JPH0539389U

JPH0539389U - 粘着式耳掻き

Info

Publication number: JPH0539389U
Application number: JP10936191U
Authority: JP
Inventors: 三雄唐沢
Original assignee: 三雄唐沢
Priority date: 1991-11-05
Filing date: 1991-11-05
Publication date: 1993-05-28

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】外耳道の耳垢を粘着物に粘着させるか、或い
は、粘着物の圧着変形を利用して押さえて取る粘着式耳
掻きを提供する。【構成】棒軸１の橋に粘着物２を設けて粘着式耳掻きと
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、耳垢を粘着して取る粘着式耳掻きに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術では、耳垢を取るとき匙状の耳掻きで耳垢のうえか、それよりすこし奥に差し込んで掻き出していた。または、綿棒でこすりとっていた。

【０００３】

【考案が解決しようする課題】

この方法では、耳掻きで耳垢を掻き出すときに耳垢よりも奥に入れると掻き出しやすい為に無理をして差し込みすぎたり、また、耳掻きの先が堅い為に引っかいたりして時として痛いおもいをした。それでも完全にはきれいにならず細かな耳垢がのこった。また、綿棒では、耳垢を奥に押し込んでしまったりして、うまく取れなかった。本案は、これらの欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

棒軸（１）に粘着物（２）を設ける。或いは、端が流線型（７）の棒軸（１）に粘着物（２）を設ける。そして、棒軸（１）の一端に耳掻き（３）または、綿（４）を設ける。

【０００５】

【作用】

棒軸（１）の胴部分（６）を持ち外耳道の中に入れ、耳垢の上から粘着物（２）を軽く押しつけ粘着させて取る。または、押しつけることによって粘着物（２）の形状の変形でおさえ付着させて取る。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）棒軸（１）の長さと太さは、胴部分（６）を持ち外耳道の中に入れて、指先で扱い良い状態で設ける。（ロ）棒軸（１）の端に、外耳道の中に入れて耳垢を付着させるのに適度な大きさと、出し入れがうまくいくような流線型で万一鼓膜に付いても破くことのない粘着力と弾力をもった粘着物（２）を棒軸（１）の端から適度にだして設ける。（ハ）粘着物（２）は、粘着性ウレタンゴムやガムテープまたはシール等に用いられる粘着物を必要に応じて設ける。本考案は、以上のような構造で、これを使用するときには、棒軸（１）の胴部分（６）を指先でつまんで外耳道の中に差し入れ耳垢の上から粘着物（２）を押しつけ粘着させて取る。或いは、押しつけることによって粘着物（２）の形状の変形でおさえ付着させて取る。このため湿った耳垢でもとることができる。また、棒軸（１）の一端に綿（４）或いは、耳掻き（３）を設ける。または、必要に応じて綿（４）や粘着物（２）がずれたり抜けて離れないように棒軸（１）の端を凹凸（５）に設けてかぶせる。或いは、棒軸（１）の端を流線型（７）に設けた上に粘着物（２）をかぶせる。耳掻きで取ったあとの細かい耳垢は、取りにくく残ってしまうその時の仕上げ用としても最良である。鼻毛の手入れをするときに細かに切られた残り毛の取り出しに効果を発揮する。他の使用法は、指の入らない狭い所にあるネジ、鉄粉、半だ屑やほこり等を取るのに最適である。

【０００７】

【考案の効果】

耳掻きの先で引っかいたり、綿棒で、耳垢を奥に押し込むといった事故を無くすことが出来る。そして、掻き出す行為の痛みを伴うことがなくなる為に、耳掻きの不安感を軽減でき、小さな子供や耳掻きの苦手な人には最適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の断面図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案に耳掻きを設けた斜視図である。

【図４】本考案に綿を設けた斜視図である。

【図５】本考案の棒軸に流線型を設けた断面図であ
る。

【図６】本考案の棒軸に凹凸を設けた部分側面図であ
る。

【符号の説明】

１、棒軸２、粘着物３、耳掻き４、綿５、凹凸６、胴部分７、流線型

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】棒軸（１）の端に粘着物（２）を設けて
なる粘着式耳掻き。
【請求項２】耳掻き（３）を棒軸（１）の一端に設け
てなる請求項１の粘着式耳掻き。
【請求項３】綿（４）を棒軸（１）の一端に設けてな
る請求項１の粘着式耳掻き。