JPH0539841A - 自動変速機のバルブボデイ配置構造 - Google Patents

自動変速機のバルブボデイ配置構造

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JPH0539841A
JPH0539841A JP3192294A JP19229491A JPH0539841A JP H0539841 A JPH0539841 A JP H0539841A JP 3192294 A JP3192294 A JP 3192294A JP 19229491 A JP19229491 A JP 19229491A JP H0539841 A JPH0539841 A JP H0539841A
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JP
Japan
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valve body
engine
speed change
automatic transmission
change mechanism
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3192294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Akutagawa
等 芥川
Osamu Kameda
修 亀田
Junichi Okita
潤一 沖田
Yoshimichi Tanaka
義道 田中
Sakuyoshi Hasefuji
作美 長谷藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動変速機においてバルブボディを適切に配置
して、コンパクト化を図ると共に、バルブボディのメン
テナンス性の向上を図る。また、ボンネットラインを低
く設定できるようにする。 【構成】クランク軸3gを車幅方向に配置してエンジン
3を横置きに配置する。上記クランク軸3gの端部にト
ルクコンバータ10を連結すると共に、エンジン3の後
方に変速機構12を、その軸をクランク軸3gと並行に
して配置したパワートレイン構造とする。この構造にお
いて、変速機構12の下方で且つ前車軸18の下方にバ
ルブボディ21を配置する。これにより、変速機構12
下方の空き空間を有効利用してパワートレイン全体のコ
ンパクト化が図れると共に、パワートレイン全体を低い
位置に配置でき、ボンネット1の高さ位置を低くでき
る。更に、バルブボディ21を車体下方から比較的容易
に取出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の変速制御
用のシフトバルブ等の油圧機器を内蔵するバルブボディ
の配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動変速機として、例えば特
公昭47−9448号公報に開示されるように、エンジ
ンのクランク軸を車幅方向に配置してエンジンを横置き
に配置した場合に、そのクランク軸端部にトルクコンバ
ータを連結すると共に、上記エンジンのクランク軸と軸
を平行にして変速機構をエンジンの車体後方又は前方に
並列配置することにより、エンジン及び自動変速機を含
むパワートレインの全体を車体前後方向及び車幅方向に
コンパクト化したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にエンジンと変速機構とを並列配置したものでは、自動
変速機のバルブボディを配置する場合、エンジンルーム
内の空き空間、例えばエンジンの車幅方向側方の空間に
配置することが考えられるが、この考えではパワートレ
インの車幅方向長さが長くなり、その良好なコンパクト
性を害する欠点が生じる。また、エンジン又は変速機構
の上方の空間に配置する場合には、車両のボンネットラ
インが高くなる等の欠点が生じる。更に、バルブボディ
を配置する場合には、そのメンテナスの行い易さを考慮
する必要がある。
【0004】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、上記のようにエンジンと並列配置さ
れた自動変速機において、そのバルブボディを適切に配
置することにより、パワートレインの良好なコンパクト
性を確保することを第1の目的とし、更にはこのコンパ
クト性を確保しながら、ボンネットラインを低く設定可
能にできると共に、バルブボディのサービスのし易さを
確保することをも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の具体的な解決手段は、上記の
ように、クランク軸が車幅方向に横置きに配置されたエ
ンジンの該クランク軸に連結されるトルクコンバータ
と、軸が上記エンジンのクランク軸と平行に配置される
変速機構とを備えた自動変速機のバルブボディ配置構造
を前提とする。そして、上記変速機構の下方で且つ前車
軸の下方に、変速用の油圧制御機器を有するバルブボデ
ィを配置する構成としている。
【0006】また、請求項2記載の発明では、上記エン
ジンと自動変速機との並列配置構造を前提として、バル
ブボディを、変速機構のトルクコンバータとは反対側の
車幅方向側方に配置する構成とする。
【0007】更に、請求項3記載の発明では、エンジン
を車体前方に傾斜させると共に排気ポートをエンジンの
前方に配置して、エンジンの後方で且つ変速機構の上方
に積極的に空き空間を形成し、この空き空間にバルブボ
ディを配置する構成としている。
【0008】加えて、請求項4記載の発明では、バルブ
ボディを、トルクコンバータの車体後方で且つ変速機構
の車幅方向側方に配置する構成とする。
【0009】また、請求項5記載の発明では、バルブボ
ディを、アキュムレータと、該アキュムレータ以外の油
圧制御機器とを別々に配置する構成としている。
【0010】その場合、特に請求項6記載の発明では、
アキュムレータを、変速機構の入力軸の上方に配置し、
請求項7記載の発明ではトルクコンバータの上方に配置
し、請求項8記載の発明ではエンジンと変速機構との間
の車体前後方向の空き空間に配置し、請求項9記載の発
明では変速機構と前車軸との間の上下方向の空き空間に
配置する構成としている。
【0011】
【作用】以上の構成により、請求項1記載の発明では、
バルブボディは変速機構下方の空き空間に配置されるの
で、パワートレインの車体前後方向又は車幅方向を長く
する必要がなくなる。しかも、前車軸の下方に配置され
ているので、前車軸の上方に配置される場合に比してバ
ルブボディの分だけ車両のボンネットラインを低く設定
することができると共に、バルブボディのサービス時に
は車体下方から行うことになるが、バルブボディは最下
部に位置するので、その取外しが比較的容易に行われ
る。
【0012】また、請求項2記載の発明では、変速機構
の軸長はエンジン軸長よりも短いことが一般的であり、
エンジン後方又は前方には変速機構が位置するものの、
その変速機構の車幅方向側方でトルクコンバータとは反
対側には空き空間が存在し、この空き空間にバルブボデ
ィが配置されるので、パワートレインのコンパクト化が
図られる。しかも、バルブボディのサービス時には上方
から行い得るので、その取外し作業を容易に行い得る。
【0013】更に、請求項3記載の発明では、変速機構
の上方に積極的に空き空間が形成され、この空き空間に
バルブボディが配置されるので、上記請求項2記載の発
明と同様にパワートレインのコンパクト化が図られると
共に、バルブボディのサービスが上方から行われて、そ
の取外し作業を容易に行い得る。
【0014】加えて、請求項4記載の発明では、変速機
構の入力軸周りに存在する空き空間を利用してバルブボ
ディが配置されているので、パワートレインのコンパク
ト化が図られると共に、バルブボディのサービスが上方
から行われて、その取外し作業を容易に行い得る。
【0015】また、請求項5〜請求項9記載の発明で
は、アキュムレータと、変速用の他の油圧制御機器とが
別々に配置されるので、エンジン及び自動変速機周りの
空き空間が小空間であっても、この空き空間を有効に利
用して配置でき、パワートレインのコンパクト化が有効
に図られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明の自動変速機のバルブボディ配置構造によれば、エン
ジンと並列配置した自動変速機において、そのバルブボ
ディを変速機構の下方で且つ前車軸の下方に配置したの
で、パワートレインの車体前後及び車幅方向長さを長く
する必要がなく、そのコンパクト化を図ることができる
と共に、バルブボディを前車軸の上方に配置する場合に
比して車両のボンネットの高さ位置を低く設定でき、し
かもバルブボディの取外し作業を比較的容易に行い得
て、そのサービス性の向上を図ることができる。
【0017】また、請求項2、請求項3及び請求項4記
載の発明によれば、エンジンと自動変速機周りの空き空
間を利用してバルブボディを配置したので、パワートレ
インのコンパクト化を図ることができる。
【0018】また、請求項5〜請求項9記載の発明によ
れば、アキュムレータと他の変速用の油圧制御機器とを
別々に配置する構成としたので、小さな空き空間をも利
用して配置することができ、パワートレインのコンパク
ト化を容易に行い得る効果を奏する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0020】図1及び図2はエンジン前置き前輪駆動用
の車両のパワートレイン構造を示す。同図において、1
は車体前部の上面を形成するボンネット、2は該ボンネ
ット1の下方に形成されるエンジンルーム、3は該エン
ジンルーム2内に配置された4気筒エンジンである。該
エンジン3は、4個の気筒3a〜3dがその気筒列方向
を車幅方向に位置させて配置されていると共に、車体後
方に傾斜して配置される。また、該エンジン3は、車体
前側に吸気ポート3eが、車体後方に排気ポート3fが
位置し、吸気ポート3eには吸気通路4が連通し、該吸
気通路4にはスロットル弁5が配置され、上記吸気ポー
ト3eには燃料噴射弁6が配置される。
【0021】上記エンジン3の図2右側方にはトルクコ
ンバータ10が配置されると共に、エンジン3の後方に
は例えば前進4段,後退1段の変速機構12が配置さ
れ、該変速機構12の入力軸12aはエンジン3のクラ
ンク軸3gに対して平行に配置される。そして、上記コ
ンバータ10及び変速機構12により自動変速機13を
構成する。
【0022】上記トルクコンバータ10は、エンジン3
のクランク軸3gの右端部に連結された入力軸10a
と、該入力軸10aが連結されたポンプ10bと、該ポ
ンプ10bに対向するタービン10cと、この両者の間
に配置されるステータ10dと、該ステータ10dをタ
ービン10cと逆方向に回転させないためのワンウェイ
クラッチ10eと、上記タービン10cに連結された出
力軸10fと、該出力軸10fをエンジン3のクランク
軸3gに直結する直結クラッチ10gとを有する。上記
コンバータ出力軸10fは動力伝達機構15を介して上
記変速機構12の入力軸12aに駆動連結される。該動
力伝達機構15は、コンバータ出力軸10dの端部に一
体形成された駆動側スプロケット15aと、変速機構1
2の入力軸12aの端部に配置された従動スプロケット
15bと、該両スプロケットに巻掛けられたチェーン1
5cとから成る。
【0023】また、図1及び図2に示すように、変速機
構12の直下方には、デファレンシャル17及び前車軸
18が配置される。上記デファレンシャル17は、その
リングギヤ17aが変速機構12の出力ギヤ12bに噛
合すると共に、左前輪用の駆動軸18a及び右前輪用の
駆動軸18bを介して左右の前車輪(図示せず)に連結
される。
【0024】そして、上記変速機構12の下方で且つ前
車軸18の下方には、上記変速機構12の変速を制御す
るシフトバルブ等の各種の弁等の変速用油圧制御機器を
内蔵するバルブボディ21が配置される。該バルブボデ
ィ21は、上段側ボディ21aと下段側ボディ21bの
2段に形成され、その下部には複数個の電磁弁SOLが
取付けられていると共に、車体後方側を斜め下方に傾斜
させて配置されている。一方、エンジン3のオイルパン
30はエンジン潤滑用オイルパン30aと自動変速機用
オイルパン30bとに区画され、バルブボディ21の下
方に、該バルブボディ21を覆い且つ内部の自動変速機
用の油を貯溜する自動変速機用オイルパン30bがボル
ト23にて配置固定される。該バルブボディ21は、上
記オイルパン30bを取外したサービス時に該バルブボ
ディ21を車体下方から斜め下前方に取外す作業を行い
易くするよう、車体前後方向及び車幅方向の各長さが短
縮され、コンパクト化されている。
【0025】また、上記エンジン潤滑用オイルパン30
aの車幅方向側方には自動変速機用のオイルポンプ26
が配置されている。該オイルポンプ26は、図示しない
が、エンジン潤滑用のオイルパン30aを車幅方向に貫
通する補機駆動軸に連結され、該補機駆動軸には更にエ
ンジン潤滑用のオイルポンプをも連結される。
【0026】更に、自動変速機用オイルポンプ26に
は、自動変速機用オイルパン30b内の油を吸入するた
めの油路47が形成されると共に、該オイルポンプ26
から供給する油が流通する油路52が形成され、該油供
給用油路52は上方に延びて上記バルブボディ21に連
通する。また、バルブボディ21の上方には、前車軸1
8の下方に配置されたスペーサ28が配置されていて、
バルブボディ21から供給される油は、該スペーサ28
を経て変速機カバー25に形成した多数個の油路25a
…,25b…から変速機構12内部の各摩擦要素に供給
される。
【0027】したがって、上記実施例においては、エン
ジン3と変速機構12とをエンジンルーム2内に並列横
置き配置としたパワートレイン構造で、自動変速機13
のバルブボディ21が変速機構12の下方の空き空間に
配置されているので、その空き空間を利用してパワート
レイン全体のコンパクト化が図られる。しかも、バルブ
ボディ21は前車軸18の下方に位置するので、前車軸
18の上方に位置する場合に比して車両の最低地上高を
確保しながらパワートレイン全体を下方に配置すること
ができ、よってボンネット1の高さ位置をその分低く設
定できる。また、サービスカバー22を取外せばバルブ
ボディ21を取外すことが可能であり、そのサービス作
業が比較的容易である。
【0028】図3は請求項2記載の発明の実施例を示
し、バルブボディ21´を変速機構12の車幅方向側方
であってトルクコンバータ10とは反対側に配置したも
のである。
【0029】つまり、エンジン3後方の空間には変速機
構12が配置されるものの、該変速機構12の車幅方向
側方であってトルクコンバータ10とは反対側には、変
速機構12の軸長が短い関係上、空き空間S1が生じて
おり、該空き空間S1にバルブボディ21´が配置され
ている。該バルブボディ21´は、ケーシング80内に
自動変速機用のオイルポンプ41と一体に収容されてい
る。該オイルポンプ41の駆動軸61には従動プーリ6
2が固定されている一方、エンジン3のトルクコンバー
タ10とは反対側には、クランク軸3gの端部に駆動プ
ーリ63がボルト64により固定配置され、該駆動プー
リ63と従動プーリ62との間に駆動ベルト65が巻き
掛けられていて、エンジン3のクランク軸3gにより自
動変速機用のオイルポンプ41を回転駆動するように構
成している。尚、同図中66はオイルパン内の油をオイ
ルポンプ41に吸入するための油路、67はバルブボデ
ィ21´からの油を変速機構12の各摩擦要素に供給す
るための油路である。
【0030】したがって、本実施例においては、バルブ
ボディ21´が変速機構12の側方の空き空間S1に配
置されているので、その空き空間S1を有効利用してパ
ワートレイン全体のコンパクト化を図ることができる。
また、バルブボディ21´を上方から取外すことが可能
であるので、そのサービス性が向上する。しかも、バル
ブボディ21´と自動変速機用のオイルポンプ41とが
一体形成されているので、この両者を繋ぐ油路の長さを
顕著に短縮することができる。
【0031】また、図4は請求項3記載の発明の実施例
を示し、変速機構12の上方にバルブボディ21''を配
置したものである。つまり、上記図1のようにエンジン
3が後方に傾斜して配置される場合には変速機構12の
上方には空き空間は生じず有効利用されているが、この
部分に積極的に空き空間を形成するようにエンジン3''
が前方に若干傾斜して配置されると共に、前側に排気ポ
ート3f''が位置するようにエンジン3''を配置し、該
排気ポート3f''に連通する排気管30はエンジン3''
の前側から下方に延びた後、図示しないがオイルパン2
5に設けた凹部を通って車体後方に延びるように配置さ
れている。
【0032】そして、このようにして変速機構12の上
方に空き空間S2が形成され、該空き空間S2において
変速機構12の軸心P1よりも車体前方側にバルブボデ
ィ21''が配置され、その上方には該バルブボディ2
1''を覆うボディカバー31が配置されている。
【0033】従って、本実施例においてはバルブボディ
21''は変速機構12の上方に位置する。この場合、エ
ンジン3''は車体前方に向って若干傾斜しているのみで
あるので、変速機構12上方の空き空間S2にバルブボ
ディ21''を配置しながら、該バルブボディ21''を含
むパワートレイン全体の車体前後方向長さをコンパクト
にできる。しかも、エンジン3''の前方傾斜により、そ
の傾斜分だけエンジン3''の高さ位置が低くなるので、
その分、ボンネット1の高さ位置を低く設定できる。更
に、変速機構12の上方にバルブボディ21''が配置さ
れているので、バルブボディ21''のサービス時には、
これを上方から容易に取外すことができ、そのメンテナ
ンスを容易にできる。
【0034】図5及び図6は請求項4記載の発明の実施
例を示す。本実施例では、図5から判るようにトルクコ
ンバータ10の後方には変速機構12の入力軸12aの
みが配置され、変速機構12自体はエンジン3の直後方
に配置されていて、該変速機構12は、その内部の摩擦
要素等から定まる直径方向部分がトルクコンバータ10
の後部に対して車幅方向から見て一部重複するように位
置しており、この車体前後方向の一部重複により、その
分、エンジン3及び変速機構12を含むパワートレイン
の車体前後方向の長さが短縮されている。
【0035】そして、変速機構12のトルクコンバータ
10側の側方,つまり変速機構12の入力軸12aの部
分には、トルクコンバータ10側とは反対側,つまり車
体後方側に空き空間S3が生じており、この空き空間S
3にバルブボディ21''' が上下方向に収容されてい
る。該バルブボディ21''' にはシフトバルブ21
a''' 等が内蔵されていると共に、該バルブボディ2
1''は図6に示すように下端部が前車軸18の下方の位
置で車体前方に延びて全体としてL字状に形成されてい
る。
【0036】よって、本実施例においては、車幅方向か
ら見てトルクコンバータ10と変速機構12とが一部重
複する位置関係により、パワートレイン全体の車体前後
方向長さが短縮されると共に、トルクコンバータ10後
方で且つ変速機構12の入力軸12aの後方の空き空間
S2を利用してバルブボディ21'''が収容されている
ので、パワートレインの車体前後方向長さを延ばす必要
がなく、パワートレインのコンパクト化を有効に図るこ
とができる。
【0037】更に、図7は請求項5〜請求項9記載の発
明の実施例を示し、アキュムレータと、それ以外の変速
用の油圧制御機器とを別々に配置したものである。図7
では、アキュムレータを除く油圧制御機器を内蔵するバ
ルブボディは図示していないが、このバルブボディの位
置は、既述したように図1での変速機構12及び前車軸
18の下方の位置、図3での変速機構12のトルクコン
バータ10とは反対側の車幅方向側方の位置、図4での
変速機構12上方の空き空間S1、又は図5での変速機
構12の入力軸12aの後方の位置を適宜選択できる。
【0038】一方、アキュムレータの位置は、変速機構
12の入力軸12aの上方に生じている小さな空き空間
S4に配置されたアキュムレータ40の位置である。こ
の位置は図1で破線で示すように、変速機構12の入力
軸12aの斜め後方に配置された3個のアキュムレータ
40a,40b,40cの位置である。
【0039】また、他のアキュムレータの位置は、トル
クコンバータ10の車幅方向の側方の小さな空き空間S
5に配置されたアキュムレータ41の位置、エンジン3
と変速機構12の出力軸12cとの間の小さな空き空間
S6に配置されたアキュムレータ42の位置、又は変速
機構12と前車軸18との間に生じている小さな空き空
間S7に配置されたアキュムレータ43の位置である。
上記アキュムレータ40〜43の位置は全て取る必要は
なく、適宜選択できるものである。
【0040】従って、本実施例においては、パワートレ
イン全体に生じている小さな空き空間S4〜S7に各々
適宜アキュムレータ40〜43を配置すれば、その小さ
な空き空間をも有効利用できて、パワートレイン全体を
一層コンパクト化できる効果を奏する。
【0041】尚、変速機構12の下方にバルブボディ2
1を配置する場合には、該バルブボディ21と車室側に
近接するため、バルブボディ21内のマニュアルバルブ
の位置を切換えて自動変速機の選択位置をD,S,L,
N及びRレンジに切換えるチェンジケーブルの遊び量が
少なくなる。このため、図8に実線で示すように、チェ
ンジケーブル80を排気管81を取巻くように配置した
り、同図に破線で示すようにトルクコンバータ10を取
囲むように配置したり、又は図9に示すようにリンク機
構82を用い、該リンク機構82をチェンジケーブル8
0のとりゅうに介設することが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン及び変速機構を並列配置したパワート
レイン構造の側面図である。
【図2】エンジン、トルクコンバータ及び変速機構の配
置関係を示す構成図である。
【図3】請求項2記載の発明の実施例を示す図2相当図
である。
【図4】請求項3記載の発明の実施例を示すパワートレ
インの側面図である。
【図5】請求項4記載の発明の実施例を示す図2相当図
である。
【図6】同側面図である。
【図7】請求項5〜請求項9記載の発明の実施例を示す
図2相当図である。
【図8】パワートレインを車体斜め後方から見た斜視図
である。
【図9】同自動変速機のチェンジケーブルの変形例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
3 エンジン 3g クランク軸 3f'' 排気ポート 10 トルクコンバータ 12 変速機構 12a 変速機構の入力軸 13 自動変速機 18 前車軸 30 排気管 21〜21'''' バルブボディ 40〜43 アキュムレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 義道 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 長谷藤 作美 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸が車幅方向に横置きに配置され
    たエンジンの該クランク軸に連結されるトルクコンバー
    タと、軸が上記エンジンのクランク軸と平行に配置され
    る変速機構とを備えた自動変速機のバルブボディ配置構
    造であって、上記変速機構の下方で且つ前車軸の下方に
    は、変速用の油圧制御機器を有するバルブボディが配置
    されていることを特徴とする自動変速機のバルブボディ
    配置構造。
  2. 【請求項2】クランク軸が車幅方向に横置きに配置され
    たエンジンの該クランク軸に連結されるトルクコンバー
    タと、軸が上記エンジンのクランク軸と平行に配置され
    る変速機構とを備えた自動変速機のバルブボディ配置構
    造であって、上記変速機構のトルクコンバータとは反対
    側の車幅方向側方には、変速用の油圧制御機器を有する
    バルブボディが配置されていることを特徴とする自動変
    速機のバルブボディ配置構造。
  3. 【請求項3】クランク軸が車幅方向に横置きに配置され
    たエンジンの該クランク軸に連結されるトルクコンバー
    タと、軸が上記エンジンのクランク軸と平行に配置され
    る変速機構とを備えた自動変速機のバルブボディ配置構
    造であって、上記エンジンは車体前方に傾斜し、排気ポ
    ートは該エンジンの前方に配置されていて、上記エンジ
    ンの後方で且つ変速機構の上方には、変速用の油圧制御
    機器を有するバルブボディが配置されていることを特徴
    とする自動変速機のバルブボディ配置構造。
  4. 【請求項4】クランク軸が車幅方向に横置きに配置され
    たエンジンの該クランク軸に連結されるトルクコンバー
    タと、軸が上記エンジンのクランク軸と平行に配置され
    る変速機構とを備えた自動変速機のバルブボディ配置構
    造であって、上記トルクコンバータの車体後方で且つ変
    速機構の車幅方向側方には、変速用の油圧制御機器を有
    するバルブボディが配置されていることを特徴とする自
    動変速機のバルブボディ配置構造。
  5. 【請求項5】クランク軸が車幅方向に横置きに配置され
    たエンジンの該クランク軸に連結されるトルクコンバー
    タと、軸が上記エンジンのクランク軸と平行に配置され
    る変速機構とを備えた自動変速機のバルブボディ配置構
    造であって、変速用の油圧制御機器を有するバルブボデ
    ィは、アキュムレータと、該アキュムレータ以外の油圧
    制御機器とが別々に配置されていることを特徴とする自
    動変速機のバルブボディ配置構造。
  6. 【請求項6】アキュムレータは、変速機構の入力軸の上
    方に配置されていることを特徴とする請求項5記載の自
    動変速機のバルブボディ配置構造。
  7. 【請求項7】アキュムレータは、トルクコンバータの上
    方に配置されていることを特徴とする請求項5記載の自
    動変速機のバルブボディ配置構造。
  8. 【請求項8】アキュムレータは、エンジンと変速機構と
    の間の車体前後方向の空き空間に配置されていることを
    特徴とする請求項5記載の自動変速機のバルブボディ配
    置構造。
  9. 【請求項9】アキュムレータは、変速機構と前車軸との
    間の上下方向の空き空間に配置されていることを特徴と
    する請求項5記載の自動変速機のバルブボディ配置構
    造。
JP3192294A 1991-07-31 1991-07-31 自動変速機のバルブボデイ配置構造 Withdrawn JPH0539841A (ja)

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