JPH053980U - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JPH053980U
JPH053980U JP5785091U JP5785091U JPH053980U JP H053980 U JPH053980 U JP H053980U JP 5785091 U JP5785091 U JP 5785091U JP 5785091 U JP5785091 U JP 5785091U JP H053980 U JPH053980 U JP H053980U
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JP
Japan
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platen
ball seat
seat receiver
testing machine
material testing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5785091U
Other languages
English (en)
Inventor
明善 横田
祥三 永谷
新一 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP5785091U priority Critical patent/JPH053980U/ja
Publication of JPH053980U publication Critical patent/JPH053980U/ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧盤と球座受けとの間の接触面へのホコリ等
の侵入を防止することが可能な材料試験機を提供する。 【構成】 球座面31aを有する球座受け31と、この
球座受け31の球座面31aと球面接触して揺動可能に
支持された圧盤30とを備えた材料試験機20におい
て、伸縮可能な保護リング42を圧盤30および球座受
け31の間に挿入してこれら圧盤30および球座受け3
1の間の間隙を閉塞した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、球座受けおよび圧盤を有する圧盤装置を備えた材料試験機に関する 。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の圧盤装置を備えた材料試験機の一例を示す断面図である。 図において、1は図示しないラムシリンダにより昇降されるテーブル、2はテ ーブル1の上方に配置したクロスヘッドであり、このクロスヘッド2は図示しな いねじ柱によって昇降可能に支持される。
【0003】 テーブル1には下部圧盤3が、クロスヘッド2には上部圧盤4がそれぞれ設け られ、これら下部圧盤3と上部圧盤4との間には、圧縮試験される試験片5が介 在される。
【0004】 上部圧盤4は、試験片5との反接触側に球面部4aを有し、この球面部4aは 、圧盤取付部材6を介してクロスヘッド2に取り付けられた球座受け7に球面接 触状態に係合される。球面部4aの中心には、中間部にユニバーサルジョイント 8が介装された圧盤吊りロッド9の下端が結合され、圧盤吊りロッド9の上端は 圧縮コイルばね10とナット11によってクロスヘッド2に結合されている。こ れにより、上部圧盤4は球座受け7に揺動可能に支持され、圧縮試験時の球座式 圧盤として機能する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の材料試験機では、上部圧盤4が圧盤吊りロッド 9により吊持されて球座受け7に揺動可能に支持されているので、圧縮試験され た試験片5が破壊、爆裂した際に上部圧盤4が球面部4aに沿って傾斜したり、 あるいは圧縮コイルばね10の作用により上部圧盤4が上下に振動することがあ る。この際、破壊等された試験片5の破片やホコリが上部圧盤4と球座受け7と の間に侵入し、これら上部圧盤4と球座受け7との接触面に損傷を与えるおそれ がある、という問題があった。
【0006】 本考案の目的は、圧盤と球座受けとの間の接触面へのホコリ等の侵入を防止す ることが可能な材料試験機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
一実施例を示す図1に対応付けて説明すると、本考案は、球座面31aを有す る球座受け31と、この球座受け31の球座面31aと球面接触して揺動可能に 支持された圧盤30とを備えた材料試験機20に適用される。 そして上述の目的は、保護部材42を、前記圧盤30の最大揺動を妨げること なく、この圧盤30および前記球座受け31の間の間隙を閉塞するように挿入し て達成される。
【0008】
【作用】
圧盤30が球座受け31に対して揺動しても、これら圧盤30および球座受け 31の間の間隙は保護部材42により閉塞される。そして、この状態は、圧盤3 0の最大揺動時においても変らない。従って、試験片TPの破片やホコリはこの 保護部材42より内部に入ることができず、圧盤30、球座受け31の接触面へ の侵入が阻止される。
【0009】 なお、本考案の構成を説明する上記課題を解決するための手段と作用の項では 、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いたが、これにより本考案が実 施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案の実施例について詳細に説明する。 図1は本考案による材料試験機の一実施例の要部を示す図であって、球座受け および上部圧盤付近を拡大して示した正面図である。図2は材料試験機の一実施 例を示す正面図である。
【0011】 図2において、全体符号20で示す試験機本体は、ベース21内に設置した圧 縮および引張負荷用のラムシリンダ22と、ラムシリンダ22の上端に固定した テーブル23と、テーブル23上の一方の対角線位置に立設した一対の支柱24 と、その上端間に横架された上部クロスヘッド25と、テーブル23の他方の対 角線位置を貫通してベース21に立設された一対のねじ柱26と、このねじ柱2 6に図示しないナットを介して螺合した下部クロスヘッド27とを備える。下部 クロスヘッド27は、これに装着したモータ28で図示しないナットを回転する ことにより上下に移動される。これにより上部クロスヘッド25あるいはテーブ ル23との間隔が引張試験あるいは圧縮試験される試験片の長さに応じて調整で きる。なお、図2において、29はテーブル23上に設けられた圧縮試験用の下 部圧盤である。
【0012】 図1において、30は円柱状の上部圧盤であり、この上部圧盤30の上面、す なわち試験片TPとの反接触側の面の中央部には球面部30aが設けられている 。31は同様に円柱状の球座受けであり、この球座受け31の下面には上部圧盤 30の球面部30aに球面接触する球座面31aが形成されている。この球座受 け31の上部には平板状の取付部材32がボルト33により固着され、この取付 部材32はボルト34を介して下部クロスヘッド27に固着されている。これに より、球座受け31が下部クロスヘッド27の下部に固定される。
【0013】 35はボルト36を介して球座受け31の側面に固定された薄肉円筒状の取付 部材、37はこの取付部材35の下部に固定された支持リングである。この支持 リング37からは、その周方向に間隔をおいて複数の圧盤吊りロッド38が下方 に向って延出し、この圧盤吊りロッド38の上端は、圧縮コイルばね39および ナット40によって支持リング37に支持されている。圧盤吊りロッド38の下 端は、屈曲自在なユニバーサルジョイント41により上部圧盤30の側面に固定 されている。これにより、上部圧盤30は、球座受け31に対して揺動可能な状 態でこの球座受け31から吊持されている。
【0014】 球面部30aおよび球座面31aの側方には、図1および図3に示すように、 上部圧盤30の上面および球座受け31の下面の間の間隙を閉塞する保護リング 42が、これら球面部30aおよび球座面31aを囲繞するように設けられてい る。この保護リング42は、例えばスポンジのように柔らかくて伸縮可能な材質 で形成され、しかも、試験片TPの破片やホコリの侵入を防止するために、その 面密度が比較的高い材質で形成される。さらに、この保護リング42は、図4に 示すように、上部圧盤30が球座受け31に対して最も相対的に傾斜した状態で もこれら上部圧盤30および球座受け31の間の間隙を閉塞できる程度の厚みを 有し、かつ、保護リング42が最も圧縮された状態(すなわち、図4に示すよう に上部圧盤30が最も傾いた状態)においても、その弾性に基づく反発力が圧縮 試験時の上部圧盤30に作用する負荷荷重に比較して無視できる程度に小さいよ うにその寸法、材質等が選択されている。
【0015】 なお、保護リング42を上部圧盤30および球座受け31間に介装する方法は 任意であるが、一例として、上部圧盤30の上面に保護リング42を接着等の固 定手段により装着した後、保護リング42が装着された上部圧盤30を球座受け 31に取り付けるような方法が挙げられる。
【0016】 なお、実施例と請求の範囲との対応において、上部圧盤30は圧盤を、保護リ ング42は保護部材をそれぞれ構成している。
【0017】 以上のように構成された材料試験機においては、図3および図4に示すように 、試験片TPの形状に応じて上部圧盤30が傾斜しても、保護リング42がそれ に連れて伸縮することにより常時上部圧盤30と球座受け31との間の間隙は閉 鎖されたままであり、この保護リング42により球面部30aと球座面31aと の間へのホコリ等の侵入が防止される。さらに、試験片TPの破壊、爆裂により 上部圧盤30が傾斜し、あるいは上下に振動しても、保護リング42の伸縮によ り上部圧盤30と球座受け31との間の間隙は閉鎖されたままであり、球面部3 0aと球座面31aとの間への破片等の侵入が防止される。従って、本実施例に よれば、球面部30aと球座面31aとの間への破片、ホコリ等の侵入を常時防 止することができ、これら接触面の損傷を防ぐことができる。
【0018】 しかも、保護リング42は柔らかくて伸縮可能な材質で形成され、しかも、最 も圧縮された状態でもその反発力は無視できる程度に小さいので、上部圧盤30 の傾斜、移動を阻害することなくスムースな運動が可能で、圧縮試験作業に悪影 響を及ぼすこともない。
【0019】 なお、本考案の材料試験機は、その細部が上述の一実施例に限定されず、種々 の変形例が可能である。一例として、保護リングの材質は、上述の条件を満足す る限りは何等限定がなく、スポンジの他にウレタンフォーム等の周知の材質が適 用可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、圧盤の最大揺動を許容し、この 圧盤および球座受けの間の間隙を閉塞する保護部材をこの間隙に挿入したので、 試験片の破片やホコリはこの保護部材から内部に侵入することができず、これら 圧盤および球座受けの接触面へのホコリ等の侵入が防止される。これにより、ホ コリ等による接触面の損傷を防ぐことが可能になる。しかも、保護部材は圧盤の 最大揺動を許容するものであり、圧盤の揺動が阻害されることなくスムースな運 動が可能で、試験作業に悪影響を及ぼすこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である材料試験機の要部を示
す図であって、上部圧盤および球座受けの付近を拡大し
て示した正面図である。
【図2】一実施例の材料試験機の全体構成を示す正面図
である。
【図3】保護リングの取付状態を示す概略構成図であ
る。
【図4】本考案の作用を説明するための図である。
【図5】従来の材料試験機の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
20 試験機本体 21 ベース 22 ラムシリンダ 23 テーブル 25 上部クロスヘッド 27 下部クロスヘッド 29 下部圧盤 30 上部圧盤 30a 球面部 31 球座受け 31a 球座面 42 保護リング

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 球座面を有する球座受けと、この球座受
    けの球座面と球面接触して揺動可能に支持された圧盤と
    を備えた材料試験機において、 前記圧盤の最大揺動を妨げることなく、この圧盤および
    前記球座受けの間の間隙を閉塞するように挿入された保
    護部材を備えたことを特徴とする材料試験機。
JP5785091U 1991-06-28 1991-06-28 材料試験機 Pending JPH053980U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5785091U JPH053980U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 材料試験機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5785091U JPH053980U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 材料試験機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH053980U true JPH053980U (ja) 1993-01-22

Family

ID=13067460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5785091U Pending JPH053980U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 材料試験機

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JP (1) JPH053980U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919235A (ja) * 1972-06-16 1974-02-20
JPS5948456A (ja) * 1982-08-17 1984-03-19 オリン・コ−ポレイシヨン カルボヒドラジドの製法
JPS62147112A (ja) * 1985-12-19 1987-07-01 Musashi Seimitsu Ind Co Ltd ボ−ルジヨイントのダストカバ−

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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