JPH0539549U

JPH0539549U - 指圧機能付クツシヨン

Info

Publication number: JPH0539549U
Application number: JP11142491U
Authority: JP
Inventors: あさ乃北岡
Original assignee: あさ乃北岡
Priority date: 1991-11-05
Filing date: 1991-11-05
Publication date: 1993-05-28

Abstract

(57)【要約】【構成】凸状物を取着して指圧機能を持たせた背もたれ
用クッションにおいて、クッション体１を股状に開いた
形状とし、該クッション体の股状分岐部２の両縁に指圧
機能を有する凸状物３を取着した。【効果】常にほどよい圧力でツボを押す効果が得られ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、椅子用背もたれ、または、仰臥用枕として使用する指圧機能付クッションに関する。

【０００２】

【従来の技術】

図２に示すような、２個の凸状物３をツボに当たるように基体７に配置取着した指圧器具は、広く知られている。また、図２のような基本機能を有する形状を基礎にして、さまざまな変形が試みられている。例えば、平板に複数個の凸状物を設けた指圧板（実開昭６４−３６３４）、または背面ツボ治療器（実開昭６４−７２２３６）、背もたれ部に指圧凸状物を固定して設けた背部指圧装置（実開平１−１２６２３７）、自動車座席用マッサージ機（実開平１−９５９３５、実開平１−１４０９４６、など）、また指圧凸状部の位置を適宜移動調節できるようにした椅子用指圧器（実開平１−９８６３５）、健康椅子カバー（実開平１−１７２８３８）などがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記のような諸例の製品では、指圧凸状物は通常硬くて、その位置が固定しているため、長時間それを利用していると、受圧部に痛みを生じたりして苦痛を伴う。ことに自動車を運転する際のように、長時間にわたって同一姿勢をとることを要請される場合などは、苦痛の度合いが強くなる。そこで、所望の位置にほどよい押圧を容易に得られるような指圧機能付クッションを開発することを目的とした。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】

さまざまな市販製品および改良試作品を試用してみた結果、図１に示すように、股状に開いたクッション体１の股状分岐部２の両縁に指圧機能を有する凸状物３を取着した構造のものが、良好な結果をもたらすことを見出した。

【０００５】クッション体１の外装素材としては、布、皮革・人造皮革、ビニルシートなどを用い得る。クッション材としては、木綿、化学繊維綿、ポリウレタンフォームなどが良い。また、エアクッションでも良い。

【０００６】指圧機能を付与させる凸状物３としては、利用の容易さおよび指圧効果の柔和性などから、硬式テニス用ボールが好適である。ただし、これは他のゴム・プラスチックボール、木材球、金属球などであっても良い。その形態は、球体でなくて、例えば図２に示されるような円頂の円柱形のものであっても良い。その大きさは、任意に選び得る。また、凸状物３に磁石を使用すれば、磁気効果をも期待し得る。これらの凸状物を布等にくるんで、所定の位置に縫着するとか接着するなどの手段で取着する。

【０００７】

【実施例】

図１に実施の１例を示す。布で股状に分岐したクッション体１を作り、股状分岐部２の両脇に、同じ布で硬式テニスボールをくるんだものを縫着して指圧機能を有する凸状物３とした。裏側にヒモ４を付けて、使用者の体形に応じて椅子等の背もたれ部の所望の位置に任意に固定できるようにした。ヒモの代わりにバンド等であっても良い。クッション体１の厚さは任意であるが、凸状物３を支えて保持するに必要な厚さとクッション弾性が要求される。通常、３〜１０ｃｍ程度の厚さである。図１には、凸状物３が２個の場合のみを示したが、ツボに合わせて、さらに多く取着することも可能である。

【０００８】

【考案の効果】

指圧機能を有する凸状物３を股状分岐部２の両縁に取着したことによって、強く圧迫されたときは、凸状物３が股状分岐部２の内側へ潜り込む状態になり、凸状物３は常にほどよい圧力でツボを押す効果がある。そのため、ことに自動車を長時間運転する際などは、車の振動、運転者の体勢などに応じてツボをほぼ一定の圧力で押すことになるため、運転に苦痛を生じることが無く、その疲労を減じる効果が大きい。

【０００９】また、図１に見られるように、本考案に係る製品は見る人にユーモラスな印象を与える。そのため、たとえば、クッション体１の頂部５に帽子をかぶせ、また、分岐先端部６に靴下をはめるなどすれば、ユーモラスな人形にも見える。よって、本考案製品は、一種の「着せ換え人形」として転用できる効果をも有する。かかる転用効果は、ことに幼児同伴で長時間のドライブをする際などに、その効用が大きい。あるいは、室内装飾品に転用しても面白い効果を発揮する。

【００１０】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の製品を示した説明図である。

【図２】市販公知の指圧器具を示した説明図である。

【符号の説明】

１クッション体２股状分岐部３凸状物４ヒモ５クッション体頂部６分岐先端部７基体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】凸状物を取着して指圧機能を有せしめた
背もたれ用クッションにおいて、クッション体１を股状
に開いた形状とし、該クッション体の股状分岐部２の両
縁に指圧機能を有する凸状物３を取着することを特徴と
する指圧機能付クッション。