JPH0541201U - 誘電体共振器の取付治具 - Google Patents

誘電体共振器の取付治具

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JPH0541201U
JPH0541201U JP9799591U JP9799591U JPH0541201U JP H0541201 U JPH0541201 U JP H0541201U JP 9799591 U JP9799591 U JP 9799591U JP 9799591 U JP9799591 U JP 9799591U JP H0541201 U JPH0541201 U JP H0541201U
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dielectric resonator
mounting jig
round hole
jig
chassis
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和彦 朝比奈
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日本電気エンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の誘電体共振器をシャーシに接着する
作業を容易に行うことができるようにした取付治具を得
る。 【構成】 シャーシ内に内装される取付治具本体1に誘
電体共振器を内挿する丸穴2を開設し、この丸穴の中心
軸上には丸穴内側面を外径方向に拡大した逃げ部3を設
け、かつ取付治具本体の少なくとも底面には丸穴及び逃
げ部を含む座ぐり部4を設けている。これにより、逃げ
部3によって誘電体共振器と丸穴との接触干渉が回避さ
れ、座ぐり部4によって接着剤が治具本体に付着するこ
とが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は複数個の誘電体共振器をシャーシ上に配設した構成のフィルタ等の機 器を製造する際に使用する治具に関し、特に複数個の誘電体共振器を位置決めし てシャーシに接着する際に用いる取付治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
誘電体共振器フィルタは、例えば図4に示すように、長方形をした容器状のシ ャーシ11の内底面に略円柱状をした複数個の誘電体共振器12を所要のピッチ 寸法Pで配設し、接着剤13により各誘電体共振器12の底面をシャーシ11の 内底面に接着した構成がとられている。従来、このような複数個の誘電体共振器 12をシャーシ11に接着する際には、図5(a)及び(b)に夫々平面図と縦 断面図を示す治具が用いられている。
【0003】 この治具はシャーシ11内に内装される直方体の取付治具本体21を有してお り、その複数箇所には誘電体共振器12が内挿可能な丸穴22を中心軸上のピッ チ寸法Pで開設している。 そして、この治具本体21をシャーシ11内に内装し、底面に接着剤13を塗 布した誘電体共振器12を丸穴12内に内挿することで、各誘電体共振器12を ピッチ寸法Pでシャーシ11の内底面に接着することができる。 又、図示は省略するが、従来ではVブロックを用いた取付用の治具も提案され ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような丸穴を有する取付治具では、接着剤13を熱硬化させる際の熱によ って、誘電体共振器12と取付治具本体21との熱膨張係数の差によって、図5 に示したように、誘電体共振器12と取付治具本体21とが丸穴22の内側両側 面で接触干渉される状態が生じ易い。このため、両者間での干渉によって生じる 摩擦によって接着後に取付治具本体21を取り外すことが困難になり、作業が煩 雑化するという問題がある。
【0005】 又、誘電体共振器12の底面からはみ出した接着剤13が取付治具本体21に 付着して取付治具12がシャーシ11から外れなくなるという問題もある。 一方、Vブロックで構成される取付治具は、治具自体が大きくなり、かつ高価 になるという問題があり、一般的には使用されていない。 本考案の目的は、誘電体共振器の接着作業を容易に行うことができるようにし た取付治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の取付治具は、取付治具本体に誘電体共振器を内挿する丸穴を開設し、 この丸穴の中心軸上には丸穴内側面を外径方向に拡大した逃げ部を設け、かつ取 付治具本体の少なくとも底面には丸穴及び逃げ部を含む座ぐり部を設けている。
【0007】
【作用】
本考案の取付治具では、逃げ部によって誘電体共振器と丸穴との接触干渉が回 避される。又、座ぐり部によって接着剤が治具本体に付着することが防止される 。
【0008】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の取付治具の一 実施例の斜視図である。又、図2はその平面図、図3は図2の一部の拡大図であ る。これらの図において、取付治具は図4に示した誘電体共振器フィルタを組立 てる際に使用する治具として構成しており、その治具本体1の外形状は従来と同 様な直方体に形成されている。そして、この治具本体1には誘電体共振器12を 内挿可能な複数個の丸穴2をその中心軸上で所要のピッチ寸法Pで開設している 。
【0009】 又、各丸穴2はその中心軸上に位置する内側面を外径方向に拡径して逃げ部3 を形成している。この逃げ部3は丸穴2の直径の1/3乃至2/3の幅寸法Wと している。更に、前記治具本体1の上面及び下面には、前記全ての丸穴2及び逃 げ部3を含む領域にわたって浅い座ぐり部4を設けている。 尚、この座ぐり部4は治具本体1の底面のみに設けてもよい。
【0010】 この構成によれば、治具本体1をシャーシ11内に内装した上で、底面に接着 剤13を塗布した誘電体共振器12を丸穴2内に内挿し、各誘電体共振器12を 夫々シャーシ11に接着することで組立てを行うことができる。そして、接着剤 13の熱硬化を行った場合に、治具本体1と誘電体共振器12との間に熱膨張係 数の相違に基づく丸穴2と誘電体共振器12との中心位置の偏位が生じた場合も 、丸穴2には中心軸上に逃げ部3が形成されているため、治具本体1と誘電体共 振器12が接触干渉されることはない。これにより、接着後における治具本体1 のシャーシからの取り外しを容易に行うことができる。 又、治具本体1の上面及び底面には座ぐり部4を設けているため、誘電体共振 器12の底面から接着剤13がはみ出した場合でも、接着剤13が治具本体1に 付着することはない。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、治具本体に設けた丸穴の中心軸上に外径方向に 向けて逃げ部を形成しているので、接着剤の熱硬化時においても治具本体と誘電 体共振器とが接触干渉して取付治具が取り外し難くなることはない。又、取付治 具に座ぐり部を設けることで、接着剤が取付治具に付着することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の取付治具の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】誘電体共振器を内挿した状態の一部の拡大平面
図である。
【図4】本考案の取付治具で組立てられる誘電体共振器
フィルタの一部破断斜視図である。
【図5】従来の取付治具に誘電体共振器を内挿した状態
を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 取付治具本体 2 丸穴 3 逃げ部 4 座ぐり部 11 シャーシ 12 誘電体共振器 13 接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシの内底面に接着される複数個の
    誘電体共振器を位置決めするための取付治具であって、
    取付治具本体に誘電体共振器を内挿する丸穴を開設し、
    この丸穴の中心軸上には丸穴内側面を外径方向に拡大し
    た逃げ部を設け、かつ取付治具本体の少なくとも底面に
    は前記丸穴及び逃げ部を含む座ぐり部を設けたことを特
    徴とする誘電体共振器の取付治具。
JP9799591U 1991-10-31 1991-10-31 誘電体共振器の取付治具 Expired - Lifetime JP2556028Y2 (ja)

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JPH0541201U true JPH0541201U (ja) 1993-06-01
JP2556028Y2 JP2556028Y2 (ja) 1997-12-03

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