JPH0534079A - 小型溶解炉の溶湯の測温およびサンプリング装置 - Google Patents

小型溶解炉の溶湯の測温およびサンプリング装置

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JPH0534079A
JPH0534079A JP18784891A JP18784891A JPH0534079A JP H0534079 A JPH0534079 A JP H0534079A JP 18784891 A JP18784891 A JP 18784891A JP 18784891 A JP18784891 A JP 18784891A JP H0534079 A JPH0534079 A JP H0534079A
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JP
Japan
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telescopic tube
tube
molten metal
temperature measuring
smelting furnace
Prior art date
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Pending
Application number
JP18784891A
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English (en)
Inventor
Hirohito Ishibashi
宏仁 石橋
Kiyoteru Hirabayashi
清照 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH0534079A publication Critical patent/JPH0534079A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型溶解炉の溶湯の測温サンプリング作業を
機械化し、遠隔操作することのできる測温サンプリング
装置を提供する。 【構成】 密閉区画20に収容された高周波誘導溶解炉
1の上方の天井壁22上から、下方の溶解炉1の湯面に
向かってテレスコピック管8を伸縮可能に設け、前記テ
レスコピック管8の底面に測温サンプリング用プローブ
14の取付けホルダー10を設けた溶解炉の溶湯の測温
サンプリング装置。 【効果】 溶湯の測温サンプリング作業を遠隔操作でき
るから作業者の被曝防止が図れる。また、装置の修理作
業時も安全に作業ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所等から発
生する74Bq/g以下の低レベル放射性金属廃棄物の
小型高周波誘導溶解炉の溶湯の測温サンプリング装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼業やその他の金属精錬業において、
溶融金属のサンプリングや測温等は人手で行なうことは
危険な作業であり、以前から機械化が考えられ、その関
係の特許も多く公開されている。例えば、特開昭52−
74506号公報や実開昭59−123153号公報が
ある。
【0003】特開昭52−74506号公報の装置は、
台車上に枠柱を傾設し、先端にプローブ装着用細管を有
するホルダーを枠柱に昇降自在に装設し、プローブをホ
ルダーに装着して精錬炉の溶融金属中に挿入し、サンプ
リングまたは各種計測作業を行なうものである。
【0004】また、実開昭59−123153号公報の
装置は、転炉の回動軸に平行に敷設された軌道を走行
し、転炉と対向する側面にチャージング・ドアを取付け
たドア台車上の一点に一端を回動自在に取付けた所定長
さの水平腕を備えドア台車の正面に隣接する格納位置と
チャージング・ドアが開き測温サンプリングの位置に置
かれるとき、前記一点の回りにほぼ90°回転して転炉
のほぼ炉口中心に対向させる測温サンプリング位置との
間で、弧状往復する細長い測温サンプリング台車と、一
端に測温およびサンプリング用プローブを取付け反対端
を測温台車上の細長い鞘部材に抜差し自在に嵌込み測温
サンプリング位置のサンプリング台車から炉口に差込ま
れるテレスコピック構造の測温杆とを備えたものであ
る。
【0005】一方、小型の溶解炉に転炉等の大型溶解精
錬炉用として開発された溶鋼の測温およびサンプリング
装置を転用しても、費用がかかり過ぎて実用的でないた
めに、小型溶解炉においては、人が炉の中に測温用プロ
ーブやサンプリング用プローブを挿入して測温およびサ
ンプリングを行なっているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】放射性金属廃棄物を小
型の溶解炉で溶解する場合、従来のように人が溶解炉の
上から測温等を行なうと、放射線を被曝して危険であ
る。また、作業者が被曝防止用の作業服を着用して行な
うことは作業能率が悪く問題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記の作業を機械化
し、安全区画から遠隔操作することのできる測温および
サンプリング装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的を達成しようとするもので、低レベル放射性金属を溶
解する溶解炉を収容した密閉区画の天井壁の上面から下
方に位置する溶解炉の湯面に向かってテレスコピック管
を伸縮可能に設け、前記テレスコピック管の底面に測温
またはサンプリング用プローブの取付けホルダーを設け
たことを特徴とする小型溶解炉の溶湯の測温およびサン
プリング装置である。
【0009】使用する溶解炉は、簡単な構造および取扱
い易さから高周波誘導溶解炉が望ましい。また、溶解炉
を収容した密閉区画内部は、負圧に維持されているの
で、密閉区画の天井壁に開けたテレスコピック管の挿通
口から、汚染物質が漏出することはないが、吸引ファン
の故障等により負圧が維持できなくなったときの異常時
を考慮すれば、測温またはサンプリング用ホルダーの交
換機を密閉箱中に収納するとよい。
【0010】
【作用】先端に測温およびサンプリング用プローブのホ
ルダーを設けたテレスコピック管のホルダーに測温また
はサンプリング用プローブを自動取付けし、遠隔で伸縮
操作することにより、作業者の被曝防止が図れる。
【0011】装置を溶解炉を収容した密閉区画の天井壁
の上面に設けてあるから、装置の修理等を安全に行なう
ことができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明
する。図1は本発明装置のテレスコピック管を縮小した
ときの側面図、図2には本発明装置のテレスコピック管
を伸長したときの側面図、図3は本発明装置のテレスコ
ピック管を縮小したときの正面図、図4は伸長したとき
のテレスコピック管の断面図、図5は縮長したときのテ
レスコピック管の断面図、図6は密閉区画の天井壁上に
設けた本発明装置を示す断面図である。
【0013】図6において、床21上を移動する台車上
に載置された高周波誘導溶解炉1(以下、単に溶解炉と
略称する)、また、床21上を移動する台車23に載置
された鋳型24および受滓鍋25等は、密閉区画20の
中に収容されている。密閉区画20の内部は、天井壁2
2に設けられた図示しない吸引フードを通して吸引さ
れ、−5mmAq〜−10mmAqの負圧に維持されている。従
って、密閉区画20から作業域に放射能に汚染されたガ
ス等が漏出することはない。また、溶解炉1で低レベル
金属廃棄物を溶解しているとき、発生するフュームや固
体微粒子は吸引フードを通して吸引され、図示しない処
理装置によって安全に処理される。
【0014】図1〜図3において、小型の高周波誘導溶
解炉1の上方に放射線の遮断性能の高い天井壁22が設
けられている。天井壁22の上に機枠3が設けられ、該
機枠3の上部に管4が傾斜して固着されている。管4の
上端に巻上げドラム5が設けられており、巻上げドラム
5は電動機6により減速機7を介して回転駆動される。
【0015】前記管4に、3本の管からなるテレスコピ
ック管8が取付けられている。巻上げドラム5に帯状の
薄板バネ11が巻き掛けされており、その先端はテレス
コピック管8の最下部可動管に取付けられた端板18の
内側に固着されている。従って、巻上げドラム5を巻上
げ、巻降しすることにより、テレスコピック管8が縮
長、伸長する。天井壁22にテレスコピック管8が通る
開口9が開けられており、テレスコピック管8が伸長し
たときこの開口9を通るようになっている。なお、密閉
区画内部を吸引するファン等の故障を考慮して、機枠3
の外周を密閉にすることが望ましい。
【0016】また、薄板バネ11に変えてワイヤロープ
やチェーン等を使用してもよい。薄板バネを使用する
と、巻き上げのとき、そのバネ力を利用することができ
動力の節減ができ好都合である。テレスコピック管8の
伸長は、テレスコピック管の自重により行なわれるか
ら、伸長速度があまり遅くならないようにするため、バ
ネ力はテレスコピック管の自重の約1/2以下に設計す
る。
【0017】天井壁22上に設けられた機枠3は、ホル
ダー10の通過線12の両側にプローブの公知の自動交
換機13が設けられており、これに交換用のプローブ1
4が多数格納されている。
【0018】図4および図5に示すように、テレスコピ
ック管8は、縮長したとき管4の内径に収納される3本
の径の異なる可動管16からなり、最下部の可動管の端
部は端板18で閉塞されており、端板18には、測温用
プローブ等を着脱する取付けホルダー10が固着されて
いる。17は各可動管16の下端外周に取付けられたス
トッパー片であり、19は外周の途中に取付けられた摺
動片である。
【0019】次に、本発明装置の作動について説明す
る。テレスコピック管8は使用しないときは図1に示す
ように縮長されて、管4の内部に格納されている。溶解
炉1で低レベル放射性金属廃棄物の溶解が終了後、溶湯
15の測温を行なうときは、取付けホルダー10に、プ
ローブ自動交換機13を遠隔操作にて測温用プローブ1
4を取り付ける。巻上げドラム5を巻き下げて、テレス
コピック管8を伸長し溶解炉1の溶湯2に測温用プロー
ブ14を浸漬させ測温する。
【0020】測温が終了したら、巻上げドラム5を巻上
げ、テレスコピック管8を縮長して、測温用プローブ1
4を天井壁22上の機枠3内に位置させる。プローブ自
動交換機13を遠隔操作して測温用プローブ14を取り
外す。サンプリング用プローブも同様の操作で試料のサ
ンプリングを行なう。
【0021】
【発明の効果】本発明装置は上記のように構成されてい
るから、次のような効果が得られる。 (1)本発明装置と公知の測温およびサンプリング用プ
ローブの自動交換機を組み合わせることにより、溶湯の
測温およびサンプリングを安全に行なうことができ、ま
た作業者の被曝防止が図れる。 (2)本発明装置は、溶解炉を収容する密閉区画の天井
壁の上面に設けてあるから、装置の修理等を安全に行な
うことができる。 (3)本発明装置は、構造が簡単であるから、その取付
け費用およびメンテナンス費用が安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のテレスコピック管を縮小したとき
の側面図である。
【図2】本発明装置のテレスコピック管を伸長したとき
の側面図である。
【図3】本発明装置のテレスコピック管を縮小したとき
の正面図である。
【図4】伸長したときのテレスコピック管の断面図であ
る。
【図5】縮長したときのテレスコピック管の断面図であ
る。
【図6】密閉区画の天井壁上に設けた本発明装置を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 溶解炉 4 管 5 巻上げドラム 8 テレスコピック管 10 ホルダー 14 プローブ 15 溶湯 20 密閉区画 22 天井壁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 低レベル放射性金属を溶解する溶解炉を
    収容した密閉区画の天井壁の上面から下方に位置する溶
    解炉の湯面に向かってテレスコピック管を伸縮可能に設
    け、前記テレスコピック管の底面に測温またはサンプリ
    ング用プローブの取付けホルダーを設けたことを特徴と
    する小型溶解炉の溶湯の測温およびサンプリング装置。
JP18784891A 1991-07-26 1991-07-26 小型溶解炉の溶湯の測温およびサンプリング装置 Pending JPH0534079A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109974895A (zh) * 2019-03-15 2019-07-05 湖南博实自动化设备有限公司 一种自动测温取样装置
CN113984445A (zh) * 2021-10-25 2022-01-28 马鞍山钢铁股份有限公司 一种铁水测温取样装置及其使用方法
WO2023246103A1 (zh) * 2022-06-21 2023-12-28 中广核研究院有限公司 反应堆容器内熔融金属介质驱动浸入式取样系统

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