JP2561900Y2 - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2561900Y2
JP2561900Y2 JP1991095407U JP9540791U JP2561900Y2 JP 2561900 Y2 JP2561900 Y2 JP 2561900Y2 JP 1991095407 U JP1991095407 U JP 1991095407U JP 9540791 U JP9540791 U JP 9540791U JP 2561900 Y2 JP2561900 Y2 JP 2561900Y2
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JP
Japan
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image
image display
video
distance
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Application number
JP1991095407U
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JPH0539087U (ja
Inventor
一之 木戸
Original Assignee
株式会社グループ・エヌ
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プロジェクションテレ
ビジョンやビデオプレーヤなどの映像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ホテルのロビーや各種の待合室等
に、自然環境などのビデオ映像を表示する映像表示装置
が設置されるようになってきている。これらの映像表示
装置は、画面の大形化を図るとともに、映像表示面のみ
を壁面から露出させたり、表示面の周囲を額縁状にした
りして、映し出される自然環境などの映像の雰囲気を醸
し出すことによって、実在感と臨場感が得られるように
工夫をこらしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の映像
表示装置は、前記の工夫をこらしたり、映像表示面を壁
面よりやや後方に下げて奥行きを出すように工夫しては
いるが、平面的な表示面に画像を映し出すため、見る者
に対して中々実在感、臨場感を与えることができない。
【0004】本考案は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、映像として映し出されたものに
実在感を与え、映像を見る者の臨場感を高めることがで
きる映像表示装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来、映像表示装置は、
映像を見る者と表示面との間に、表示面の一部でも遮る
ものがあると、映し出された映像の邪魔になるとされ、
表示面の表面または前方に一切何もないようにしてい
た。ところが、考案者の研究によると、映像表示面から
適度の距離を隔てて前方に、実在する物を配置すると、
映像を見る者に錯覚を与え、前方に実在する物によって
映像に立体感が生じ、映像として映し出されたものが現
実に存在するかのような実在感が得られるとともに、映
像を見る者の臨場感が高められることがわかった。
【0006】本考案は、上記の知検に基づいてなされた
もので、本考案に係る映像表示装置は、画像を表示する
映像表示面を備えた映像表示装置において、前記映像表
示面から距離を隔てた手前に配置され、映像表示面を複
数領域に区分するとともに映し出された画像との間に遠
近感を生じさせる比較対象物を配置した構成となってい
る。比較対象物は、複数の棒状体からなる縦格子または
植物もしくは植物の模擬物であってもよい。
【0007】
【作用】上記の如く構成した本考案は、映像表示面に映
し出された映像を見る者に、比較対象物とその後方に映
し出された映像との間に遠近感を感じさせ、それによっ
て映像として映し出されたものが、映像表示面の前方に
配設した現存している比較対象物とともに存在している
ような錯覚を与える。このため、映像を見る者の臨場感
が非常に高まる。
【0008】特に、比較対象物を縦格子にして、映像表
示面に海辺や山などの風景を表示すると、映像を見てい
る者は、格子窓から外の景色を眺めているような錯覚を
生じ、非常な臨場感を得ることができる。
【0009】なお、比較対称物として適度な大きさの木
の枝や観葉植物を配置して、木の間などから景色が見え
る感じにしてもよい。
【0010】
【実施例】本考案に係る映像表示装置の好ましい実施例
を、添付図面に従って詳説する。図1は、本考案の実施
例に係る映像表示装置の斜視図である。
【0011】図1において、映像表示装置10は、本体
12が2台のリアー型プロジェクションテレビジョン
(ブラウン管方式、液晶方式、ライトバルブ方式など、
投射装置方式を問わない。以下テレビと略称する)を結
合した構造をなしている。すなわち、本体12は、横に
並べて置いた2台のテレビ14a、14bの映像表示面
16a、16bが連続するように結合してあり、これら
の映像表示面16a、16bに映像を投射するブラウン
管、レンズ等がキャビネット18a、18b内に収納し
てある。そして、各テレビ14a、14bには、それぞ
れケーブル20を介してビデオプレーヤ22a、22b
が接続してあり、本願出願人の出願に係る特開平2−7
9576号公報に記載した方法により、映像表示面16
aと映像表示面16bとに合成した1つの画像を映し出
すことができるようになっている。
【0012】このように構成した本体12は、窓24を
設けた壁面26の後方に配置してある。窓24は、映像
表示面16a、16bに対応した位置に形成してあり、
壁面26の前方に位置した図示しない人が、映像表示面
16a、16bに表示された画像を見ることができるよ
うにしてある。また、窓24は、後述するように映像表
示面16a、16bの表面から適宜の間隔だけ離れた位
置に設けてあり、かつ連続している映像表示面16a、
16bより小さく形成され、映像表示面16a、16b
の映像を見る者にキャビネット18a、18bが見えな
いようになっている。
【0013】窓24には、窓枠28が設けてある。さら
に、窓24には、縦方向と横方向とに、比較対称物とし
ての桟30が配設してあり、粗い目の格子が形成してあ
る。この格子の目の大きさ、すなわち隣接する桟30の
間隔は、粗すぎても細かすぎても好ましくなく、適度な
間隔を必要とする。桟30の間隔が粗すぎると、映像表
示面16a、16bに映し出される映像のうち、桟30
から離れた部分の映像については、桟30との遠近感が
乏しくなる。そこで、映像全体について遠近感の効果が
薄れない間隔としては、映像を見る者の視野の中に縦方
向の2本の桟30が入っており、それを無理なく認識で
きることが必要である。この許容される縦方向の桟30
の最大の間隔は、映像とその映像を見る者との間の距離
に関係し、この距離が3mの場合、最大の間隔は約75
cmであり、距離が5mの場合、最大の間隔は約90c
mである。なお、横方向の桟30については、映像を見
る者が映像と正対している場合、映像と横方向の桟30
との間に感じる遠近感は、映像と縦方向の桟30との間
に感じる遠近感ほど大きくなく、横方向の桟30の間隔
はあまり重要でない。従って、以下、遠近感についての
記述は、すべて縦方向の桟30を対象とするものとす
る。
【0014】一方、間隔が細かすぎると、桟30によっ
て遮られる映像の面積が増えるため、桟30の太さにも
よるが、間隔は、縦方向、横方向を問わず20cm以上
であることが望ましい。
【0015】次に、映像表示面16a、16bの表面と
桟30との間隔は、大きいほど映像と桟30との間の遠
近感が出て望ましい。しかし、間隔が大きくなるほどキ
ャビネット18a、18bが見えやすくなり、それを防
ぐためには映像表示面16a、16bを大きくしなけれ
ばならず、他方、間隔が小さいと遠近感が乏しくなるた
め5〜10cm程度が適当である。
【0016】このように遠近感は、前記間隔によって変
わるとともに、映像とその映像を見る者との距離によっ
ても変わる。すなわち、この距離が大きくなるに従い遠
近感は乏しくなるが、この限界の距離は、前記間隔が5
cmの場合、約3mであり、前記間隔が10cmの場
合、約5mである。
【0017】以上の関係から、映像表示面16a、16
bの表面と桟30との間隔および隣接する桟30の間隔
の間に、次の相関関係が導かれる。すなわち、映像表示
面16a、16bと桟30との間隔が5cmの場合、隣
接する縦方向の桟30の間隔は20〜75cm、映像表
示面16a、16bと桟30との間隔が10cmの場
合、隣接する縦方向の桟30の間隔は20〜90cmが
適当である。
【0018】さらに、桟30の太さ(幅)は、映像表示
面16a、16bの映像を見る者が桟30の存在してい
ることを充分に認識することができる太さを必要とする
が、太すぎると映像を遮る面積が増えるため、隣接する
桟30の間隔に応じて適当な太さを選ぶ必要があり、1
〜3cm程度が望ましい。
【0019】なお、映像表示面16a、16bの大きさ
自体は、前述のとおり、桟30に関するいろいろな諸元
には無関係である。ただし、映像表示面16a、16b
に映し出される映像の中の被写体の大きさについては、
本考案が自然環境などの実在する物を被写体としている
ことから、実物の寸法よりも小さくすることが必要であ
る。
【0020】このように構成した実施例においては、例
えば映像表示面16a、16bに海や山の風景の画像を
映し出すと、格子を形成している桟30が映像表示面1
6a、16bと間隙を隔てて配置してあるため、映像を
見る者に格子と映像との間に遠近感を感じさせ、格子窓
から外の風景を眺めているような錯覚を起させる。そし
て、映像を見る者は、映像表示面16a、16bに表示
された映像に立体感を感じ、あたかも映し出された景色
がそこに存在しているかのような実在感と臨場感とを得
る。
【0021】なお、上記実施例においては、桟30を縦
方向と横方向とに配置した場合について説明したが、桟
30を縦方向のみに配置してもよい。また、前記実施例
においては、比較対称物として桟30を配置した場合に
ついて説明したが、比較対称物として木の枝や観葉植物
を配置し、木の間などから景色が見える感じにしてもよ
い。そして、前記実施例においては、2台のリアー型プ
ロジェクションテレビジョンを結合させたものについて
説明したが、単独であってもよく、さらにブラウン管や
液晶、プラズマディスプレイなどの直視型テレビジョン
を用いてもよい。
【0022】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案によれ
ば、映像表示面から距離を隔てた手前に、映像表示面に
映し出された画像との間に遠近感を生じさせる比較対象
物を設けたことにより、映像を見る者に錯覚を起こさ
せ、映像として映し出されたものに実在感が与えられる
ことによって、臨場感を高めることができる。特に、比
較対象物として縦格子や植物を配置すると、映像表示面
に景色などが映し出され場合に、映像を見る者に窓や木
の間などから景色を見ている感じを与えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る映像表示装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 映像表示装置 14a、14b プロジェクションテレビジョン 16a、16b 映像表示面 24 窓 30 比較対称物(桟)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する映像表示面を備えた映像
    表示装置において、前記映像表示面から距離を隔てた
    前に配置され、映像表示面を複数領域に区分するととも
    映し出された画像との間に遠近感を生じさせる比較対
    象物を配置したことを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記比較対象物は、複数の棒状体からな
    る縦格子または植物もしくは植物の模擬物であることを
    特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
JP1991095407U 1991-10-24 1991-10-24 映像表示装置 Expired - Lifetime JP2561900Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095407U JP2561900Y2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 映像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095407U JP2561900Y2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 映像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0539087U JPH0539087U (ja) 1993-05-25
JP2561900Y2 true JP2561900Y2 (ja) 1998-02-04

Family

ID=14136826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991095407U Expired - Lifetime JP2561900Y2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 映像表示装置

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4975350A (ja) * 1972-11-15 1974-07-20
JPS5468113A (en) * 1977-11-10 1979-06-01 Sony Corp Television display unit
JPS61139077U (ja) * 1985-02-18 1986-08-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0539087U (ja) 1993-05-25

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