JPH0540490Y2 - - Google Patents

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JPH0540490Y2
JPH0540490Y2 JP13447886U JP13447886U JPH0540490Y2 JP H0540490 Y2 JPH0540490 Y2 JP H0540490Y2 JP 13447886 U JP13447886 U JP 13447886U JP 13447886 U JP13447886 U JP 13447886U JP H0540490 Y2 JPH0540490 Y2 JP H0540490Y2
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lens
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は手動合焦(マニユアルフオーカス)及
び自動合焦(オートフオーカス)が可能なカメラ
のレンズ鏡筒に関する。
〔従来技術及びその欠点〕
レンズ鏡筒のレンズ群の構成を工夫して、レン
ズ鏡筒上に配置したモード切換部材を切り換える
ことにより、手動合焦モード又は自動合焦モード
の何れかを選択できるようにされたレンズ鏡筒が
ある(例えば、本出願人の出願に係る実開昭57−
54116号、特開昭59−89832号参照)。レンズ群は、
手動合焦モードが選択されたときには、距離環を
回動操作することにより光軸方向に移動され、自
動合焦モードが選択されたときには、レンズ鏡筒
内に装備された電動モータの駆動力によつて移動
される。
上記構成のレンズ鏡筒において、手動合焦モー
ドが選択されたときには電動モータの駆動は停止
されるべきであり(駆動される必要がない)、そ
のようにするために、モード切換部材の手動合焦
モードへの切換えに連動して、電動モータを停止
させる電気的信号を出すようにされたものがあ
る。しかし、何らかの事故により上記電気的信号
が正しく発せられないと、他には電動モータの回
転を停止させる手段がないので、電動モータが回
転し続け、過熱の原因となるのみならず、電源を
浪費することとなる。
本考案は、上記従来技術における欠点を解消す
ること、即ち手動合焦モードが選択されたときに
は、電動モータへの電力の遮断の良否に係わら
ず、自動合焦の動力源である電動モータの回転が
確実に阻止されるように工夫、改良されたレンズ
鏡筒を提供することを目的としてなされたもので
ある。
〔問題点を解決するための手段、作用〕
上記目的を達成するために、本考案において
は、合焦焦用レンズを保持し、合焦のために光軸
方向に移動されるレンズ保持部材12と、電動モ
ータによりレンズ保持部材が移動される自動合焦
モード又は手動操作によりレンズ保持部材が移動
される手動合焦モードの何れか一方を選択するモ
ード選択部材90,114と、該モード選択部材
により電動モータの駆動力又は手動操作による駆
動力の何れかをレンズ保持部材に伝達する駆動力
伝達部材66,70,72と、を含み、手動合焦
モードが選択されたときは、電動モータへの電力
の供給が遮断され、電動モータが所定の負荷が加
わつた状態で一定時間以上空転したときは電動モ
ータが自動的に停止するようになつているレンズ
鏡筒が前提となる。
かかるレンズ鏡筒において、モード選択部材に
連動し、該モード選択部材が手動合焦モードに選
択されたとき駆動力伝達部材の一部に係合し、電
動モータに負荷を加えて電動モータの回転を阻止
する阻止部材100を設けた。しかして、該阻止
部材によつて電動モータに負荷を加えることによ
り、電動モータへの電力の供給の遮断の良否に係
わらず、電動モータの作動を停止させるのであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。この実施例(レンズ鏡筒)は、自動合焦用の
電動モータがカメラボデイ内に装備されるカメラ
ボデイと組み合わせて使用されるレンズ鏡筒であ
る。
第1図はレンズ鏡筒の正面断面図、第2図はレ
ンズ鏡筒の要部斜視図である。
第1図において10は固定筒であり、固定筒1
0には光軸方向の前端部(第1図中左端部)に第
5群レンズL5及び第4群レンズL4が各々固定さ
れており、また中間部には第3群レンズL3が固
定されている。これら第3〜5レンズ群L3〜L5
は位置固定に取り付けられており、光軸方向に進
退しない。
固定筒10の中間部には合焦時に光軸方向に進
退される合焦レンズL2が配置されている。レン
ズL2は、固定筒10の内側に、光軸まわりに回
転可能に配置されたレンズ保持部材12により保
持されている。レンズ保持部材12には半径方向
外向きにピン14が立設されており、このピンが
固定筒10に形成された直線溝16を貫通し、固
定筒の外側に回転可能に嵌合された回転筒18に
形成されたらせん溝20に係合している。
回転筒18の外側には、手動操作時に操作され
る操作環22が光軸まわりに回転可能に配置さ
れ、第2図に示すようにその内周面に形成された
ギヤー24が、回転軸26の一端に固設されたギ
ヤー28に噛合している。回転軸26の他端に固
設されたギヤー30は、アイドルギヤー32を介
して、回転軸26と平行に配置された回転軸34
の一端に固設されたギヤー36に噛合している。
回転軸34の他端に固設されたギヤー38が、上
記回転筒18の内周面に形成されたセグメントギ
ヤー40と噛合している。回転筒18には軸方向
の突起19が形成され、これが固定筒に立設され
た一対のピン21に当接することにより、その回
転が規制されるようになつている。また、一対の
移動規制リング23,25が回転可能に配置され
ており、各リングは上記突起19と係合可能な突
起を備え、ピン27,29によつて固定筒10上
に任意の位相で固定できるようになつている。
操作環22の前端部及び固定筒10にはクリツ
クセツトリング42が嵌合され、これを貫通して
ねじ部材44が半径方向内向きに延びており、ね
じ部材44を回転させてその先端を固定筒10に
係合させることにより、操作環22の回転が阻止
されるようになつている。
自動合焦のために駆動される電動モータは図示
しないカメラボデイ内に配置されており、レンズ
鏡筒の装着時に電動モータの出力軸と結合される
回転軸50がレンズ鏡筒内に配置されている。即
ち、回転軸50はマウント51により保持されて
光軸と平行に延びており、その一端には電動モー
タの出力軸のカプリングと相互に結合されるカプ
リング52を有し、他端にはギヤー54を有して
いる。ギヤー54は、回転軸34と同軸に配置さ
れた回転軸56の一端に固定されたギヤー58に
噛合している。
回転軸56には一部に半径方向の切欠き60を
有するリング部材62及び一部に軸方向の突起6
4を有するリング部材66が軸方向に離れて固設
されている。前記回転軸34と一体的に延長部6
8が形成されており、この延長部上にはギヤー3
6に隣接して突起70が形成されている。延長部
68の図示しない先端部には軸方向のみぞが形成
されており、円筒形状の移動部材72の内周面に
形成された軸方向の突条がこれに嵌合している。
従つて、移動部材72は延長部68上を軸方向に
移動できるが、回転軸34に対して相対回転はで
きない。移動部材72は両端にリング部分74及
び76を有し、各リング部分には前記突起70及
び64の嵌入を許す軸方向の切欠き78及び80
が形成されている。
移動部材72の近傍にはクラツチ切換レバー8
2が配置され、このレバーは自動合焦・手動合焦
切換部材90によつて切り換わるようになつてい
る。即ち、固定筒10にはピン84によつて上記
レバー82が移動部材72を含む平面内において
回動可能に配置され、その円形突出部86が移動
部材72の両リング部分間の凹所88に嵌入して
いる。レバー82上にはピン92が立設されてお
り、このピンはレバー82の近傍に移動部材72
に接近又は離隔する方向に移動可能に配置された
切換部材90に形成された切欠き96内に延びて
いる。
切換部材90には別の切欠き98が形成されて
おり、移動阻止部材100の突起102がこの切
欠き98内に延びている。移動阻止部材100は
回転軸56と平行な軸104のまわりに回動自在
とされ、上記突起102の他にも延長部106を
有し、その先端にはリング部材62の切欠き60
に嵌入する嵌入部108が形成されている。軸1
04は基板110に固設され、基板110は固定
筒10に固設されている。基板110と上記阻止
部材100との間にはばね112が介装されて、
阻止部材100を、嵌入部108が切欠き60に
嵌入する方向(第1図矢印C方向)に付勢してい
る。
レバー90には、固定筒10の外周に配置され
た切換部材114が連結されており、切換部材は
ボール116とばね118とから成るクリツクス
トツプにより二つの位置を占め得るようになつて
いる。なお、第1図中120は信号伝達用の
CPUである。
なお、カメラボデイ上にも自動合焦モードと手
動合焦モードとの切換部材が配置されているが、
これは副次的なものである。その理由は、レンズ
鏡筒上のモード切換部材114が切換操作される
と、その結果はレンズ鏡筒とカメラボデイとを電
気的に接続する接点を介してカメラボデイ側に電
気信号として伝達されるようになつているからで
ある。
次に、本実施例の作動について説明するが、こ
れはカメラボデイ内にある自動合焦用電動モータ
が作動可能な状態のはなしである。
まず、手動合焦モードを選択する場合について
説明する。この場合は、前述した如く、レンズ鏡
筒上の切換部材114を手動合焦モードに切り換
えると、その筒の電気信号がカメラボデイに伝達
され、それによつて電動モータは停止されるはず
である。しかし、上記信号の伝達が不正確であつ
ても、電動モータが空転することはない。次にそ
の理由について説明する。
切換部材114を手動合焦モード側に切り換え
ると、切換部材90がこれと一体となつて第2図
中M側に移動し、ピン92と切欠き96の側縁と
の係合によつてレバー82が第2図中左旋する。
その結果、突出部86とリング部分74との当接
によつて移動部材72が第2図中M側に移動さ
れ、突起70が切欠き74に嵌入し、移動部材7
2は回転軸34と一体化される。
また上記移動部材72の移動により、突起64
と切欠き80との係合が解かれ、回転軸56と回
転軸34とは動力伝達上完全に切り換えされるこ
ととなる。加えて、上記切換部材90の移動時に
は、切欠き98の側縁が突起102を規制しなく
なるので、ばね112の付勢力により、阻止部材
100が矢印C方向に回動し、阻止部108が切
欠き60に嵌入して回転軸56の回転を不能又は
阻止する。従つて電動モータはもはや回動不能と
なり、このようになると、合焦不能と判断して電
動モータは停止する。このように、電気的なスト
ツパとメカ的なストツパとが二重に安全装置とし
て配置されているのである。
この状態で操作環22を手動操作すると、ギヤ
ー24と28、ギヤー30,32及び36、ギヤ
ー38と40との噛合を介して回転筒18が回転
し、ピン14とみぞ16及び20との係合を介し
てレンズ保持部材12即ちレンズL2が光軸方向
に移動されて合焦する。
これに対して、切換部材114により自動合焦
モードが選択されたときには、切換部材90が第
2図中A例に移動し、移動部材72がA例に移動
する。その結果、突起64と切欠き80とが係合
するが、突起70は切欠き78から外れ(第2図
に示す状態となる)、回転軸56の回転は、移動
部材72を介して回転部材34に伝達され、前述
した通りレンズL2が光軸方向に移動される。
なお、前記カメラボデイ内の電動モータはレン
ズの至近端及び無限遠端を検出して、即ち両端で
モータが一定時間以上空転することを検出して、
自動的に反転してレンズを至近から無限遠又はそ
の逆方向に走査する。そして、この走査中に焦点
検出装置から合焦検出信号を得ると停止し、一方
合焦検出信号を得ることができないときには、至
近端及び無限遠端の双方を検出すると、合焦不能
とみなして自動的に停止する。また、阻止部材1
00はばね112の作用に抗して左旋しており
(第2図中示す状態)、阻止部108はリング部材
62から離れているので、回転軸56回転が妨げ
られることはない。
なお、本考案は上記実施例に限定して解釈され
るべきではなく、その趣旨を損わない範囲におい
て適宜変更、改良が可能であることは勿論であ
る。例えば、自動合焦モードと手動合焦モードと
を選択、切り換える部材や、電動モータの駆動力
の伝達を機械的に阻止する部材について変更、改
良が可能である。
〔考案の効果〕
以上述べてきたように、本考案によれば、手動
合焦モードが選択されたときには電動モータへの
電力の供給の遮断の良否に係わらず、電動モータ
の駆動力は、モード切換手段に至る以前において
機械的に伝達を阻止されるようになつている。す
なわち、手動合焦時には、従来から行なわれてい
た電動モータへの電力の供給の遮断に加えて、電
力の遮断の良否に係わらず作動して駆動力伝達部
材の一部に係合するメカ的な阻止部材を設けて、
二重の安全構造としたのである。したがつて、手
動合焦時には電動モータは確実に停止し、空転に
より電力が無駄になることがない効果が奏され
る。なお、阻止部材が係合するのはそのために特
別に設けられたものではなく、元来レンズ鏡筒内
に設けられている駆動力伝達部材であるので、そ
のためにレンズ鏡筒が大きくなることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面断面図、
第2図は上記実施例の要部斜視図である。 主要部分の符号の説明、L2……合焦用レンズ、
10……固定筒、12……レンズ保持部材、9
0,114……モード選択部材、66,70,7
2……動力伝達手段、100……移動阻止部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合焦用レンズを保持し、合焦のために光軸方
    向に移動されるレンズ保持部材と、 電動モータにより前記レンズ保持部材が移動
    される自動合焦モード又は手動操作により前記
    レンズ保持部材が移動される手動合焦モードの
    何れか一方を選択するモード選択部材と、 該モード選択部材により前記電動モータの駆
    動力又は手動操作による駆動力の何れかを前記
    レンズ保持部材に伝達する駆動力伝達部材と、 を含み、手動合焦モードが選択されたときは、
    前記電動モータへの電力の供給が遮断されると
    ともに、前記電動モータが所定の負荷が加わつ
    た状態で一定時間以上空転したときは合焦不能
    と判断して前記電動モータが自動的に停止する
    ようになつているレンズ鏡筒において、 前記モード選択部材に連動し、該モード選択
    部材が手動合焦モードに選択されたとき前記駆
    動力伝達手段の一部に係合し、前記電動モータ
    に負荷を加える阻止部材を設けて、該阻止部材
    によつて前記電動モータに負荷を加えることに
    より、前記電動モータへの電力供給の遮断の良
    否に係わらず、前記電動モータの回転を停止さ
    せることを特徴とするレンズ鏡筒。 2 手動合焦モードが選択されたときには、前記
    駆動力伝達部材による前記電動モータの前記レ
    ンズ保持部材への駆動力の伝達はなされない実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載のレンズ鏡
    筒。
JP13447886U 1986-09-02 1986-09-02 Expired - Lifetime JPH0540490Y2 (ja)

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JPS6341111U JPS6341111U (ja) 1988-03-17
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