JPH054063U - レーダ送受信機 - Google Patents
レーダ送受信機Info
- Publication number
- JPH054063U JPH054063U JP2267591U JP2267591U JPH054063U JP H054063 U JPH054063 U JP H054063U JP 2267591 U JP2267591 U JP 2267591U JP 2267591 U JP2267591 U JP 2267591U JP H054063 U JPH054063 U JP H054063U
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- JP
- Japan
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- signal
- frequency
- reference signal
- crystal oscillator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 送信搬送波の基準信号を発生する8個の高安
定水晶発振器の代わりに、周波数シンセサイザを採用す
ることにより、周波数の可変設定を容易にし、かつ高安
定な発振出力を発生し、小型で廉価なレーダ送受信機を
得る。 【構成】 周波数シンセサイザ22と、電圧制御水晶発
振器10と、周波数切替回路11と、局部信号発生部1
2と、送信パルス発生部17から構成されるエキサイタ
部1を有すレーダ送受信機である。 【効果】
定水晶発振器の代わりに、周波数シンセサイザを採用す
ることにより、周波数の可変設定を容易にし、かつ高安
定な発振出力を発生し、小型で廉価なレーダ送受信機を
得る。 【構成】 周波数シンセサイザ22と、電圧制御水晶発
振器10と、周波数切替回路11と、局部信号発生部1
2と、送信パルス発生部17から構成されるエキサイタ
部1を有すレーダ送受信機である。 【効果】
Description
【0001】
この考案は、捜索または追尾レーダに使用するレーダ送受信機に関するもので
ある。
【0002】
図2は搬送波の発生が、基準信号を逓倍し増幅する方式である従来のレーダ送
受信機の構成図である。図において、1はエキサイタ部、2から9は8個からな
る高安定水晶発振器、10は電圧制御水晶発振器、11は周波数切替部、12は
局部信号発生部、13は逓倍器、14は分配器、15は混合器、16は送信機部
、17は送信パルス発生部、18は立体回路、19は送受切替部、20はアンテ
ナ部、21は受信機部である。
【0003】
次に動作について説明する。エキサイタ部1は、各種信号の発生部である。エ
キサイタ部1において8個の高安定水晶発振器2〜9と電圧制御発振器10は、
搬送波の基準信号の原振であり、周波数制御モードにより切替えられている。周
波数切替部11により選択制御されたこの基準信号は、エキサイタ部1内の局部
信号発生部12における逓倍器13に送られ、分配器14にて送信機部16と局
部信号発生部12内の混合器15へ分配出力される。送信機部16へ入力された
搬送波は内部で逓倍された後、エキサイタ部1内の送信パルス発生部17から出
力されるパルス変調された局部信号fL02 と、送信機内部で混合され、所要のレ
ベルまで増幅された後、送受切替部19を通して送信信号fT としてアンテナ部
20から出力される。一方、局部信号発生部12内の混合器15へ入力された搬
送波は、送信パルス発生部17から出力される局部信号fLO1 と混合された後、
立体18へ出力される。立体回路18では、局部信号発生部12からの入力信号
と、アンテナ部20から送受切替部19を通して受信される信号fR を混合し、
中間周波信号fIFとして受信機部21に出力する。受信機部21ではこの信号と
、エキサイタ部1内の送信パルス発生部17から出力される局部信号fLO3 を混
合し、ドップラ周波数信号fD を出力し、目標検出に使用する。
【0004】
従来のレーダ送受信機は以上のように構成されているので、送信搬送波の基準
信号は高安定度であることが要求されるために、電圧制御発振器の他に8個の高
安定水晶発振器を使用しなければならず、装置が高価格になり、また装置自体も
大型化するなどの問題があった。また水晶発振器の基準周波数を直接逓倍してい
る方式であるため、設定された8波以外の周波数に変更する場合は、水晶発振器
自体を交換しなければならなかった。
【0005】
この考案は上記のような課題を解消するためになされたもので、周波数の設定
を容易に変更でき、かつ高安定な発振出力を発生するとともに、装置を小型化し
廉価なものを得ることを目的とする。
【0006】
この考案に係る逓倍増幅方式の送信機を有すレーダ送受信機は、エキサイタ部
における送信搬送波の基準信号を発生する8個の高安定水晶発振器の代わりに、
周波数シンセサイザを採用したものである。
【0007】
また、マグネトロンによる自励発振方式の送信機を有すレーダ送受信機におい
て、局部信号発生部における局部信号の基準信号を発生する8個の高安定水晶発
振器の代わりに、周波数シンセサイザを採用する。
【0008】
この考案におけるレーダ送受信機は、送信搬送波の基準信号を発生する8個の
高安定水晶発振器の代わりに、周波数シンセサイザを採用することにより、周波
数の可変設定を容易にし、かつ高安定な発振出力を発生し小型で廉価な装置を実
現する。
【0009】
実施例1.
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1において1及び10〜
21は上記従来装置と全く同一のものであり、22は周波数シンセサイザである
。
【0010】
上記のように構成されたレーダ送受信機の動作について図1及び図3を用いて
説明する。図1において信号の流れは従来装置と同じであり、送信搬送波の原振
となるエキサイタ部1内の周波数シンセサイザ22または電圧制御発振器10か
らの基準信号は、周波数制御モードにより周波数切替部11にて切替られた後、
局部信号発生部12に送られ、周波数変換された後、送信機部16及び立体回路
18へ送出される。
【0011】
次に、周波数シンセサイザ22の動作について説明する。高安定水晶発振器2
5から出力される比較基準周波数fr の信号は位相比較器26に送られる。位相
比較器26では、入力される比較基準周波数fr の信号と電圧制御発振器27出
力からの帰還信号との位相差に比例した出力である直流制御信号を発生し、電圧
制御発振器27に加える。これにより常に位相差を無くすようにループは制御さ
れ、周波数シンセサイザ22の出力周波数fO の信号は、高安定な発振を得る。
出力周波数fO は通常、比較基準周波数fr よりも高い値とし、固定分周器30
にて分周された後、カウンタである可変分周器28及び29の設定数により、電
圧制御発振器27の発振範囲内で、変更可能となる。固定分周器30の分周比を
P、可変分周器28及び29の設定数をそれぞれN、Aとすると出力周波数f0
と比較基準周波数fr には次の式が成り立つ。
f0 = ( N・P + A )fr
【0012】
一例として、fO :100〜102MHz、fr :10MHzで250KHz
ステップで可変となる周波数シンセサイザを考えると、P=16、N=25、A
=0〜8とすることにより実現できる。
【0013】
実施例2.
また上記実施例では、送信信号の発生が基準信号を逓倍し増幅する方式である
レーダ送受信機におけるエキサイタ部の8個の高安定水晶発振器の代わりに、周
波数シンセサイザを設けたものを示したが、図4に示すとおり送信機部24がマ
グネトロンのような自励発振方式であるレーダ送受信機における局部信号発生部
23の8個の高安定水晶発振器の代わりに、周波数シンセサイザ22を設けても
よい。このとき周波数シンセサイザ22からの基準信号は、逓倍、増幅後、2分
配されて一方は局部信号fLO1 として立体回路18へ、他方は局部信号発生部2
3内の混合器15へ送られ、ここで送信機部24から分配器25をとおして送ら
れる送信信号fT と混合され、局部信号fLO2 として受信機部21へ送出される
。立体回路18では局部信号fLO1 と、送受切替部19からの受信信号fR と混
合して中間周波信号fIFを出力し、さらに中間周波信号fIFは受信機部21に送
られ、局部信号fLO2 と混合され目標検出に使用されるドップラ周波数信号f D を
出力する。
【0014】
以上のように、この考案によれば送信搬送波の基準信号を発生する8個の高安
定水晶発振器の代わりに、周波数シンセサイザを採用することにより、周波数の
可変設定を容易にし、高安定な発振出力でかつ小型で廉価なものを得られる効果
がある。
【図1】この考案の実施例1を示す構成図である。
【図2】従来のレーダ送受信機を示す構成図である。
【図3】この考案の実施例1、2における周波数シンセ
サイザの構成図である。
サイザの構成図である。
【図4】この考案の実施例2を示す構成図である。
1 エキサイタ部
10 電圧制御水晶発振器
11 周波数切替回路
12 局部信号発生部
13 逓倍器
14 分配器
15 混合器
17 送信パルス発生部
22 周波数シンセサイザ
23 局部信号発生部
Claims (2)
- 【請求項1】 送信信号の発生が、基準信号を逓倍し増
幅する方式であるレーダ送受信機において、高安定水晶
発振器の周波数信号を基準信号として多数の周波数を合
成、出力する周波数シンセサイザと、電圧制御水晶発振
器と、搬送波基準信号の切替を行う周波数切替回路と、
搬送波の逓倍及び受信中間周波信号の出力に必要な局部
信号発生部と、パルス変調波を発生する送信パルス発生
部から構成されるエキサイタ部を有することを特徴とす
るレーダ送受信機。 - 【請求項2】 送信信号の発生が、マグネトロンを使用
した自励発振方式のレーダ送受信機において、高安定水
晶発振器の周波数信号を基準信号として多数の周波数を
合成、出力する周波数シンセサイザと、電圧制御水晶発
振器と、局部信号となる基準信号の切替を行う周波数切
替回路と、基準信号を逓倍する逓倍器と、逓倍後の信号
を分配する分配器と、混合器から構成される局部信号発
生部を有することを特徴とするレーダ送受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2267591U JPH054063U (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | レーダ送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2267591U JPH054063U (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | レーダ送受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054063U true JPH054063U (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=12089441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2267591U Pending JPH054063U (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | レーダ送受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054063U (ja) |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP2267591U patent/JPH054063U/ja active Pending
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