JPH0540696U - ガス管用保護カバー - Google Patents

ガス管用保護カバー

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JPH0540696U
JPH0540696U JP8980591U JP8980591U JPH0540696U JP H0540696 U JPH0540696 U JP H0540696U JP 8980591 U JP8980591 U JP 8980591U JP 8980591 U JP8980591 U JP 8980591U JP H0540696 U JPH0540696 U JP H0540696U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas pipe
protective cover
cover body
cover
conductive wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP8980591U
Other languages
English (en)
Inventor
伸介 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP8980591U priority Critical patent/JPH0540696U/ja
Publication of JPH0540696U publication Critical patent/JPH0540696U/ja
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋設されたガス管の探知用導電線の保護カバ
ーへの付設作業が容易で、且つ該導電線を傷つけること
なく確実に付設することができるガス管用保護カバーを
提供する。 【構成】断面が一部切欠かれた樹脂製筒状カバーであ
り、このカバー本体22の内周面に互いに間隔をおいて
複数条のリブ3がカバー本体22の長手方向に沿って設
けられたガス管用保護カバーにおいて、前記内周面の複
数条のリブの少なくとも一条のリブ31内には埋設され
たガス管の探知用導電線4が内挿されてカバー本体22
の長手方向に併設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガス管用保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガス管用保護カバーとしては、本出願人による実公平2−28315号公報に 記載されているものが従来知られている。
【0003】 このガス管用保護カバーは、断面が一部切欠かれた略円形の耐衝撃性樹脂製筒 状カバーであり、カバー本体の内周面には、カバー本体の板厚と略等しい寸法の 高さを有する複数条のリブがカバー本体の長手方向に沿って形成され、カバー本 体の切欠両縁部はカバー本体の長手方向に沿った円形断面の耳部となされるとと もに、この両耳部間がガス管に装着する開口となされたものである。
【0004】 このようになる保護カバーは、ガス管に被せるとガス管との間に大きな隙間が 生じるので、緩衝作用を充分に発揮する。また、この大きな隙間によって、万一 ガス漏れが生じてもガスがこの隙間内を流動するので、ガス漏れ現場を容易に知 るせることができる。さらに、ガス管の外周面のほとんどを覆うものであるため 、掘削作業等において工事用機械や工事用具により衝撃を受けても、ガス管を損 傷から護ることができる。したがって、特にポリエチレン製のガス管の保護に最 適なものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、実際のガス管の配管作業では、図4の斜視図に示すように、配管し たガス管1に前記の保護カバー2を順次被せた後に、埋設したガス管の探知の為 の外径5〜10mmの絶縁被覆された導電線4をカバー本体上にテープ5で取り 付けることが行われる。そして、埋設されたガス管の探知には、導電線4に電流 を流し、それにより発生する磁界を地上より探知機を用いて行うものである。
【0006】 しかしながら、上記の導電線4の付設作業は手間がかかるし、又導電線4の表 面は絶縁被覆されてはいるが、配管施工時に作業者の不注意により絶縁被覆が破 られる恐れがあり、絶縁被覆が破損したまま埋設されると直接土中に露出するこ ととなり、導電線の腐食、さらには断線等にいたり、ガス管の探知に支障を来す といった問題があった。
【0007】 本考案は上記の問題点に鑑み考案されたもので、導電線の保護カバーへの付設 作業が容易に、且つ導電線を傷つけることなく確実に行うことができるガス管用 保護カバーを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のガス管用保護カバーは、断面が一部切欠かれた樹脂製筒状カバーであ り、このカバー本体の内周面に互いに間隔をおいて複数条のリブがカバー本体の 長手方向に沿って設けられた保護カバーにおいて、前記内周面の複数条のリブの 少なくとも一条、又は該カバー本体の外周面の長手方向に設けられた一条のリブ は少なくとも両端のみに設けられ、該リブ内には導電線が内挿されてカバー本体 の長手方向に併設されているようにした。
【0009】 又、本考案においては、筒状のガス管用保護カバーの断面形状は三角、四角、 円、楕円等を問わないが、円筒のガス管に嵌めやすく、均等に被せることができ ることから円が最も適している。
【0010】
【作用】
本考案のガス管用保護カバーでは、導電線が既に保護カバー本体内に併設され ているので、従来のように配管したガス管に保護カバーを順次被せた後に、導電 線をカバー本体上にテープで取り付ける煩雑な手間がいらない。又、導電線もガ ス管用保護カバーでその外面を保護され、土中に露出することがないので、施工 中の作業者の不注意等により導電線が傷つけられこともない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に沿って説明する。 図1及び図2は本考案に係る保護カバーの一実施例を示す斜視図である。
【0012】 カバー本体22は、断面が一部切欠かれた略円形の筒状に形成されている。カ バー本体22の外径は、保護するガス管の外径によって適宜設計変更されるが、 外径42(呼び径30)mmのポリエチレン製ガス管の場合では外径65mmで あって、ガス管との間に約10mmの隙間が生じるように形成している。また、 その周長はその内周がガス管1を接続する継手(図示省略)の外周とほぼ同じと なされている。
【0013】 保護カバー2は、耐衝撃性樹脂製であって原料樹脂を押出成形することにより 製造される。耐衝撃性樹脂としては、一般に耐衝撃性樹脂管成形用に使用されて いるものであればよく、例えば、塩化ビニル樹脂に、アクリロニトリル−ブタジ エンゴム(NBR)、アクリロニトリルーブタジエン−スチレン共重合体(AB S樹脂)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリル酸及びメタクリル酸 重合体、塩素化ポリオレフィン、エチレン共重合体等の衝撃性を向上させる樹脂 をブレンドしたものが好適である。
【0014】 21は、円形断面の一部が切欠かれた開口を示し、この開口21の開口幅は、 ガス管1の外径より狭く、ガス管1の外径の1/2より広くしておくと、ガス管 1に装着し易く、ガス管1の外周を十分に保護することができる。
【0015】 23は、カバー本体22の開口縁部に長手方向に沿って設けられた円形断面の 耳部であって、縁部の強度が大きくなって縁部からの破損を防止できる。 3は、カバー本体22の内周面に互いに間隔をおいて長手方向に沿って形成さ れた複数条のリブであって、このようにリブ3を設けておくことにより、軸方向 の剛性が高くなり、曲げ強度が高くなる。しかも何らかの理由により万一ガス管 1からガスが漏れても、漏れたガスは保護カバー2の内側を長手方向に流れ易く 、ガス漏れの検出が容易になる。なお、カバー本体22の周面に穴をあけておい てもよく、このようにするときは、この穴の部分においてもガス漏れを検出でき る。リブ3の高さはカバー本体22の厚さとほぼ等しく約0.5〜3mmで、幅 は高さより大きいのが好ましい。
【0016】 更に、図1ではカバー本体22上部の内周面の2つのリブ3の間には、リブ3 よりも高さ、幅が大きいリブ31がカバー本体22の長手方向に沿って設けられ ており、該リブ31内には導電線4が内挿されてカバー本体の長手方向に併設さ れている。
【0017】 又、図2ではカバー本体上部の内周面の2つのリブ3の間には、外周面にリブ 3よりも高さ、幅が大きいリブ32がカバー本体22の長手方向に沿って設けら れており、該リブ32内には導電線4が内挿されてカバー本体の長手方向に併設 されている。
【0018】 なお、導電線4は上記いずれの場合も、保護カバー2の押出成形時に同時に埋 め込まれていてもよいし、リブ31や32に導電線4が挿入可能な通孔を押出成 形時に前もって設けた後に、導電線4を後から挿入しても構わない。
【0019】 又、上記図1及び図2では、導電線4が内挿される通孔をリブ31や32内に 長手方向に設けていたが、図3に示すように導電線4が嵌合できるようなリブ3 3であってもよいし、上記リブ31、32、33はカバー本体22の長手方向に 設けられていたが、カバー本体22の両端だけにあってもよく(図示せず)、そ の際、リブ31、32、33はカバー本体22の内周面又は外周面に接着剤等で 設ければよい。
【0020】 更に、上記実施例ではリブ31、32、33をカバー本体上部の内周面又は外 周面に設けたが、この位置に限定されるものではなく、側面の内周面又は外周面 でも構わないが、本実施例の方が埋設後の保護カバーに最も大きい土圧が加わる カバー本体上部の剛性が高くなるので好ましい。
【0021】 次に、図2で示した本考案の保護カバー2でその装着要領を説明する。 まず、本考案の複数のガス管用保護カバーへ、各々のリブ32の通孔に導電線 4を順次挿入して用意しておく。一本の導電線4に連結された複数のガス管用保 護カバーは、配管されたガス管1及び継手に開口221を向けて強制的に押し込 むか、又は両耳部のいずれか一端、即ち一方のガス管受入口をガス管1にあてが い、その部分を上方から叩いてカバー本体22の一端部をガス管1に被せてから 、残りの部分を順次ガス管1に添わせるようにして被せていく。図4に本考案の ガス管用保護カバー2を上記に述べた要領で、順次カバー本体の端部を重ねてガ ス管1に被せた実施例の斜視図を示している。カバー本体22が重なる部分では 、導電線4はS字状に曲げられる。そして、土砂を被せると土砂による外圧で開 口21は幾分狭まって、ガス管1がガス管用保護カバー2から外れることなく十 分に保護される。
【0022】
【考案の効果】
本考案のガス管用保護カバーは、埋設されたガス管の探知用導電線が既に保護 カバー本体内に併設されているので、従来のように配管したガス管に保護カバー を順次被せた後に、導電線をカバー本体上にテープで取り付ける手間がいらない ので、施工時間が早い。
【0023】 又、導電線が保護カバー内に内挿されているので、導電線が土中に露出するこ とがなく、施工中の作業者の不注意等により導電線が傷つけられる恐れもなく、 埋設されたガス管の確実な探知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るガス管用保護カバーを
示す斜視図である。
【図2】本考案の他の実施例に係るガス管用保護カバー
を示す斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例に係るガス管用保護カバー
の上部拡大断面図である。
【図4】本考案の複数のガス管用保護カバーを順次被せ
た状態を示す斜視図である。
【図5】従来の導電線の付設例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ポリエチレン製のガス管 2 ガス管用保護カバー 21 開口 22 カバー本体 23 耳部 3 リブ 31 リブ 32 リブ 33 リブ 4 導電線 5 テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が一部切欠かれた樹脂製筒状カバー
    であり、このカバー本体の内周面に互いに間隔をおいて
    複数条のリブがカバー本体の長手方向に沿って設けられ
    たガス管用の保護カバーにおいて、前記内周面の複数条
    のリブの少なくとも一条、又は該カバー本体の外周面の
    長手方向に設けられた一条のリブは少なくとも両端のみ
    に設けられ、該リブ内には導電線が内挿されてカバー本
    体の長手方向に併設されていることを特徴とするガス管
    用保護カバー。
JP8980591U 1991-10-31 1991-10-31 ガス管用保護カバー Pending JPH0540696U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0550273U (ja) * 1991-12-06 1993-07-02 東京瓦斯株式会社 配管用防護シート
KR200464451Y1 (ko) * 2012-07-11 2013-01-02 대양기업(주) 신호등 지주용 수평지지대

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60108703A (ja) * 1983-11-18 1985-06-14 Toshiba Corp 物体の観測方法

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