JPH0538984Y2 - - Google Patents

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JPH0538984Y2
JPH0538984Y2 JP1986157288U JP15728886U JPH0538984Y2 JP H0538984 Y2 JPH0538984 Y2 JP H0538984Y2 JP 1986157288 U JP1986157288 U JP 1986157288U JP 15728886 U JP15728886 U JP 15728886U JP H0538984 Y2 JPH0538984 Y2 JP H0538984Y2
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JP
Japan
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clutch pedal
clutch
rod
master cylinder
elongated hole
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JP1986157288U
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JPS6363225U (ja
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のクラツチペダル装置に関するも
のである。
[従来の技術] 実開昭57−109059号公報に開示されるペダル装
置では、ブレーキペダルにブレーキペダルの長手
方向へ伸びる長穴を設け、マスタシリンダのロツ
ドに結合したピンを前記長穴へ係合して連結し、
これにより、僅かなペダルストロークで、ロツド
に大きなストロークを生じさせる。したがつて、
上述のペダル装置によれば、制動時、迅速な初期
動作を遂行できる。
しかし、クラツチペダルに上述の機構を設ける
と、クラツチペダルに軽く足を乗せただけでも、
クラツチが半クラツチ状態になる恐れがある。特
に、マスタシリンダに負圧式倍力装置を備えたも
のでは、クラツチペダルに僅かな力を加えただけ
でクラツチが作動するので、クラツチペダルに足
を乗せたまま運転すると、クラツチライニングの
焼損、滑り、早期摩耗などが生じやすい。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、本考案の目的は上述の問題に鑑み、運
転者がクラツチペダルに足を乗せたまま運転を続
けても、その程度の力ではクラツチが半クラツチ
状態に作動しない、クラツチペダル装置を提供す
ることにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はマ
スタシリンダのロツドの先端部に設けた軸方向の
長穴に、クラツチペダルに結合したピンを摺動可
能に係合し、クラツチペダルに前記ピンを前記ロ
ツドの長穴の先端側へ付勢衝合するばねを備えた
ものである。
[作用] ある程度強いばねによりクラツチペダルは外力
に打ち勝つ抗力を及ぼすように回転規制され、ク
ラツチペダルのピンがロツドの長穴の先端側へ付
勢されている。したがつて、クラツチペダルに足
を乗せた程度では、ばねの力によりクラツチペダ
ルは回動されず、また回動されてもピンが長穴に
沿つて僅かに移動するだけで、ロツドは作動しな
いので、半クラツチ状態を回避できる。
[考案の実施例] 第2図に示すよう、クラツチ装置はクラツチペ
ダル4により操作されるマスタシリンダ10と、
マスタシリンダ10からの圧液により駆動される
スレーブシリンダ14とを備えている。クラツチ
ペダル4の操作力を軽減するために、機関の吸気
マニホールドからの負圧が管2を経て倍力装置9
の負圧アクチユエータへ導かれ、マスタシリンダ
10のロツド8に助勢力を及ぼすようになつてい
る。車体側に固定したブラケツト5に軸6により
クラツチペダル4が回動可能に支持され、クラツ
チペダル4の先端にピン7によりマスタシリンダ
10のロツド8が連結される。マスタシリンダ1
0は倍力装置9と一体に構成され、かつブラケツ
ト5の壁部5aに固定される。クラツチペダル4
とブラケツト5との間に戻しばね3が掛け渡され
る。
マスタシリンダ10にリザーバ13が接続さ
れ、図示してないピストンがロツド8により押さ
れると、管12からスレーブシリンダ14の室へ
圧液が供給され、ロツド19によりシフトフオー
ク15が図において時計方向に回動されると、レ
リーズ軸受16が左方へ押され、クラツチ17が
遮断される。逆に、クラツチペダル4の踏力を
徐々に軽減しながら放すと、シフトフオーク15
はばねの力により戻され、クラツチ17が接続さ
れる。
第1図に示すように、本考案によれば軸6にぜ
んまいばね21が巻き付けられる。ぜんまいばね
21は一端を、クラツチペダル4に係止され、ク
ラツチペダル4を戻し方向(反時計方向)に回転
付勢する。クラツチペダル4の先端に固定したピ
ン7が、ロツド8の先端に設けた軸方向の長穴2
0に係合され、ばね21の力により長穴20の先
端側へ付勢・衝合される。
次に、本考案によるクラツチペダル装置の作動
について説明する。クラツチペダル4を踏み込む
と、ばね21の力に抗してクラツチペダル4が第
1図において時計方向へ回動され、ピン7が長穴
20に沿つて移動し、長穴20の基端側に衝合し
た時、始めてロツド8が右方へ押される。そし
て、公知のように機関の吸気マニホールドの負圧
が、管2(第2図)からサーボ弁を経て倍力装置
9へ作用し、ロツド8を左右へ押し、マスタシリ
ンダ10から圧液を管12を経てスレーブシリン
ダ14へ供給する。ロツド19が右方へ突出し、
シフトフオーク15によりレリーズ軸受16が左
方へ押され、クラツチ17が遮断される。
ところで、通常の走行状態で運転者のうちには
クラツチペダル4に足を乗せたまま走行を続ける
癖のある者があるが、仮にクラツチペダル4に足
を軽く乗せた程度では、ばね21の作用によりク
ラツチペダル4は回動しない。また、車体の振動
などに伴いクラツチペダル4に乗せた足の力でク
ラツチペダル4が回動されても、ピン7はロツド
8の長穴20の内部で遊動するだけで、ロツド8
を押すことはない。したがつて、車両の走行中の
半クラツチ状態が回避される。
[考案の効果] 本考案は上述のように、マスタシリンダのロツ
ドの先端部に設けた軸方向の長穴に、クラツチペ
ダルに結合したピンを摺動可能に係合し、クラツ
チペダルに前記ピンを前記ロツドの長穴の先端側
へ付勢衝合するばねを備えたものであるから、ク
ラツチペダルに足を軽く乗せた程度では、マスタ
シリンダが作動せず、したがつて、半クラツチ状
態が回避され、クラツチの焼損、滑り、早期摩耗
などを防止できる。
従来のトグルばねを用いるものに比べて、構成
が簡単であり、作動が確実、安定である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクラツチペダル装置の側
面図、第2図は同クラツチペダル装置を備えたク
ラツチ装置の全体図である。 4……クラツチペダル、5……ブラケツト、7
……ピン、8……ロツド、10……マスタシリン
ダ、20……長穴、21……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスタシリンダのロツドの先端部に設けた軸方
    向の長穴に、クラツチペダルに結合したピンを摺
    動可能に係合し、クラツチペダルに前記ピンを前
    記ロツドの長穴の先端側へ付勢衝合するばねを備
    えたことを特徴とする、クラツチペダル装置。
JP1986157288U 1986-10-14 1986-10-14 Expired - Lifetime JPH0538984Y2 (ja)

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JP1986157288U JPH0538984Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JP1986157288U JPH0538984Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JPS6363225U JPS6363225U (ja) 1988-04-26
JPH0538984Y2 true JPH0538984Y2 (ja) 1993-10-01

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WO2018124271A1 (ja) 2016-12-29 2018-07-05 ヤマハ発動機株式会社 クラッチ駆動装置及び車両
EP3536999B1 (en) 2016-12-29 2022-04-27 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Clutch unit and vehicle

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JPS6363225U (ja) 1988-04-26

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