JPH0539958Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0539958Y2 JPH0539958Y2 JP13904288U JP13904288U JPH0539958Y2 JP H0539958 Y2 JPH0539958 Y2 JP H0539958Y2 JP 13904288 U JP13904288 U JP 13904288U JP 13904288 U JP13904288 U JP 13904288U JP H0539958 Y2 JPH0539958 Y2 JP H0539958Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft member
- storage frame
- coil spring
- tray
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 7
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、自動車の車室内に設けられるカツプ
ホルダなどの容器ホルダ装置に関し、詳しくは組
付け性能が向上した容器ホルダ装置に関する。
ホルダなどの容器ホルダ装置に関し、詳しくは組
付け性能が向上した容器ホルダ装置に関する。
[従来の技術]
例えば第8図に示すような自動車用のカツプホ
ルダが知られている。このカツプホルダは、ケー
ス100と、カツプや缶が保持される保持穴20
1をもち一端面がケース100の底壁101に近
付く方向および遠ざかる方向に引出しおよび収納
自在にケース100内に配設されたトレイ200
と、ケース100とトレイ200の間に介在しト
レイ200をケース100より引き出す方向へ付
勢する2個一対の板バネ300と、ケース100
に保持されトレイ200を収納した収納位置に保
持するプツシユロツクオープンクリツプ400
と、より構成されている。
ルダが知られている。このカツプホルダは、ケー
ス100と、カツプや缶が保持される保持穴20
1をもち一端面がケース100の底壁101に近
付く方向および遠ざかる方向に引出しおよび収納
自在にケース100内に配設されたトレイ200
と、ケース100とトレイ200の間に介在しト
レイ200をケース100より引き出す方向へ付
勢する2個一対の板バネ300と、ケース100
に保持されトレイ200を収納した収納位置に保
持するプツシユロツクオープンクリツプ400
と、より構成されている。
このカツプホルダでは、ケース100に収納さ
れているトレイ200を板バネ300の付勢力に
抗して押圧すると、プツシユロツクオープンクリ
ツプ400とトレイ200のロツクピン202と
の係合が外れ、トレイ200は板バネ300の付
勢力によりケース100から突出する。したがつ
て乗員はトレイ200を引出して使用することが
できる。またトレイ200を収納する時は、トレ
イ200を底壁101に近付くように板バネ30
0の付勢力に抗して押圧する。するとプツシユロ
ツクオープンクリツプ400がロツクピン202
と係合して、トレイ200はケース100内に収
納された位置で保持される。
れているトレイ200を板バネ300の付勢力に
抗して押圧すると、プツシユロツクオープンクリ
ツプ400とトレイ200のロツクピン202と
の係合が外れ、トレイ200は板バネ300の付
勢力によりケース100から突出する。したがつ
て乗員はトレイ200を引出して使用することが
できる。またトレイ200を収納する時は、トレ
イ200を底壁101に近付くように板バネ30
0の付勢力に抗して押圧する。するとプツシユロ
ツクオープンクリツプ400がロツクピン202
と係合して、トレイ200はケース100内に収
納された位置で保持される。
[考案が解決しようとする課題]
ところで上記したカツプホルダでは、板バネ3
00はケース100の底壁101にリベツト10
2で固定されている。そのため組付け性が良いと
はいえず部品点数も多くなつてコスト面での不具
合も生じていた。また一対の板バネ300のバネ
力または寸法が揃つていない場合には、トレイ2
00の操作フイーリングが低下したり、異音の発
生の原因となることもあつた。
00はケース100の底壁101にリベツト10
2で固定されている。そのため組付け性が良いと
はいえず部品点数も多くなつてコスト面での不具
合も生じていた。また一対の板バネ300のバネ
力または寸法が揃つていない場合には、トレイ2
00の操作フイーリングが低下したり、異音の発
生の原因となることもあつた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、容器ホルダ装置を一層簡単な構成とする
ことを技術的課題とするものである。
であり、容器ホルダ装置を一層簡単な構成とする
ことを技術的課題とするものである。
[課題を解決するための手段]
本考案の容器ホルダ装置は、収納フレームと、
容器が保持される保持穴をもち一端面が収納フレ
ームの一内壁面に近付く方向および遠ざかる方向
に引出しおよび収納自在に収納フレーム内に配設
された引出し部材と、収納フレームと引出し部材
の間に介在し引出し部材を収納フレームより引き
出す方向へ付勢する付勢部材と、収納フレームに
保持され引出し部材を収納した収納位置に保持す
るロツク装置と、よりなる容器ホルダ装置におい
て、 収納フレームの一内壁面および引出し部材の一
端面の一方には他方に向かつて突出する断面放射
形状の軸部材をもつとともに一内壁面および一端
面の他方には軸部材の断面形状に対応し軸部材が
挿入される放射形状の抜き孔をもち、付勢部材は
コイルスプリングからなり軸部材に保持されて軸
部材が抜き孔に挿入された時に一内壁面および一
端面を互いに遠ざかる方向へ付勢するように構成
されたことを特徴とする。
容器が保持される保持穴をもち一端面が収納フレ
ームの一内壁面に近付く方向および遠ざかる方向
に引出しおよび収納自在に収納フレーム内に配設
された引出し部材と、収納フレームと引出し部材
の間に介在し引出し部材を収納フレームより引き
出す方向へ付勢する付勢部材と、収納フレームに
保持され引出し部材を収納した収納位置に保持す
るロツク装置と、よりなる容器ホルダ装置におい
て、 収納フレームの一内壁面および引出し部材の一
端面の一方には他方に向かつて突出する断面放射
形状の軸部材をもつとともに一内壁面および一端
面の他方には軸部材の断面形状に対応し軸部材が
挿入される放射形状の抜き孔をもち、付勢部材は
コイルスプリングからなり軸部材に保持されて軸
部材が抜き孔に挿入された時に一内壁面および一
端面を互いに遠ざかる方向へ付勢するように構成
されたことを特徴とする。
収納フレーム、引出し部材およびロツク装置は
基本的に従来と同様の構成である。収納フレーム
は引出し部材を収納するものであり、通常、引出
し部材を案内するガイド部をもつ。引出し部材に
は保持穴が設けられ、その保持穴にカツプ、缶ジ
ユースなどの容器が保持される。保持穴以外の部
分を置き台などとして用いることもできる。また
ロツク装置は引出し部材を収納フレーム内に収納
された収納位置に保持するものであり、従来公知
の種々の構成とすることができる。押すだけでロ
ツクおよびオープンの状態となるプツシユロツク
オープン装置を用いることが好ましい。
基本的に従来と同様の構成である。収納フレーム
は引出し部材を収納するものであり、通常、引出
し部材を案内するガイド部をもつ。引出し部材に
は保持穴が設けられ、その保持穴にカツプ、缶ジ
ユースなどの容器が保持される。保持穴以外の部
分を置き台などとして用いることもできる。また
ロツク装置は引出し部材を収納フレーム内に収納
された収納位置に保持するものであり、従来公知
の種々の構成とすることができる。押すだけでロ
ツクおよびオープンの状態となるプツシユロツク
オープン装置を用いることが好ましい。
本考案の最大の特徴は、収納フレームの一内壁
面および引出し部材の一端面の一方には他方に向
かつて突出する軸部材をもつとともに一内壁面お
よび一端面の他方には軸部材が挿入される抜き孔
をもち、付勢部材はコイルスプリングからなり軸
部材に保持されて軸部材が抜き孔を挿入された時
に一内壁面および一端面を互いに遠ざかる方向へ
付勢するように構成されたところにある。軸部材
は収納フレームに設けてもよいし、引出し部材に
設けることもできる。そしてこの軸部材にコイル
スプリングが保持される。
面および引出し部材の一端面の一方には他方に向
かつて突出する軸部材をもつとともに一内壁面お
よび一端面の他方には軸部材が挿入される抜き孔
をもち、付勢部材はコイルスプリングからなり軸
部材に保持されて軸部材が抜き孔を挿入された時
に一内壁面および一端面を互いに遠ざかる方向へ
付勢するように構成されたところにある。軸部材
は収納フレームに設けてもよいし、引出し部材に
設けることもできる。そしてこの軸部材にコイル
スプリングが保持される。
また本考案のもう一つの特徴は、この軸部材が
断面放射形状をなし、抜き孔も軸部材の断面形状
に対応した放射形状をなしているところにある。
これによりコイルスプリングを保持するとともに
収納フレームと引出し部材とでコイルスプリング
を圧縮することができる。この軸部材の断面形状
は、例えば十字状、Y字状などとすることができ
る。
断面放射形状をなし、抜き孔も軸部材の断面形状
に対応した放射形状をなしているところにある。
これによりコイルスプリングを保持するとともに
収納フレームと引出し部材とでコイルスプリング
を圧縮することができる。この軸部材の断面形状
は、例えば十字状、Y字状などとすることができ
る。
[考案の作用および効果]
本考案の容器ホルダ装置では、引出し部材が収
納位置にある状態では、軸部材が抜き孔に挿入さ
れている。ここで軸部材は断面放射形状であり、
また抜き孔も軸部材に対応した放射形状である。
またコイルスプリングは断面円形である。したが
つて軸部材に保持されたコイルスプリングは抜き
孔には入らず、抜き孔の周縁部で確実に係止され
ている。これによりコイルスプリングは引出し部
材の一端面と収納フレームの一内壁面との間で押
圧され、付勢力が蓄えられている。また引出し部
材はロツク装置でロツクされている。
納位置にある状態では、軸部材が抜き孔に挿入さ
れている。ここで軸部材は断面放射形状であり、
また抜き孔も軸部材に対応した放射形状である。
またコイルスプリングは断面円形である。したが
つて軸部材に保持されたコイルスプリングは抜き
孔には入らず、抜き孔の周縁部で確実に係止され
ている。これによりコイルスプリングは引出し部
材の一端面と収納フレームの一内壁面との間で押
圧され、付勢力が蓄えられている。また引出し部
材はロツク装置でロツクされている。
容器ホルダ装置として使用する場合には、まず
ロツク装置のロツクを解除する。すると引出し部
材はコイルスプリングの付勢力により、収納フレ
ームから突出する。そして引出し部材を収納フレ
ームからさらに引出すことで、容器ホルダとして
使用することができる。このとき軸部材が抜き孔
から抜けても、コイルスプリングは軸部材に保持
され脱落が防止されている。
ロツク装置のロツクを解除する。すると引出し部
材はコイルスプリングの付勢力により、収納フレ
ームから突出する。そして引出し部材を収納フレ
ームからさらに引出すことで、容器ホルダとして
使用することができる。このとき軸部材が抜き孔
から抜けても、コイルスプリングは軸部材に保持
され脱落が防止されている。
引出し部材を収納する時は、引出し部材を収納
フレームに入る方向へコイルスプリングの付勢力
に抗して押圧する。そして収納位置でロツク装置
が引出し部材をロツクして保持する。
フレームに入る方向へコイルスプリングの付勢力
に抗して押圧する。そして収納位置でロツク装置
が引出し部材をロツクして保持する。
また本考案の容器ホルダ装置を組付ける場合、
まず軸部材にコイルスプリングを保持させる。こ
こで軸部材は断面放射形状であるため、剛性を維
持しつつ軽量化が図られている。またコイルスプ
リングを保持させる時には、軸部材の最外周表面
でコイルスプリングを案内することができ、コイ
ルスプリングの組付け作業性に優れている。そし
てコイルスプリングを軸部材に組付けた後、引出
し部材を収納フレームに収納するだけで本考案の
容器ホルダ装置を組付けることができる。
まず軸部材にコイルスプリングを保持させる。こ
こで軸部材は断面放射形状であるため、剛性を維
持しつつ軽量化が図られている。またコイルスプ
リングを保持させる時には、軸部材の最外周表面
でコイルスプリングを案内することができ、コイ
ルスプリングの組付け作業性に優れている。そし
てコイルスプリングを軸部材に組付けた後、引出
し部材を収納フレームに収納するだけで本考案の
容器ホルダ装置を組付けることができる。
すなわち本考案の容器ホルダ装置によれば、リ
ベツトなどを用いる必要がないため付勢部材の組
付け性が向上する。また部品点数も少ない。した
がつてコストの低減を図ることができる。さらに
付勢部材は1個のコイルスプリングとしたので、
引出し部材の操作フイーリングに優れている。
ベツトなどを用いる必要がないため付勢部材の組
付け性が向上する。また部品点数も少ない。した
がつてコストの低減を図ることができる。さらに
付勢部材は1個のコイルスプリングとしたので、
引出し部材の操作フイーリングに優れている。
[実施例]
以下、実施例により本考案を具体的に説明す
る。
る。
第1図および第2図に本考案の一実施例の容器
ホルダ装置を示す。この容器ホルダ装置は自動車
のインストルメントパネルに装着されるカツプホ
ルダである。このカツプホルダは、大きく分けて
樹脂製のケース1と、樹脂製のトレイ2とより構
成されている。
ホルダ装置を示す。この容器ホルダ装置は自動車
のインストルメントパネルに装着されるカツプホ
ルダである。このカツプホルダは、大きく分けて
樹脂製のケース1と、樹脂製のトレイ2とより構
成されている。
ケース1は一方に開口をもつ箱状をなし、その
開口からトレイ2が収納される。ケース1の互い
に平行に向かい合う一対の壁の内側表面には、そ
れぞれ平行に延びるガイド溝10が形成され、こ
のガイド溝10にトレイ2の側面が係合して案内
される。
開口からトレイ2が収納される。ケース1の互い
に平行に向かい合う一対の壁の内側表面には、そ
れぞれ平行に延びるガイド溝10が形成され、こ
のガイド溝10にトレイ2の側面が係合して案内
される。
またケース1の底壁11からは、ガイド溝10
と平行にケース1内に向かつて延びる軸部材3が
突出している。この軸部材3はケース1の成形と
同時に形成されたものであり、第3図および第4
図に拡大して示すように、断面十字状のリブ部3
0と、リブ部30先端部に形成され互いに近付く
方向へ弾性変形可能な撓み部31と、より構成さ
れている。この撓み部31の先端にはリブ部30
よりも外径が拡がつた爪部32が形成されてい
る。
と平行にケース1内に向かつて延びる軸部材3が
突出している。この軸部材3はケース1の成形と
同時に形成されたものであり、第3図および第4
図に拡大して示すように、断面十字状のリブ部3
0と、リブ部30先端部に形成され互いに近付く
方向へ弾性変形可能な撓み部31と、より構成さ
れている。この撓み部31の先端にはリブ部30
よりも外径が拡がつた爪部32が形成されてい
る。
この軸部材3にはコイルスプリング4が装着さ
れ、爪部32により係止されて軸部材3から脱落
するのが防止されている。なお、コイルスプリン
グ4を軸部材3に装着するには、コイルスプリン
グ4を爪部32に向かつて軸方向に押圧すること
で、撓み部31は互いに近付く方向へ自然に変形
して縮径し、コイルスプリング4を挿入すること
ができる。そしてコイルスプリング4は、リブ部
30の最外周表面に案内されながら容易に組付け
られる。コイルスプリング4の他端が爪部32を
越えると、撓み部31は弾性力により元の形状に
復元し、爪部32が拡径してコイルスプリング4
を係止するため、コイルスプリング4が軸部材3
から抜けるのが防止されている。
れ、爪部32により係止されて軸部材3から脱落
するのが防止されている。なお、コイルスプリン
グ4を軸部材3に装着するには、コイルスプリン
グ4を爪部32に向かつて軸方向に押圧すること
で、撓み部31は互いに近付く方向へ自然に変形
して縮径し、コイルスプリング4を挿入すること
ができる。そしてコイルスプリング4は、リブ部
30の最外周表面に案内されながら容易に組付け
られる。コイルスプリング4の他端が爪部32を
越えると、撓み部31は弾性力により元の形状に
復元し、爪部32が拡径してコイルスプリング4
を係止するため、コイルスプリング4が軸部材3
から抜けるのが防止されている。
またケース1には、軸部材3が形成された底壁
11の外側表面に、プツシユロツクオープンクリ
ツプ5が保持されている。この底壁11には貫通
孔12が穿設され、この貫通孔12を介して後述
のトレイ2のロツクピン24がプツシユロツクオ
ープンクリツプ5に係合される。
11の外側表面に、プツシユロツクオープンクリ
ツプ5が保持されている。この底壁11には貫通
孔12が穿設され、この貫通孔12を介して後述
のトレイ2のロツクピン24がプツシユロツクオ
ープンクリツプ5に係合される。
トレイ2は第5図に示すように箱状をなし、2
個の保持穴20が設けられている。またケース1
の底壁11に対向する一端面21には、軸部材3
の断面形状と対応し、軸部材3が挿入される十字
状の抜き穴22が穿設されている。そして抜き孔
22には、第6図に拡大して示すように、4つの
角部にケース1の底壁11へ向かつて突出する突
起23が形成されている。この突起23は一表面
がテーパ状に形成され、4個のテーパ表面は略円
錐台形状となつており、その外径は突起23の高
さ方向中間部分でコイルスプリング4の内径と等
しくされている。また抜き孔22に隣接して、ケ
ース1の壁11に向かつて突出するロツクピン2
4が設けられている。
個の保持穴20が設けられている。またケース1
の底壁11に対向する一端面21には、軸部材3
の断面形状と対応し、軸部材3が挿入される十字
状の抜き穴22が穿設されている。そして抜き孔
22には、第6図に拡大して示すように、4つの
角部にケース1の底壁11へ向かつて突出する突
起23が形成されている。この突起23は一表面
がテーパ状に形成され、4個のテーパ表面は略円
錐台形状となつており、その外径は突起23の高
さ方向中間部分でコイルスプリング4の内径と等
しくされている。また抜き孔22に隣接して、ケ
ース1の壁11に向かつて突出するロツクピン2
4が設けられている。
上記のように構成された本実施例のカツプホル
ダを組付けるには、まず前述したようにコイルス
プリング4が軸部材3に挿入され、爪部32で係
止されて軸部材3に保持される。
ダを組付けるには、まず前述したようにコイルス
プリング4が軸部材3に挿入され、爪部32で係
止されて軸部材3に保持される。
次にトレイ2をケース1に挿入する。この時ガ
イド溝10にトレイ2の側面を係合させて挿入す
る。従つてトレイ2はガイド溝10に案内されな
がら挿入される。そして軸部材3が抜き孔22に
挿入されると、抜き孔22は十字状であるために
コイルスプリング4は抜き孔22には挿入され
ず、突起23のテーパ表面と当接して突起23の
途中で係止される。そしてトレイ2をコイルスプ
リング4の付勢力に抗してさらに押圧すると、ロ
ツクピン24が貫通孔12からプツシユロツクオ
ープンクリツプ5に挿入されて係止され、トレイ
2はケース1に収納される。
イド溝10にトレイ2の側面を係合させて挿入す
る。従つてトレイ2はガイド溝10に案内されな
がら挿入される。そして軸部材3が抜き孔22に
挿入されると、抜き孔22は十字状であるために
コイルスプリング4は抜き孔22には挿入され
ず、突起23のテーパ表面と当接して突起23の
途中で係止される。そしてトレイ2をコイルスプ
リング4の付勢力に抗してさらに押圧すると、ロ
ツクピン24が貫通孔12からプツシユロツクオ
ープンクリツプ5に挿入されて係止され、トレイ
2はケース1に収納される。
トレイ2を使用する場合は、トレイ2をケース
1に向かつて僅かに押圧する。するとプツシユロ
ツクオープンクリツプ5とロツクピン24との係
止が外れ、コイルスプリング4に蓄えられた付勢
力によりトレイ2はケース1から突出する。そし
て突出したトレイ2をガイド溝10に案内させな
がら指で引出すことにより所定の位置で使用する
ことができる。
1に向かつて僅かに押圧する。するとプツシユロ
ツクオープンクリツプ5とロツクピン24との係
止が外れ、コイルスプリング4に蓄えられた付勢
力によりトレイ2はケース1から突出する。そし
て突出したトレイ2をガイド溝10に案内させな
がら指で引出すことにより所定の位置で使用する
ことができる。
すなわち本実施例のカツプホルダによれば、付
勢部材の組付けは、コイルスプリングを軸部材に
保持するだけでよいので、組付け作業性に極めて
優れている。そして構成部品点数が少ないので、
コストを低減することができる。
勢部材の組付けは、コイルスプリングを軸部材に
保持するだけでよいので、組付け作業性に極めて
優れている。そして構成部品点数が少ないので、
コストを低減することができる。
またトレイを収納する場合、コイルスプリング
はトレイの抜き孔周囲の突起とまず当接する。そ
してコイルスプリングは突起のテーパ表面に沿つ
て拡径しながら進む。したがつて当接の衝撃はコ
イルスプリングの拡径により吸収されて緩衝され
るため、当接時の衝撃音の発生が防止される。
はトレイの抜き孔周囲の突起とまず当接する。そ
してコイルスプリングは突起のテーパ表面に沿つ
て拡径しながら進む。したがつて当接の衝撃はコ
イルスプリングの拡径により吸収されて緩衝され
るため、当接時の衝撃音の発生が防止される。
また1個のコイルスプリングのバネ荷重のみが
作用するため、トレイの操作フイーリングに優れ
高品質化を図ることができる。さらに従来のカツ
プホルダに比べて板バネのスペース分トレイを大
きくでき、他の機能を付与することもできる。
作用するため、トレイの操作フイーリングに優れ
高品質化を図ることができる。さらに従来のカツ
プホルダに比べて板バネのスペース分トレイを大
きくでき、他の機能を付与することもできる。
(他の態様)
本実施例では軸部材のリブ部の形状を断面十字
状にしたが、第7図に示すように断面Y字状のリ
ブ部とすることもできる。このようにしても、や
や金型形状が複雑にはなるが、ケースと同時に成
形することができ、同様の作用効果を奏する。
状にしたが、第7図に示すように断面Y字状のリ
ブ部とすることもできる。このようにしても、や
や金型形状が複雑にはなるが、ケースと同時に成
形することができ、同様の作用効果を奏する。
また本実施例では軸部材をケース側に設けた
が、軸部材をトレイの一端面から外方へ突出する
ようにトレイ側に設け、ケース側に設けられた抜
き孔に挿入することでコイルスプリングを押圧す
るように構成することもできる。この場合は、軸
部材に保持されたコイルスプリングは、トレイの
移動とともに移動することとなるが、前述の実施
例と同様の作用効果を奏する。なお、この場合、
軸部材にロツクピンの機能を付与することもで
き、このようにすればロツクピンが不要となるの
で、一層簡単な構成とすることができる。
が、軸部材をトレイの一端面から外方へ突出する
ようにトレイ側に設け、ケース側に設けられた抜
き孔に挿入することでコイルスプリングを押圧す
るように構成することもできる。この場合は、軸
部材に保持されたコイルスプリングは、トレイの
移動とともに移動することとなるが、前述の実施
例と同様の作用効果を奏する。なお、この場合、
軸部材にロツクピンの機能を付与することもで
き、このようにすればロツクピンが不要となるの
で、一層簡単な構成とすることができる。
第1図〜第6図は本考案の一実施例のカツプホ
ルダに関し、第1図および第2図は断面で示すそ
の構成説明図、第3図は軸部材の正面図、第4図
は軸部材の側面図、第5図はトレイの斜視図、第
6図は抜き孔の拡大斜視図である。第7図は実施
例の他の態様の軸部材の斜視図である。第8図は
従来のカツプホルダの断面で示す構成説明図であ
る。 1……ケース(収納フレーム)、2……トレイ
(引出し部材)、3……軸部材、4……コイルスプ
リング、5……プツシユロツクオープンクリツプ
(ロツク装置)、20……保持穴、22……抜き
孔、23……突起、30……リブ部、31……撓
み部、32……爪部。
ルダに関し、第1図および第2図は断面で示すそ
の構成説明図、第3図は軸部材の正面図、第4図
は軸部材の側面図、第5図はトレイの斜視図、第
6図は抜き孔の拡大斜視図である。第7図は実施
例の他の態様の軸部材の斜視図である。第8図は
従来のカツプホルダの断面で示す構成説明図であ
る。 1……ケース(収納フレーム)、2……トレイ
(引出し部材)、3……軸部材、4……コイルスプ
リング、5……プツシユロツクオープンクリツプ
(ロツク装置)、20……保持穴、22……抜き
孔、23……突起、30……リブ部、31……撓
み部、32……爪部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 収納フレームと、 容器が保持される保持穴をもち一端面が該収納
フレームの一内壁面に近付く方向および遠ざかる
方向に引出しおよび収納自在に該収納フレーム内
に配設された引出し部材と、 該収納フレームと該引出し部材の間に介在し該
引出し部材を該収納フレームより引き出す方向へ
付勢する付勢部材と、 該収納フレームに保持され該引出し部材を収納
した収納位置に保持するロツク装置と、よりなる
容器ホルダ装置において、 該収納フレームの該一内壁面および該引出し部
材の該一端面の一方には他方に向かつて突出する
断面放射形状の軸部材をもつとともに該一内壁面
および該一端面の他方には該軸部材の断面形状に
対応し該軸部材が挿入される放射形状の抜き孔を
もち、該付勢部材はコイルスプリングからなり該
軸部材に保持されて該軸部材が該抜き孔に挿入さ
れた時に該一内壁面および該一端面を互いに遠が
さる方向へ付勢するように構成されたことを特徴
とする容器ホルダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13904288U JPH0539958Y2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13904288U JPH0539958Y2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0259039U JPH0259039U (ja) | 1990-04-27 |
JPH0539958Y2 true JPH0539958Y2 (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=31401934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13904288U Expired - Lifetime JPH0539958Y2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539958Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP13904288U patent/JPH0539958Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0259039U (ja) | 1990-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6474616B2 (en) | Article holding device | |
JPWO2009028264A1 (ja) | ダンパ装置 | |
JPH0622606U (ja) | 家具等における部材の連結装置 | |
US20220161731A1 (en) | Locking device for opening/closing body | |
JPH0539958Y2 (ja) | ||
JPS6384881A (ja) | カセツト式ステ−プラ | |
JP2616332B2 (ja) | 引出し施錠装置 | |
JP2008095880A (ja) | 部品の取付構造 | |
JP3098548B2 (ja) | ラッチ装置のトレース部材取付構造 | |
CN217515763U (zh) | 自动锁紧盒 | |
JP2671696B2 (ja) | 引出し施錠装置 | |
JP2508242B2 (ja) | ワゴンの引出し施錠装置 | |
JP2000245552A (ja) | 引出しの取付構造 | |
JP2560458Y2 (ja) | 机用クリップ | |
JP2838364B2 (ja) | 自動車用カップホルダ | |
JP4588938B2 (ja) | ラッチ装置 | |
JP2832514B2 (ja) | 樹脂製軸受の固定構造 | |
JP2616335B2 (ja) | 引出し施錠装置 | |
JP2605159Y2 (ja) | 自動車用引出装置 | |
JPS6225019Y2 (ja) | ||
JPH03258629A (ja) | 収納ケース | |
JP2539974Y2 (ja) | 物品収納装置 | |
JPS642458Y2 (ja) | ||
JPH06115389A (ja) | 容器支持装置 | |
JP2834696B2 (ja) | ホームごたつ用脚 |