JPH0539739A - 内燃機関のアイドルアツプ制御装置 - Google Patents
内燃機関のアイドルアツプ制御装置Info
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- JPH0539739A JPH0539739A JP21468391A JP21468391A JPH0539739A JP H0539739 A JPH0539739 A JP H0539739A JP 21468391 A JP21468391 A JP 21468391A JP 21468391 A JP21468391 A JP 21468391A JP H0539739 A JPH0539739 A JP H0539739A
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- Japan
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- fuel
- injection
- lower limit
- limit value
- fuel injection
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の目的は、燃料噴射量が噴射量域の
下限値に固定されるのを回避させ、フィードバック制御
を続行させて空燃比を適正に維持させ、排気浄化を向上
させることにある。 【構成】 このため、この発明は、内燃機関に供給する
燃料の噴射量域を設定するとともにこの噴射量域には最
少噴射量を制限する下限値を設定し、内燃機関がアイド
ル運転状態で内燃機関に供給する噴射量が下限値に達し
た場合には燃料を燃料噴射弁から点火信号に対して間欠
的に同期噴射制御する制御手段を設けている。
下限値に固定されるのを回避させ、フィードバック制御
を続行させて空燃比を適正に維持させ、排気浄化を向上
させることにある。 【構成】 このため、この発明は、内燃機関に供給する
燃料の噴射量域を設定するとともにこの噴射量域には最
少噴射量を制限する下限値を設定し、内燃機関がアイド
ル運転状態で内燃機関に供給する噴射量が下限値に達し
た場合には燃料を燃料噴射弁から点火信号に対して間欠
的に同期噴射制御する制御手段を設けている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関のアイドルア
ップ制御装置に係り、特にアイドル運転時に空燃比がリ
ッチ側に移行した際に燃料を隔回噴射させることによっ
てフィードバック制御を続行させるとともに排気浄化を
向上し得る内燃機関のアイドルアップ制御装置に関す
る。
ップ制御装置に係り、特にアイドル運転時に空燃比がリ
ッチ側に移行した際に燃料を隔回噴射させることによっ
てフィードバック制御を続行させるとともに排気浄化を
向上し得る内燃機関のアイドルアップ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両の内燃機関においては、排気浄化や
燃料消費量の低減などのためにアイドル回転数を低く設
定している場合がある。このようにアイドル回転数が低
いと、軽度の負荷の増加によって機関回転数が低下し、
機関不調を招く不都合がある。例えば、内燃機関の始動
時や空調装置等の補機を作動して電気負荷がオン状態に
なったり、高地走行等にあっては、機関回転数が低くな
って運転状態が不安定になるという不都合がある。
燃料消費量の低減などのためにアイドル回転数を低く設
定している場合がある。このようにアイドル回転数が低
いと、軽度の負荷の増加によって機関回転数が低下し、
機関不調を招く不都合がある。例えば、内燃機関の始動
時や空調装置等の補機を作動して電気負荷がオン状態に
なったり、高地走行等にあっては、機関回転数が低くな
って運転状態が不安定になるという不都合がある。
【0003】そこで、このような問題を解消するため
に、内燃機関の始動時や電気負荷のオン時や高地にあっ
ては、燃料の噴射量を増加させ、機関回転数の低減を補
償すべく、内燃機関をアイドルアップする内燃機関のア
イドルアップ制御装置が提案されている。
に、内燃機関の始動時や電気負荷のオン時や高地にあっ
ては、燃料の噴射量を増加させ、機関回転数の低減を補
償すべく、内燃機関をアイドルアップする内燃機関のア
イドルアップ制御装置が提案されている。
【0004】このアイドルアップ制御装置にあっては、
通常、図7に示す如く、内燃機関に供給する燃料を点火
信号に対して唯一の燃料噴射弁から同期噴射、つまり点
火信号毎に噴射パルスを発生して燃料を噴射させ、一
方、加速時に非同期の臨時噴射を行って噴射量を増加し
たり、減速時には間欠噴射して燃料カットを行ってい
る。
通常、図7に示す如く、内燃機関に供給する燃料を点火
信号に対して唯一の燃料噴射弁から同期噴射、つまり点
火信号毎に噴射パルスを発生して燃料を噴射させ、一
方、加速時に非同期の臨時噴射を行って噴射量を増加し
たり、減速時には間欠噴射して燃料カットを行ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料を燃料
噴射弁から噴射させて内燃機関に供給する燃料噴射式の
内燃機関機関にあっては、図7に示す如く、制御手段
は、定常運転で、点火信号に同期させて噴射パルスを燃
料噴射弁に送り、この噴射パルスに応じて燃料噴射弁か
ら燃料を噴射させている。
噴射弁から噴射させて内燃機関に供給する燃料噴射式の
内燃機関機関にあっては、図7に示す如く、制御手段
は、定常運転で、点火信号に同期させて噴射パルスを燃
料噴射弁に送り、この噴射パルスに応じて燃料噴射弁か
ら燃料を噴射させている。
【0006】また、このアイドルアップ制御装置にあっ
ては、図8に示す如く、内燃機関に供給する燃料の噴射
量域Sが設定されているとともに、この噴射量域Sに最
小噴射量を制限する下限値Limが設定されている。こ
れにより、噴射幅(τinj)は、下限値Limよりも
大なる側で変化することになる。
ては、図8に示す如く、内燃機関に供給する燃料の噴射
量域Sが設定されているとともに、この噴射量域Sに最
小噴射量を制限する下限値Limが設定されている。こ
れにより、噴射幅(τinj)は、下限値Limよりも
大なる側で変化することになる。
【0007】この下限値Limは、噴射時間(τ)が
1.0〜1.1msで設定されている。つまり、噴射時
間(τ)が0.9ms以下の噴射幅Limでは、噴射量
(Qmcc)に対して直線性がない。また、燃料噴射弁
のバラツキを考慮し、下限値Limを1.0〜1.1n
sの噴射時間(τ)で設定し、この下限値Lim以下に
あっては燃料を噴射させない。
1.0〜1.1msで設定されている。つまり、噴射時
間(τ)が0.9ms以下の噴射幅Limでは、噴射量
(Qmcc)に対して直線性がない。また、燃料噴射弁
のバラツキを考慮し、下限値Limを1.0〜1.1n
sの噴射時間(τ)で設定し、この下限値Lim以下に
あっては燃料を噴射させない。
【0008】よって、下限値Limより大きい側の噴射
幅(τinj)にあっては、図7に示したように、点火
信号に同期して燃料が噴射される。また、通常、高地が
検出された場合には、噴射幅(τinj)が下限値Li
mに達しないように、内燃機関をアイドルアップし、空
燃比をフィードバック制御させている。
幅(τinj)にあっては、図7に示したように、点火
信号に同期して燃料が噴射される。また、通常、高地が
検出された場合には、噴射幅(τinj)が下限値Li
mに達しないように、内燃機関をアイドルアップし、空
燃比をフィードバック制御させている。
【0009】また、アイドル回転制御装置としては、例
えば、特開昭61−43245号公報に開示されてい
る。この公報に記載のものは、アイドル回転の高地補償
を行うもので、空燃比学習補正量を設定値と比較するこ
とによって内燃機関が高地で運転されているか否かを判
別するものである。
えば、特開昭61−43245号公報に開示されてい
る。この公報に記載のものは、アイドル回転の高地補償
を行うもので、空燃比学習補正量を設定値と比較するこ
とによって内燃機関が高地で運転されているか否かを判
別するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、唯一の燃料
噴射弁を備えた内燃機関のアイドルアップ制御にあって
は、広いダイナミックレンジが要求されるとともに、高
地では空気密度が高いので、空燃比がリッチ側となり、
アイドル運転域で噴射幅(τinj)が狭くなり、噴射
幅(τinj)が下限値に固定されてしまい、それ以上
燃料を減少させることができず、オーバリッチとなっ
て、フィードバック制御が停止するという不都合があっ
た。
噴射弁を備えた内燃機関のアイドルアップ制御にあって
は、広いダイナミックレンジが要求されるとともに、高
地では空気密度が高いので、空燃比がリッチ側となり、
アイドル運転域で噴射幅(τinj)が狭くなり、噴射
幅(τinj)が下限値に固定されてしまい、それ以上
燃料を減少させることができず、オーバリッチとなっ
て、フィードバック制御が停止するという不都合があっ
た。
【0011】また、図9に示す如く、内燃機関がパーシ
ャル域(部分負荷)で運転されている際には、機関回転
数(Ne)が一定に高いとともに、噴射幅(τinj)
が一定に高く、また、学習値が一定で、しかも、空燃比
(A/F)が略理論空燃比でフィードバック制御(F/
B)が行われている(つまりフィードバック制御がオ
ン)。
ャル域(部分負荷)で運転されている際には、機関回転
数(Ne)が一定に高いとともに、噴射幅(τinj)
が一定に高く、また、学習値が一定で、しかも、空燃比
(A/F)が略理論空燃比でフィードバック制御(F/
B)が行われている(つまりフィードバック制御がオ
ン)。
【0012】そして、内燃機関がパーシャル域からアイ
ドル域に移行すると(a位置で示す)、機関回転数(N
e)が一定に低くなるとともに、噴射幅(τinj)が
段階的に短かくなり、しかも、学習値がアイドル域の既
学習値、つまり、前回の値に変更されてこの値が段階的
に小さくなる。
ドル域に移行すると(a位置で示す)、機関回転数(N
e)が一定に低くなるとともに、噴射幅(τinj)が
段階的に短かくなり、しかも、学習値がアイドル域の既
学習値、つまり、前回の値に変更されてこの値が段階的
に小さくなる。
【0013】次いで、a位置から所定時間t3 経過した
b位置になると、噴射幅(τinj)が下限値Limに
達してこの下限値Limに固定するとともに、既学習値
も下限値に達してこの下限値に固定する。
b位置になると、噴射幅(τinj)が下限値Limに
達してこの下限値Limに固定するとともに、既学習値
も下限値に達してこの下限値に固定する。
【0014】そして、このb位置から所定時間t4 が経
過したc位置では、空燃比がリッチ側に移行し、フィー
ドバック制御(F/B)がオフになって停止し、空燃比
を適正に維持できなくなるという不都合があった。
過したc位置では、空燃比がリッチ側に移行し、フィー
ドバック制御(F/B)がオフになって停止し、空燃比
を適正に維持できなくなるという不都合があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、内燃機関に供給する燃料
を点火信号に対して燃料噴射弁から同期噴射し前記内燃
機関のアイドル運転状態を安定させる内燃機関のアイド
ルアップ制御装置において、前記内燃機関に供給する燃
料の噴射量域を設定するとともにこの噴射量域には最少
噴射量を制限する下限値を設定し、前記内燃機関がアイ
ドル運転状態で前記内燃機関に供給する噴射量が前記下
限値に達した場合には前記燃料噴射弁からの燃料を点火
信号に対して間欠的に同期噴射制御する制御手段を設け
たことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、内燃機関に供給する燃料
を点火信号に対して燃料噴射弁から同期噴射し前記内燃
機関のアイドル運転状態を安定させる内燃機関のアイド
ルアップ制御装置において、前記内燃機関に供給する燃
料の噴射量域を設定するとともにこの噴射量域には最少
噴射量を制限する下限値を設定し、前記内燃機関がアイ
ドル運転状態で前記内燃機関に供給する噴射量が前記下
限値に達した場合には前記燃料噴射弁からの燃料を点火
信号に対して間欠的に同期噴射制御する制御手段を設け
たことを特徴とする。
【0016】
【作用】この発明の構成によれば、制御手段は、内燃機
関に供給する燃料の噴射量域を設定するとともにこの噴
射量域には最少噴射量を制限する下限値を設定し、内燃
機関がアイドル運転状態で内燃機関に供給する噴射量が
下限値に達した場合には燃料を前記燃料噴射弁から点火
信号に対して間欠的に同期噴射制御する。これにより、
燃料噴射量が下限値に固定されないので、フィードバッ
ク制御を続行させて空燃比を適正に維持させ、排気浄化
を向上させることができる。
関に供給する燃料の噴射量域を設定するとともにこの噴
射量域には最少噴射量を制限する下限値を設定し、内燃
機関がアイドル運転状態で内燃機関に供給する噴射量が
下限値に達した場合には燃料を前記燃料噴射弁から点火
信号に対して間欠的に同期噴射制御する。これにより、
燃料噴射量が下限値に固定されないので、フィードバッ
ク制御を続行させて空燃比を適正に維持させ、排気浄化
を向上させることができる。
【0017】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜図6は、この発明の実施
例を示すものである。図1において、2は内燃機関、4
は吸気アイドルアップ制御装置、6はエアクリーナ、8
はスロットルボディ、10はボディ吸気通路、12は吸
気絞り弁、14は吸気マニホルド、16はマニホルド吸
気通路、18は排気マニホルド、20はマニホルド排気
通路、22は排気管、24は管排気通路、26は触媒コ
ンバータである。スロットルボディ8のボディ吸気通路
10には、吸気絞り弁12よりも上流側に一の燃料噴射
弁28が配設されている。前記内燃機関2には、いわゆ
るシングルポイントインジェクション式の燃料噴射シス
テムが備えられている。
且つ具体的に説明する。図1〜図6は、この発明の実施
例を示すものである。図1において、2は内燃機関、4
は吸気アイドルアップ制御装置、6はエアクリーナ、8
はスロットルボディ、10はボディ吸気通路、12は吸
気絞り弁、14は吸気マニホルド、16はマニホルド吸
気通路、18は排気マニホルド、20はマニホルド排気
通路、22は排気管、24は管排気通路、26は触媒コ
ンバータである。スロットルボディ8のボディ吸気通路
10には、吸気絞り弁12よりも上流側に一の燃料噴射
弁28が配設されている。前記内燃機関2には、いわゆ
るシングルポイントインジェクション式の燃料噴射シス
テムが備えられている。
【0018】前記燃料噴射弁28には、燃料供給通路3
0が接続されている。この燃料供給通路30は、一端側
が燃料ポンプ32に接続され、他端側が燃料噴射弁28
に接続されている。燃料ポンプ32は、燃料タンク34
内に配設されている。前記燃料供給通路30途中には、
燃料フィルタ36が介設されている。
0が接続されている。この燃料供給通路30は、一端側
が燃料ポンプ32に接続され、他端側が燃料噴射弁28
に接続されている。燃料ポンプ32は、燃料タンク34
内に配設されている。前記燃料供給通路30途中には、
燃料フィルタ36が介設されている。
【0019】燃料噴射弁28への燃料の圧力は、燃料圧
力レギュレータ38によって調整される。この燃料圧力
レギュレータ38には、燃料戻し通路40の一端側が接
続されている。この燃料戻し通路40の他端側は、前記
燃料タンク34内の上部に開口している。
力レギュレータ38によって調整される。この燃料圧力
レギュレータ38には、燃料戻し通路40の一端側が接
続されている。この燃料戻し通路40の他端側は、前記
燃料タンク34内の上部に開口している。
【0020】この燃料タンク34の上部には、蒸発燃料
通路42の一端側が開口している。この蒸発燃料通路4
2の他端側は、吸気絞り弁12よりも少許上流側でボデ
ィ吸気通路10に連通されている。蒸発燃料通路42の
途中には、燃料タンク34側から順次にセパレータ44
と二方向チェックバルブ46とキャニスタ48とが介設
されている。
通路42の一端側が開口している。この蒸発燃料通路4
2の他端側は、吸気絞り弁12よりも少許上流側でボデ
ィ吸気通路10に連通されている。蒸発燃料通路42の
途中には、燃料タンク34側から順次にセパレータ44
と二方向チェックバルブ46とキャニスタ48とが介設
されている。
【0021】前記吸気絞り弁12は、スロットルオープ
ナ50によって減速時等にその開度が調整される。この
スロットルオープナ50は、スロットルオープナバルブ
(バキュームスイッチバルブ)52によって作動制御さ
れる。このスロットルオープナバルブ52には、一端側
がマニホルド吸気通路16に開口するバキューム通路5
4の他端側が接続されている。
ナ50によって減速時等にその開度が調整される。この
スロットルオープナ50は、スロットルオープナバルブ
(バキュームスイッチバルブ)52によって作動制御さ
れる。このスロットルオープナバルブ52には、一端側
がマニホルド吸気通路16に開口するバキューム通路5
4の他端側が接続されている。
【0022】前記吸気絞り弁12の開度は、スロットル
開度センサ56によって検出される。
開度センサ56によって検出される。
【0023】また、吸気絞り弁12下流側のボディ吸気
通路10には、自動変速機車(A/T車)用のPTCヒ
ータ58が連絡されている。
通路10には、自動変速機車(A/T車)用のPTCヒ
ータ58が連絡されている。
【0024】前記吸気マニホルド14には、冷却水通路
60内の冷却水温度を検出する水温センサ62と、吸入
空気温度を検出する吸気温センサ64と、PCVバルブ
66とが取付けられている。このPCVバルブ66は、
マニホルド吸気通路16に供給するブローバイガス量を
調整するものである。
60内の冷却水温度を検出する水温センサ62と、吸入
空気温度を検出する吸気温センサ64と、PCVバルブ
66とが取付けられている。このPCVバルブ66は、
マニホルド吸気通路16に供給するブローバイガス量を
調整するものである。
【0025】また、マニホルド吸気通路16には、検出
圧力通路68の一端側が連通している。この検出圧力通
路68の他端側には、マニホルド吸気通路16内の圧力
(負圧)を検出する圧力センサ70が設けられている。
また、検出圧力通路68の一端側で吸気マニホルド14
には、ガスフィルタ72が取付けられている。
圧力通路68の一端側が連通している。この検出圧力通
路68の他端側には、マニホルド吸気通路16内の圧力
(負圧)を検出する圧力センサ70が設けられている。
また、検出圧力通路68の一端側で吸気マニホルド14
には、ガスフィルタ72が取付けられている。
【0026】また、前記吸気絞り弁12を迂回すべく、
この吸気絞り弁12の上流側のボディ吸気通路10と下
流側のボディ吸気通路10とを連通するアイドル空気通
路74が設けられている。このアイドル空気通路74
は、一端側の入口74aが吸気絞り弁10の上流側のボ
ディ吸気通路10に連通しているとともに、他端側の出
口74bが吸気絞り弁12の下流側のボディ吸気通路1
0に連通している。
この吸気絞り弁12の上流側のボディ吸気通路10と下
流側のボディ吸気通路10とを連通するアイドル空気通
路74が設けられている。このアイドル空気通路74
は、一端側の入口74aが吸気絞り弁10の上流側のボ
ディ吸気通路10に連通しているとともに、他端側の出
口74bが吸気絞り弁12の下流側のボディ吸気通路1
0に連通している。
【0027】このアイドル空気通路74の途中には、こ
のアイドル空気通路74を開閉してアイドル空気量を調
整するアイドルスピード制御弁(以下単に「ISC弁」
という)76が介設されている。
のアイドル空気通路74を開閉してアイドル空気量を調
整するアイドルスピード制御弁(以下単に「ISC弁」
という)76が介設されている。
【0028】前記排気マニホルド18には、マニホルド
排気通路20の排気中の酸素濃度を検出するO2 センサ
78が取付けられている。このO2 センサ78は、後述
する制御手段80に検出信号を出力して空燃比をフィー
ドバック制御させるものである。
排気通路20の排気中の酸素濃度を検出するO2 センサ
78が取付けられている。このO2 センサ78は、後述
する制御手段80に検出信号を出力して空燃比をフィー
ドバック制御させるものである。
【0029】前記燃料噴射弁28と燃料ポンプ32とス
ロットルオープナバルブ52とスロットル開度センサ5
6と水温センサ62と吸気温センサ64と圧力センサ7
0とISC弁76とO2 センサ78とは、制御手段80
に連絡している。
ロットルオープナバルブ52とスロットル開度センサ5
6と水温センサ62と吸気温センサ64と圧力センサ7
0とISC弁76とO2 センサ78とは、制御手段80
に連絡している。
【0030】また、この制御手段80には、点火信号を
検出するイグニションコイル82と、内燃機関2の運転
がアイドル域になるとオンするアイドルスイッチ84
と、車速を検出する車速センサ86とが連絡されてい
る。
検出するイグニションコイル82と、内燃機関2の運転
がアイドル域になるとオンするアイドルスイッチ84
と、車速を検出する車速センサ86とが連絡されてい
る。
【0031】更に、制御手段80には、電気回路88が
連絡されている。即ち、制御手段80には、ヒータファ
ンスイッチ90を介してヒータファンモータ92が連絡
され、ランプ用スイッチ94を介してスモールランプ等
の複数のランプ96が連絡され、リヤデフォッガスイッ
チ98を介してリヤデフォッガ100が連絡され、更
に、スタータモータ102と、自動変速機車用のシフト
スイッチ104と、バッテリ106と、メインスイッチ
108と、ダイアグランプ110とコントロール112
とブレーキペダルリレー112と、ブレーキペダルスイ
ッチ(ストップランプスイッチ)114と、自動変速機
車用のロックアップリレー116と、ロックアップソレ
ノイド118と、前記PTCヒータ58に連絡したPT
Cリレー120と、点検端子122と、A/Cアンプ
(エアコンアンプ)124とが連絡されている。
連絡されている。即ち、制御手段80には、ヒータファ
ンスイッチ90を介してヒータファンモータ92が連絡
され、ランプ用スイッチ94を介してスモールランプ等
の複数のランプ96が連絡され、リヤデフォッガスイッ
チ98を介してリヤデフォッガ100が連絡され、更
に、スタータモータ102と、自動変速機車用のシフト
スイッチ104と、バッテリ106と、メインスイッチ
108と、ダイアグランプ110とコントロール112
とブレーキペダルリレー112と、ブレーキペダルスイ
ッチ(ストップランプスイッチ)114と、自動変速機
車用のロックアップリレー116と、ロックアップソレ
ノイド118と、前記PTCヒータ58に連絡したPT
Cリレー120と、点検端子122と、A/Cアンプ
(エアコンアンプ)124とが連絡されている。
【0032】前記制御手段80は、図5に示す如く、イ
グニションコイル82からの点火信号があった場合に、
この点火信号と同期して噴射パルスを発生し、燃料噴射
弁28をオンとして内燃機関2への燃料の噴射を行わせ
るものである。
グニションコイル82からの点火信号があった場合に、
この点火信号と同期して噴射パルスを発生し、燃料噴射
弁28をオンとして内燃機関2への燃料の噴射を行わせ
るものである。
【0033】前記制御手段80には、噴射量域回路80
aと噴射量判断回路80bとが設けられている。
aと噴射量判断回路80bとが設けられている。
【0034】噴射量域回路80aにあつては、図6に示
す如く、燃料噴射弁28から噴射する噴射量Qの噴射量
域Sが設定され、しかも、燃料噴射弁28の流量特性を
考慮して噴射量域Sには最少噴射量を制限する下限値
(1.0〜1.1ms)Limが設定されている。
す如く、燃料噴射弁28から噴射する噴射量Qの噴射量
域Sが設定され、しかも、燃料噴射弁28の流量特性を
考慮して噴射量域Sには最少噴射量を制限する下限値
(1.0〜1.1ms)Limが設定されている。
【0035】この下限値Limを噴射時間(τ)の1.
0〜1.1msに設定したのは、以下の理由からであ
る。つまり、噴射時間(τ)が0.9ms以下になると
噴射量Qに対して直線性がなく、また、燃料噴射弁28
のバラツキを考慮し、下限値Limの噴射時間(τ)を
1.0〜1.1msとし、噴射幅(τinj)をこの下
限値Lim以上で変化させて噴射量を変えることとし
た。よって、この下限値Lim未満にあっては燃料噴射
弁28からは燃料が噴射されず、噴射幅(τinj)が
下限値Limよりも大なる場合に、図5の点火信号に同
期して燃料が燃料噴射弁28から噴射される。
0〜1.1msに設定したのは、以下の理由からであ
る。つまり、噴射時間(τ)が0.9ms以下になると
噴射量Qに対して直線性がなく、また、燃料噴射弁28
のバラツキを考慮し、下限値Limの噴射時間(τ)を
1.0〜1.1msとし、噴射幅(τinj)をこの下
限値Lim以上で変化させて噴射量を変えることとし
た。よって、この下限値Lim未満にあっては燃料噴射
弁28からは燃料が噴射されず、噴射幅(τinj)が
下限値Limよりも大なる場合に、図5の点火信号に同
期して燃料が燃料噴射弁28から噴射される。
【0036】また、噴射量判断回路80bは、内燃機関
2がアイドル運転状態で、噴射量Qが下限値Limに達
したか否かを判定する。これにより制御手段80は、噴
射幅(τinj)が下限値Limに達した場合に、燃料
を燃料噴射弁28から点火信号に対して間欠的に同期噴
射、つまり点火信号の1つおきに燃料噴射弁28に噴射
パルスを発生する。
2がアイドル運転状態で、噴射量Qが下限値Limに達
したか否かを判定する。これにより制御手段80は、噴
射幅(τinj)が下限値Limに達した場合に、燃料
を燃料噴射弁28から点火信号に対して間欠的に同期噴
射、つまり点火信号の1つおきに燃料噴射弁28に噴射
パルスを発生する。
【0037】次に、この実施例の作用を、図2のフロー
チャートに基づいて説明する。
チャートに基づいて説明する。
【0038】制御手段80のプログラムがスタート(ス
テップ202)すると、先ず、アイドルスイッチ84が
オンか否かを判断する(テップ204)。このステップ
204でNOの場合には、この判断を継続させる。
テップ202)すると、先ず、アイドルスイッチ84が
オンか否かを判断する(テップ204)。このステップ
204でNOの場合には、この判断を継続させる。
【0039】ステップ204でYESの場合で、図3の
A位置とB位置間のアイドル域にあっては、噴射中τi
ng≦下限値Limを判断する(ステップ206)。こ
のステップ206でNOの場合には、ステップ204に
戻す。つまり、噴射幅(τinj)が下限値Limに達
していない場合には、図5に示す如く、点火信号毎に同
期して噴射パルスが燃料噴射弁28に発生され、燃料噴
射弁28から燃料が点火信号毎に噴射される。
A位置とB位置間のアイドル域にあっては、噴射中τi
ng≦下限値Limを判断する(ステップ206)。こ
のステップ206でNOの場合には、ステップ204に
戻す。つまり、噴射幅(τinj)が下限値Limに達
していない場合には、図5に示す如く、点火信号毎に同
期して噴射パルスが燃料噴射弁28に発生され、燃料噴
射弁28から燃料が点火信号毎に噴射される。
【0040】そして、噴射幅(τinj)が漸次小さく
なって下限値limに達すると、つまり、ステップ20
6でYESになると、燃料を間欠噴射させる(ステップ
208)。
なって下限値limに達すると、つまり、ステップ20
6でYESになると、燃料を間欠噴射させる(ステップ
208)。
【0041】即ち、制御手段80にあっては、図4に示
す如く、この状態を判断し(X位置で示す)、そして、
噴射パルスが例えば2回発生されたY位置、つまり図3
のC位置で間欠噴射を開始する。
す如く、この状態を判断し(X位置で示す)、そして、
噴射パルスが例えば2回発生されたY位置、つまり図3
のC位置で間欠噴射を開始する。
【0042】詳述すれば、図4に示す如く、燃料噴射弁
28には、噴射パルスの一つおき、つまり隔回に噴射パ
ルスを発生させる。このとき、噴射パルスの噴射時間
(噴射量)τは、学習値が下限値になっているので、τ
=2×τlimitから開始し、学習制御によってこの
噴射時間(τ)を変化させる。よって、この噴射時間
(τ)は、通常の噴射時間(τo)よりも長いものであ
る。これにより、図3に示す如く噴射幅(τinj)が
大きくなってフィードバック制御が可能となる。この間
欠噴射は、図3に示す如く、噴射幅(τinj)が下限
値Limから離れて図4においてビットが「0」に戻っ
ても、内燃機関2がアイドル域において継続される。
28には、噴射パルスの一つおき、つまり隔回に噴射パ
ルスを発生させる。このとき、噴射パルスの噴射時間
(噴射量)τは、学習値が下限値になっているので、τ
=2×τlimitから開始し、学習制御によってこの
噴射時間(τ)を変化させる。よって、この噴射時間
(τ)は、通常の噴射時間(τo)よりも長いものであ
る。これにより、図3に示す如く噴射幅(τinj)が
大きくなってフィードバック制御が可能となる。この間
欠噴射は、図3に示す如く、噴射幅(τinj)が下限
値Limから離れて図4においてビットが「0」に戻っ
ても、内燃機関2がアイドル域において継続される。
【0043】次いで、内燃機関2がアイドル域以外のR
/L条件になった時には(図3のA位置及びB位置から
外れた状態)、この間欠条件をキャンセルし、通常のフ
ィードバック制御を行う。
/L条件になった時には(図3のA位置及びB位置から
外れた状態)、この間欠条件をキャンセルし、通常のフ
ィードバック制御を行う。
【0044】この間欠噴射の開始は、多気筒内燃機関の
場合は、いずれの気筒から行うことができる。
場合は、いずれの気筒から行うことができる。
【0045】この結果、高地等を検出することなく、噴
射幅(τinj)が下限値limに達したときには燃料
の間欠噴射を行わせることができるので、燃料量を低減
して空燃比のオーバリッチを回避させ、噴射幅(τin
j)が下限値Limで固定されることがなく、フィード
バック制御をオンとして続行させることができ、空燃比
を適正に維持して排気浄化を向上させることができる。
射幅(τinj)が下限値limに達したときには燃料
の間欠噴射を行わせることができるので、燃料量を低減
して空燃比のオーバリッチを回避させ、噴射幅(τin
j)が下限値Limで固定されることがなく、フィード
バック制御をオンとして続行させることができ、空燃比
を適正に維持して排気浄化を向上させることができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、内燃機関に供給する燃料の噴射量域を設
定するとともにこの噴射量域には最少噴射量を制限する
下限値を設定し、内燃機関がアイドル運転状態で内燃機
関に供給する噴射量が下限値に達した場合には燃料を燃
料噴射弁から点火信号に対して間欠的に同期噴射制御す
る制御手段を設けたことにより、燃料噴射量が噴射量域
の下限値に固定されるのを回避させ、フィードバック制
御を続行させて空燃比を適正に維持させ、排気浄化を向
上させ得る。
発明によれば、内燃機関に供給する燃料の噴射量域を設
定するとともにこの噴射量域には最少噴射量を制限する
下限値を設定し、内燃機関がアイドル運転状態で内燃機
関に供給する噴射量が下限値に達した場合には燃料を燃
料噴射弁から点火信号に対して間欠的に同期噴射制御す
る制御手段を設けたことにより、燃料噴射量が噴射量域
の下限値に固定されるのを回避させ、フィードバック制
御を続行させて空燃比を適正に維持させ、排気浄化を向
上させ得る。
【図1】アイドルアップ制御装置のシステム構成図であ
る。
る。
【図2】間欠噴射制御のフローチャートである。
【図3】間欠噴射制御のタイムチャートである。
【図4】噴射パルスの発生状態のタイムチャートであ
る。
る。
【図5】燃料噴射弁の噴射方法のタイムチャートであ
る。
る。
【図6】燃料噴射弁の流量特性図である。
【図7】燃料噴射弁の噴射方法のタイムチャートであ
る。
る。
【図8】燃料噴射弁の流量特性図である。
【図9】従来における噴射幅の動作を説明するタイムチ
ャートである。
ャートである。
2 内燃機関 4 アイドルアップ制御装置 12 吸気絞り弁 28 燃料噴射弁 74 アイドル空気通路 76 ISC弁 80 制御手段 82 イグニションコイル 84 アイドルスイッチ 86 車速センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関に供給する燃料を点火信号に対
して燃料噴射弁から同期噴射し前記内燃機関のアイドル
運転状態を安定させる内燃機関のアイドルアップ制御装
置において、前記内燃機関に供給する燃料の噴射量域を
設定するとともにこの噴射量域には最少噴射量を制限す
る下限値を設定し、前記内燃機関がアイドル運転状態で
前記内燃機関に供給する噴射量が前記下限値に達した場
合には燃料を前記燃料噴射弁からの燃料を点火信号に対
して間欠的に同期噴射制御する制御手段を設けたことを
特徴とする内燃機関のアイドルアップ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21468391A JPH0539739A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 内燃機関のアイドルアツプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21468391A JPH0539739A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 内燃機関のアイドルアツプ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0539739A true JPH0539739A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16659857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21468391A Pending JPH0539739A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 内燃機関のアイドルアツプ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539739A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017031906A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21468391A patent/JPH0539739A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017031906A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
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