JPH0539838A - 自動変速機のオイルポンプ配置構造 - Google Patents

自動変速機のオイルポンプ配置構造

Info

Publication number
JPH0539838A
JPH0539838A JP3192278A JP19227891A JPH0539838A JP H0539838 A JPH0539838 A JP H0539838A JP 3192278 A JP3192278 A JP 3192278A JP 19227891 A JP19227891 A JP 19227891A JP H0539838 A JPH0539838 A JP H0539838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil pump
automatic transmission
engine
oil
crankshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3192278A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Akutagawa
等 芥川
Osamu Kameda
修 亀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP3192278A priority Critical patent/JPH0539838A/ja
Priority to KR1019920013680A priority patent/KR960005976B1/ko
Priority to US07/922,922 priority patent/US5305848A/en
Publication of JPH0539838A publication Critical patent/JPH0539838A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動変速機において、オイルポンプを適切位置
に配置してコンパクト化を図ると共に、該オイルポンプ
とバルブボディとの間の油路長を短縮する。 【構成】エンジンを横置きに配置し、そのクランク軸の
端部にトルクコンバータを配置すると共に、エンジンの
前方又は後方に変速機構を並列配置したパワートレイン
構造を前提とする。エンジン下部のオイルパン30に、
車幅方向に延びる補機駆動軸31を配置し、該駆動軸3
1にエンジン潤滑用オイルポンプを連結する。上記補機
駆動軸31には更に自動変速機用オイルポンプ41が連
結される。従って、エンジンのクランク軸に自動変速機
用オイルポンプを配置する場合に比しエンジン軸長を短
縮できる。変速機構の下方にコントロールバルブボディ
が配置され、該バルブボディと上記自動変速機用オイル
ポンプ41との距離が近接するので、この両者を繋ぐ油
路長が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機のオイルポ
ンプの配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動変速機として、例えば特
公昭47−9448号公報に開示されるように、エンジ
ンのクランク軸を車幅方向に配置してエンジンを横置き
配置した場合に、そのクランク軸端部にトルクコンバー
タを連結すると共に、該エンジンのクランク軸と軸を平
行にして変速機構をエンジンと車体前後方向に並列配置
して、エンジン及び自動変速機を含むパワートレインを
車体前後及び車幅方向に短縮してコンパクト化したもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にエンジンと変速機構とを並列配置したものにおいて、
その自動変速機用のオイルポンプを配置する場合、この
オイルポンプをエンジンのクランク軸のトルクコンバー
タとは反対側の端部に駆動連結することが考えられる。
【0004】しかしながら、上記の場合には、オイルポ
ンプを配置する分、エンジンの軸方向長さが長くなる不
具合が生じる。更に、自動変速機にはその自動変速を行
うためのシフトバルブ等の変速用の油圧制御機器を内蔵
するバルブボディを備える必要上、オイルポンプを上記
のようにクランク軸端部に配置する場合には、オイルポ
ンプからバルブボディへの油路の長さが長くなる場合が
生じる。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、上記のようにエンジンと並列配置さ
れた自動変速機において、自動変速機用のオイルポンプ
を適切位置に配置して、パワートレインのコンパクト化
を図ることを第1の目的とし、第2の目的は自動変速機
のオイルポンプからバルブボディへの油路長を短縮する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の具体的な解決手段は、車幅方
向に横置き配置されたエンジンに連結されるトルクコン
バータと、軸が上記エンジンのクランク軸と平行に配置
される変速機構とを備えた自動変速機のオイルポンプ配
置構造を前提とする。そして、上記エンジン下部に位置
するオイルパン内に、車幅方向に配置した駆動軸により
駆動されるエンジン潤滑用オイルポンプを配置し、該エ
ンジン潤滑用オイルポンプの駆動軸に対して自動変速機
用のオイルポンプを配置する構成としている。
【0007】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の発明を限定し、オイルパンを、車体前後方向
にエンジン潤滑用と自動変速機用とに区画すると共に、
自動変速機用のオイルポンプのケーシングを上記自動変
速機用オイルパンにまで延設し、該延設部分に、自動変
速機用オイルパンの油を自動変速機用オイルポンプに導
く吸入油路を形成する構成としている。
【0008】更に、請求項3記載の発明では、上記請求
項1又は請求項2記載の発明を更に限定し、変速機構の
下方に、変速用の油圧制御機器を有し且つ自動変速機用
のオイルポンプから油が供給されるバルブボディを配置
する構成としている。
【0009】加えて、請求項4記載の発明では、上記の
ようにエンジンに対して自動変速機を並列配置する構成
を前提として、変速機構のトルクコンバータとは反対側
の側方に、該変速機構の出力軸と同軸上にオイルポンプ
を配置する構成とする。
【0010】また、請求項5記載の発明では、上記並列
配置という前提構成の下で、オイルポンプを、変速機構
のトルクコンバータとは反対側の側方であって上記エン
ジンのクランク軸とは偏心した位置に配置する構成とし
ている。
【0011】更に、請求項6記載の発明では、請求項5
記載の発明を限定して、オイルポンプを、変速用の油圧
制御機器を有するバルブボディと一体形成する構成とし
ている。
【0012】
【作用】以上の構成により、請求項1記載の発明では、
自動変速機用のオイルポンプは、エンジン下部のオイル
パンにおいて車幅方向に配置した駆動軸に連結配置され
るので、エンジンのクランク軸端部に配置する必要がな
く、そのエンジン軸長を長くする必要がなくなる。しか
も、上記駆動軸はエンジン潤滑用のオイルポンプと共用
しているので、専用の駆動軸を設ける必要がなく、その
分、構成が簡易になる。
【0013】その場合、請求項2記載の発明では、オイ
ルパン内が車体前後方向にエンジン潤滑用と自動変速機
用とに区画されている関係上、自動変速機用オイルパン
の位置と自動変速機用オイルポンプとの車体前後方向位
置が異なるが、自動変速機用オイルポンプのケーシング
が自動変速機用オイルパンにまで延設され、該延設部分
に油路が形成されているので、その油路形成用の部材を
何ら必要とせず、構成を簡易にできる。
【0014】しかも、請求項3記載の発明では、自動変
速機用のオイルポンプはオイルパン部分に配置されるも
のの、バルブボディは変速機構の下方に配置されて、オ
イルポンプとバルブボディとの配置位置ができる限り近
接するので、この両者を連通する油路の長さを効果的に
短縮することができる。
【0015】また、請求項4記載の発明では、変速機構
の軸長はエンジンの軸長よりも短いのが一般的であっ
て、オイルポンプは変速機構の側方でその変速機構の出
力軸と同軸上に配置されているので、オイルポンプはエ
ンジンの前方又は後方に位置することになり、クランク
軸の軸長を長くする必要がなくなる。
【0016】更に、請求項5記載の発明では、オイルポ
ンプは変速機構の車幅方向側方の位置であって,エンジ
ンのクランク軸とは偏心した位置に配置されているの
で、上記請求項4記載の発明と同様にオイルポンプはエ
ンジンの前方又は後方に位置することになり、クランク
軸の軸長を長くする必要がなくなる。
【0017】その場合、請求項6記載の発明では、オイ
ルポンプとバルブボディとが一体的に構成されているの
で、このオイルポンプからバルブボディに油を導入する
油路の長さを顕著に短縮することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
6記載の発明の自動変速機のオイルポンプ配置構造によ
れば、エンジンのクランク軸の軸長を長くすることなく
自動変速機用オイルポンプを配置できるので、エンジン
及び自動変速機を並列配置したパワートレインの車幅方
向長さを短縮して、そのコンパクト化を図ることができ
る。
【0019】特に、請求項2記載の発明では、自動変速
機用オイルパンからオイルポンプに至る油路を該オイル
ポンプのケーシングにより形成したので、油路形成用の
部材を不要にして、構成を簡易にできる効果をも奏す
る。
【0020】更に、請求項3及び請求項6記載の発明に
よれば、オイルポンプにできる限り近接した位置にバル
ブボディを配置したので、オイルポンプからバルブボデ
ィに至る油路の長さを可及的に短縮することができる効
果をも奏する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0022】図1及び図2はエンジン前置き前輪駆動用
の車両のパワートレイン構造を示す。同図において、1
は車体前部の上面を形成するボンネット、2は該ボンネ
ット1の下方に形成されるエンジンルーム、3は該エン
ジンルーム2内に配置された4気筒エンジンである。該
エンジン3は、4個の気筒3a〜3dがその気筒列方向
を車幅方向に位置させて配置されていると共に、車体後
方に傾斜して配置される。また、該エンジン3は、車体
前側に吸気ポート3eが、車体後方に排気ポート3fが
位置し、吸気ポート3eには吸気通路4が連通し、該吸
気通路4にはスロットル弁5が配置され、上記吸気ポー
ト3eには燃料噴射弁6が配置される。
【0023】上記エンジン3の図2右側方にはトルクコ
ンバータ10が配置されると共に、エンジン3の後方に
は例えば前進4段,後退1段の変速機構12が配置さ
れ、該変速機構12の入力軸12aはエンジン3のクラ
ンク軸3gに対して平行に配置される。そして、上記コ
ンバータ10及び変速機構12により自動変速機13を
構成する。
【0024】上記トルクコンバータ10は、エンジン3
のクランク軸3gの右端部に連結された入力軸10a
と、該入力軸10aが連結されたポンプ10bと、該ポ
ンプ10bに対向するタービン10cと、この両者の間
に配置されるステータ10dと、該ステータ10dをタ
ービン10cと逆方向に回転させないためのワンウェイ
クラッチ10eと、上記タービン10cに連結された出
力軸10fと、該出力軸10fをエンジン3のクランク
軸3gに直結する直結クラッチ10gとを有する。上記
コンバータ出力軸10fは動力伝達機構15を介して上
記変速機構12の入力軸12aに駆動連結される。該動
力伝達機構15は、コンバータ出力軸10dの端部に一
体形成された駆動側スプロケット15aと、変速機構1
2の入力軸12aの端部に配置された従動スプロケット
15bと、該両スプロケットに巻掛けられたチェーン1
5cとから成る。
【0025】また、図1及び図2に示すように、変速機
構12の直下方には、デファレンシャル17及び車輪の
駆動軸18が配置される。上記デファレンシャル17
は、そのリングギヤ17aが変速機構12の出力ギヤ1
2bに噛合すると共に、左前輪用の駆動軸18a及び右
前輪用の駆動軸18bを介して左右の前車輪(図示せ
ず)に連結される。
【0026】次に、上記のように構成したパワートレイ
ンにおけるエンジン潤滑用オイルポンプと自動変速機用
オイルポンプとの配置構造を説明する。
【0027】図3において、30はエンジン3の下部に
配置され,内部に油を貯溜するオイルパンである。該オ
イルパン30の略中央部には、車幅方向に延びる補機駆
動軸31が配置され、該補機駆動軸31には、オイルパ
ン30内に配置された部分に従動スプロケット32が設
けられている。また、該従動スプロケット32周囲に設
けた隔壁33には駆動スプロケット34が配置され、該
両スプロケット32,34の間にチェーン(図示せず)
が巻き掛けられている。上記隔壁33には延設部33a
が設けられ、該延設部33aには、上記駆動スプロケッ
ト34を一端部に固定連結した駆動軸35が回転自在に
貫通し、該駆動軸35の他端にはアイドルギヤ36が連
結されている。該アイドルギヤ36は、上記エンジン3
のクランク軸3gの後端部に配置した動力取り出しギヤ
(図示せず)に噛合している。以上の構成により、エン
ジン3のクランク軸3gによって補機駆動軸31を回転
駆動するように構成している。
【0028】そして、上記補機駆動軸31には、オイル
パン30内の図中左端部において、エンジン潤滑用のオ
イルポンプ39が連結されていると共に、該オイルポン
プ39外方にはウォータポンプ40が連結されている。
一方、上記のようにエンジン潤滑用オイルポンプ39を
駆動する補機駆動軸31の他端には、オイルパン30の
外方において、自動変速機13用のオイルポンプ41
と、その更に外方にパワーステアリング用のオイルポン
プ42とが駆動連結されている。尚、同図において、4
3はエンジン潤滑用油のオイルフィルタである。
【0029】更に、図4に示すように、オイルパン30
はその略中央部が、車幅方向に延びる隔壁46によって
車体前側にエンジン潤滑油用オイルパン30aと、車体
後側に自動変速機用のオイルパン30bとに区画されて
いる。上記自動変速機用オイルポンプ41のケーシング
41aは車体後方に向って上記自動変速機用オイルパン
30bの略中央部にまで延設され、該延設部41bに
は、油路47が形成されていて、自動変速機用オイルポ
ンプ41の動作により自動変速機用オイルパン30bの
油をストレーナ48から吸入し、この吸入油を油路47
を経て自動変速機用オイルポンプ41に導くように構成
している。
【0030】また、図1において、変速機構12の下方
で且つ更に駆動軸18の下方には、上記変速機構12の
変速を制御するシフトバルブ等の各種の弁等の変速用油
圧制御機器を内蔵するバルブボディ21が配置される。
該バルブボディ21は、上段側ボディ21aと下段側ボ
ディ21bの2段に形成され、その下部には複数個の電
磁弁SOLが取付けられていると共に、車体後方側を斜
め下方に傾斜させて配置されている。該バルブボディ2
1は、上記自動変速機用オイルパン30bの上方に配置
され、該オイルパン30bはボルト23にてエンジン3
に取付固定される。上記バルブボディ21から供給され
る油は、駆動軸18の下方に配置した断面四角形状のス
ペーサ28を経て変速機ケース25に形成した多数個の
油路25a…,25b…を流れて、変速機構12に内蔵
のサーボ機構及び摩擦要素の油圧室に連通接続される。
【0031】一方、図4及び図5に示すように、自動変
速機用オイルポンプ41の延設部41bには、更に、該
オイルポンプ41から吐出油が供給される油路50が形
成されている。該油路50は、自動変速機用オイルパン
30bに水平方向に形成した油路51に連通し、該油路
51には上方に延びるパイプ部材52の下端部が接続さ
れ、該パイプ部材52の上端部はバルブボディ21に形
成した油路21cに連通して、自動変速機用オイルポン
プ41から油をバルブボディ21に供給するように構成
している。
【0032】したがって、上記実施例においては、オイ
ルパン30を車幅方向に貫通して配置した補機駆動軸3
1のオイルパン30外方において自動変速機用のオイル
ポンプ41を駆動連結したので、エンジン3のクランク
軸3gの後方側に該自動変速機用オイルポンプ41を配
置することができ、よってエンジン3の軸長を長くする
必要がないので、エンジン3に自動変速機13を並列配
置したパワートレインの車幅方向長さを短縮して、その
コンパクト化を図ることができる。しかも、補機駆動軸
31はエンジン潤滑油用オイルポンプ39と自動変速機
用オイルポンプ41とで共用しているので、その分、構
成を簡易にできる。
【0033】また、上記のように補機駆動軸31の共用
に伴い自動変速機用オイルポンプ41はエンジン潤滑油
用オイルパン30a側に配置されて、自動変速機用オイ
ルパン30bと車体前後方向の位置が異なることになる
が、自動変速機用オイルポンプ41のケーシング41a
がその分延設されて、該延設部41bに自動変速機用オ
イルパン30bの油を吸入する油路47が形成されてい
るので、その油路47を形成する部材が不要になり、構
成が簡易である。
【0034】更に、変速機構12の下方にバルブボディ
21が配置されているので、オイルポンプ30の側方に
位置する自動変速機用オイルポンプ41と該バルブボデ
ィ21との離隔が短縮され、この両者41,21を連通
する上下方向の油路52の油路長を可及的に短く設定す
ることができて、構成を簡易にできると共に、油圧の抵
抗損失の軽減及び油漏れに対する信頼性の向上を図るこ
とができる。
【0035】図6は請求項4記載の発明の実施例を示
す。本実施例では、自動変速機用オイルポンプ41´
を、変速機構12の側方でトルクコンバータ10とは反
対側に配置している。即ち、エンジン3後方の空間には
変速機構12が配置されるものの、該変速機構12のト
ルクコンバータ10とは反対側には、変速機構12の軸
長が短い関係上、空き空間Sが生じている。このため、
自動変速機用オイルポンプ41´はボルト60により変
速機構12の図中左側部に配置固定されていると共に、
該オイルポンプ41´の駆動軸61は、変速機構12の
出力軸12cと同軸上に配置され、該駆動軸12cには
従動プーリ62が固定されている。
【0036】一方、エンジン3のトルクコンバータ10
とは反対側には、クランク軸3gの端部に駆動プーリ6
3がボルト64により固定配置され、該駆動プーリ63
と従動プーリ62との間に駆動ベルト65が巻き掛けら
れていて、エンジン3のクランク軸3gによりオイルポ
ンプ41´を回転駆動するように構成している。尚、同
図中、66はオイルパンのオイルストレーナから油をオ
イルポンプ41´に吸入するための油路、67は該オイ
ルポンプ41´から油を例えば変速機構12の上方に配
置したバルブボディ(図示せず)に供給するための油路
である。他の構成については上記実施例と同一であるの
で、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】従って、本実施例においては、変速機構1
2側方の空き空間Sを利用して自動変速機用オイルポン
プ41´を配置しているので、エンジン3のクランク軸
3gにオイルポンプ41´を配置する場合に比して、エ
ンジン3の軸長を短縮でき、エンジン3及び自動変速機
13全体としてのパワートレインの車幅方向長さを短く
して、そのコンパクト化を図ることができる。しかも、
バルブボディが変速機構12の上方に配置されるので、
このバルブボディと変速機構12側方のオイルポンプ4
1との距離を可及的に短縮して、その両者を繋ぐ油路の
長さを短縮することができる。
【0038】また、図7及び図8は請求項5記載の発明
の実施例を示す。上記請求項4記載の発明の実施例では
オイルポンプ41´を変速機構12の出力軸12cと同
軸上に配置したのに代え、エンジン3のクランク軸3g
と変速機構12との間に偏心して配置したものである。
【0039】具体的には、クランク軸3gの後方で且つ
変速機構12の後方にはオルタネータ等の補機70が配
置され、更にエンジン3の下部には他の補機71が配置
されていて、該両補機70,71の従動プーリ72,7
3と、クランク軸3gの端部に設けたクランクプーリ7
4との間に、駆動ベルト75が巻き掛けられて補機7
0,71をエンジン3で駆動する。
【0040】そして、上記クランクプーリ74と補機7
0の従動プーリ72との間に、駆動ベルト75を緊張さ
せる上側アイドラ76がクランク軸3gとは偏心して配
置されていると共に、両補機70,71との間にも同様
の下側のアイドラ77が配置されていて、上記上側のア
イドラ76の回転により自動変速機用のオイルポンプ4
1´´を駆動するように該アイドラ76にオイルポンプ
41´´が連結されている。他の構成については上記の
2つの実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を
省略する。
【0041】従って、本実施例においては、オイルポン
プ41´´がクランク軸3gと偏心して配置されるの
で、上記請求項4記載の発明と同様に、エンジン3の軸
長を短縮できてパワートレインのコンパクト化を図るこ
とができると共に、アイドラ76を利用してオイルポン
プ41´´を回転駆動しているので、構成を簡易にでき
る。
【0042】更に、図9は請求項6記載の発明の実施例
を示す。本実施例では、上記図7と同様にオイルポンプ
41''' を変速機構12の側方の空き空間Sにクランク
軸3gとは偏心して配置すると共に、該オイルポンプ4
1''' とバルブボディ21´とを同一ケーシング80内
に収容して一体形成したものである。
【0043】従って、本実施例によれば、パワートレイ
ンのコンパクト化を図ることができると共に、オイルポ
ンプ41''' とバルブボディ21´との間を繋ぐ油路を
極く短い油路で形成することができる。
【0044】図10は本発明とは無関係であるが、クラ
ンク軸3gのトルクコンバータ10とは反対側の端部
に、エンジン潤滑用のオイルポンプ39´と自動変速機
用のオイルポンプ41''''とを並べて配置した構成を示
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン及び変速機構を並列配置したパワート
レイン構造の側面図である。
【図2】同パワートレイン構造の要部を断面で示した構
成図である。
【図3】オイルパン周りにオイルポンプを配置する構造
の平面図である。
【図4】同自動変速機用オイルポンプのみを示した平面
図である。
【図5】図4の自動変速機用オイルポンプを切欠いた側
面図である。
【図6】請求項4記載の発明の実施例を示す図2相当図
である。
【図7】請求項5記載の発明の実施例を示す図2相当図
である。
【図8】同側面図である。
【図9】請求項6記載の発明の実施例を示す図2相当図
である。
【図10】クランク軸の端部にエンジン潤滑用と自動変
速機用の各オイルポンプを配置した図2相当図である。
【符号の説明】
3 エンジン 3g クランク軸 10 トルクコンバータ 12 変速機構 13 自動変速機 21 バルブボディ 30 オイルパン 30a エンジン潤滑用オイルパン 30b 自動変速機用オイルパン 31 補機駆動軸(駆動軸) 39 エンジン潤滑用オイルポンプ 41〜41'''' 自動変速機用オイルポンプ 41a ケーシング 41b 延設部 47 油路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車幅方向に横置き配置されたエンジンに連
    結されるトルクコンバータと、軸が上記エンジンのクラ
    ンク軸と平行に配置される変速機構とを備えた自動変速
    機のオイルポンプ配置構造であって、上記エンジン下部
    に位置するオイルパン内には、車幅方向に配置した駆動
    軸により駆動されるエンジン潤滑用オイルポンプが配置
    され、該エンジン潤滑用オイルポンプの駆動軸に自動変
    速機用のオイルポンプが配置されていることを特徴とす
    る自動変速機のオイルポンプ配置構造。
  2. 【請求項2】オイルパンは車体前後方向にエンジン潤滑
    用と自動変速機用とに区画され、自動変速機用のオイル
    ポンプのケーシングは上記自動変速機用オイルパンにま
    で延設され、該延設部分には、自動変速機用オイルパン
    の油を自動変速機用オイルポンプに導く吸入油路が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の自動変速機
    のオイルポンプ配置構造。
  3. 【請求項3】変速機構の下方には、変速用油圧制御機器
    を有し且つ自動変速機用のオイルポンプから油が供給さ
    れるバルブボディが配置されることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の自動変速機のオイルポンプ配置構
    造。
  4. 【請求項4】車幅方向に横置き配置されたエンジンに連
    結されるトルクコンバータと、軸が上記エンジンのクラ
    ンク軸と平行に配置される変速機構とを備えた自動変速
    機のオイルポンプ配置構造であって、上記変速機構のト
    ルクコンバータとは反対側の側方には、該変速機構の出
    力軸と同軸上にオイルポンプが配置されていることを特
    徴とする自動変速機のオイルポンプ配置構造。
  5. 【請求項5】車幅方向に横置き配置されたエンジンに連
    結されるトルクコンバータと、軸が上記エンジンのクラ
    ンク軸と平行に配置される変速機構とを備えた自動変速
    機のオイルポンプ配置構造であって、上記変速機構のト
    ルクコンバータとは反対側の側方であって上記エンジン
    のクランク軸とは偏心した位置に、オイルポンプが配置
    されていることを特徴とする自動変速機のオイルポンプ
    配置構造。
  6. 【請求項6】オイルポンプは、変速用油圧制御機器を有
    するバルブボディと一体形成されていることを特徴とす
    る請求項5記載の自動変速機のオイルポンプ配置構造。
JP3192278A 1991-07-31 1991-07-31 自動変速機のオイルポンプ配置構造 Withdrawn JPH0539838A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3192278A JPH0539838A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 自動変速機のオイルポンプ配置構造
KR1019920013680A KR960005976B1 (ko) 1991-07-31 1992-07-30 자동차의 파우어트레인의 구조
US07/922,922 US5305848A (en) 1991-07-31 1992-07-31 Automobile powertrain structure including automatic transmission for transverse engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3192278A JPH0539838A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 自動変速機のオイルポンプ配置構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0539838A true JPH0539838A (ja) 1993-02-19

Family

ID=16288622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3192278A Withdrawn JPH0539838A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 自動変速機のオイルポンプ配置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0539838A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8002653B2 (en) Power unit having engine and continuously variable transmission, configuration thereof, and vehicle incorporating same
KR960005976B1 (ko) 자동차의 파우어트레인의 구조
JP4545131B2 (ja) 動力伝達装置
JP3346109B2 (ja) 内燃エンジン
US8011477B2 (en) Motorcycle power unit
JP2007290580A (ja) 車両用パワーユニットの変速機構造
JP3343800B2 (ja) 動弁系への給油通路の配設構造
JP4015511B2 (ja) エンジンの潤滑装置
JP2002097917A (ja) 車両用エンジンユニット
JP2003166619A (ja) トルクコンバータ付き内燃機関
US6332440B1 (en) Four-stroke cycle internal combustion engine
JP3954942B2 (ja) 車両用エンジンの始動装置
US7159558B2 (en) Engine having centralized mass
JPH0539838A (ja) 自動変速機のオイルポンプ配置構造
JP2008087604A (ja) 動力伝達装置
US6925798B2 (en) Internal combustion engine with torque converter
EP3760844A1 (en) Straddle vehicle
JP3470355B2 (ja) ドライサンプエンジンのオイル通路
JP2829526B2 (ja) 車両用エンジンユニット
JP2008087606A (ja) 変速機
JP2000087743A (ja) V型内燃機関の冷却装置
JP2004036509A (ja) トルクコンバータ付き内燃機関を備えたパワーユニット
JP2000087756A (ja) 車両用v型内燃機関
EP4012230A1 (en) Power unit and vehicle including power unit
JP2000170544A (ja) 車両用v型内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008