JPH0539520A - 放射性金属廃棄物の溶解炉の添加材装入装置 - Google Patents

放射性金属廃棄物の溶解炉の添加材装入装置

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Publication number
JPH0539520A
JPH0539520A JP19525691A JP19525691A JPH0539520A JP H0539520 A JPH0539520 A JP H0539520A JP 19525691 A JP19525691 A JP 19525691A JP 19525691 A JP19525691 A JP 19525691A JP H0539520 A JPH0539520 A JP H0539520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
chute
melting furnace
ceiling wall
radioactive metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP19525691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohito Ishibashi
宏仁 石橋
Kiyoteru Hirabayashi
清照 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH0539520A publication Critical patent/JPH0539520A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】原子力設備の鋼材として再使用するため溶解す
る高周波誘導溶解炉の合金鉄等の添加材の装入の際、作
業者が放射線に被爆されない装入設備を提供する。 【構成】 低レベル放射性金属廃棄物を溶解するための
溶解炉10に合金鉄等を添加する合金等の添加材装入装
置であって、密閉隔壁の天井壁12下で屈折自在とし
た、溶解炉10の上方から吊下された装入シュート13
と、該装入シュート13の折り畳み箇所16から下部を
引上げおよび下げ降し手段21と、密閉隔壁の天井壁外
側に設けた装入ダンパーとからなる溶解炉の添加材装入
装置。 【効果】 合金鉄等の装入時、作業者の放射線被爆を低
減することができ、下部シュート15を密閉隔壁の天井
壁12の下に水平に格納するようにしたから、被溶解物
の装入に支障をきたすことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、74Bq/g以下の
低レベル放射性金属廃棄物の溶解炉の添加材装入装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】転炉等に代表される溶融炉では、溶解し
て得られる溶鋼の脱酸を行なった後で、フェロマンガン
等の合金鉄を添加して鋼の成分調整を行なう。図6は転
炉の合金鉄等の添加材の装入設備を示した図である。
【0003】この図は、(「鉄鋼便覧2、製銑・製鋼」
第3版、日本鉄鋼協会編、S.54.12.25発行p458 )に記
載されたもので、1は転炉、2は副原料の投入設備であ
り、転炉1の側方に合金鉄の装入設備3が設けられてい
る。合金鉄の添加材装入設備3はコンベヤ4で搬送され
てきた合金鉄を一時貯槽する合金鉄ホッパー5、投入量
を秤量する秤量器6、秤量した合金鉄を装入シュートに
移送するコンベヤ7および溶鋼鍋9に転炉1の出鋼口か
ら溶鋼鍋9に流下する溶鋼に合金鉄を投入する装入シュ
ート8から構成されている。装入シュートは、一体の傾
斜シュートが使用されている。この設備によって、一貫
した自動化が図られている。
【0004】一方、10t以下の小型の溶解炉において
は、その溶鋼の取扱量に比べ、自動化された添加材装入
装置を設けることは付帯設備が大きくなり、現在のとこ
ろ作業者が溶解炉の近傍に設けられた装入シュートの側
に行き、所定量の合金鉄をダンパー操作により炉内に投
入しているのが実情である。
【0005】さて、使用年限に達した原子力設備の解体
時に発生する低レベルに汚染された金属廃棄物を小型の
溶解炉で行なおうとする場合、被曝の危険から作業者を
守ることはできない。即ち、従来の添加材の装入シュー
トを使用して、添加材を装入しようとすると、作業者が
溶解炉の側近くに行って作業しなければならず、作業者
が被曝するという問題点がある。現在、この問題点を解
決する設備はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、廃棄物とし
て発生したものの内、低レベル放射性の金属に限って原
子力設備の鋼材として再使用するため溶解する溶解炉の
合金鉄等の添加材の装入の際、作業者が放射線に被曝さ
れない装入設備を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明は上記のような目的
を達成しようとするもので、低レベル放射性金属廃棄物
を溶解するための溶解炉に添加材としての合金鉄等を供
給する添加材装入装置であって、溶解炉を収容する密閉
区画の天井壁から溶解炉直上に吊下げ且つ該天井壁下に
折り畳み収納可能な下部装入シュートと、該下部装入シ
ュートの屈折箇所から下部を引上げおよび下げ降す手段
と、下部シュートに接続され天井壁を貫通して天井壁外
側に突出して設けた上部シュートと、該上部シュートの
途中に設けた装入ダンパーとからなる放射性金属廃棄物
の溶解炉用添加材装入装置である。小型溶解炉として
は、その取扱の簡便さから高周波誘導溶解炉を用いるの
がよい。
【0008】
【作用】添加材の装入ダンパーを溶解炉を密閉区画の天
井壁を貫通した上部シュートの途中に設けて、溶解炉の
溶鋼から発する放射線の被曝から作業者を保護する。
【0009】下部装入シュートを密閉区画の天井壁の下
で上部シュートとの間で屈折可能ととて折り畳み自在と
してあり、従って、原材料となる低レベル放射性金属廃
棄物を装入するときは、電動ウインチを操作して密閉区
画の天井壁下に格納すれば、炉頂部に障害物が無い状態
となるので、その装入作業に支障を生じない。また、不
使用時も天井壁下に格納して置くことにより、他の作業
(炉の傾動等)を支障なく行なうことができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明
する。図1は本発明装置の正面図、図2は本発明装置の
上面図、図3は図2のA−A矢視図、図4は装入シュー
トの折り畳部の拡大図、図5は密閉区画の天井壁を貫通
して設けた装入シュートを示す図である。
【0011】図5において、床32を移動可能な台車上
に載置された高周波誘導溶解炉10、台車33に載置さ
れた鋳型34、受滓鍋35等が密閉区画30の中に収容
されている。密閉区画の天井壁に吸引フード(図示せ
ず)が設けられており、ファアン(図示せず)により吸
引され、密閉区画30内は−5〜−10mmAqに保たれて
いる。低レベル放射性金属スクラップの溶解作業中に発
生するフュームや固体微粒子は吸引フードを通して吸引
されて、密閉区画外の安全区画に放出されることはな
い。
【0012】図1〜図4において、10は高周波誘導溶
解炉、11は低レベル放射性金属の溶鋼である。添加材
の装入シュート13は、溶解炉1の上方に密閉区画の天
井壁(放射線漏出防護室の天井壁)12を貫通して設け
られた上部装入シュート14と、上部シュート14の下
端と折り畳み部16を介して接続された下部シュート1
5から構成されている。折り畳み部16は、上部シュー
ト14の下端の一側に取付けたブラケット18に取付け
た軸受け18と、下部シュート15の上端の一側に取付
けたブラケット20に取付けた軸受けに軸19を通し
て、下部シュート15を折り畳み可能にしている。
【0013】また、密閉区画の天井壁12の下に電動ウ
インチ21を設けてあり、その巻き上げワイヤ22が下
部装入シュート15の下端に固着されている。なお、下
部シュート15の引上げ引き下ろし手段として油空圧シ
リンダー等のアクチュエーターを用いることもできるこ
とは言うまでもない。装入シュート13は鋼管(200
A)を使用しており、その上部シュート14の密閉区画
の天井壁12の上の部位に、ハンドルで開閉する装入ダ
ンパー23が設けてある。また、上部シュート14の上
端に蓋24を装着して、密閉区画30からの汚染物質の
安全区画への漏出を防止している。
【0014】合金鉄等の添加材を溶解炉内に装入すると
きは、蓋24を開け、上部シュート14の装入ダンパー
23の上の部分に予め秤量した添加材を入れ、蓋24を
装着する。電動ウインチ21を巻き下ろし、下部装入シ
ュート15を溶解炉10の上に位置させる。
【0015】次いで、ハンドル23を操作して、装入ダ
ンパーを開け、その上に入れてある合金鉄等添加材を下
部装入シュート15を通して溶解炉10内に装入する。
装入が完了したら、次に行なう被溶解物の装入に支障を
きたさないように、電動ウインチ21を操作し、ワイヤ
22を巻き上げて、天井壁12の下に下部装入シュート
15を二点鎖線で示すように格納する。なお、蓋24が
無くても、装入ダンパー23があるから、汚染物質の漏
出は防止できる。
【0016】
【発明の効果】本発明装置は上記のように構成されてい
るから次のような効果が得られる。 (1)密閉区画天井壁の外側に装入ダンパーを設けてあ
るから、合金鉄等の装入作業時、作業者の放射線被曝を
低減することができる。 (2)下部シュートを密閉区画の天井壁の下面に水平に
格納するようにしたから、被溶解物である低レベル放射
性金属廃棄物の装入に支障をきたすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の正面図である。
【図2】本発明装置の上面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図4は装入シュートの折り畳部の拡大図であ
る。
【図5】密閉区画の天井壁を貫通して設けた装入シュー
トを示す図である。
【図6】転炉の合金鉄等の添加材の装入設備を示した図
である。
【符号の説明】
10 高周波誘導溶解炉 11 溶鋼 12 密閉区画の天井壁 13 装入シュート 14 上部装入シュート 15 下部装入シュート 16 折り畳み部 21 電動ウインチ 22 ワイヤ 23 装入ダンパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低レベル放射性金属廃棄物を溶解するた
    めの溶解炉に添加材としての合金鉄等を供給する添加材
    装入装置であって、溶解炉を収容する密閉区画の天井壁
    から溶解炉直上に吊下げ且つ該天井壁下に折り畳み収納
    可能な下部装入シュートと、該下部装入シュートの屈折
    箇所から下部を引上げおよび下げ降す手段と、下部シュ
    ートに接続され天井壁を貫通して天井壁外側に突出して
    設けた上部シュートと、該上部シュートの途中に設けた
    装入ダンパーとからなる放射性金属廃棄物の溶解炉の添
    加材装入装置。
JP19525691A 1991-08-05 1991-08-05 放射性金属廃棄物の溶解炉の添加材装入装置 Pending JPH0539520A (ja)

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JP19525691A JPH0539520A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 放射性金属廃棄物の溶解炉の添加材装入装置

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JP19525691A JPH0539520A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 放射性金属廃棄物の溶解炉の添加材装入装置

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JPH0539520A true JPH0539520A (ja) 1993-02-19

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JP19525691A Pending JPH0539520A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 放射性金属廃棄物の溶解炉の添加材装入装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525309A (ja) * 2007-04-18 2010-07-22 テーエン・アンテルナシオナル 移動式熱伝導構造を備える核物質の輸送用および/または貯蔵用容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525309A (ja) * 2007-04-18 2010-07-22 テーエン・アンテルナシオナル 移動式熱伝導構造を備える核物質の輸送用および/または貯蔵用容器

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