JPH0539228U - 散布作業車の散布停止装置 - Google Patents

散布作業車の散布停止装置

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JPH0539228U
JPH0539228U JP9787091U JP9787091U JPH0539228U JP H0539228 U JPH0539228 U JP H0539228U JP 9787091 U JP9787091 U JP 9787091U JP 9787091 U JP9787091 U JP 9787091U JP H0539228 U JPH0539228 U JP H0539228U
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正躬 松岡
建治 伊藤
久男 野上
弘章 山崎
正博 桑垣
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉・粒状物を散布する散布作業車において、
畦際等における散布停止が側部ブームの折り畳み操作に
連動して自動的にできるもの。 【構成】 中央ブーム9の外側に枢設した側部ブーム1
1を機体側方への張出姿勢から機体内方への格納姿勢へ
姿勢変更するに伴って、該中央ブーム9の受止め部材2
1に前記側部ブーム11の押圧部材23を接当させ、該
受け止め部材21と押圧部材23との間で前記中央ブー
ム9並びに側部ブーム11夫々に配設した散布パイプ1
8、18を連結する可撓性ホース19を押圧挟持し、前
記側部ブーム11に配設された散布パイプ18からの粉
・粒状物の散布を自動的に停止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、水田や畑地において作物に対して粉・粒状物等の肥料あるいは薬 剤等を散布する散布作業車の散布停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行車体の後方に粉・粒状物散布装置を装着して作物の育成管理作業を 行うようにしたものは、例えば特開平2─203707号公報が提案されている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術に示されるものは、畦際等において走行車体側方に張出された ブーム10の移送管9の散布停止を行うのに機体側方への張出姿勢と機体内方へ の格納姿勢との姿勢変更操作に連動されておらず、さらに前記ブーム10の移送 管9と中央の移送管とが別々の配管となっており構成が複雑であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本考案は、中央ブームの外側に側部ブームを枢支 部を介して機体側方への張出姿勢と機体内方への格納姿勢とに姿勢変更自在に枢 設したものにおいて、該中央ブーム並びに側部ブーム夫々に前記枢支部の両側に 一定間隙をおいて散布パイプを配設すると共に該散布パイプの対向端を可撓性ホ ースで連結し、かつ前記中央ブームに格納姿勢での可撓性ホースを受止め支持す る受止め部材を設ける一方前記側部ブームに格納姿勢で前記受止め部材に接当す る押圧部材を設け、該受止め部材と押圧部材との間に前記可撓性ホースを位置せ しめたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
中央ブームの外側に枢設した側部ブーム機体側方への張出姿勢から機体内方へ の格納姿勢へ姿勢変更するに伴って、該中央ブームの受止め部材に前記側部ブー ムの押圧部材を接当させ、該受止め部材と押圧部材との間で前記中央ブーム並び に側部ブーム夫々に配設した散布パイプを連結する可撓性ホースを押圧し、前記 側部ブームに配設された散布パイプからの粉・粒状物の散布を自動的に停止でき る。
【0006】
【実施例】
本考案における散布作業車の構成を図面に示された実施例により説明する。1 は操向前輪2及び駆動後輪3を有し前部にエンジン4を搭載した4輪駆動型の走 行機体で、その後部には昇降リンク機構5を介して作業機架台6が装着され、該 作業機架台6の上面には駆動用のエンジン7を装備した粉・粒状物の散布を行う 動力散布機8が搭載支持されている。 前記作業機架台6の後方には中央ビーム9が左右横方向で水平状態に支持され 、該中央ブーム9の両外側に枢支ピン等からなる枢支部10、10を介して左右 の側部ブーム11、11が連設されている。該中央ブーム9の先端側に溶着した ブラケット12と側部ブーム11の基端側に溶着したステー13との間には伸縮 可能な電動シリンダ14が支持ピン15、15を介して枢設され、該電動シリン ダ14の伸縮作用により左右の側部ブーム11、11は夫々独立的に枢支部10 、10を介して機体側方への張出姿勢と機体内方への格納姿勢とに水平方向の姿 勢を維持したまま姿勢変更自在に構成されている。 前記中央ビーム9並びに側部ビーム11夫々には下方に垂下する吊設杆16、 16、・・・が適宜間隙毎に溶着されており、該吊設杆16、16、・・・各々 に設けた取付バンド17、17、・・・により前記枢支部10の両側に一定間隙 Sをおいてプラスチック製等の硬質部材からなる中央の散布パイプ18A、側部 の散布パイプ18Bが中央ビーム9並びに側部ビーム11に沿わせて一体的に配 設されている。そして、各々の散布パイプ18A、18Bの対向端をビニール又 はゴム或いは布等の可撓性材料からなる可撓性ホース19で連結し、該可撓性ホ ース19と散布パイプ18A,18Bとの嵌合連結箇所をホースバンド20、2 0により締結する。
【0007】 そして、前記中央ブーム9には格納姿勢での可撓性ホース19を受止め支持す るL字状の丸棒部材からなる受止め部材21が溶着されており、該受止め部材2 1の可撓性ホース19を受止める部分には軟質性のビニールパイプ22が外嵌さ れている。また、前記側部ブーム11には格納姿勢で前記受止め部材21に接当 する平板状の押圧部材23が設けてあり、該押圧部材23の受止め部材21への 接当面にはスポンジゴム等の弾性部材24が張設してある。しかして前記可撓性 ホース19は該受止め部材21と押圧部材23との対向間隙を通して配設されて おり、可撓性ホース19が側部ブーム11の格納姿勢への折り畳み操作に伴って 押圧部材23と受止め部材21との間で弾性的に押圧挟持され、該可撓性ホース 19の内部が閉塞されるようになっている。さらに、前記側部ブーム11の先端 に先端ビーム25が上下方向に折り畳み可能に枢設されており、該先端ビーム2 5には先端の散布パイプ18Cが一体的に配設され、側部ブーム11に配設され た側部の散布パイプ18Bに蛇腹ホース26を介して接続されている。27、2 7、27、・・・は前記散布パイプ18A、18B、18Cに一体的に設けられ た噴頭である。 そして、前記中央ブーム9に配設された中央の散布パイプ18Aの中央部には 動力散布機8の吐出ホース28が接続されており、動力散布機8から送風と共に 吐出される粉・粒状物等の散布物は吐出ホース28、中央の散布パイプ18A、 可撓性ホース19、側部の散布パイプ18B並びに蛇腹ホース26、先端の散布 パイプ18Cの中を通って各散布パイプ18A、18B、18Cの噴頭27、2 7、27、・・・から作物が育成している立毛状態の水田圃場に向けて散布され る。
【0008】 次に前記散布作業車の散布作用並びに散布停止装置の作用について説明すると 、前述の通り走行機体1には粉・粒状物等の肥料・薬剤が散布できる動力散布機 8が装着されている。 対象作物は、水稲、野菜、根菜、豆類等の条植え作物であり、本実施例では水 稲の育成中期の防除について説明する。 水田に条植えされた育成中期の稲丈は地表より50〜80センチメートル程度 に成長しており、該水稲の条間を走行機体1の前輪2、後輪3で走行し後方の動 力散布機8のエンジン7を駆動して各散布パイプ18A、18B、18Cの噴頭 27、27、27、・・・から稲作物に向けて薬剤を散布し防除作業を行う。
【0009】 本考案の散布作業車によれば機体側方への張出姿勢状態において、中央の散布 パイプ18で6条分、外側の散布パイプ18で各々6条分、そして先端の散布パ イプ18で各々3条分を対象として合計24条分が一工程で散布できるものであ る。しかして、作業終了時の畦際近くで残り条数に応じて散布幅を調節して条数 合わせをする必要がある場合あるいは畦際近くの走行で畦等との接当を避けるべ く側部ブーム11を格納姿勢に折り畳む必要がある場合等には、走行機体1側か らリモートコントロールされる電動シリンダ14により張出姿勢にある側部ブー ム11を格納姿勢に折り畳む。するとこの折り畳み操作に連動して中央の散布パ イプ18Aと側部の散布パイプ18Bとを連結する可撓性ホース19を押圧部材 23と受止め部材21との間でもって弾性的に押圧挟持して、該可撓性ホース1 9の内部を閉塞し側部の散布パイプ18Bへの粉・粒状物の移送を阻止して散布 を自動的に停止することができる。 また、側部ブーム11を格納姿勢から張出姿勢に展伸して側部の散布パイプ1 8B及び先端の散布パイプ18Cからの散布作業を再開する場合にも電動シリン ダ14により格納姿勢にある側部ブーム11を張出姿勢に展伸することで可撓性 ホース19に対する押圧部材23と受止め部材21と押圧挟持作用が解除され、 かつ動力散布機8からの送風を受けて円筒状に膨らんで粉・粒状物の移送を許容 する。これにより、側部の散布パイプ18B及び先端の散布パイプ18Cからの 散布作業を円滑に再開することができる。 したがって、側部の散布パイプ18B及び先端の散布パイプ18Cからの散布 停止操作並びに散布再開操作を簡単な構造で確実に遂行できることができる。
【0010】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、中央ブームの外側に枢設した側部ブームを機体 側方への張出姿勢から機体内方への格納姿勢へ姿勢変更するに伴って、該中央ブ ームの受止め部材に前記側部ブームの押圧部材を接当させ、該受け止め部材と押 圧部材との間で前記中央ブーム並びに側部ブーム夫々に配設した散布パイプを連 結する可撓性ホースを自動的に押圧し、前記側部ブームに配設された散布パイプ からの粉・粒状物の散布を自動的に停止できる。 また、散布作業を再開する場合にも側部ブームを格納姿勢から張出姿勢に復元 させるだけで可撓性ホースの押圧が自動的に解除されて自動的に散布作業が再開 できる。 したがって、外側の散布パイプ及び先端の散布パイプからの散布停止操作並び に散布再開操作を簡単な構造で確実に遂行でき、散布作業を高能率に効率良く遂 行できる
【図面の簡単な説明】
【図1】動力散布機を装着した散布作業車の平面図であ
る。
【図2】動力散布機を装着した散布作業車の側面図であ
る。
【図3】中央ブームと側部ブームとの連結状態を示す要
部の平面図である。
【図4】中央ブームと側部ブームとの連結状態を示す要
部の背面図である。
【図5】可撓性ホースを挟持した状態を示す要部の作用
背面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 8 動力散布機 9 中央ブーム 11 側部ブーム 14 電動シリンダ 18 散布パイプ 19 可撓性ホース 21 受止め部材 23 押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山崎 弘章 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 桑垣 正博 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央ブームの外側に側部ブームを枢支部
    を介して機体側方への張出姿勢と機体内方への格納姿勢
    とに姿勢変更自在に枢設したものにおいて、該中央ブー
    ム並びに側部ブーム夫々に前記枢支部の両側に一定間隙
    をおいて散布パイプを配設すると共に該散布パイプの対
    向端を可撓性ホースで連結し、かつ前記中央ブームに格
    納姿勢での可撓性ホースを受止め支持する受止め部材を
    設ける一方前記側部ブームに格納姿勢で前記受止め部材
    に接当する押圧部材を設け、該受止め部材と押圧部材と
    の間に前記可撓性ホースを位置せしめたことを特徴とす
    る散布作業車の散布停止装置。
JP9787091U 1991-10-31 1991-10-31 散布作業車の散布停止装置 Expired - Lifetime JP2541690Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029081A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Sasaki Corporation 折畳み直播作業機
JP2014042484A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Iseki & Co Ltd 薬液散布作業車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029081A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Sasaki Corporation 折畳み直播作業機
JP2014042484A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Iseki & Co Ltd 薬液散布作業車両

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