JPH0539516U - 小動物用点眼補助器 - Google Patents

小動物用点眼補助器

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JPH0539516U
JPH0539516U JP10880691U JP10880691U JPH0539516U JP H0539516 U JPH0539516 U JP H0539516U JP 10880691 U JP10880691 U JP 10880691U JP 10880691 U JP10880691 U JP 10880691U JP H0539516 U JPH0539516 U JP H0539516U
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JP
Japan
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eye drop
eye
main body
eyelid
cutout
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Pending
Application number
JP10880691U
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English (en)
Inventor
正成 中山
Original Assignee
正成 中山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 犬や猫の目に目薬液を差しやすくするため
に、点眼補助器の閉瞼防止効果を損なわないようにしつ
つ、器内の点眼状態がよく見えるようにする。 【構成】 目にかぶせることのできる形状と大きさをし
た本体の頂部に点眼液容器の首部を取り付けることがで
きるようにした点眼補助器において、本体(1)の側面
に切り抜き部(2)を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、犬や猫の目に目薬液を差しやすくした小動物用点眼補助器に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、犬や猫などの動物に目薬を差すことは容易でなく、しっかり頭を支える ことと、目蓋を拡げる指先の力加減とに熟練を要した。何となれば、動物の本能 として、目に飛び込んでくる物体を反射的に避けようとするので、点眼液を滴下 した瞬間に顔をそむけたり、目蓋を閉じたりするからである。そのため、動物の 保定に不慣れな飼い主が自分でペットに点眼しようとすると、狙いが外れて動物 の顔を目薬でびしょ濡れにしがちであった。その目薬に染毛成分が含まれていれ ば、散歩に連れ出せないほど見苦しい顔になるから、たいていの場合、点眼処置 はペット専門の動物病院に委ねられていた。 一方、人間でも自分に点眼するのを苦手とする人が少なくなく、目蓋を閉じな いようにするための点眼補助器がいろいろ工夫されている。例えば、実開昭58 −182752号、実開昭59−33438号、実開昭59−167539号、 特開平2−283371号などにおいて、半球状、円錐台状、円筒状など目の上 にかぶせることのできる形状と大きさとをした本体の頂部に点眼液容器の首部を はめこみ、本体の裾の縁で上下両眼瞼を押さえつけるようにしたものが開示され ている。また、これらと類似構造の製品が英国で市販されてもいる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の人間用点眼補助器を犬や猫に使用したとき、体毛が密生する目の周囲に 当てがっても上滑りすることはなく、人間と同様にすぐれた閉瞼防止効果を発揮 する。すなわち、左手の指先で動物の目蓋を拡げ、すかさず右手に持つ点眼補助 器を押しつければ、左手を目蓋から離しても目蓋が閉じることはない。従って、 空いた左手で動物の頭を押さえることができるし、多少動物が頭を振っても、点 眼補助器をしっかり押しつけている限り目蓋が開きっぱなしであるから、素早く 点眼液を垂直に滴下する機会をつかむことができる。 しかし、従来のものは人間が一人で自分の目に点眼するためのものであるから して、器外から器内を見えるようにする必要のないものであった。そのため、従 来の点眼補助器を動物の目にかぶせたとき、透明な合成樹脂製のものであっても 、器壁に光線が反射して器内の様子が見えにくいという欠点があった。特に点眼 液が無色の場合、何滴落ちたのか、どこに落としたのかが全く分からず、極めて 不便であった。 この考案が解決しようとする課題は、点眼補助器の閉瞼防止効果を損なわない ようにしつつ、器内の点眼状態がよく見えるようにするための手段を、どのよう に講じればよいかという点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わる小動物用点眼補助器は、前記課題を解決したものであって、 次のとおりのものである。すなわち、目にかぶせることのできる形状と大きさと をした本体の頂部に点眼液容器の首部を取り付けることができるようにした点眼 補助器において、本体(1)の側面に切りぬき部(2)を設けたものである。 本体(1)は、硬くて透明な合成樹脂を材料として製作することが望ましい。 本体(1)の厚さは1ミりメートル以下とすることが望ましく、使用時に変形し ない限り、薄ければ薄いほど器内がよく見えるようになる。形状については特に 限定するものではなく、半球形、摺り鉢形、円筒形、舟形など動物の目にかぶせ ることができるものであればよい。 本体(1)の側面に設ける切り抜き部(2)は、底縁(3)の一部を含めて本 体(1)を部分的に欠除したものである。切り抜いた後の形は、半円形、半楕円 形、長方形、三角形などを好適とするが、欠除しすぎると使用時に底縁(3)が 変形し、閉瞼防止効果が損なわれる。故に、切り抜き部(2)の大きさは製造材 料の強度との兼ね合いで決められる。また、切り抜き部(2)を2箇所に設け、 本体(1)の左右両側に対置させてもよい。 従来と同様に、本体(1)の頂部中央にはめこみ部(4)を設け、点眼液容器 (5)の首部を取り付けられるようにしている。
【0005】
【作用】
この考案に係わる小動物用点眼補助器においては、本体(1)の一部が切り抜 かれている。この切り抜き部(2)から、じかに動物の眼球と点眼液容器(5) の注出口(6)が見える。
【0006】
【実施例】
この考案のいろいろな実施例を、図面を参照しながら説明する。 (実施例1) 図1は、この考案の実施例1を示す斜視図である。実施例1は、本体(1)を 摺り鉢形としている。側面が末広がりになっているので、器壁の外から器内の動 物の目を見やすい。また、側面を垂直に切除し、半円形の切り抜き部(2)を設 けている。このような切り抜き部(2)があれば直接器内をのぞき込めるから、 器壁に光線が反射して内部が見えにくいときでも正確に点眼することができる。 本体(1)の頂部に、点眼液容器を取り付けるためのはめこみ部(4)を設けた ことは、従来のものと同じである。 (実施例2) 図2は、この考案の実施例2を示す側断面図である。実施例2は、本体(1) を円筒形とし、側面に半楕円形の切り抜き部(2)を設けている。側面が斜めで なく垂直であるので、動物の目に対しての垂直感をつかみやすい。このため、眼 球に向けてまっすぐ点眼液を滴下することができる。 (実施例3) 図3は、この考案の実施例3を示す平面図である。実施例3は、鶏卵状の楕円 体を半切したものを本体(1)とし、本体(1)の左右両側を斜めに深く切り欠 いて、2箇所の切り抜き部(2)(2)を設けている。このようにすると、器内 をじかに見える視野が広がるので、点眼しやすい。なお、切り抜き部(2)を設 けたことによって生じる底縁(3)の端が尖ったままであると、うっかり目を傷 つけたりする恐れがある。そのため、縁端には丸みをつけておくことが望ましく 、他の実施例でも同様である。
【0007】
【考案の効果】
この考案に係わる小動物用点眼補助器を使用するときは、動物の目蓋を指で拡 げ、拡がった目蓋の上に本体(1)の底縁(3)を強く押しつける。こうするこ とによって目蓋が閉じないようになるので、目蓋から離した片手で素早く動物の 首を押さえるか首輪をつかむかして、目が上に向くようにする。眼球が水平の位 置になれば、本体(1)の頂部に取り付けた点眼液容器(5)内の液体が水平に なるのが見えるから、すかさず点眼液容器(5)の横腹を指で押す。すると点眼 液が眼球に向かって垂直に滴下する。その際、切り抜き部(2)から器内をのぞ き込んで、点眼液容器(5)の注出口(6)と眼球との位置関係を調整したり、 うまく点眼できたかどうか点眼状態を観察することができる。従って、犬や猫の 目に簡単かつ確実に目薬を差すことができる。 しかも、切り抜き部(2)を設けたことによる効果はこれだけではない。大型 犬の大きな目に点眼補助器をかぶせたとき、切り抜き部がないと、円形または楕 円形をした底縁の外に目頭や目尻がはみ出してしまう。これでは閉瞼防止効果が 十分に得られず、拡げた目蓋に点眼補助器を強く押しつけていても、ズルズルと 目蓋が閉じてしまった。ところが意外にも、図4に示すように、底縁(3)を欠 いた切り抜き部(2)のところから目頭や目尻をはみ出させることにより、上下 両眼瞼をしっかり押さえつけられることが分かった。このため、大型犬に使用し ても確実な閉瞼防止効果を得ることができるばかりでなく、猫も犬も、小型犬も 大型犬も、1個の小動物用点眼補助器でみんな間に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例2を示す側断面図である。
【図3】本考案の実施例3を示す平面図である。
【図4】本考案の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1)は本体 (2)は切り抜き部 (3)は底縁 (4)ははめこみ部 (5)は点眼液容器 (6)は注出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目にかぶせることのできる形状と大きさ
    とをした本体の頂部に点眼液容器の首部を取り付けるこ
    とができるようにした点眼補助器において、本体(1)
    の側面に切り抜き部(2)を設けた、小動物用点眼補助
    器。
JP10880691U 1991-10-30 1991-10-30 小動物用点眼補助器 Pending JPH0539516U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10880691U JPH0539516U (ja) 1991-10-30 1991-10-30 小動物用点眼補助器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10880691U JPH0539516U (ja) 1991-10-30 1991-10-30 小動物用点眼補助器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0539516U true JPH0539516U (ja) 1993-05-28

Family

ID=14493960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10880691U Pending JPH0539516U (ja) 1991-10-30 1991-10-30 小動物用点眼補助器

Country Status (1)

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JP (1) JPH0539516U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726249B2 (ja) * 1972-10-16 1982-06-03
JPS6134250B2 (ja) * 1976-07-27 1986-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPS631542B2 (ja) * 1978-07-03 1988-01-13 Tokyo Shibaura Electric Co

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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