JPH0540191U - 寿司飯収容容器及び寿司飯取り出し具 - Google Patents

寿司飯収容容器及び寿司飯取り出し具

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JPH0540191U
JPH0540191U JP095386U JP9538691U JPH0540191U JP H0540191 U JPH0540191 U JP H0540191U JP 095386 U JP095386 U JP 095386U JP 9538691 U JP9538691 U JP 9538691U JP H0540191 U JPH0540191 U JP H0540191U
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sushi rice
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sushi
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義則 島津
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株式会社島津機械製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】寿司飯収容部4が縦横に枡目状に凹設された容
器本体と蓋体とからなる寿司飯収容容器であり、それぞ
れの寿司飯収容部4の底部が容器上方向に湾曲された湾
曲部とされてなり、容器本体と蓋体は施蓋自在である寿
司飯収容容器と、寿司飯収容容器の底部のそれぞれの湾
曲部に凸入する嵌合凸部10を寿司飯収容容器の底部の
湾曲部に対応する位置で対応する数だけ形設された押し
出し材11と縦桟と横桟が格子組された押圧材とからな
る寿司飯取り出し具。 【効果】にぎり寿司用の寿司飯を成形した形を保形した
状態で収容、輸送でき且つ自動寿司飯成形装置で成形さ
れた寿司飯を収容するのに適し且つその個々の寿司飯を
寿司飯収容容器から浮き上がらせて容易に取り出すこと
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は寿司飯収容容器及び寿司飯取り出し具に関し、その目的はにぎり寿 司用の寿司飯を成形した形を保形した状態で収容、輸送でき且つ自動寿司飯成形 装置で成形された寿司飯を収容するのに適し且つその個々の寿司飯を寿司飯収容 容器から容易に取り出すことができる寿司飯収容容器の提供にある。
【0002】
【従来の技術】
にぎり寿司は職人が手作業で作るか、にぎり飯自動製造装置によって製造して これを店舗に来た顧客に提供するのが一般的であった。 しかし、最近では寿司飯のみを予めにぎり寿司状に成形しておき、これをスー パー等の店舗へ輸送し、この店舗内で予め成形された寿司飯上に各種の具が載せ られ商品として提供されることも盛んに行なわれるようになってきている。 そこで、この考案者は既に第10図,第11図にしめす合成樹脂製の薄板に寿 司1個分の寿司飯Aが収容される寿司飯収容部Bが縦横に枡目状に凹設された容 器本体Cとこの容器本体に施蓋される蓋体(図外)とからなる寿司飯収容容器を 既に明らかにした。
【0003】 容器本体Cの端縁部および前記寿司飯収容部B同士が隣接する境界部の一部に 凹部Dが形成され、これら凹部Dは容器本体Cの中心に対して非点対称の位置に 形成されてなり、前記蓋体(図外)は前記各寿司飯収容部Bの周縁に対応する周 縁を持つ寿司飯収容容器Cを開発し明らかにした。 この寿司飯収容容器Cに寿司飯を収容するには、寿司飯Aを寿司飯収容容器C の端縁に平行となるように1列宛並べていく(第10図,第11図参照)。 このようにして寿司飯収容容器C内に寿司飯B…が一杯に並べられた後は施蓋 され、さらに寿司飯Bが収容された複数の寿司飯収容容器C…が積み重ねられて ダンボール箱(図示せず)等内に収められて出荷される。
【0004】
【考案の解決課題】
輸送中の振動や寿司飯収容容器Cが積み重ねられることにより、直方体状の空 間の収容部B内に寿司飯A…が収容部B内の下方に押しつけられるなどして、寿 司飯Aが寿司飯収容容器Cの収容部B内から円滑にとり出せ無いことが往々にし てあった。
【0005】
【考案の解決手段】
この考案は、上記の如き欠点に照らし、合成樹脂製の薄板に寿司1個司飯が収 容される寿司飯収容部が縦横に枡目状に凹設された容器本体とこの容器本体に施 蓋される蓋体とからなる寿司飯収容容器であり、容器本体のそれぞれの寿司飯収 容部の底部が容器上方向に湾曲された湾曲部とされてなり且つ容器本体の端縁部 および前記寿司飯収容部同士が隣接する境界部の一部に凹部が形成され、前記蓋 体は前記各寿司飯収容部の周縁に対応する周縁を持つ寿司飯保形用隆起部が形成 されてなる寿司飯収容容器及び上記寿司飯収容容器の底部れぞれの湾曲部に凸入 する嵌合凸部を寿司飯収容容器の底部の湾曲部に対応する位置で対応する数だけ 形設された押し出し材と前記寿司飯収容部同士が隣接する境界部に当接するべく 縦桟と横桟が格子組された押圧材とからなる寿司飯取り出し具を提供することに より上記従来の欠点を悉く解消した。
【0006】
【作用】
容器本体のそれぞれの寿司飯収容部の底部が容器上方向に湾曲された湾曲部が 、寿司飯収容容器の底部それぞれの湾曲部に凸入する嵌合凸部を押し出し材と前 記寿司飯収容部同士が隣接する境界部に当接するべく縦桟と横桟が格子組された 押圧材を使用して或いは使用しないで、その湾曲部の上方向への反発力でそれぞ れ寿司1個分の飯が収容されている寿司飯収容部から浮き上がらせて寿司飯を簡 易且つ容易に取り出す。
【0007】
【実施例】
以下、この考案に係る寿司飯収容容器の実施例を図面に基づき説明する。 寿司飯収容容器(1) は図1及び図2に示すように、容器本体(2) と蓋体(3) と からなる。 容器本体(2) は合成樹脂製の薄板に多数の寿司飯収容部(4) が容器本体(2) の 縦横方向に枡目状に凹設されたものである。 本実施例では縦11個、横5個の寿司飯収容部(4) が形成されている。 この容器本体(2) は平面視略長方形とされており、若干の可撓性を有している
【0008】 寿司飯収容部(4) は平面視略長方形状で、全体は内底面が上部開口面よりやや 狭い略逆四角錐台形状とされており、各隅部は角取状とされている。 この寿司飯収容部(4) の深さは通常のにぎり寿司の寿司飯が丁度収まり、寿司 飯の上部が少し上に出る程度とされる。 寿司飯収容部(4) の内壁には上下方向の溝部(5) が数条、凹設されている。
【0009】 寿司飯収容部(4) 同士の間は若干の幅を持つ平面的な境界部(6) とされている 。 また容器本体(2) の端縁部(7) も上面が若干の幅を持つ平面とされている。 前記境界部分(6) および端縁部(7) には凹部(8) が形成されている。 この凹部(8) は容器本体(2) の底から観た場合には凸部として現れる。
【0010】 図3乃至図4で明らかな如く、容器本体(2) のそれぞれの寿司飯収容部(4) の 底が容器上方向に湾曲された湾曲部(4a)とされている。 図3は容器本体(2) を裏から見た底面図で、この図3から明らかな如く湾曲部 a)はそれぞれの寿司飯収容部(4) に設けられている。
【0011】 蓋体(3) は合成樹脂製で無色透明とされ、容器本体(2) の外周に遊嵌する内周 を有している。 この蓋体(3) は前記各寿司飯収容部(4) に寿司飯(9) を収納したのち被覆され る。
【0012】 図4示の如く、寿司飯収容部(4) に寿司飯(9) を収納すると、その底部の湾曲 部(4a)は、やや押しひしゃげられた形状となり、寿司飯(9) を押し上げる力が湾 曲部(4a)に蓄えられる。 従って、寿司飯(9) をその底部の湾曲部(4a)を介して指等で押し上げると寿司 飯(9) は寿司飯収容部(4) から浮き上がり容易自在に、図6の如く、指で抵抗無 く且つ形を崩すことなくとりだせる。
【0013】 一方、図2、図4、図6、図7、図8に示す如く、寿司飯収容部(4) の底部の それぞれの湾曲部(4a)に凸入する嵌合凸部(10)を形設された押し出し材(11)を用 いれば寿司飯収容部(4) の湾曲部(4a)の反発力を更に有効に引き出せ、寿司飯(9 ) をその底部の湾曲部(4a)を介して指等で押し上げると寿司飯(9) は、寿司飯収 容部(4) から浮き上がり容易自在に、図6の如く、指で抵抗無く且つ形を崩すこ となくとりだせる。 図5に示す如く、寿司飯収容部(4) 同士が隣接する境界部(6) に当接する縦桟 (12)と横桟(13)が格子組された押圧材(14)が押し出し材(11)とともに用いられる ことにより、回動軸(15)を中心に握持部(16)から加えられる人の押し圧力で寿司 飯収容部(4) の底部のそれぞれの湾曲部(4a)に凸入する嵌合凸部(10)を形設され た押し出し材(11)の作用がより寿司飯収容部(4) の湾曲部(4a)の反発力を有効に 引き出し、寿司飯(9) をその底部の湾曲部(4a)を介して指等で押し上げると寿司 飯(9) は、寿司飯収容部(4) から浮き上がり容易自在に、図6の如く、指で抵抗 無く且つ形を崩すことなくとりだせる。 これらの寿司飯(9) は、寿司具(17)を乗せれば握り寿司として提供できる。 尚、この押し出し材(11)及び押圧材(14)が寿司飯取り出し具を構成する。
【0014】
【考案の効果】
この考案は、合成樹脂製の薄板に寿司1個司飯が収容される寿司飯収容部が縦 横に枡目状に凹設された容器本体とこの容器本体に施蓋される蓋体とからなる寿 司飯収容容器であり、容器本体のそれぞれの寿司飯収容部の底部が容器上方向に 湾曲された湾曲部とされてなり且つ容器本体の端縁部および前記寿司飯収容部同 士が隣接する境界部の一部に凹部が形成され、前記蓋体は前記各寿司飯収容部の 周縁に対応する周縁を持つ寿司飯保形用隆起部が形成されてなる寿司飯収容容器 及び上記寿司飯収容容器の底部れぞれの湾曲部に凸入する嵌合凸部を寿司飯収容 容器の底部の湾曲部に対応する位置で対応する数だけ形設された押し出し材と前 記寿司飯収容部同士が隣接する境界部に当接するべく縦桟と横桟が格子組された 押圧材とからなる寿司飯取り出し具であるから、この寿司飯収容容器に寿司飯を 収容し、さらに寿司飯が収容された複数の寿司飯収容容器…が積み重ねられてダ ンボール箱(図示せず)等内に収められて出荷され、輸送中の振動や寿司飯収容 容器が積み重ねられることにより、収容部内に寿司飯…が収容部内の下方に押し つけられるなどしても、容器本体のそれぞれの寿司飯収容部の底部が容器上方向 に湾曲された湾曲部が、寿司飯収容容器の底部それぞれの湾曲部に凸入する嵌合 凸部を押し出し材と前記寿司飯収容部同士が隣接する境界部に当接するべく縦桟 と横桟が格子組された押圧材を使用して或いは使用しないで、容器本体の寿司1 個分の飯が収容される寿司飯収容部から寿司飯を浮き上がらせて簡易且つ容易に 取り出すことができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【0021】図1はこの考案に係る寿司飯収容容器の斜
視図である。
【0022】図2は寿司飯収容部と当接する押し出し材
の側面図である。
【0023】図3は容器本体を底面からみた底面図であ
る。
【0024】図4は容器本体の寿司飯を収納された寿司
飯収容部とこの寿司飯収容部に当接前の押し出し材の部
分断面側面図である。
【0025】図5は押圧材の平面図である。
【0026】図6は容器本体の寿司飯を収納された寿司
飯収容部とこの寿司飯収容部に当接後の押し出し材の部
分断面側面図である。
【0027】図7は容器本体の寿司飯を収納された寿司
飯収容部とこの寿司飯収容部に当接時の押し出し材と押
圧材の状態を示す側面説明図である。
【0028】図8は容器本体の寿司飯を収納された寿司
飯収容部とこの寿司飯収容部に当接後の押し出し材の側
面図で寿司飯の浮き上がり状態をしめす。
【0029】図9は寿司飯に具が乗った握り寿司を示
す。
【0030】図10、図11は従来例の説明図である。
【符号の説明】
(1) …寿司飯収容容器 (2) …容器本体 (3) …蓋体 (4) …寿司飯収容部 (6) …境界部分 (7) …端縁部 (8) …凹部 (10)…嵌合凸部 (11)…押し出し材 (14)…押圧材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の薄板に寿司1個司飯が収容
    される寿司飯収容部が縦横に枡目状に凹設された容器本
    体とこの容器本体に施蓋される蓋体とからなる寿司飯収
    容容器であり、容器本体のそれぞれの寿司飯収容部の底
    部が容器上方向に湾曲された湾曲部とされてなり且つ容
    器本体の端縁部および前記寿司飯収容部同士が隣接する
    境界部の一部に凹部が形成され、前記蓋体は前記各寿司
    飯収容部の周縁に対応する周縁を持つ寿司飯保形用隆起
    部が形成されてなる寿司飯収容容器。
  2. 【請求項2】 上記寿司飯収容容器の底部のそれぞれの
    湾曲部に凸入する嵌合凸部を寿司飯収容容器の底部の湾
    曲部に対応する位置で対応する数だけ形設された押し出
    し材と前記寿司飯収容部同士が隣接する境界部に当接す
    るべく縦桟と横桟が格子組された押圧材とからなる寿司
    飯取り出し具。
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