JPH0540942U - ウオツチドツグタイマ装置 - Google Patents
ウオツチドツグタイマ装置Info
- Publication number
- JPH0540942U JPH0540942U JP8932991U JP8932991U JPH0540942U JP H0540942 U JPH0540942 U JP H0540942U JP 8932991 U JP8932991 U JP 8932991U JP 8932991 U JP8932991 U JP 8932991U JP H0540942 U JPH0540942 U JP H0540942U
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- Japan
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- capacitor
- cpu
- charging
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、プログラムが暴走してからCPU
にリセットをかけるまでの最大待ち時間を容易に設定す
ることのできるウオッチドッグタイマ装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】本考案によれば、定電流回路(11)及びコンデン
サ(5)による充電動作とN型MOSトランジスタ(8)に
よる放電動作とによって直線から成る充放電電圧が得ら
れる為、プログラムが暴走してからCPU(2)をリセッ
トするまでの時間の設定が容易となる。
にリセットをかけるまでの最大待ち時間を容易に設定す
ることのできるウオッチドッグタイマ装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】本考案によれば、定電流回路(11)及びコンデン
サ(5)による充電動作とN型MOSトランジスタ(8)に
よる放電動作とによって直線から成る充放電電圧が得ら
れる為、プログラムが暴走してからCPU(2)をリセッ
トするまでの時間の設定が容易となる。
Description
【0001】
本考案は、マイクロコンピュータ等に使用されるウオッチドッグタイマ装置に 関する。
【0002】
図3は従来のウオッチドッグタイマ装置を示す図である。 図3において、(1)はプログラム命令にて動作するCPU(2)を有するマイク ロコンピュータであり、該マイクロコンピュータ(1)は、電源電圧VDDが端子( 3)に印加されることによって動作する。また、電源電圧VDDは、マイクロコン ピュータ(1)に印加される他に、抵抗(4)及びコンデンサ(5)から成る積分回路 にも印加されており、コンデンサ(5)は抵抗(4)及びコンデンサ(5)で定まる時 定数に応じて充電動作を行うことになる。抵抗(4)及びコンデンサ(5)の接続点 に現れる電圧は端子(6)を介してマイクロコンピュータ(1)内部に取り込まれる 。マイクロコンピュータ(1)内部において、端子(6)と接地端子(7)との間には N型MOSトランジスタ(8)が接続されており、該N型MOSトランジスタ(8) のゲートには、ROM(図示せず)等のプログラム命令によって一定間隔L0で発 生するクロック信号B2が印加される。即ち、N型MOSトランジスタ(8)はク ロック信号Bの発生に同期してコンデンサ(5)の充電電荷の放電を行うのである 。これによって、端子(6)には充放電電圧A2が現れることになる。また、端子 (6)には2段のインバータ(9)(10)が直列接続されており、インバータ(9)の入 力には充放電電圧A2が印加される。ここで、インバータ(9)(10)は共にスレッ ショルド電圧THを有しており、充放電電圧Aがスレッショルド電圧TH以上に なった時にハイレベル(以下「H」と称する)となるリセット信号C2により、C PU(2)はリセットされる。
【0003】 以下、図3の動作を図4のタイムチャートを用いて説明する。 まず、マイクロコンピュータ(1)内部においてプログラムが正常に実行され、 クロック信号B2が定期的に発生した場合、充放電電圧A2はインバータ(9)(1 0)のスレッショルド電圧THに達することなく常にスレッショルド電圧TH未満 で充放電を繰り返しており、即ちリセット信号C2は常にローレベル(以下「L 」と称する)となっており、これより、CPU(2)はリセットされることなく正 常なプログラム命令に応じて正常に動作することになる。
【0004】 ところが、時間t0からt1の間において、プログラムが暴走してしまい、クロ ック信号B2が定期的に発生することなく期間L1(>L0)経過してから発生する ような場合、充放電電圧A2がインバータ(9)(10)のスレッショルド電圧TH以 上となってしまう為、リセット信号C2が「H」に立ち上がり、これよりCPU (2)はリセットされ暴走したプログラムによって誤動作するのを防止できること になる。
【0005】
ここで、プログラムが暴走してからCPU(2)にリセットをかけるまでの最大 待ち時間Tmaxはマイクロコンピュータの種類に応じて個々に設定されている。 つまり、プログラムの正常動作時に充放電電圧A2の最大値がインバータ(9)(1 0)のスレッショルド電圧TH未満となり、且つ、プログラムの暴走時に充放電電 圧A2が個々のマイクロコンピュータに定められた最大待ち時間Tmaxでインバ ータ(9)(10)のスレッショルド電圧TH以上となるように、抵抗(4)及びコンデ ンサ(5)の値を設定し、時定数を決定しなければならない。
【0006】 しかしながら、時間と抵抗(4)及びコンデンサ(5)の時定数との間の関係には 指数関数が含まれており、予め設定された時間から抵抗(4)及びコンデンサ(5) の値を求めたり、或は抵抗(4)及びコンデンサ(5)の値から最大待ち時間Tmax を求めたりするのが繁雑となる問題点があった。 そこで、本考案は、プログラムが暴走してからCPU(2)にリセットをかける までの最大待ち時間Tmaxを容易に設定することのできるウオッチドッグタイマ 装置を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は、前記問題点を解決する為に成されたものであり、その特徴とすると ころは、電源電圧の充電を行うコンデンサと、CPUの正常動作時に一定間隔で 発生するクロック信号が印加されることによって前記コンデンサの充電電荷の放 電を行う放電用トランジスタと、前記コンデンサの一端に現れる充放電電圧と所 定のスレッショルド電圧とを比較するインバータ回路と、を備え、前記インバー タ回路の出力レベルに応じて前記CPUをリセットするウオッチドッグタイマ装 置において、前記コンデンサに充電を行わせるための定電流回路を設けた点であ る。
【0008】
本考案によれば、定電流回路及びコンデンサによる充電動作と放電用トランジ スタによる放電動作とによって直線から成る充放電電圧が得られる為、プログラ ムが暴走してからCPUをリセットするまでの時間の設定が容易となる。
【0009】
本考案の詳細を図面に従って具体的に説明する。 図1は本考案のウオッチドッグタイマ装置を示す図である。 図1において、マイクロコンピュータ(1)内部にはCPU(2)、N型MOSト ランジスタ(8)、及びインバータ(9)(10)が、またマイクロコンピュータ(1)外 部にはコンデンサ(5)が、図3と同様に設けられている。また、(11)はコンデン サ(5)に充電を行わせるための定電流回路であり、電源電圧VDDが印加される端 子(3)とコンデンサ(5)の一端が接続された端子(6)との間に接続されている。 ここで、コンデンサ(5)には定電流が供給されることから、コンデンサ(5)の充 電時に端子(6)に現れる電圧特性は時定数を持つことなく直線状となる。また、 クロック信号B1は、CPU(2)を動作させるためのプログラム命令が正常に実 行されている時に一定間隔L0毎に発生するものである。また、コンデンサ(5) の充電電荷はクロック信号B1の発生に同期して放電されるものであり、即ち、 端子(6)には直線的に変化する充放電電圧A1が現れることになる。この充放電 電圧A1はインバータ(9)に印加され、充放電電圧A1がスレッショルド電圧T H以上となった時、「H」となるリセット信号C1によってCPU(2)はリセッ トされる。
【0010】 以下、図1の動作を図2のタイムチャートを用いて説明する。 まず、マイクロコンピュータ(1)内部においてプログラムが正常に実行され、 クロック信号B1が定期的に発生した場合、充放電電圧A1はインバータ(9)(1 0)のスレッショルド電圧THに達することなく常にスレッショルド電圧TH未満 で直線状に充放電を繰り返しており、即ちリセット信号C1は常にローレベル( 以下「L」と称する)となっており、これより、CPU(2)はリセットされるこ となく正常なプログラム命令に応じて正常に動作することになる。
【0011】 ところが、時間t0からt1の間において、プログラムが暴走してしまい、クロ ック信号B1が定期的に発生することなく期間L1(>L0)経過してから発生する ような場合、充放電電圧A1がインバータ(9)(10)のスレッショルド電圧TH以 上となってしまう為、リセット信号C1が「H」に立ち上がり、これよりCPU (2)はリセットされ暴走したプログラムによって誤動作するのを防止できること になる。
【0012】 ここで、プログラムが暴走してからCPU(2)にリセットをかけるまでに要す る最大待ち時間Tmax、定電流回路(11)から出力される電流I、コンデンサ(5) の容量Cの間には、数1に示す関係がある。
【0013】
【数1】
【0014】 即ち、Tmax、I、Cの何れをパラメータにしても数1は1次関数となり、Tm ax 、I、Cの設定は容易となる。
【0015】
本考案によれば、定電流回路及びコンデンサによる充電動作と放電用トランジ スタによる放電動作とによって直線から成る充放電電圧が得られる為、プログラ ムが暴走してからCPUをリセットするまでの時間の設定が容易となる利点が得 られる。
【図1】本発明のウオッチドッグタイマ装置を示す図で
ある。
ある。
【図2】図1の要部を示すタイムチャートである。
【図3】従来のウオッチドッグタイマ装置を示す図であ
る。
る。
【図4】図2の要部を示すタイムチャートである。
(1) マイクロコンピュータ (2) CPU (5) コンデンサ (8) N型MOSトランジスタ (9)(10) インバータ (11) 定電流回路
Claims (3)
- 【請求項1】 電源電圧の充電を行うコンデンサと、C
PUの正常動作時に一定間隔で発生するクロック信号が
印加されることによって前記コンデンサの充電電荷の放
電を行う放電用トランジスタと、前記コンデンサの一端
に現れる充放電電圧と所定のスレッショルド電圧とを比
較するインバータ回路と、を備え、前記インバータ回路
の出力レベルに応じて前記CPUをリセットするウオッ
チドッグタイマ装置において、 前記コンデンサに充電を行わせるための定電流回路を設
けたことを特徴とするウオッチドッグタイマ装置。 - 【請求項2】 少なくとも、前記CPU、前記放電用ト
ランジスタ、前記インバータ回路、及び前記定電流回路
は、マイクロコンピュータ内部で構成されることを特徴
とする請求項1記載のウオッチドッグタイマ装置。 - 【請求項3】 前記クロック信号は、前記CPUを動作
させるためのプログラム命令によって定期的に発生する
ことを特徴とする請求項2記載のウオッチドッグタイマ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8932991U JP2546352Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ウオッチドッグタイマ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8932991U JP2546352Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ウオッチドッグタイマ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540942U true JPH0540942U (ja) | 1993-06-01 |
JP2546352Y2 JP2546352Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=13967644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8932991U Expired - Lifetime JP2546352Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ウオッチドッグタイマ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546352Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP8932991U patent/JP2546352Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2546352Y2 (ja) | 1997-08-27 |
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