燃料
電池を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の燃料電池においては、燃料を改質して得ら
れる水素と空気中の酸素を反応させて電気エネルギーと
熱エネルギーを発生させる燃料電池において、前記燃料
電池の電池冷却水循環回路に設けられ電池冷却水補給口
を有する気水分離器の内部を、該電池冷却水補給口を含
む空間と、電池冷却水循環水の供給口および排出口を含
む空間とを分割する仕切り板が設けられかつ該仕切り板
の上部が前記2つの空間を連通する構造を有するとする
か、または、気水分離器の内部に前記電池冷却水補給口
に連通し前記電池冷却水循環水と熱交換するのに十分な
形状の突出部を有する構成としている。
め、本発明の燃料電池においては、燃料を改質して得ら
れる水素と空気中の酸素を反応させて電気エネルギーと
熱エネルギーを発生させる燃料電池において、前記燃料
電池の電池冷却水循環回路に設けられ電池冷却水補給口
を有する気水分離器の内部を、該電池冷却水補給口を含
む空間と、電池冷却水循環水の供給口および排出口を含
む空間とを分割する仕切り板が設けられかつ該仕切り板
の上部が前記2つの空間を連通する構造を有するとする
か、または、気水分離器の内部に前記電池冷却水補給口
に連通し前記電池冷却水循環水と熱交換するのに十分な
形状の突出部を有する構成としている。
【0008】
【作用】本発明の燃料電池では、気水分離器内に設けた
仕切り板あるいは熱交換用の突出部により、電池冷却水
が循環する空間とは分離されて、一旦補給水を貯える補
給水供給空間を作り、電池冷却水が循環している空間に
直接低温の補給水を供給せず、上記補給水供給空間に一
旦貯えて、気水分離器を循環している高温の電池冷却水
の熱エネルギーにより徐々に加熱し、補給水の温度を電
池冷却水の温度に近付けた後、電池冷却水の循環回路に
補給する。これにより、電池冷却水の温度あるいは圧力
の変動を抑制し、電池冷却水からの排熱回収を安定化さ
せている。
仕切り板あるいは熱交換用の突出部により、電池冷却水
が循環する空間とは分離されて、一旦補給水を貯える補
給水供給空間を作り、電池冷却水が循環している空間に
直接低温の補給水を供給せず、上記補給水供給空間に一
旦貯えて、気水分離器を循環している高温の電池冷却水
の熱エネルギーにより徐々に加熱し、補給水の温度を電
池冷却水の温度に近付けた後、電池冷却水の循環回路に
補給する。これにより、電池冷却水の温度あるいは圧力
の変動を抑制し、電池冷却水からの排熱回収を安定化さ
せている。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例の要部の構成
を示す図である。ここでは、気水分離器5を中心とした
部分のみ示してある。例えば冷房システムと組み合わせ
た燃料電池システムの構成は、図4の気水分離器5′を
図1の気水分離器5とした構成を採れば良い。従って、
図1中において、図4と共通している部分には同一番号
を付してある。その図1中、4は電池冷却水配管、5は
気水分離器、6は排熱回収用熱交換器、7は水位検出手
段、8は改質用水蒸気供給管、9は電池冷却水補給管、
10は電池冷却水補給ポンプ、11は補給水タンク、3
0は気水分離器の仕切り板、31は補給水供給空間、3
2は電池冷却水循環空間、33は信号伝送線、35は電
池冷却水補給口、36は電池冷却水循環水の供給口、3
7は電池冷却水循環水の排出口、40はオンオフコント
ローラである。
を示す図である。ここでは、気水分離器5を中心とした
部分のみ示してある。例えば冷房システムと組み合わせ
た燃料電池システムの構成は、図4の気水分離器5′を
図1の気水分離器5とした構成を採れば良い。従って、
図1中において、図4と共通している部分には同一番号
を付してある。その図1中、4は電池冷却水配管、5は
気水分離器、6は排熱回収用熱交換器、7は水位検出手
段、8は改質用水蒸気供給管、9は電池冷却水補給管、
10は電池冷却水補給ポンプ、11は補給水タンク、3
0は気水分離器の仕切り板、31は補給水供給空間、3
2は電池冷却水循環空間、33は信号伝送線、35は電
池冷却水補給口、36は電池冷却水循環水の供給口、3
7は電池冷却水循環水の排出口、40はオンオフコント
ローラである。
【0011】本実施例では、気水分離器5の構造を以下
のようにする。気水分離器5の内部において、仕切り板
30を設け、電池冷却水補給口35を含む補給水供給空
間31と、電池冷却水循環水の供給口36とその排出口
37を含む電池冷却水循環空間32とに分割する。ただ
し、この仕切り板30の上部は開口していて前記2つの
空間31,32を連通する構造とする。電池冷却水補給
口35は補給水供給空間31の下方に配置し、電池冷却
水循環水の排出口37は電池冷却水循環空間32の下方
に配置する。水位検出手段7の検出部は電池冷却水循環
空間32側に配置する。
のようにする。気水分離器5の内部において、仕切り板
30を設け、電池冷却水補給口35を含む補給水供給空
間31と、電池冷却水循環水の供給口36とその排出口
37を含む電池冷却水循環空間32とに分割する。ただ
し、この仕切り板30の上部は開口していて前記2つの
空間31,32を連通する構造とする。電池冷却水補給
口35は補給水供給空間31の下方に配置し、電池冷却
水循環水の排出口37は電池冷却水循環空間32の下方
に配置する。水位検出手段7の検出部は電池冷却水循環
空間32側に配置する。
【0012】このような気水分離器5に対し、電池冷却
水配管4の一端側を排熱回収用熱交換器6を介して電池
冷却水循環水の供給口36に接続し、その配管4の他端
側を電池冷却水循環水の排出口37に接続する。一方、
電池冷却水補給口35には、補給水タンク11から電池
冷却水補給ポンプ10を介して電池冷却水補給管9を接
続する。水位検出手段7の水位検出信号は信号伝送線3
3を通してオンオフコントローラ40に入力され、その
水位検出信号に基づいてオンオフコントローラ40は補
給水ポンプ30をオンオフし、補給水を補給水供給空間
31へ供給する。
水配管4の一端側を排熱回収用熱交換器6を介して電池
冷却水循環水の供給口36に接続し、その配管4の他端
側を電池冷却水循環水の排出口37に接続する。一方、
電池冷却水補給口35には、補給水タンク11から電池
冷却水補給ポンプ10を介して電池冷却水補給管9を接
続する。水位検出手段7の水位検出信号は信号伝送線3
3を通してオンオフコントローラ40に入力され、その
水位検出信号に基づいてオンオフコントローラ40は補
給水ポンプ30をオンオフし、補給水を補給水供給空間
31へ供給する。
【0013】以上のように構成した第1の実施例の動作
および作用を述べる。気水分離器5の水位検出手段7が
低水位を検出すると、オンオフコントローラ40の制御
により電池冷却水補給ポンプ10が補給水を気水分離器
5の補給水供給空間31に補給し始める。このとき補給
水は、補給水供給空間31に一旦貯えられて、隣接する
電池冷却水循環空間32を流れる高温の電池冷却水循環
水からの熱伝導・輻射、水蒸気の対流により電池冷却水
循環水の温度に近付けられる。こうして昇温された補給
水が、仕切り板30の上縁を乗り越えて電池冷却水循環
空間32に供給される。このような電池冷却水の補給を
行うことにより、電池冷却水の低温の補給水が直接電池
冷却水循環回路に補給されず、電池冷却水から徐々に熱
エネルギーを奪いながら昇温し、電池冷却水温度に近付
いた補給水を電池冷却水循環回路に補給できる。この結
果、電池冷却水の循環回路の温度あるいは圧力の変動を
小さく抑えることができ、図4で示した電池冷却水系か
らの排熱回収が安定して行えるようになる。
および作用を述べる。気水分離器5の水位検出手段7が
低水位を検出すると、オンオフコントローラ40の制御
により電池冷却水補給ポンプ10が補給水を気水分離器
5の補給水供給空間31に補給し始める。このとき補給
水は、補給水供給空間31に一旦貯えられて、隣接する
電池冷却水循環空間32を流れる高温の電池冷却水循環
水からの熱伝導・輻射、水蒸気の対流により電池冷却水
循環水の温度に近付けられる。こうして昇温された補給
水が、仕切り板30の上縁を乗り越えて電池冷却水循環
空間32に供給される。このような電池冷却水の補給を
行うことにより、電池冷却水の低温の補給水が直接電池
冷却水循環回路に補給されず、電池冷却水から徐々に熱
エネルギーを奪いながら昇温し、電池冷却水温度に近付
いた補給水を電池冷却水循環回路に補給できる。この結
果、電池冷却水の循環回路の温度あるいは圧力の変動を
小さく抑えることができ、図4で示した電池冷却水系か
らの排熱回収が安定して行えるようになる。
【0014】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図2は、その構成を示す図である。本実施例は、第1の
実施例の仕切り板30の両面に熱交換用のフィンを取り
付けたものである。第1の実施例で示したような気水分
離器5の構造の場合、気水分離器5内の補給水供給空間
31に電池冷却水循環空間32から充分に熱エネルギー
が供給されない場合がある。そこで、伝熱を促進させる
ためのフィン38を、図2のように仕切り板30に設け
ても良い。
図2は、その構成を示す図である。本実施例は、第1の
実施例の仕切り板30の両面に熱交換用のフィンを取り
付けたものである。第1の実施例で示したような気水分
離器5の構造の場合、気水分離器5内の補給水供給空間
31に電池冷却水循環空間32から充分に熱エネルギー
が供給されない場合がある。そこで、伝熱を促進させる
ためのフィン38を、図2のように仕切り板30に設け
ても良い。
【0015】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
図3は、その構成を示す図である。本実施例では、上記
第1および第2の実施例で示したような仕切り板30を
気水分離器5内に設けずに、電池冷却水補給管9の先の
気水分離器5内に突出部として例えば熱交換用チューブ
39を設ける。このような構造によって、電池冷却水補
給水をこの熱交換用チューブ39内空間に一旦貯え、あ
るいはその空間を通過するときに、気水分離器5内の高
温の電池冷却水により徐々に加熱することができ、第1
の実施例と同様の効果が得られる。このときの熱交換用
チューブ39の長さは、熱交換するのに十分な長さとす
る。
図3は、その構成を示す図である。本実施例では、上記
第1および第2の実施例で示したような仕切り板30を
気水分離器5内に設けずに、電池冷却水補給管9の先の
気水分離器5内に突出部として例えば熱交換用チューブ
39を設ける。このような構造によって、電池冷却水補
給水をこの熱交換用チューブ39内空間に一旦貯え、あ
るいはその空間を通過するときに、気水分離器5内の高
温の電池冷却水により徐々に加熱することができ、第1
の実施例と同様の効果が得られる。このときの熱交換用
チューブ39の長さは、熱交換するのに十分な長さとす
る。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
燃料電池によれば、電池冷却水に補給される低温の補給
水を気水分離器の補給水供給空間あるいは突出部に一旦
貯え、気水分離器のもう一方の空間あるいは残りの空間
を循環している高温の電池冷却水の熱エネルギーにより
徐々に加熱して補給水の温度を電池冷却水の温度に近付
けた後、電池冷却水循環回路に補給するようにしたの
で、電池冷却水の温度あるいは圧力の変動幅を小さく抑
えることができる。この結果、燃料電池からの排熱回収
が安定して行えるようになり、例えば燃料電池排熱を熱
源とした吸収式冷凍機の冷房能力を一定に保てるように
なる。
燃料電池によれば、電池冷却水に補給される低温の補給
水を気水分離器の補給水供給空間あるいは突出部に一旦
貯え、気水分離器のもう一方の空間あるいは残りの空間
を循環している高温の電池冷却水の熱エネルギーにより
徐々に加熱して補給水の温度を電池冷却水の温度に近付
けた後、電池冷却水循環回路に補給するようにしたの
で、電池冷却水の温度あるいは圧力の変動幅を小さく抑
えることができる。この結果、燃料電池からの排熱回収
が安定して行えるようになり、例えば燃料電池排熱を熱
源とした吸収式冷凍機の冷房能力を一定に保てるように
なる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成図
【図3】本発明の第3の実施例を示す構成図
【図4】基本的な燃料電池発電システムの構成図
【図5】従来の電池冷却水補給方法による電池冷却水補
給水量と排熱回収量の関係を示す図
給水量と排熱回収量の関係を示す図
1…燃料電池発電システム、2…改質器、3…電池スタ
ック、4…電池冷却水配管、5…気水分離器、6…排熱
回収用熱交換器、7…水位検出手段、8…改質用水蒸気
供給管、9…電池冷却水補給管、10…電池冷却水補給
ポンプ、11…補給水タンク、20…吸収式冷凍機系統
配管、21…吸収式冷凍機、22…排熱回収用温水制御
弁、30…気水分離器の仕切り板、31…補給水供給空
間、32…電池冷却水循環空間、33…信号伝送線、3
5…電池冷却水補給口、36…電池冷却水循環水の供給
口、37…電池冷却水循環水の排出口、38…熱交換用
チューブ、40…オンオフコントローラ。
ック、4…電池冷却水配管、5…気水分離器、6…排熱
回収用熱交換器、7…水位検出手段、8…改質用水蒸気
供給管、9…電池冷却水補給管、10…電池冷却水補給
ポンプ、11…補給水タンク、20…吸収式冷凍機系統
配管、21…吸収式冷凍機、22…排熱回収用温水制御
弁、30…気水分離器の仕切り板、31…補給水供給空
間、32…電池冷却水循環空間、33…信号伝送線、3
5…電池冷却水補給口、36…電池冷却水循環水の供給
口、37…電池冷却水循環水の排出口、38…熱交換用
チューブ、40…オンオフコントローラ。
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料を改質して得られる水素と空気中の
酸素を反応させて電気エネルギーと熱エネルギーを発生
させる燃料電池において、前記燃料電池の電池冷却水循
環回路に設けられ電池冷却水補給口を有する気水分離器
の内部を、該電池冷却水補給口を含む空間と、電池冷却
水循環水の供給口および排出口を含む空間とを分割する
仕切り板が設けられかつ該仕切り板の上部が前記2つの
空間を連通する構造を有することを特徴とする燃料電
池。 - 【請求項2】 燃料ガスを改質して得られる水素と空気
中の酸素を反応させて電気エネルギーと熱エネルギーを
発生させる燃料電池において、前記燃料電池の電池冷却
水循環回路に設けられ電池冷却水補給口を有する気水分
離器の内部に、前記電池冷却水補給口に連通し前記電池
冷却水循環水と熱交換するのに十分な形状の突出部を有
することを特徴とする燃料電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3173557A JPH0541231A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3173557A JPH0541231A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 燃料電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541231A true JPH0541231A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=15962758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3173557A Pending JPH0541231A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 燃料電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541231A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005056783A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 燃料電池システム |
JP2008159461A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Kyocera Corp | 燃料電池装置およびその運転方法 |
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