JP3058949U - クッション部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案はより大きなクッション性を与える
とともに肌触りを良好とするクッション部材を提供す
る。 【解決手段】 弾力性のある部材或いは粒状部材から成
る可動部材２と、該可動部材２を内側にして該可動部材
２を伸縮性のある被覆部材３で囲繞して構成したクッシ
ョン部材。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、各種クッション部材で、弾力性のある部材或いは粒状部材を弾力性 のある被覆材料で囲繞したクッション部材を提供するものである。

【従来の技術】

従来より使用されているクッション部材は、ゴム、スポンジ、籾殻、綿、各種 合成樹脂発砲材等の弾力性のある部材或いは砂、小石、豆等の粒状部材を布、網 、皮等の可撓性のある被覆部材で囲繞していた。従って、使用者は内部の弾性部 材や粒状部材の弾力や移動をクッション部材として外部より享受することができ た。 しかし、可撓性のある被覆部材は、囲繞された内部の弾性体や粒状体の移動に 合わせて変形するのみであった。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記課題を解決するために成されたもので、被覆部材として、伸縮 性のある部材を採用して、内部の弾性部材や粒状部材の移動量をより大きくし、 クッション性を増大させたものである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、弾力性のある部材或いは粒状部材から成る可動部 材と、該可動部材を内側にして該可動部材を伸縮性のある被覆部材で囲繞して構 成したクッション部材を提供する。

【０００４】

【考案の実施の形態】

以下、本考案のクッション部材について図面を参照して説明する。 １は本考案のクッション部材で、該クッション部材１はゴム、スポンジ、籾殻 、綿、各種合成樹脂の発砲材等の弾力性のある部材或いは砂、小石、豆等の粒状 部材から成る可動部材２と、該可動部材２を内側にして該可動部材２を囲繞して 成る被覆部材３とより構成されている。

【０００５】 可動部材２は、ゴム、スポンジ、籾殻、綿、各種合成樹脂の発砲材等の部材そ のものに弾力性のあるものを、クッション材の形に合わせて形成したもの或いは 上記部材を細分化して小塊状としたものを採用する。 可動部材２の他の実施例として、砂、小石、豆等の部材そのものには弾力性は 無いがそれらの部材が集まると全体として自由に移動可能な部材となる小部材を 採用している。 被覆部材３は、縦・横・斜め方向に伸縮自在なストレッチ素材から成る伸縮自 在部材を採用している。 ストレッチ素材としては、ポリウレタン・ポリエステル等をベースとした素材 、弾性力のある布、網等に厚さ０、０２〜０、５ｍ／ｍ程度の軟質フィルムを裏 地として使用したもの等が採用される。

【０００６】 上記可動部材２を上記伸縮自在な被覆部材３で囲繞することにより、内部に配 設された可動部材２の移動が、外部に位置する被覆部材３の伸縮により、より大 きな移動を可能とし、クッション力を一層増すことが可能と成った。

【０００７】 上記クッション部材１は、座布団、枕、ソファー、各種座席、各種ぬいぐるみ 、各種緩衝材等に使用される。

【０００８】

【考案の効果】

本考案のクッション部材によれば、内側に収納された弾力性のある部材や粒状 部材を外側より伸縮自在な被覆部材で被覆することにより、内側の移動を外側の 被覆部材にも及ぼし被覆部材も伸縮させ、より大きなクッション力を得ることが 可能と成った。 また、被覆部材に弾力性があるので外部からの接触に対しても弾撥力があり、 極めて良好な肌触りが得られるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のクッション部材の断面図。

【符号の説明】

１ クッション部材 ２ 可動部材 ３ 被覆部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 弾力性のある部材或いは粒状部材から成
   る可動部材２と、該可動部材２を内側にして該可動部材
   ２を伸縮性のある被覆部材３で囲繞して構成したクッシ
   ョン部材。