JPH0539302Y2 - - Google Patents

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JPH0539302Y2
JPH0539302Y2 JP1987118881U JP11888187U JPH0539302Y2 JP H0539302 Y2 JPH0539302 Y2 JP H0539302Y2 JP 1987118881 U JP1987118881 U JP 1987118881U JP 11888187 U JP11888187 U JP 11888187U JP H0539302 Y2 JPH0539302 Y2 JP H0539302Y2
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JP
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thin steel
steel plate
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fire
heat
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、燃焼炉の耐火断熱壁に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 従来、燃焼炉の燃焼室の内壁面上に金属小板を
相互に一定の間隙を有して張設した焼却炉が提案
されているが、その目的と効果は炉内温度の上昇
と下降による膨張と収縮による歪を前記間隙によ
つて吸収し、それにより炉本体の破壊を防止しよ
うとするものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、その構成により炉本体の破壊を
防止する目的は達成できるとはいえ、各金属小板
自体は熱応力の作用により引張り又は圧縮などの
歪を受け、それに応じた応力を内部に発生する。
更に又、均等に加熱されないで部分的に加熱温度
に差が生じると不均等な温度分布となつて不均一
な膨張になり、発生する熱応力が材料の降伏点を
越して永久変形を生じたり、割れ目ができたりす
る。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記の如く観点に鑑みてなされたも
のであつて、燃焼室の内面をセラミツクウール、
ロツクウール等の如き耐火、断熱材にて重層され
た内壁面上を被覆するように耐火性長ボルトにて
相互間に所要の間隔を保持して装着された耐火性
薄鋼板において、多数の円形小孔を穿設した燃焼
炉の耐火断熱壁を提供しようとするものである。
〈作用〉 次に本考案の作用について説明する。
本考案は前記の構成に係るが故に、耐火性の薄
鋼板の寸法を300mm×400mmとし、上下左右の薄鋼
板との間隔を約10mm〜15mm位を空けて、薄鋼板の
膨張間隙とする。薄鋼板の単一枚に多数の円形小
孔を設けてあるから、薄鋼板は高温内において、
薄鋼板1枚の寸法を制限したことと併せて熱応力
による歪は多数の円形小孔に分散して、その各孔
空間で殆どが吸収される。これによつて燃焼室内
における熱応力による歪は極小乃至解消される。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
燃焼室1の外側は外鋼板2と角形鋼の補強材に
より囲まれた気密二重構造とし、内側鋼板3の内
面には耐火・断熱材を取付けるために必要な長さ
の耐熱材製(SUS−304又はSUS−310−S)長
ボルト4を内面に向けて多数溶接する。上記二重
構造の気密室は空気ダクト5とし外部より燃焼用
空気を送入すると共に、この空気を必要量だけ炉
内に向けて吹き込むために適当本数の鋼製細管6
を内側鋼板3に溶接し、空気ダクト5より耐火、
断熱材の層内を通じて炉内に空気を吹き込むよう
に貫設する。前記耐火、断熱材は軽量であること
が要求されるからロツクウール及びセラミツクウ
ールをもつて二層又は三層壁7を形成し、前記ボ
ルト4に耐熱材製ワツシヤーとナツトで取付けら
れる。
前記の耐火、断熱材の装着のみにては炉内に投
入される塵芥等の固形物による擦過、灰掻き等に
よる擦過により短時日にて損傷を受けて消耗する
ことを防止する手段として、耐熱性の薄鋼板8を
使用する。該薄鋼板はSUS−304又はSUS−310
−S製にして厚さ1.0mm〜3.0mm、面積は約300mm
×400mm乃至400mm×500mm以内の単一に形成し、
穿孔径8mmφ×13mmピツチ又は10mmφ×15mmピツ
チにて多数の円形小孔9を配設し、前記の耐熱材
製長ボルトにて耐火、断熱材壁7の面を覆つて取
付ける。而して単一薄鋼板の相互間はそれぞれ約
10mm〜15mmの間隔10を保持して敷設して膨張間
隙とする。耐熱材製長ボルトは薄鋼板取付穿孔径
8mmφ〜10mmφに対して5mmφ〜6mmφを使用す
るものである。尚、6′は空気吹込細管の先端に
付けたエルボである。
<考案の効果> 以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、燃焼室の内面をセラミツクウール、ロツク
ウール等の如き耐火、断熱材にて重層された内壁
面上を被覆するように耐火性長ボルトにて相互間
に所要の間隔を保持して装着された耐火性薄鋼板
において、多数の円形小孔が穿設されているか
ら、高熱による単一薄鋼板内の熱応力を多数の小
孔に分散吸収して歪を極小乃至解消し、それによ
り薄鋼板の永久変形、割れ目の発生や破壊を防止
して薄鋼板の耐用を格段に高め、燃焼炉の耐火断
熱壁の耐久性を飛躍的に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の燃焼室の一部の縦断
面図、第2図は本考案一実施例の薄鋼板の構成と
配列を示す概略正面図である。 1……燃焼室、2……外鋼板、3……内側鋼
板、4……長ボルト、5……空気ダクト、6……
鋼製細管、6′……エルボ、7……耐火、断熱材
壁、8……薄鋼板、9……円形小孔、10……間
隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼室の内面をセラミツクウール、ロツクウー
    ル等の如き耐火、断熱材にて重層された内壁面上
    を被覆するように耐火性長ボルトにて相互間に所
    要の間隔を保持して装着された耐火性薄鋼板にお
    いて、多数の円形小孔を穿設したことを特徴とす
    る燃焼炉の耐火断熱壁。
JP1987118881U 1987-08-04 1987-08-04 Expired - Lifetime JPH0539302Y2 (ja)

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JPS6431338U JPS6431338U (ja) 1989-02-27
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JPH0567350U (ja) * 1992-02-19 1993-09-07 株式会社横浜ファスナー 噴霧器

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JPS61115833U (ja) * 1984-12-26 1986-07-22

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JPS6431338U (ja) 1989-02-27

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