JPH0539915U - プリプレグ端面熱処理装置 - Google Patents

プリプレグ端面熱処理装置

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JPH0539915U
JPH0539915U JP8882791U JP8882791U JPH0539915U JP H0539915 U JPH0539915 U JP H0539915U JP 8882791 U JP8882791 U JP 8882791U JP 8882791 U JP8882791 U JP 8882791U JP H0539915 U JPH0539915 U JP H0539915U
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JP
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prepreg
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table surface
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JP8882791U
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守 西川
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】裁断したプリプレグの端面を熱処理して繊維や
樹脂粉の脱落を防止するに際して、前記熱処理を効率よ
く均一に実施できるようにする。 【構成】15〜20枚重ねたプリプレグ1を、傾斜角θ
を25〜30°に設定したテーブル2に載せてテーブル
面上を下方に滑らせ、板状の仕切り部材4にプリプレグ
1の下辺を当てて揃える。そして、160±5℃の熱盤
3をプリプレグ1の上辺に当接すべくテーブル面上に沿
って下降させる。一方、プリプレグ1の下辺を支持して
いる仕切り部材4を取り去って、プリプレグ1をその下
辺が160±5℃の熱盤3’に当接するまでテーブル面
を滑らせる。プリプレグ1の上辺と下辺を熱盤3,3’
に20〜30秒、プリプレグ中の樹脂が若干糸を引く程
度まで当接する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリント配線板に用いられる金属箔張り積層板の製造において、所 定寸法に裁断したプリプレグから異物が発生しないようにするプリプレグ端面の 熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属箔張り積層板の製造には、基材としてガラス織布やガラス不織布を用いる 。これに、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸、乾燥して所定寸法に裁断した プリプレグを所定の厚さになるように積み重ね、表面には金属箔を載置して加熱 加圧成形する。プリント配線板として用いる場合は、金属箔表面に打痕ができる のを極力避けなければならない。これは、金属箔をエッチング加工して回路導体 を形成するとき、その部分に打痕があると回路導体が切れるおそれがあるからで ある。プリプレグからは打痕の原因となる微細な異物が発生するので、積み重ね るに際してプリプレグ表面をブラッシングしたり吸引して異物を取り除き、金属 箔を載置するときやその後の作業中に金属箔表面に異物が付着するのを防止して いる。
【0003】 しかし、異物が最も発生するのは裁断したプリプレグ端面からである。プリプ レグ端面からは、基材の繊維や樹脂粉が落ちやすく、これが、プリプレグと金属 箔の積層作業中に金属箔表面に付着する。プリプレグ端面から基材の繊維や樹脂 粉が落ちるのを防止するためには、プリプレグの裁断端面を熱処理してプリプレ グ中の樹脂を一旦溶融させ、その後固まった樹脂で端面の繊維や樹脂粉を固定す ればよい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
プリプレグ端面を熱盤に当接して、上記のように溶融した樹脂でプリプレグ端 面を固定する作業を手作業で行なうと非常に手数がかかる。 本考案が解決しようとする課題は、所定寸法に裁断したプリプレグの裁断端面 を熱処理して繊維や樹脂粉の脱落を防止するに際して、前記熱処理を効率よく均 一に実施できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案に係るプリプレグ端面熱処理装置は、所定 寸法に裁断したプリプレグ1を載せるための傾斜したテーブル2と、テーブル2 の上辺と下辺に位置しテーブル2に載せたプリプレグ1の端面に当接する熱盤3 ,3’と、テーブル2に載せたプリプレグ1の下辺を支持する仕切り部材4で構 成されている。そして、前記テーブル2の上辺に位置する熱盤3は、傾斜したテ ーブル2の面に沿って上下方向に移動する。また、前記仕切り部材4は、テーブ ル2の下辺に位置する熱盤3’より上方に位置してテーブル2に載せたプリプレ グ1の下辺を支持した状態とテーブル2から離れた状態をとるものである。 上記装置は、好ましくは、テーブル2をテーブル面に沿って上下方向に振動さ せる手段を備えたものである。
【0006】
【作用】
本考案に係る装置でプリプレグの裁断端面を熱処理するときは、所定寸法に裁 断したプリプレグ1を複数枚重ねてテーブル2に載せる。プリプレグ1は、テー ブル2の斜面を下方に滑りその下辺が仕切り部材4に当って揃えられる。そして 、熱盤3がプリプレグ1の上辺に当接すべくテーブル面に沿って下降してくる。 一方、プリプレグ1の下辺を支持していた仕切り部材4は、移動してテーブル2 から離れる。これによって、プリプレグ1はさらにテーブル面を滑り、下辺が熱 盤3’に当接する。プリプレグ1の上辺と下辺が熱盤3,3’に当接した状態を しばらく保持し、プリプレグ1の上辺と下辺の裁断端面を熱処理する。その後、 熱盤3をテーブル面に沿って上昇させ、熱処理したプリプレグを取り出す。 仕切り部材4でプリプレグ1の下辺を支持してプリプレグ1の下辺を揃えると き、テーブル2をテーブル面に沿って上下方向に振動させれば、揃え作業を迅速 に行なうことができる。
【0007】
【実施例】
本考案に係る実施例を説明する。 テーブル2の傾斜角θを25〜30°に設定した。ガラス織布基材にエポキシ 樹脂を含浸、乾燥して500mm角に裁断したプリプレグ1を15〜20枚重ねて 傾斜したテーブル2に載せテーブル面上を下方に滑らせて、板状の仕切り部材4 にプリプレグ1の下辺を当てて揃えた。 そして、アセテートフィルムで覆った160±5℃の熱盤3をプリプレグ1の 上辺に当接すべくテーブル面に沿って下降させた。一方、プリプレグ1の下辺を 支持している仕切り部材4を、傾斜したテーブル面と直角に上方へ移動して、プ リプレグ1をアセテートフィルムで覆った160±5℃の熱盤3’に下辺が当接 するまでテーブル面上を滑らせた。プリプレグ1が重力で滑らないときには、熱 盤3でプリプレグ1の上辺を押して滑らせてもよい。 プリプレグ1の上辺と下辺を熱盤3,3’に20〜30秒、プリプレグ中の樹 脂が若干糸を引く程度まで当接した。その後、熱盤3をテーブル面に沿って上昇 させ熱処理済みのプリプレグ1を取り出した。
【0008】 上記実施例において、テーブル2を傾斜したテーブル面に沿って上下方向に振 動させる手段を備えて、プリプレグ1の下辺を板状の仕切り部材4に当てて揃え るときにテーブル2を振動させると、揃え作業をより迅速に行なうことができる 。また、上記の実施例では、仕切り部材4をテーブル面と直角に上方へ移動させ るようにしたが、テーブル面に沿って横方向に移動させるようにしてもよい。横 方向に移動させれば、仕切り部材4を完全に移動させるまで、重ねたプリプレグ 全体を同じ位置に保持しやすくなるので都合がよい。
【0009】
【考案の効果】
上述のように本考案に係る装置では、複数枚のプリプレグを傾斜したテーブル 上で揃えるので、プリプレグがテーブル面を滑って揃え作業を効率よく行なうこ とができる。プリプレグは揃え作業中その下辺を仕切り部材で支持されており、 揃え作業を終わったところで全体を熱盤に当接するので、各プリプレグが熱盤に 当接している時間が同じになり、均一な熱処理をすることができる。熱盤上で直 接揃え作業を行なうときには、作業中に熱盤に当接しているプリプレグとそうで ないプリプレグができ、均一な熱処理を期待することはできない。 プリプレグを揃えるときに、テーブルを振動させることにより、揃え作業をよ り迅速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る装置の一実施例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1はプリプレグ 2はテーブル 3,3’は熱盤 4は仕切り部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定寸法に裁断したプリプレグを載せるた
    めの傾斜したテーブルと、テーブルの上辺と下辺に位置
    しテーブルに載せたプリプレグの端面に当接する熱盤
    と、テーブルに載せたプリプレグの下辺を支持する仕切
    り部材よりなり、前記上辺に位置する熱盤は傾斜したテ
    ーブル面に沿って上下方向に移動するものであり、前記
    仕切り部材はテーブルの下辺に位置する熱盤より上方に
    位置してテーブル2に載せたプリプレグ1の下辺を支持
    した状態とテーブル2から離れた状態をとるものである
    ことを特徴とするプリプレグ端面の熱処理装置。
  2. 【請求項2】傾斜したテーブルをテーブル面に沿って上
    下方向に振動させる手段を備えた請求項1記載のプリプ
    レグ端面熱処理装置。
JP8882791U 1991-10-30 1991-10-30 プリプレグ端面熱処理装置 Expired - Lifetime JP2514541Y2 (ja)

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JP8882791U JP2514541Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 プリプレグ端面熱処理装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0539915U true JPH0539915U (ja) 1993-05-28
JP2514541Y2 JP2514541Y2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=13953772

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018110404A1 (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 東レ株式会社 強化繊維プリプレグ、強化繊維プリプレグのテープおよび巻取体、ならびに強化繊維プリプレグおよび強化繊維プリプレグテープの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018110404A1 (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 東レ株式会社 強化繊維プリプレグ、強化繊維プリプレグのテープおよび巻取体、ならびに強化繊維プリプレグおよび強化繊維プリプレグテープの製造方法

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Publication number Publication date
JP2514541Y2 (ja) 1996-10-23

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