JPH053989A - 洗濯機及び、洗濯乾燥機の制御装置 - Google Patents

洗濯機及び、洗濯乾燥機の制御装置

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JPH053989A
JPH053989A JP3158389A JP15838991A JPH053989A JP H053989 A JPH053989 A JP H053989A JP 3158389 A JP3158389 A JP 3158389A JP 15838991 A JP15838991 A JP 15838991A JP H053989 A JPH053989 A JP H053989A
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JP
Japan
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flow rate
water
time
water supply
washing
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JP3158389A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Ikeda
和文 池田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】給水流量センサーの検出流量による布量、布質
検知、給水異常の検知及び報知、行程終了時刻の補正及
び報知、注水脱水すすぎを行なう洗濯機及び、洗濯乾燥
機の提供。 【構成】給水流量を検知する流量センサー(4)とその
信号を変換する流量センシング装置(7b)、外槽内の
水位を検出する水位センサー(5)とその信号を変換す
る流量センシング装置(7c)を設け、それらの信号を
入力装置(7d)からの信号に基づいて演算処理し、表
示装置(7f)、時計装置(7g)、記憶装置(7h)
と負荷駆動装置(7e)を制御する演算装置(7a)を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給水水路の流量を検知す
る流量センサーを用いた洗濯機及び、洗濯乾燥機制御装
値に関し、特に前記センサーを用いた布量、布質の検知
と、給水時間の予測と、給水異常検知と、それらを利用
した制御に関する。
【0002】
【従来の技術】1.従来の布量検知手段としては洗濯槽
に定水位まで水を給水し、洗濯槽内に設けられた回転翼
を短時間回転させた時、又はその後の前期回転翼の回転
数又は前期回転翼が所定の回転数に達するまでに要する
時間を検知し、それを布量の判断基準としていた。な
お、この種の装置として関連するものには特公平2−7
7291号等が挙げられる。
【0003】2.従来の布質検出手段としては前期布量
検出手段により得られた布量に最適な水位まで洗濯槽に
給水し、前期布量検出手段同様、前期回転翼を短時間回
転させた時、又はその後の前期回転翼の回転数又は前期
回転翼が所定の回転数に達するまでに要する時間を検知
する。その時の情報と布量検出した時の情報を比較し、
布質の判断基準としていた。
【0004】3.従来の給水量検知手段としては洗濯槽
の水位検知手段をもちいて、定水位までの給水時間を測
定することにより給水量を演算し、定時間になっても定
水位にならなかった場合は給水異常と判断し、報知して
いた。
【0005】4.従来の給水時間予測手段としては給水
異常時を除いて、3項の水量検知結果を次回の洗濯時ま
で記憶装置に記憶させておき、予測手段として使用して
いた。なお、この種の装置として関連するものには例え
ば特公昭60−58880号等が挙げられる。
【0006】5.従来の注水すすぎ手段としては排水用
弁を閉じて給水することにより洗濯槽の内槽より溢れさ
せるオーバフローすすぎ、給水しながら排水用弁を開け
定水位以下になると前記排水用弁を閉じる注水脱水すす
ぎ、給水量可変機能をもつ給水装置により水位が一定に
なるように排水量に合わせて給水する注水脱水すすぎ、
排水量に合わせて水位が一定になるように給水装置を間
歇動作させる注水脱水すすぎをしていた。なお、この種
の装置として関連するものには例えば実開昭62−93
990号、特公昭63−64237号等が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】1.上記従来の布量、
布質検出技術では、洗濯水を一定の水位まで給水してか
ら検出行程動作を行わないと、洗濯物の布傷みが激しい
為、布量、布質に関係なく一定の水位まで給水していた
為、布量が少ない場合には洗濯水、洗剤が無駄になり、
布量が多かったり、布質がごわごわしている洗濯物の場
合には、洗濯物が傷むという問題があった。
【0008】本発明の目的は洗濯物を傷めずに布量、布
質にあった洗濯水を給水することにある。
【0009】2.上記従来の給水量検知技術では給水手
段により一定時間給水しないと、給水水量が検知でない
という問題と、給水異常の検知が遅れるという問題があ
った。特に水冷除湿形洗濯乾燥機においては水を貯水し
ないため水位検知手段による給水異常検知ができなく、
給水異常があったときは乾燥物を傷めるという問題があ
った。また、給水量によって洗濯物の除湿量が異なるた
め、給水量が少なかった場合、乾燥時間が一定時間より
長くかかるという問題があった。
【0010】本発明の目的は給水流量素早く検知し、そ
の給水流量より給水時間及び、乾燥時間を演算すること
にある。また、その結果を残時間表示等の時間報知に使
用し、給水異常があった場合には、洗濯又は乾燥工程を
停止したり、給水異常を報知することをにある。
【0011】3.現代の水道の利用状況はある特定の時
間に片寄っており、季節及び、時間帯により水道水の供
給量が異なるため、前回と異なる時間帯に洗濯をする
と、上記従来の給水時間予測技術で予測した給水時間と
全く異なる給水時間になるという問題があった。
【0012】本発明の目的は常に水道水の供給量を正確
に予測し、その結果より残時間表示等の時間報知するこ
とにある。
【0013】4.上記従来の注水すすぎ技術では、洗濯
槽内の水位が多少変動するため、洗濯物を傷めたり、無
駄なすすぎ水を使うという問題があった。また、給水量
を可変する機能をもつ給水装置を使用した注水脱水すす
ぎの場合、水道からの水供給量が排水量より少なくなる
という問題があった。
【0014】本発明の目的はすすぎ時、洗濯物の布質、
布量にあった水位の注水脱水すすぎをすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】ほとんどの洗濯物は糸が
織合わさってできているために洗濯物を水に浸した場
合、毛細管現象が働く。その現象の働く程度は洗濯物の
布量、布質によって異なる。上記1項の目的を達成する
ために、給水流量を給水水路の流量センサーにより検知
し、演算装置により仮想水位を求める。実際の水位は毛
細管現象が洗濯物に働くために仮想水位より下がること
になる。仮想水位と実際の水位の変化量が比例するまで
の水位差の変化量より洗濯物の布量、布質を判断するも
のである。また、給水流量により毛細管現象の働きが異
なる為、給水流量により補正するものである。また、実
際の洗濯物の体積は、前記の仮想水位と実際の水位が比
例してからの、2つの水位の差に比例しており、その差
より布量を判断するものである。
【0016】さらに、洗濯物の布量、布質を給水しなが
ら判断するために余分な洗濯水の使用を防ぎ、洗濯物の
布量、布質にあった水位で洗濯を始めるために洗濯物を
傷めず、洗濯をするものである。
【0017】上記2項の目的を達成するために、給水流
量を検知する流量センサーを給水水路に設け、直接給水
流量を検知することにより、素早く給水時間及び、乾燥
時間を演算装置により演算するものである。また、その
結果により残時間等を演算し報知したり、給水量が少な
かったり、ゼロだったり、給水手段が動作してないのに
給水があった場合、給水異常として洗濯又は乾燥工程を
停止したり、報知したりするものである。
【0018】上記3項の目的を達成するために、給水水
路に給水流量を検知する流量センサーと、時計機能と記
憶手段を設け、給水する度、各時刻ごとに記憶手段に給
水流量を記憶させ、次以降の洗濯時には前回以前の同時
刻の給水量を記憶手段より読み取り、水道水の供給量を
予測するものである。また、その結果により残時間等を
演算し報知したりするものである。
【0019】上記4項の目的を達成するために、給水水
路に給水流量を検知する流量センサーと、排水量を調節
できる排水手段を設け、洗濯物の布量、布質にあった水
位を保つように給水流量に合わせて排水手段を演算装置
により調節するものである。
【0020】
【作用】ほとんどの洗濯物は糸が織合わさってできてい
るために洗濯物を水に浸した場合、毛細管現象が働く。
その現象の働く程度は洗濯物の布量、布質によって異な
る。給水流量を給水水路の流量センサーにより検知し、
演算装置により仮想水位を求める。実際の水位は毛細管
現象が洗濯物に働くために仮想水位より下がることにな
る。仮想水位と実際の水位の変化量が比例するまでの水
位差の変化量より洗濯物の布量、布質を判断する。ま
た、給水流量により毛細管現象の働きが異なる為、給水
流量により補正する。実際の洗濯物の体積は前記の仮想
水位と実際の水位が比例してからの、2つの水位差に比
例しており、それにより布量を判断する。よって、洗濯
物の布量、布質を給水しながら判断するために、余分な
洗濯水を使用することがない。また、洗濯物の布量、布
質にあった水位で洗濯を始めるために、洗濯物を傷める
ことがない。
【0021】給水流量を検知する流量センサーを給水水
路に設け、直接給水流量を検知する。それによって、素
早く給水時間と乾燥時間を演算装置により演算し、次に
その給水時間と乾燥時間より残時間等を演算して報知す
ることができる。また、給水流量が少なかったり、ゼロ
だったり、給水手段が動作してないのに給水があったり
した場合、給水異常として洗濯又は乾燥工程を停止した
り、報知したり、素早く救済処置をとることができる。
【0022】給水水路に給水流量を検知する流量センサ
ーと、時計機能と記憶手段を設け、給水する度、各時刻
ごとに記憶手段に給水流量を記憶させる。次以降の洗濯
時には前回以前の同時刻の給水流量を記憶手段より読み
取り、水道水の供給量を予測する。それによって、夏期
等の時刻によって給水流量が異なる場合でも、残時間等
を正確に演算し、報知したりすることができる。
【0023】給水水路に給水流量を検知する流量センサ
ーと、排水量を調節できる排水手段を設け、洗濯物の布
量、布質にあった水位を保つように給水流量に合わせて
排水手段を演算装置により調節することによって、余分
な洗濯水を使用することがないく、洗濯物を傷めること
もない。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1と図2より説
明する。図1は一実施例の制御ブロック図、図2は洗濯
乾燥機本体の断面図である。
【0025】図2において1は外枠、25は外枠1の上
面を覆う開閉自在の蓋の取付けられたトップカバーであ
る。2は外槽で24の吊り棒により外枠1に吊り下げら
れている。外槽2内には脱水時に高速回転より洗濯物を
遠心脱水し、乾燥時に低速回転により洗濯物を撹拌する
洗濯、脱水兼乾燥槽3が設けられ、洗濯、脱水兼乾燥槽
3の壁面には多数の脱水孔が設けられている。モーター
16の動力は、ベルト18、プーリー19を介して可変
速機構付きクラッチ減速部20に伝達され、減速され
て、洗濯、脱水兼乾燥槽3の中央に位置する回転翼9を
低速回転駆動する。12は排水可変機能付き排水弁で、
脱水時に13の排水ホースを通して水を排水する。21
は外槽回転用モーターで、22の回転アームを介して、
23を軸に外槽2を横に回転させる。8はヒーターで空
気を加熱し、15のファンと14のファンモーターによ
り温風を循環させる。11は冷却除湿用ノズルで、温風
の循環路に水の膜を作り、温風を冷却することにより除
湿する。5は水位センサーで、6のホースを介して外槽
2内の水圧を検出し、水位に換算している。10は二連
給水弁で、16の給水ホースを通して、洗濯脱水時には
洗濯、脱水兼乾燥槽3に、乾燥時には冷却除湿用ノズル
11に水を供給している。4は流量センサーで、二連給
水弁10の水の流量を検出する。7はコントローラで、
各工程においてモーター16、排水可変機能付き排水弁
12、外槽回転用モーター21、ヒーター8、ファンモ
ーター14、二連給水弁10等を制御している。
【0026】図1において、7dは7aの演算装置に命
令を与える入力装置である。7cは水位センサー5の信
号を水位に対応した周波数のパルス信号に変換する水位
センシング装置、7bは二連給水弁10を流れる給水流
量を検知する流量センサー4の信号を給水流量に対応し
た電圧信号に変換する流量センシング装置で、それらの
信号を元に演算装置7aにより、二連給水弁10、モー
ター6、ヒーター8等の負荷を7eの負荷駆動装置で駆
動する。7fは洗濯又は乾燥の進行状況を報知したり、
終了時刻を報知したり、異常時にその異常を報知する表
示装置である。7gは時間を演算する時計装置、7iは
演算装置7aのクロック、7hは前回の給水流量,給水
時間,洗濯乾燥工程等を記憶している記憶装置である。
【0027】次に洗濯乾燥機の動作と流量センサー4に
よる制御を説明する。洗剤、洗濯物を投入し、電源スイ
ッチを「入」にして、入力装置7dにより、「標準」洗
濯乾燥全自動コースを設定し、「スタート」ボタンを押
すと、全自動運転を実行する。
【0028】まず初めに、記憶装置7hより前回以前の
同時刻の流量データを読みだす。この流量データより、
高水位までの給水時間を演算装置7aにより演算し、最
も長い洗濯乾燥時間を足して終了予定時刻を求め、表示
装置7fにより報知する。次に給水用の二連給水弁10
が開き、給水を開始する。この時、流量センサー4及
び、流量センシング装置7bにより給水流量を検出す
る。この検出流量より高水位までの給水時間を演算装置
7aにより演算し、最初に報知した終了予定時刻を補正
する。また、記憶装置7hの前回以前の同時刻の流量デ
ータを書き換える。もし、検出流量がゼロ又は、流量が
ゼロでないのにも関わらず、洗濯、脱水兼乾燥槽までの
水位の関係が一致しない場合は表示装置7fにより給水
異常を報知する。今、流量がq一定とする。洗濯、脱水
兼乾燥槽底面まで水位が上がると、洗濯物があるために
毛細管現象が起こり、給水流量を演算装置7aで演算し
て求めた仮想水位H’より、水位センサー5及び水位セ
ンシング装置7cより求めた実際の水位Hの方が低くな
る。時間に対するこの関係を図5に示す。しかし、ある
一定時間t1後、給水流量より求めた仮想水位H’と水
位センサー信号より求めた水位Hの上昇の高さが同じく
なる。t1の時の仮想水位H’をh1、実際の水位Hを
h2とすと水位の差h2−h1は洗濯物の体積によるも
ので布量Wに比例する。洗濯、脱水兼乾燥槽の横断面積
をSとすると布量Wは次式で表される。
【0029】
【数1】W=h2−h1/S もし、流量が2q一定であり、ある一定時間t2後、給
水流量より求めた仮想水位H’と水位センサー信号より
求めた水位Hの上昇の高さが同じくなったとする。t2
の時の仮想水位H’をh3、実際の水位Hをh4とする
と水位の差h4−h2は洗濯物の体積によるもので布量
に比例するから次式が成り立つ。
【0030】
【数2】h2−h1=h4−h3
【0031】
【数3】∴W=h4−h3/S また、流量がq一定の場合、洗濯、脱水兼乾燥槽の底面
に水位が達した時間をt3とすると、t3からt1まで
の仮想水位H’と実際の水位Hの差を時間で積分した量
sが布量、布質によって異なる。以降sを布量・布質係
数と呼ぶ。布量、布質とsの関係を図6に示す。洗濯物
が多かったり、厚物だったりするとsが大きくなる。ま
た、流量によってsが変わるため、sに流量に応じた補
正係数rを掛けて補正する必要がある。従って、布量、
布質は次式に比例する。
【0032】
【数4】
【0033】以上から求まった布量W、布量・布質係数
sにより、洗濯物に最適な洗濯乾燥を行なう。初めに布
量Wに適した水位及び、布量・布質係数sに応た、布
量、布質に最適な洗濯時間、すすぎ回数、脱水時間、乾
燥時間、洗濯水流、すすぎ水流、乾燥時の風量(ファン
モーター制御)、乾燥温度(ヒータ制御)を設定する。
次に、給水流量の多い方が除湿効率が良いために、給水
流量により乾燥時間を補正する。また、給水流量から給
水開始から設定水位までの時間を求め、その時間と前記
の各設定時間を演算装置7aにより演算し、終了予定時
刻を補正する。以上に基づき洗濯、すすぎ、脱水、乾燥
を順次行なう。
【0034】すすぎ行程は一度、排水可変機能付き排水
弁12を全開し、洗濯水を排水する。所定の脱水可能な
水位以下になったらベルト18、プーリー19、可変速
機構付きクラッチ減速部20を介して、モーター16の
動力を減速させ、洗濯、脱水兼乾燥槽3とその中央に位
置する回転翼9を低速回転駆動させることにより、所定
の時間、遠心脱水する。次に、前記設定の水位まで二連
給水弁10を開き給水する。この時、流量センサー4及
び、流量センシング装置7bにより給水流量を検出す
る。前記設定の水位まで達したら、検出給水流量と同じ
流量だけすすぎ水を排水するよう排水可変機能付き排水
弁12を開き、ベルト18、プーリー19、可変速機構
付きクラッチ減速部20を介して、モーター16の動力
を減速させ、回転翼9を低速回転駆動させることにより
すすぎを行なう。給水流量が変動した場合は、その変動
に合わせ排水流量を排水可変機能付き排水弁12により
調整する。これを前記設定のすすぎ回数行なう。
【0035】乾燥行程は、最初に水位センサー5及び、
水位センシング装置7cより外槽2内に洗濯水が無いの
を確認する。洗濯水がある場合は排水可変機能付き排水
弁12を開き完全に排水する。洗濯水が無くなったら、
外槽回転用モーター21で回転アーム22を介して軸2
3を中心に外槽2を横に回転させる。次に、前記設定の
風量になるようにファンモーター14の動力でファン1
5を回転させ、排水可変機能付き排水弁12を全開に
し、水冷除湿用二連給水弁10を開き冷却除湿用ノズル
11により、ファン15で起こした温風の通り路に水の
膜を作り空気を冷却することにより除湿する。この時、
水冷除湿用二連給水弁10を通る流量を流量センサー4
及び、流量センシング装置7bにより検出し、所定の流
量より少なかったり、流量がゼロだった場合は表示装置
7fにより給水異常を報知し、外槽回転用モーター21
で回転アーム22を介して軸23を中心に外槽2を縦に
回転させ、洗濯物が取り出せるようにして、乾燥行程を
中止する。また、水位が増してきた場合も同様に表示装
置7fにより排水異常を報知し、同処理を行ない乾燥行
程を中止する。流量が所定の流量より多く、かつ、水位
の増加もなかった場合は、ヒーター8を前記設定の乾燥
温度になるよう制御しながら、ベルト18、プーリー1
9、可変速機構付きクラッチ減速部20を介して、モー
ター16の動力を減速させ、洗濯、脱水兼乾燥槽3とそ
の中央に位置する回転翼9を低速回転駆動させることに
より、前記設定の乾燥時間、洗濯物を撹拌する。最後に
ヒーター8を止め、仕上げ行程を行なう。仕上げ行程完
了後、モーター16,水冷除湿用二連給水弁10,ファ
ンモーター14を止め、外槽回転用モーター21で回転
アーム22を介して軸23を中心に外槽2を縦に回転さ
せ、表示装置7fにより全行程終了を報知する。
【0036】次に毛細管現象について、図3と図4を使
い補足する。図3に示すように洗濯物の折り目の隙間の
面積をs、その面積の縁周の長さをlとする。また、図
4に示すように洗濯水の上昇する高さをh、洗濯水の密
度をρとし、上昇した部分の洗濯水に働く力のつり合い
を考える。まず、上昇した液面に働く大気圧P0は、面
Aから逆向きに働いている圧力P0とつり合っているの
で考えなくてもよい。残るのは、下向きに働く重力と、
洗濯物物壁と洗濯水液面との接触部分に働く表面張力T
である。この表面張力をこの接触部分にそって加え合わ
せると、合力の水平方向の成分はゼロとなり、垂直向き
の成分のみ残る。この表面張力の合力と張力がつり合う
条件はshρg=lTcosθである。よって、液面の
高さは次式で表される。
【0037】
【数5】h=lTcosθ/sρg これからも分かるようにθが90°より大きいときには
hは負となり、洗濯物の折り目の隙間の洗濯水液面は外
部の洗濯水液面より下がることになる。実際には洗濯物
の場合、θが90°より小さく押し上げられる。但し、
図4と図3に使用しているsは布量・布質係数ではな
い。
【0038】また、実際には図3に示す洗濯物の繊維自
体にも細かな隙間が有り、毛細管現象が働く。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、流量センサーから求め
た給水流量による仮想水位と、水位センサーから求めた
実際の水位の違いより洗濯物の布量、布質を判断するた
めに、回転翼にかかる負荷により洗濯物の布量、布質を
判断する方法と異なり、洗濯物を傷める心配が無く、洗
濯物に最適な洗濯、乾燥ができる。
【0040】また、流量センサーにより給水異常を判断
する為に、素早く給水異常の報知を行ない、救済処置を
とることができる。
【0041】さらに、流量センサーにより給水流量を監
視しているために、洗濯、脱水兼乾燥槽に洗濯水が貯水
できない場合、給水異常か、排水異常かの判別ができ、
異常の報知を行ない、救済処置をとることができる。
【0042】さらに、流量により所定水位までの給水時
間を演算するために、素早く洗濯乾燥終了時間を報知す
ることができる。
【0043】さらに、流量により洗濯物の除湿量が異な
ることから、流量により乾燥時間を演算補正し、洗濯乾
燥終了時間を報知することができる。
【0044】さらに、前回以前の同時刻の流量データを
記憶装置から演算装置に読み込み、そのデータを元に給
水時間を予測する為、夏季等の時刻により水量の変動す
る時でも、正確に洗濯乾燥終了時刻を報知することがで
きる。
【0045】さらに、常に一定な水位になるように、給
水流量により排水流量を調節する注水脱水すすぎを行な
う為に洗濯物を傷める心配が無い、洗濯物に最適なすす
ぎができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御ブロック図である。
【図2】洗濯乾燥機本体の断面図である。
【図3】洗濯物の繊維拡大図である。
【図4】毛細管現象の説明図である。
【図5】時間に対する流量センサーより求めた仮想水位
と水位センサーより求めた実際の水位を示す線図であ
る。
【図6】布質・布量係数sと布量、布質の関係を示す線
図である。
【符号の説明】
4…流量センサー、5…水位センサー、7a…演算装
置、7b…流量センシング装置、7c…水位センシング
装置、7f…表示装置、7g…時計装置、7h…記憶装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06F 33/02 Z 6704−3B

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水水路の流量を検知する流量センサー
    と、洗濯、脱水(兼乾燥)槽の水位を検出する水位セン
    サーと、それらのセンサー信号を処理する演算装置を設
    けた洗濯機及び、洗濯乾燥機において、ある一定水位か
    ら給水流量と水位の変化量が比例するまでの給水流量よ
    り求めた仮想の水位と洗濯槽の実際の水位の差の変化量
    より洗濯物の布量、布質を演算装置で判別する手段を有
    することを特徴とする洗濯機及び、洗濯乾燥機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1で判別した布量、布質に適した洗
    濯時間、すすぎ時間、脱水時間及び、水流のうち、少な
    くとも1つ以上を設定することを特徴とする洗濯機及
    び、洗濯乾燥機の制御装置。
  3. 【請求項3】給水水路の流量を検知する流量センサー
    と、洗濯槽の水位を検出する水位センサーと、それらの
    センサー信号を処理する演算装置を設けた洗濯機及び、
    洗濯乾燥機において、給水流量と水位の変化量が比例し
    てから、給水流量より求めた仮想水位と実際の水位の差
    より布量を演算装置で判別する手段を有することを特徴
    とする洗濯機及び、洗濯乾燥機の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3で判別した布量に適した洗濯又
    は、すすぎの水位を設定することを特徴とする洗濯機及
    び、洗濯乾燥機の制御装置。
  5. 【請求項5】給水水路の流量を検知する流量センサー
    と、そのセンサー信号を処理する演算装置を設けた洗濯
    機及び、洗濯乾燥機において、給水流量により定水位ま
    での給水時間を演算装置で予測する手段を有することを
    特徴とする洗濯機及び、洗濯乾燥機の制御装置。
  6. 【請求項6】請求項2や4などにより設定された洗濯時
    間、すすぎ時間、脱水時間等を含め、全工程又は各工程
    終了時間、各工程中における全工程又は各工程終了時間
    までの残時間又は、全工程又は各工程終了時刻を演算装
    置にて演算し報知することを特徴とする洗濯機及び、洗
    濯乾燥機の制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1で判別した布量、布質、請求項4
    で判別した布量、請求項2で設定した洗濯時間、すすぎ
    時間、脱水時間、水流、請求項5で設定した水位のう
    ち、少なくとも1つ以上を報知することを特徴とする洗
    濯機及び、洗濯乾燥機の制御装値。
  8. 【請求項8】給水水路の流量を検知する流量センサー、
    時計機能及び、書き込み可能な記憶装置を設けた洗濯機
    及び、洗濯乾燥機において、給水時に定時刻ごとに前記
    記憶装置にその時刻と給水流量を記憶させ、次以降の同
    時刻の給水の時、前記記憶装置から前期同時刻の給水水
    量を読みだし、給水時間の予測する手段を有することを
    特徴とする洗濯機及び、洗濯乾燥機の制御装値。
  9. 【請求項9】請求項5により給水時間を予測し、請求項
    3や5などにより設定された洗濯時間、すすぎ時間、脱
    水時間等を含め、全工程又は各工程終了時間、各工程中
    の全工程又は各工程終了時間までの残時間又は、全工程
    又は各工程終了時刻を演算装置にて演算し報知すること
    を特徴とする洗濯機及び、洗濯乾燥機の制御装値。
  10. 【請求項10】給水水路の流量を検知する流量検知セン
    サーを設けた洗濯機及び、洗濯乾燥機において、給水時
    給水流量がゼロ又は、定流量より少なかった場合、給水
    異常を報知したり、その救済処置をとることを特徴とす
    る洗濯機及び、洗濯乾燥機の制御装値。
  11. 【請求項11】水冷除湿用給水水路の流量を検知する流
    量検知センサーを設けた水冷除湿形洗濯乾燥機におい
    て、乾燥工程時給水流量がゼロ又は、定流量より少なか
    った場合、給水異常を報知したり、その救済処置をとる
    ことを特徴とする洗濯乾燥機の制御装値。
  12. 【請求項12】水冷除湿用給水水路の流量を検知する流
    量検知センサーを設けた水冷除湿形洗濯乾燥機におい
    て、乾燥工程時給水流量により乾燥時間を予測し、全工
    程又は乾燥終了時刻、各工程中の全工程又は各工程終了
    時間までの残時間又は、全工程又は各工程終了時刻を演
    算装置にて演算し報知する手段を有することを特徴とす
    る洗濯機及び、洗濯乾燥機の制御装値。
  13. 【請求項13】給水水路の流量を検知する流量センサー
    と、洗濯水の排水流量の調整可能な排水装置を設けた洗
    濯機及び、洗濯乾燥機において、給水しながら排水をす
    るすすぎ工程時、給水の流量によって排水の流量を調節
    する手段を有することを特徴とする洗濯機及び、洗濯乾
    燥機の制御装値。
  14. 【請求項14】給水水路の流量を検知する流量センサー
    を請求項1から13までの制御をするために設けた洗濯
    機及び、洗濯乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013031047A1 (ja) * 2011-09-02 2013-03-07 パナソニック株式会社 ドラム式洗濯機
JP2015029810A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 パナソニック株式会社 洗濯機の情報システム

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