JPH0539087U - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JPH0539087U
JPH0539087U JP9540791U JP9540791U JPH0539087U JP H0539087 U JPH0539087 U JP H0539087U JP 9540791 U JP9540791 U JP 9540791U JP 9540791 U JP9540791 U JP 9540791U JP H0539087 U JPH0539087 U JP H0539087U
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JP9540791U
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一之 木戸
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株式会社グループ・エヌ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像として映し出されたものに実在感を与
え、映像を見る者の臨場感を高める。 【構成】 リアー型プロジェクションテレビジョン14
a、14bの映像表示面16a、16b前方の壁面26
に窓24が形成してあり、この窓24に、映像表示面1
6a、16bの表面から適宜の距離を隔てて桟30を格
子状に配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プロジェクションテレビジョンやビデオプレーヤなどの映像表示装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ホテルのロビーや各種の待合室等に、自然環境などのビデオ映像を表示 する映像表示装置が設置されるようになってきている。これらの映像表示装置は 、画面の大形化を図るとともに、映像表示面のみを壁面から露出させたり、表示 面の周囲を額縁状にしたりして、映し出される自然環境などの映像の雰囲気を醸 し出すことによって、実在感と臨場感が得られるように工夫をこらしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の映像表示装置は、前記の工夫をこらしたり、映像表示面を壁 面よりやや後方に下げて奥行きを出すように工夫してはいるが、平面的な表示面 に画像を映し出すため、見る者に対して中々実在感、臨場感を与えることができ ない。
【0004】 本考案は、前記従来技術の欠点を解消するためになされたもので、映像として 映し出されたものに実在感を与え、映像を見る者の臨場感を高めることができる 映像表示装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
従来、映像表示装置は、映像を見る者と表示面との間に、表示面の一部でも遮 るものがあると、映し出された映像の邪魔になるとされ、表示面の表面または前 方に一切何もないようにしていた。ところが、考案者の研究によると、映像表示 面から適度の距離を隔てて前方に、実在する物を配置すると、映像を見る者に錯 覚を与え、前方に実在する物によって映像に立体感が生じ、映像として映し出さ れたものが現実に存在するかのような実在感が得られるとともに、映像を見る者 の臨場感が高められることがわかった。
【0006】 本考案は、上記の知見に基づいてなされたもので、本考案に係る映像表示装置 は、画像を表示する映像表示面を備えた映像表示装置において、前記映像表示面 の前方に、映像表示面と距離を隔てて実在する物を配設したことを特徴としてい る。このように実在する物を配設すると映像表示面の一部を遮ることになるので 、以下、この実在する物を視覚障害物という。 視覚障害物は、格子状に形成することができる。
【0007】
【作用】
上記の如く構成した本考案は、映像表示面に映し出された映像を見る者に、視 覚障害物とその後方に映し出されたものとの間に遠近感を感じさせ、それによっ て映像として映し出され映像が、映像表示面の前方に配設した現存している視覚 障害物とともに存在しているような錯覚を与える。このため、映像を見る者の臨 場感が非常に高まる。
【0008】 特に、視覚障害物を格子状にして、映像表示面に海辺や山などの風景を表示す ると、映像を見ている者は、格子窓から外の景色を眺めているような錯覚を生じ 、非常な臨場感を得ることができる。
【0009】 なお、視覚障害物として適度な大きさの木の枝や観葉植物を配置して、木の間 などから景色が見える感じにしてもよい。
【0010】
【実施例】
本考案に係る映像表示装置の好ましい実施例を、添付図面に従って詳説する。 図1は、本考案の実施例に係る映像表示装置の斜視図である。
【0011】 図1において、映像表示装置10は、本体12が2台のリアー型プロジェクシ ョンテレビジョン(ブラウン管方式、液晶方式、ライトバルブ方式など、投射装 置方式を問わない。以下テレビと略称する)を結合した構造をなしている。すな わち、本体12は、横に並べて置いた2台のテレビ14a、14bの映像表示面 16a、16bが連続するように結合してあり、これらの映像表示面16a、1 6bを構成しているブラウン管がキャビネット18a、18b内に収納してある 。そして、各テレビ14a、14bには、それぞれケーブル20を介してビデオ プレーヤ22a、22bが接続してあり、本願出願人の出願に係る特開平2−7 9576号公報に記載した方法により、映像表示面16aと映像表示面16bと に合成した1つの画像を映し出すことができるようになっている。
【0012】 このように構成した本体12は、窓24を設けた壁面26の後方に配置してあ る。窓24は、映像表示面16a、16bに対応した位置に形成してあり、壁面 26の前方に位置した図示しない人が、映像表示面16a、16bに表示された 画像を見ることができるようにしてある。また、窓24は、後述するように映像 表示面16a、16bの表面から適宜の間隔だけ離れた位置に設けてあり、かつ 連続している映像表示面16a、16bより小さく形成され、映像表示面16a 、16bの映像を見る者にキャビネット18a、18bが見えないようになって いる。
【0013】 窓24には、窓枠28が設けてある。さらに、窓24には、縦方向と横方向と に、視覚障害物としての桟30が配設してあり、粗い目の格子が形成してある。 この格子の目の大きさ、すなわち隣接する桟30の間隔は、粗すぎても細かすぎ ても好ましくなく、適度な間隔を必要とする。桟30の間隔が粗すぎると、映像 表示面16a、16bに映し出される映像のうち、桟30から離れた部分の映像 については、桟30との遠近感が乏しくなる。そこで、映像全体について遠近感 の効果が薄れない間隔としては、映像を見る者の視野の中に縦方向の2本の桟3 0が入っており、それを無理なく認識できることが必要である。この許容される 縦方向の桟30の最大の間隔は、映像とその映像を見る者との間の距離に関係し 、この距離が3mの場合、最大の間隔は約75cmであり、距離が5mの場合、 最大の間隔は約90cmである。なお、横方向の桟30については、映像を見る 者が映像と正対している場合、映像と横方向の桟30との間に感じる遠近感は、 映像と縦方向の桟30との間に感じる遠近感ほど大きくなく、横方向の桟30の 間隔はあまり重要でない。従って、以下、遠近感についての記述は、すべて縦方 向の桟30を対象とするものとする。
【0014】 一方、間隔が細かすぎると、桟30によって遮られる映像の面積が増えるため 、桟30の太さにもよるが、間隔は、縦方向、横方向を問わず20cm以上であ ることが望ましい。
【0015】 次に、映像表示面16a、16bの表面と桟30との間隔は、大きいほど映像 と桟30との間の遠近感が出て望ましい。しかし、間隔が大きくなるほどキャビ ネット18a、18bが見えやすくなり、それを防ぐためには映像表示面16a 、16bを大きくしなければならず、他方、間隔が小さいと遠近感が乏しくなる ため5〜10cm程度が適当である。
【0016】 このように遠近感は、前記間隔によって変わるとともに、映像とその映像を見 る者との距離によっても変わる。すなわち、この距離が大きくなるに従い遠近感 は乏しくなるが、この限界の距離は、前記間隔が5cmの場合、約3mであり、 前記間隔が10cmの場合、約5mである。
【0017】 以上の関係から、映像表示面16a、16bの表面と桟30との間隔および隣 接する桟30の間隔の間に、次の相関関係が導かれる。すなわち、映像表示面1 6a、16bと桟30との間隔が5cmの場合、隣接する縦方向の桟30の間隔 は20〜75cm、映像表示面16a、16bと桟30との間隔が10cmの場 合、隣接する縦方向の桟30の間隔は20〜90cmが適当である。
【0018】 さらに、桟30の太さ(幅)は、映像表示面16a、16bの映像を見る者が 桟30の存在していることを充分に認識することができる太さを必要とするが、 太すぎると映像を遮る面積が増えるため、隣接する桟30の間隔に応じて適当な 太さを選ぶ必要があり、1〜3cm程度が望ましい。
【0019】 なお、映像表示面16a、16bの大きさ自体は、前述のとおり、桟30に関 するいろいろな諸元には無関係である。ただし、映像表示面16a、16bに映 し出される映像の中の被写体の大きさについては、本考案が自然環境などの実在 する物を被写体としていることから、実物の寸法よりも小さくすることが必要で ある。
【0020】 このように構成した実施例においては、例えば映像表示面16a、16bに海 や山の風景の画像を映し出すと、格子を形成している桟30が映像表示面16a 、16bと間隙を隔てて配置してあるため、映像を見る者に格子と映像との間に 遠近感を感じさせ、格子窓から外の風景を眺めているような錯覚を起させる。そ して、映像を見る者は、映像表示面16a、16bに表示された映像に立体感を 感じ、あたかも映し出された景色がそこに存在しているかのような実在感と臨場 感とを得る。
【0021】 なお、上記実施例においては、桟30を縦方向と横方向とに配置した場合につ いて説明したが、桟30を縦方向のみに配置してもよい。また、前記実施例にお いては、視覚障害物として桟30を配置した場合について説明したが、視覚障害 物として木の枝や観葉植物を配置し、木の間などから景色が見える感じにしても よい。そして、前記実施例においては、2台のリアー型プロジェクションテレビ ジョンを結合させたものについて説明したが、単独であってもよく、さらにブラ ウン管や液晶、プラズマディスプレイなどの直視型テレビジョンを用いてもよい 。
【0022】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案によれば、映像表示面の前方に、映像表示面と 距離を隔てて視覚障害物を配置したことにより、映像を見る者に錯覚を起こさせ 、映像として映し出されたものに実在感が与えられることによって、臨場感を高 めることができる。
【提出日】平成3年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】
上記の如く構成した本考案は、映像表示面に映し出された映像を見る者に、視 覚障害物とその後方に映し出された映像との間に遠近感を感じさせ、それによっ て映像として映し出されたものが、映像表示面の前方に配設した現存している視 覚障害物とともに存在しているような錯覚を与える。このため、映像を見る者の 臨場感が非常に高まる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 図1において、映像表示装置10は、本体12が2台のリアー型プロジェクシ ョンテレビジョン(ブラウン管方式、液晶方式、ライトバルブ方式など、投射装 置方式を問わない。以下テレビと略称する)を結合した構造をなしている。すな わち、本体12は、横に並べて置いた2台のテレビ14a、14bの映像表示面 16a、16bが連続するように結合してあり、これらの映像表示面16a、1 6bに映像を投射するブラウン管、レンズ等がキャビネット18a、18b内に 収納してある。そして、各テレビ14a、14bには、それぞれケーブル20を 介してビデオプレーヤ22a、22bが接続してあり、本願出願人の出願に係る 特開平2−79576号公報に記載した方法により、映像表示面16aと映像表 示面16bとに合成した1つの画像を映し出すことができるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る映像表示装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 映像表示装置 14a、14b プロジェクションテレビジョン 16a、16b 映像表示面 24 窓 30 視覚障害物(桟)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する映像表示面を備えた映像
    表示装置において、前記映像表示面の前方に、映像表示
    面と距離を隔てて映像表示面の一部を遮る視覚障害物を
    配設したことを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記視覚障害物は、格子状であることを
    特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
JP1991095407U 1991-10-24 1991-10-24 映像表示装置 Expired - Lifetime JP2561900Y2 (ja)

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JPH0539087U true JPH0539087U (ja) 1993-05-25
JP2561900Y2 JP2561900Y2 (ja) 1998-02-04

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4975350A (ja) * 1972-11-15 1974-07-20
JPS5468113A (en) * 1977-11-10 1979-06-01 Sony Corp Television display unit
JPS61139077U (ja) * 1985-02-18 1986-08-28

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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