JPH0540290U - ホイール式クレーン - Google Patents

ホイール式クレーン

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JPH0540290U
JPH0540290U JP9039991U JP9039991U JPH0540290U JP H0540290 U JPH0540290 U JP H0540290U JP 9039991 U JP9039991 U JP 9039991U JP 9039991 U JP9039991 U JP 9039991U JP H0540290 U JPH0540290 U JP H0540290U
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JP9039991U
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English (en)
Inventor
普司 後藤
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般道路走行時には灯光に関する法規制を遵
守しつつ、クレーン作業時に負荷状態を外部表示灯によ
って外部に表示できるようにする。 【構成】 クレーン作業時の負荷状態を外部に表示する
外部表示灯8が、上部旋回体2に、灯火が外部から見え
る表示可能状態と外部から隠蔽される隠蔽状態とに転換
可能に設けられてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクレーン作業時における負荷状態の表示方式を改良したホイール式ク レーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ラフテレーンクレーンやトラッククレーン等のホイール式クレーンにおいては 、クレーン作業時の負荷状態を監視する過負荷防止装置が装備され、この過負荷 防止装置により、過負荷直前の状態で注意を促す警報を発し、また過負荷状態と なったときに危険を報せる警報とともに運転を自動停止させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この場合、従来のホイール式クレーンでは、この負荷状態の表示が、上部旋回 体のキャビン内に設けられたランプ、ブザー等の警報器により運転者のみに向け て行なわれ、クレーン外部に対しては一切行なわれなかった。
【0004】 従って、玉掛け作業者をはじめとしてクレーン周辺で作業する外部作業者には 、この負荷状態が一切わからないため、過負荷直前の状態で注意し合い、過負荷 状態で退避の準備をする等、負荷状態の変化に対して適切な対処がしにくかった 。
【0005】 ところで、キャビン内の警報器と連動して点灯する表示灯、たとえば安全負荷 状態を表す青色灯と、過負荷直前の状態を表す黄色灯と、過負荷状態を表す赤色 灯を外部、とくにクレーンの間近で作業する玉掛け作業者から見やすい位置(上 部旋回体の前面等)に設置することは技術的には可能である。
【0006】 ところが、一般道路を走行するホイール式クレーンは、灯光の設置に関して法 の規制を受け、上記のような外部表示灯を固定設備として設置することができな かった。
【0007】 そこで本考案は、法規制を遵守しつつ、負荷状態を外部に表示することができ るホイール式クレーンを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、下部走行体上に上部旋回体が搭載されてなるホイール式ク レーンにおいて、クレーン作業時の負荷状態を外部に表示する外部表示灯が、上 記上部旋回体に、灯火が外部から見える表示可能状態と外部から隠蔽される隠蔽 状態とに転換可能に設けられてなるものである。
【0009】 請求項2の考案は、請求項1の構成において、外部表示灯が、外部から見える 状態で上部旋回体に設けられるとともに、この外部表示灯にカバー部材が、外部 表示灯を覆って外部から隠蔽する隠蔽位置と同表示灯を外部に露出させる開放位 置との間で移動可能に設けられ、このカバー部材を上記二位置間で移動させる手 段を具備してなるものである。
【0010】 請求項3の考案は、請求項1の構成において、外部表示灯が、外部から見える 状態で上部旋回体に設けられるとともに、この外部表示灯にカバー部材が、外部 表示灯を覆って外部から隠蔽する隠蔽位置と同表示灯を外部に露出させる開放位 置との間で移動可能に設けられ、このカバー部材を上記二位置間で移動させる手 段を具備してなるものである。
【0011】
【作用】
上記構成によると、一般道路の走行時には外部表示灯を隠蔽状態とすることに より、実質的に同表示灯を取外した状態として灯光の設置に関する法規制を遵守 しながら、クレーン作業時には同表示灯を表示可能状態として負荷状態を外部作 業者に表示することが可能となる。
【0012】 このため、玉掛け作業者をはじめとするクレーン周辺の外部作業者の安全性を 高めることができる。
【0013】 また、請求項2および3の構成によると、表示可能状態と隠蔽状態との転換動 作を、移動手段による表示灯の移動またはカバー部材の移動によって自動的に行 なわせることができるため、たとえば表示灯を着脱する場合のような面倒がない 。
【0014】
【実施例】
本考案の実施例を図によって説明する。
【0015】 第1実施例(図1〜図5参照) 図1,2において、1は下部走行体、2はこの下部走行体1上に搭載された上 部旋回体である。
【0016】 上部旋回体2は旋回フレーム3を備え、この旋回フレーム3の幅方向ほぼ中央 部に起伏自在なブーム4、左右いずれか一側(通常は進行方向に向かって右側) にクレーン作業時と走行時とに兼用されるキャビン5が設けられている。
【0017】 また、旋回フレーム3の左右両側には、巻上ウィンチ用油圧モータ、コントロ ールバルブその他の各種機器類(図示せず)を覆って保護するガードカバー6, 7が設けられている。
【0018】 このクレーンにおいては、左側、すなわちキャビン5と反対側のガードカバー 6の前端に表示灯収容部としての延長カバー部6aが設けられ、この延長カバー 部6aに、キャビン5内に設けられた過負荷防止装置の警報器と連動して点灯す る外部表示灯8が設けられている。
【0019】 図3〜図5を併用して詳述すると、この外部表示灯8は、三種類の電灯、すな わち安全負荷状態でたとえば青色に点灯する安全灯9と、過負荷直前の状態でた とえば黄色に点灯する注意灯10と、過負荷状態でたとえば赤色に点灯する警報 灯11を備え、これらが共通の取付枠12に取付けられている。図3,4,5に おいて、9a,10a,11aはこれら各灯9,10,11の電球、9b,10 b,11bは同透明カバーである。
【0020】 取付枠12は、延長カバー部6aの上部に左右方向の水平軸13まわりに回動 可能に取付けられ、これにより外部表示灯8が、図1〜図4に示すように延長カ バー部6aの上方に突出して外部から見える表示可能位置と、図5に示すように 延長カバー部6a内に収容されて外部から隠蔽される隠蔽位置との間で回動しう るように構成されている。
【0021】 なお、14は延長カバー部6aの上面に設けられた表示灯出入口で、この表示 灯出入口14は、上記表示灯8が隠蔽位置にセットされた状態で取付枠12によ って閉塞される。これにより、同出入口14から延長カバー部6a内への雨水等 の侵入が防止される。
【0022】 一方、延長カバー部6a内には、油圧シリンダ15が取付枠12と連結して設 けられ、外部表示灯8がこの油圧シリンダ15の伸長作動によって表示可能位置 に、縮小作動によって隠蔽位置にそれぞれセットされるようになっている。
【0023】 この油圧シリンダ15の伸縮作動を制御する図示しないコントロールバルブは 、クレーン作業時にオンとされる作業時用クラッチ(パワーテークオフ・クラッ チ)と連動して作動、すなわちキャビン5内に設けられたスイッチのオン・オフ 操作によって切換わり作動する。これにより外部表示灯8が、クレーン作業の開 始と同時に自動的に表示可能位置にセットされ、作業終了時に隠蔽位置に戻され るようになっている。
【0024】 このように、外部表示灯8が上部旋回体2の前面に設けられ、負荷状態に応じ てクレーン外部に向けて安全表示(安全灯9点灯)、注意表示(注意灯10点灯 )、警報表示(警報灯11点灯)を行なうため、玉掛け作業者をはじめとするク レーン周辺の外部作業者がそのときどきの負荷状態を運転者と同様に認識するこ とができる。このため、たとえば注意表示でお互いに注意し合い、警報表示で退 避の準備をすることができる等、負荷状態の変化に対して適切に対処することが できる。
【0025】 しかも、この外部表示灯8は、クレーン走行時には延長カバー部6a内に格納 されて外部から隠蔽されるため、実質的に取外された状態となって法規制を遵守 しうることとなる。
【0026】 なお、外部表示灯8は左側ガードカバー6の前端に設置されているため、同表 示灯8および延長カバー部6aがキャビン5内からの前方下部視界を阻害するお それがない。
【0027】 第2実施例(図6,7参照) 第1実施例との相違点のみを説明する。
【0028】 この第2実施例では、各灯9,10,11が縦長の取付枠16に上下方向に並 設されて外部表示灯8が構成され、この外部表示灯8が、油圧シリンダ17によ り、延長カバー部6aの上面に垂直に設けられた筒状のガイド部6bに沿って、 ガイド部上方に突出する図6の表示可能位置とガイド部6b内に引っ込む図7の 隠蔽位置との間で昇降移動しうるように構成されている。
【0029】 16a,16aは取付枠16の下端に設けられたガイド片、18は同表示灯8 が隠蔽位置にセットされた状態でガイド部6bの上端開口部を覆う蓋である。
【0030】 この第2実施例の構成によっても、基本的に第1実施例の場合と同様の作用効 果を得ることができる。
【0031】 なお、第1実施例の横長の外部表示灯8を、第2実施例のように昇降移動させ て位置転換するようにしてもよい。
【0032】 第3実施例(図8参照) 第3実施例では、第1実施例と同じ横長の外部表示灯8が、左側ガードカバー 6の前端面に取付けられた支持台19に設置されている。
【0033】 また、同カバー6の前端部にカバー部材20が左右方向の水平軸21まわりに 回動可能に取付けられ、このカバー部材20が、油圧シリンダ22により駆動さ れて、図8の仮想線で示すように表示灯8を覆う隠蔽位置と、同実線で示すよう に表示灯8を外部に露出させる開放位置との間で回動しうるように構成されてい る。
【0034】 このように、外部表示灯8は固定したまま、同表示灯8をカバー部材20で開 閉することによっても、第1および第2両実施例の場合と基本的に同様の作用効 果を得ることができる。
【0035】 なお、このようにカバー部材を用いる構成をとる場合の他の実施例として、カ バー部材を隠蔽位置と開放位置との間で昇降移動させるようにしてもよい。
【0036】 その他の実施例 (イ)上記各実施例では、外部表示灯8、カバー部材20の移動手段として油 圧シリンダ15,17,22を用いたが、これに代えてモータ(油圧モータまた は電動機)、あるいはモータを駆動源とする所謂ねじシリンダを用いてもよい。
【0037】 (ロ)上記各実施例では、安全灯9、注意灯10、警報灯11によって外部表 示灯8を構成したが、注意灯10と警報灯11の二つ、または警報灯11のみを 設けてもよい。
【0038】 (ハ)外部表示灯8の設置位置は、外部作業者、とくにクレーンの間近で作業 する玉掛け作業者が見やすいように上記実施例のように上部旋回体2の前面が最 適であるが、側面、または前面と側面、あるいは前面、側面、背面の各面に設け てもよい。
【0039】
【考案の効果】
上記のように本考案によるときは、クレーン作業時の負荷状態を外部に表示す る外部表示灯を、上部旋回体に、灯火が外部から見える表示可能状態と外部から 隠蔽される隠蔽状態とに転換可能に設けたから、一般道路の走行時には外部表示 灯を隠蔽状態とすることにより、実質的に同表示灯を取外した状態として灯光の 設置に関する法規制を遵守しながら、クレーン作業時には同表示灯を表示可能状 態として負荷状態を外部作業者に表示することが可能となる。
【0040】 このため、玉掛け作業者をはじめとするクレーン周辺の外部作業者にとって、 過負荷直前状態または過負荷状態への対処が容易となり、作業の安全性を高める ことができる。
【0041】 また、請求項2および3の考案によると、外部表示灯の表示可能状態と隠蔽状 態との転換動作を、移動手段による表示灯の移動またはカバー部材の移動によっ て自動的に行なわせることができるため、たとえば表示灯を着脱する場合のよう な面倒がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すクレーン全体の側面
図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同クレーンにおける外部表示灯の設置部分の一
部切欠拡大正面図である。
【図4】図3のIVーIV線断面図である。
【図5】外部表示灯が隠蔽位置にセットされた状態の図
4相当図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す図4相当図である。
【図7】同実施例の図5相当図である。
【図8】本考案の第3実施例を示す表示灯設置部分の側
面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 6a 表示灯収容部としてのガードカバーの延長カバー
部 8 外部表示灯 9 外部表示灯を構成する安全灯 10 同注意灯 11 同警報灯 15 外部表示灯を回動移動させる油圧シリンダ 17 外部表示灯を昇降移動させる油圧シリンダ 20 外部表示灯を覆うカバー部材 22 カバー部材を回動させる油圧シリンダ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に上部旋回体が搭載されて
    なるホイール式クレーンにおいて、クレーン作業時の負
    荷状態を外部に表示する外部表示灯が、上記上部旋回体
    に、灯火が外部から見える表示可能状態と外部から隠蔽
    される隠蔽状態とに転換可能に設けられてなることを特
    徴とするホイール式クレーン。
  2. 【請求項2】 上部旋回体に表示灯収容部が設けられ、
    外部表示灯が、この表示灯収容部内に収容されて外部か
    ら隠蔽される隠蔽位置と、表示灯収容部外に突出して外
    部から見える表示可能位置との間で移動可能に設けら
    れ、この外部表示灯を上記二位置間で移動させる手段を
    具備してなることを特徴とする請求項1記載のホイール
    式クレーン。
  3. 【請求項3】 外部表示灯が、外部から見える状態で上
    部旋回体に設けられるとともに、この外部表示灯にカバ
    ー部材が、外部表示灯を覆って外部から隠蔽する隠蔽位
    置と同表示灯を外部に露出させる開放位置との間で移動
    可能に設けられ、このカバー部材を上記二位置間で移動
    させる手段を具備してなることを特徴とする請求項1記
    載のホイール式クレーン。
JP9039991U 1991-11-05 1991-11-05 ホイール式クレーン Pending JPH0540290U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748090A (ja) * 1993-08-06 1995-02-21 Tadano Ltd 外部表示灯つき作業車
JPH11314884A (ja) * 1998-05-01 1999-11-16 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 建設機械の安全装置
JP2019166942A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 ヤンマー株式会社 自動走行システム
JP2021108605A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 株式会社クボタ 作業機

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