JPH0570384U

JPH0570384U - 耳孔掃除具

Info

Publication number: JPH0570384U
Application number: JP2367892U
Authority: JP
Inventors: 伸佐藤
Original assignee: 伸佐藤
Priority date: 1992-02-28
Filing date: 1992-02-28
Publication date: 1993-09-24

Abstract

(57)【要約】【目的】粘着剤の活用により、安全性と能率性に富んだ
耳孔掃除具を提供する。【構成】任意の素材よりなる軸棒の端部に、粘着剤より
なる粘着部を形成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、粘着剤を利用した耳孔の掃除具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、耳孔の掃除いわゆる耳掻きに使用する用具としては、細棒の先端を湾曲させたものや、綿棒などが多用されており、本案に示すような粘着剤使用のものは見当たらない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来からの耳孔掃除用具の一つは、前記したように、細棒の一端を削って湾曲薄板状に形成し、使用時にはこの湾曲部分を耳孔内に挿入して耳孔内壁に付着している耳垢を掻き取るものである。しかし、この掻き取るときの力の入れ具合が大事で、力を入れすぎると苦痛となるうえ、耳孔内を損傷しかねない。また、普通は細棒他端の毛状体にて耳孔内に残存する耳垢を排出するが、細粉状の耳垢については充分な効果を発揮しえない。一方、綿棒は細棒の端部に綿を固着させたものであり、この綿固着部分を耳孔内壁にこすりつけ、その摩擦力によって耳垢を取るものであるが、前述の耳掻きに比べて当たりは柔らかいものの、掻き取り効果は薄くなる。本考案は、以上記した従来からの耳孔掃除に関わる課題を解決するために考案されたもので、耳に対する当たりがソフトで、なおかつ掃除能力も大なる用具を提供することを目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本案は、当たりの柔らかく耳孔内を傷つける恐れのない綿棒の長所と、湾曲薄板状の端部によって耳垢を掻き取る耳掻きの能率性の双方の特徴を有する用具を得るため、次のような構成とした。すなわち、全体形状としては綿棒とほぼ同様のゆるやかな曲面によるものとして、あわせて粘着剤の粘着力を活用することによって、安全性と能率の面で満足できる構成とした。つまり、任意の素材よりなる軸棒の端部に、粘着剤よりなる粘着部を形成したものである。

【０００５】

【作用】

本案を使用するときは、通常の綿棒と同じように、耳孔内に粘着部を挿入し、耳孔内壁にこすりつける。耳垢は粘着部に付着するので、適宜取り出して捨てればよい。従来の綿棒に比べ、粘着剤によってより付着しやすく、また当たりが柔らかで耳孔内を傷付ける恐れがない。なお、使用前は、粘着部を剥離紙等で保護しておく必要がある。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。図２は本案の第一実施例を示す。図において、１は軸棒、２は粘着剤による粘着部である。この粘着部は略ボウスイ形状に設けられる。使用に際しては、綿棒と同様に粘着部を耳孔内適所にこすりつければよい。耳垢は粘着剤の粘着力によって、耳孔内壁から剥離して粘着部に粘着するので、適宜取り出して捨てるとよい。本案は、消耗品として使用するものであるが、例えば水洗可能なタイプの粘着剤を利用すれば、水洗いして何度でも使用可能な掃除具ともなる。図３は本案の第二実施例を示す。１ａは膨大部である。この膨大部を設けたのは、軸棒に対して粘着剤をより強固に保持するためである。図４は本案の第三実施例を示す。１ｂは段部を表わす。この段部に粘着剤が入り込み、第二実施例同様に粘着剤の保持強化を計っている。なお、以上の例は軸棒の一端に粘着部を設けたものであるが、軸棒の両端に同様のものを設けても良い。

【０００７】

【考案の効果】

本案によれば、粘着剤を用いているため、耳孔内の耳垢を速やかに粘着部に粘着させることができ、従来の耳掻きに比べて能率的な掃除が可能となる。また、全体として緩やかな曲面にて形成されているので、耳孔内を傷つけることもなく、有用なる用具を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案の正面図

【図２】本案の第一実施例における要部断面図

【図３】本案の第二実施例における要部断面図

【図４】本案の第三実施例における要部断面図

【図５】本案の使用状態図

【符号の説明】

１軸棒１ａ膨大部１ｂ段部２粘着部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】任意の素材よりなる軸棒の端部に、粘着剤
よりなる粘着部を形成したことを特徴とする耳孔掃除
具。
【請求項２】軸棒端部を膨大形状とし、この膨大部外面
に粘着部を形成した請求項１記載の耳孔掃除具。
【請求項３】軸棒端部に段部を形成し、この段部外面に
粘着部を設けた請求項１記載の耳孔掃除具。