JP2001136815A - 田植機における植付部の後部バンパー - Google Patents
田植機における植付部の後部バンパーInfo
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Abstract
や植付アーム、フロートを、後方からの異物干渉より保
護し、かつ植付条を傷めない防禦手段を設けることを目
的とする。 【解決手段】 田植機における植付部の後部バンパー1
を、植付チェーンケース4後端に、該植付チェーンケー
ス4後端より機体進行方向後方に突出するように設け
た。
Description
配設される植付チェーンケース後部を保護するバンパー
の取付構造に関する。
動部よりチェーンを介して伝動して植付爪を駆動する植
付チェーンケースが、条数に応じて複数個、前後方向に
平行状に配設されている。植付爪は、植付チェーンケー
ス後部にて軸支されて回転駆動される植付アームに具備
されている。また、植付チェーンケースの下方では、植
付部の圃場上での走行を円滑にする等の目的でフロート
が配設されており、5条植えや6条植えのタイプでは、
中央にセンターフロート、左右側にサイドフロートを配
設したものが主である。
後長さが長い程、泥押しの傾向が高くなり、また、フロ
ートの吊設機構も大がかりになって、コスト高にも繋が
る。また、フロート自体が軟弱な部材であるため、異物
干渉によって破損する可能性がある。これらのことか
ら、フロートを短小化したとしても、他に植付チェーン
ケースや植付アームを保護する部材がなかった。
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、請求項1においては、田植機における植付部の後部
バンパーにおいて、植付チェーンケース後端に、該植付
チェーンケース後端より機体進行方向後方に突出するよ
うに設けられたものである。
る植付部の後部バンパーにおいて、植付チェーンケース
後端に、植付アーム後端より機体進行方向後方に突出す
るように設けられたものである。
ける植付部の後部バンパーにおいて、植付チェーンケー
ス後端に、フロート後端より機体進行方向後方に突出す
るように設けられたものである。
る植付部の後部バンパーにおいて、植付部のフロートを
その後端が植付アーム後端よりも前方に位置するように
配置し、前記後部バンパーは該フロートの後端より機体
進行方向後方に突出するように設けられたものである。
に基づいて、本発明の構成を説明する。図1は施肥機及
び薬剤散布機を搭載した田植機の全体側面図、図2は後
部バンパーを取り付けた植付チェーンケースの側面図、
図3は同じく平面図、図4は後部バンパーの正面図、図
5は同じ後面図、図6は施肥用作溝器及び薬剤散布用作
溝器を配設したフロートの平面図、図7は植付部の側部
バンパーにおける補助マーカーの取付構成を示す斜視
図、図8はマーカー確認位置に対応しての補助マーカー
切換の様態を示す側面図である。
る。走行車体Aにおいて、エンジンEの動力をミッショ
ンケースM1に伝動して、前輪FW及び後輪RWを駆動
し、該ミッションケースM1よりPTO軸11を突設し
ている。該走行車体Aの後部には、油圧等にて上下回動
する昇降リンクLを突設し、植付部Bを昇降自在に連結
している。植付部Bは、下方前部の中央に植付ミッショ
ンケースM2が配設されていて、該植付ミッションケー
スM2の入力軸に、該PTO軸11よりユニバーサルジ
ョイント12を介して伝動され、上部の苗載台7の横搬
送駆動、及び該苗載台7における縦送りベルト8・8・
・・の搬送駆動をし、また、後方に突設されている複数
の植付チェーンケース4を介して、その後端部に配設し
た植付アーム5を回転駆動し、該植付アーム5の両端に
配設した植付爪6・6を駆動して苗を苗載台7より受け
継ぎ、圃場に植付けるようにしている。また、植付部B
の最下部には、中央にセンターフロート9、左右にサイ
ドフロート10・10を昇降可能に吊設している。
車体A後部に肥料ホッパー13等の施肥装置Cを搭載
し、また、植付部Bの植付チェーンケース4後部に薬剤
ホッパー16等の薬剤散布装置Dを搭載(図3図示の植
付チェーンケース4後部の動力取出軸25より薬剤繰出
用の駆動力を得ている)しており、施肥装置Cからは施
肥ホース14を植付部B側に延設して、各フロート9・
10の両脇に、該施肥ホース14先端の施肥用作溝器1
5を配設する一方、薬剤散布装置Dからも薬剤ホース1
7を延設し、その先端の薬剤散布用作溝器18を、該施
肥用作溝器15に隣接させて、フロート9・10の両脇
に配設している。即ち、側条施肥及び側条薬剤散布を、
苗の移植と同時にできる構成となっている。
は別工程で散布していたのであり、例えば移植の際に薬
剤散布機にて散布したり、或いは移植後、ある程度成長
してからブームスプレヤーで散布する等の方法をとって
いた。しかし、別工程であることで、作業が二重となる
だけでなく、前者の場合には、土壌にまんべんなく散布
されて、環境上の問題があり、後者においては、実や葉
等の食べる箇所にかかって危険性がある。そこで、前記
の如く側条施肥装置Cを走行車体A側に搭載する一方、
薬剤散布装置Dを植付部B側に搭載し(逆に走行車体A
側に薬剤散布装置Dを、植付部B側に施肥装置Cを搭載
してもよい。)、移植と同時に薬剤散布できるようにし
て、別工程による散布作業を不要とし、また、側条に散
布することから、散布量を最小限に抑え、局部的散布に
より、環境保護効果を有し、作物にも直接散布されるこ
とがなく、安全である。なお、薬剤を水溶性の膜にてコ
ーティングすることより、移植された苗が活着してから
効力を発することができ、苗を傷める心配を解消してい
る。更に、図6の如く、サイドフロート10(センター
フロート9も同様)の両脇において、施肥用作溝器15
が植付条Pの直傍部に配設されており、薬剤散布用作溝
器18は、更にその外側に配設して、植付条Pから遠く
離しており、これによって、苗に対する薬害を低減させ
ている。
けるバンパー1について説明する。まず、植付チェーン
ケース4の内部構成について図2及び図3より説明する
と、植付ミッションケースM2から伝動される前部駆動
軸22にスプロケットが付設されており、後部の植付駆
動軸24付設のスプロケットにチェーン23を巻回し
て、植付駆動軸24が駆動され、これを回転中心とし
て、両側に取り付けた植付アーム5・5が回転駆動し、
更に植付アーム5内のギア噛合にて植付爪6・6が植付
姿勢を保持し、かつ植付アーム5自体の回転速度が調節
されている。
ェーンケース4の後部下端に、図2及び図3の如くバン
パー取付ステー3を固設し、該バンパー取付ステー3を
介して後部バンパー1を取り付けている。バンパー1
は、図2乃至図5に示す如き形状で、合成樹脂等の部材
を中空状にして緩衝材を形成しており、その中央部は平
板部1aとして、前側にはバンパー取付ステー3の後部
を、後ろ側には、左右一対の反射鏡2・2を当接し、そ
れぞれボルト孔1b・1bにて共締めしている。こうし
て、後面には図5の如く反射鏡2・2が取り付けられて
いるので、夜間走行における安全性が向上する。
と、バンパー取付ステー3が前記の如く植付チェーンケ
ース4後端の下方に取り付けられているため、バンパー
1の下部も、植付チェーンケース4の下端よりも下方に
延設されることとなり、従って、植付チェーンケース4
及びこれに軸支された植付アーム5を下方から保護でき
る。また、バンパー取付ステー3の下端形状は、図2の
如く植付チェーンケース4の下端より連続状に側面視傾
斜線を描いており、その後端延長線は、バンパー1の下
端の接線となっている。即ち、植付チェーンケース4下
端よりバンパー1下端までが側面視連続状となってい
て、途中に突出した箇所や、あるいは極端に窪んだ箇所
を有しないので、これらの下端部が畦等の上部に載置さ
れた際等にも、該畦等に引っ掛かる箇所や、あるいは畦
等の土壌がめり込む箇所がないので、円滑に載置した場
所から植付チェーンケース4等を移動できる。
けたバンパー1は、植付チェーンケース4の両側に軸支
された植付アーム5・5を被覆するものの、横幅が左右
植付アーム5に支持された植付爪6・6支持位置間より
も狭く、即ち植付条よりも内側にバンパー1が配設され
ているため、植付爪に干渉することなく、植付チェーン
ケース4及び植付アーム5を後方より保護でき、この結
果、図6に示す如く、短小なサイドフロート10を吊設
することができるのである。このように植付チェーンケ
ース4の後部に配設したバンパー1が、植付チェーンケ
ース4、植付アーム5を後方より保護する。
0及び補助マーカー21について説明する。図1の如
く、苗載台7支持のため、該苗載台7下面より下方に左
右一対のサイドフレーム19が延設されており、図7の
如く、該サイドフレーム19の下端より、フロート9・
10の回動軸26等を軸支する支持板19aが延設され
ていて、該支持板19aのボス部19bに、側部バンパ
ー20の軸部20aが回動可能に嵌挿されて、該側部バ
ンパー20が、略水平状にて外側方に延設されている。
該側部バンパー20は、植付部Bを側方からの干渉より
保護するだけでなく、図7中破線にて示す如く、下方に
回動して垂直状にし、接地させると、植付部Bのスタン
ドとなる。
を指示する部材で、走行車体Aの側部を確かめるために
前輪FWの上側部に取り付けたり、植付部Bの側部を確
かめるために側部バンパー20に取り付けたりするが、
従来は、固定状に取り付けられていた。このように側部
バンパー20に固定状に取り付けられていると、本実施
例のように走行車体Aの後部に施肥装置Cを搭載した場
合、マーカーを立状に取り付けていると、例えば背が低
い等の理由で、施肥装置Cよりも前でマーカーを確認す
る図8中Xの状態の場合、マーカーが施肥装置Cのため
に見えなくなってしまう。逆に、マーカーを前方へ水平
状に倒した状態にすると、今度は背が高い等の理由で施
肥装置Cの後部より見る図8中Y状態の場合には、マー
カーが見えない。よって図7の如く、両方の状態に切り
換えられるように、補助マーカー21の基端部21aを
側部バンパー20を形成する軸材上に回動可能に環設
し、係止ピン21bにて係止するようにして、立状と水
平状に切り換えられるようにし、図8の如く施肥装置C
より前方から見る場合(X状態)には補助マーカー21
を前方へ倒して水平状に、施肥装置Cより後方より見る
場合(Y状態)には立状にするのである。
のような効果を奏する。即ち、植付チェーンケースや植
付アームを後方の障害物より保護することができる。
側面図である。
の側面図である。
を示したフロートの平面図である。
取付構成を示す斜視図である。
換の様態を示す側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 田植機における植付部の後部バンパーに
おいて、植付チェーンケース後端に、該植付チェーンケ
ース後端より機体進行方向後方に突出するように設けら
れたことを特徴とする、田植機における植付部の後部バ
ンパー。 - 【請求項2】 田植機における植付部の後部バンパーに
おいて、植付チェーンケース後端に、植付アーム後端よ
り機体進行方向後方に突出するように設けられたことを
特徴とする、田植機における植付部の後部バンパー。 - 【請求項3】 田植機における植付部の後部バンパーに
おいて、植付チェーンケース後端に、フロート後端より
機体進行方向後方に突出するように設けられたことを特
徴とする、田植機における植付部の後部バンパー。 - 【請求項4】 田植機における植付部の後部バンパーに
おいて、植付部のフロートをその後端が植付アーム後端
よりも前方に位置するように配置し、前記後部バンパー
は該フロートの後端より機体進行方向後方に突出するよ
うに設けられたことを特徴とする、田植機における植付
部の後部バンパー。
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