JPH053878Y2 - - Google Patents

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JPH053878Y2
JPH053878Y2 JP18325287U JP18325287U JPH053878Y2 JP H053878 Y2 JPH053878 Y2 JP H053878Y2 JP 18325287 U JP18325287 U JP 18325287U JP 18325287 U JP18325287 U JP 18325287U JP H053878 Y2 JPH053878 Y2 JP H053878Y2
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muffler
casing
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、燃焼時に発生する低周波音を効果的
に減衰することができる給湯機に関する。なお、
ここで給湯機とは、一般の湯沸かし用給湯装置の
みならず、温水ボイラー等を含む概念である。
(ロ) 従来の技術 従来、例えば、第10図に示すような給湯機に
おいては、燃焼音を可及的に小さくして騒音防止
を図るため、消音構造を有している。
そして、かかる消音構造は、第10図に示すも
のにおいては、燃焼室aと連通する排気通路bと
熱交換室cを隔てる筒状隔壁dを、蛇腹状とする
ことによつて、その内部に排気の流れを阻害する
多数の環状突起eを設け、同筒状隔壁dに、燃焼
音を吸収、反射して燃焼音を減少させている。
更には、複数枚のバツフル板lを相互に適当な
間隔を設けて重ねたバツフルkを、燃焼室aの上
方に吊設し、上記バツフルkの上位数枚のバツフ
ル板l間にロツクウールからなる吸音材jを挟
入・充填して、燃焼音を、同吸音材jにより吸収
せしめることにより消音を図つている。
なお、図示の給湯機において、fは給湯機の上
部に配設し、排気を拡散させたり、給湯機内に雨
水が流入するのを防止するため設けた排気トツプ
であり、gはブロワー、hはバーナー、iは給湯
機本体である。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、かかる給湯機においては、筒状隔壁d
の内径は、燃焼音中、低周波音の波長に対して大
径なので、ある程度、波長の短い高周波音は減衰
できるとしても、波長の長い低周波音を減衰させ
ることは非常に困難であり、そのため、低周波音
を効果的に減衰させるためには、筒状隔壁dを直
線的に十分長くする等、減衰構造を大掛かりなも
のとすることが必要となつていた。
本考案は、上記問題点を解決することができる
給湯機を提供することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、燃焼室上に、同燃焼室と連通する箱
型形状の消音器を設け、同消音器内につづら折り
状態に長尺の屈曲排気通路を形成し、かつ、同屈
曲排気通路内に、燃焼時に発生する低周波音の波
長より小径の複数の消音パイプを配設したことを
特徴とする給湯機に係るものである。
(ホ) 作用及び効果 本考案は、上記した構成により、以下の作用及
び効果を奏する。
燃焼室からの燃焼排気は、長尺の屈曲排気通
路及び燃焼時に発生する低周波音の波長に対し
て十分小径の複数の消音パイプを通つて外部に
排気されることになるので、波長の長い低周波
音であつても効果的に減衰されることになる。
長尺かつ小径の多数列の屈強排気通路はつづ
ら折りに形成されており、かつ、消音パイプは
屈曲排気通路内にコンパクトに収容されている
ので、消音器を小型かつ軽量化することがで
き、ひいては給湯機自体も小型かつ軽量化する
ことができる。
(ヘ) 実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考案
を具体的に説明する。
第1図に本考案にかかる給湯機Aの全体構成を
示す。
図示するように、給湯機Aは、その内部に燃焼
部Bを内蔵するとともに、その上部に排気トツプ
Cを取付けている。
第2図及び第3図に給湯機Aの内部構造を示し
ており、本実施例において、給湯機Aは、その下
部に配設した燃焼室10と、同燃焼室10内に先
端を突出したバーナー11と、同燃焼室10に新
鮮空気を送り込むブロワー12と、同燃焼室10
の上部の配設した複数の熱交換用排気管13と、
同排気管13の上部に多数回にわたつて巻回した
風呂用水管14と、同熱交換用排気管13の上方
に配設し、同排気管13と連通連結する消音器D
とからなる。
本考案は、上記給湯機Aの構成において、消音
器Dを、燃焼時に発生する低周波音を効果的に減
衰することができる構成としたことに特徴を有す
る。
第4図〜第6図に消音器Dの好ましい実施形態
を示す。
図中、20は燃焼部Bの上部に配設した矩形箱
型形状の消音器ケーシングであり、外側鋼板20
aと内側鋼板20bとの間にロツクウールやグラ
スウール等の吸音材20cを充填することによつ
て形成されている。
そして、同消音ケーシング20は、その下部
に、熱交換用排気管13の上部に設けた排気集合
空間15と連通連結する排気吸引ダクト21を設
けるとともに、その上部であつて、排気吸引ダク
ト21と整合する位置に、排気流出開口22を穿
設している。
また、23は上記消音ケーシング20内の矩形
空間を上下方向に略同一高さHで区画し、複数段
の偏平矩形横断面の消音空間sを形成する水平区
画板であり、例えば、鋼板で形成することができ
る。
そして、かかる水平区画板23は、互い違い
に、その一端に長矩形の連通開口24を設けてお
り、同連通開口24を通して全ての消音空間sを
連通連結している。
一方、上記した排気吸引ダクト21と、排気排
出開口22は、それぞれ、最下段の消音空間s
と、最上段の消音空間sと連通連結している。
かかる構成によつて、同消音器D内につづら折
り状態又はジグザグ状の長尺の屈曲排気通路Sを
コンパクトに形成することができる。
そして、同屈曲排気通路S内に排気を通過させ
ることによつて、低周波音を含めた燃焼音を効果
的に低減することができる。なお、Fは排気流の
方向である。
また、25,26は各消音空間sの両端に配設
したロツクウールやグラスウール等からなる消音
材であり、消音ケーシング20の両側壁における
吸音材20cとともに、消音効果をさらに向上す
ることができる。
さらに、本実施例において、消音器Dは、その
各段の消音空間s内に、排気流出方向に伸延する
多数の両端開口のかつ燃焼時に発生する低周波音
より小径の消音パイプ30を、幅方向に並設し、
各消音パイプ30内に、それぞれ、消音空間s−
1を形成している。
かかる構成によつて、さらに、消音器Dによる低
周波音の低減効果を向上することができる。
なお、図中、31,32は消音空間sの各端に
おける排気流の流れを円滑にするための排気流ガ
イドであり、33,34は各消音空間s内に、消
音パイプ30を固定するとともに、消音パイプ3
0以外の個所を通して排気が流れるのを防止する
ための吸音材である。
また、第7図〜第9図に給湯機Aの上部に設け
た排気トツプCの内部構造を示す。
第7図に示すように、排気トツプCは、給湯機
Aの天井壁40上に、矩形環状枠体からなる冷却
空気流入用ケーシングEを介して連設されてい
る。
また、排気トツプCは、本実施例では、矩形箱
体形状をなす排気トツプケーシング50と、同ケ
ーシング50内に配設し、排気流入ダクト51を
介して消音器Dの排気流出開口22と連通する排
気流入室52と、排気流入室52を設けた側と反
対側の側壁に設けた最終排気開口53と、排気流
入室52と最終排気開口53とを連通するU字状
排気ダクト54とから構成される。
なお、第7図及び第8図において、55は排気
流入室52の底壁に設け、排気流入ダクト51の
上端と排気流入室52とを連通することができる
排気流入開口である。
かかる構成によつて、消音器Dから排気トツプ
Cに流入した燃焼排気流は、排気流入室52→U
字状排気ダクト54を通して、最終排気開口53
から外部に流出されることになる。
このように、排気流は、消音器Dにおけると同
様に、排気トツプC内においても、上記したU字
状排気ダクト54等から構成される屈曲排気通路
K内を流れることになり、その過程において、低
周波音は、、効果的に減衰されることになる。
従つて、燃焼音をさらに低減することができ
る。
また、第7図〜第9図に示す実施例において、
U字状排気ダクト54の流入側の近傍には、排気
トツプCを冷却するため、排気トツプC内に、冷
却空気を取り入れるための冷却空気吸引装置Fが
配設されている。
そして、かかる冷却空気吸引装置Fの構造につ
いて説明すると、本実施例では、U字状排気ダク
ト54の流入側の近傍をなす側壁に開口54aを
設けている。
また、同開口54aを通して、U字状排気ダク
ト54内に、同ダクト54から偏心した位置に配
設した駆動風車60の風受羽根60aを配設して
いる。
さらに、駆動風車60の回転軸61は、下方に
伸延しており、その伸延端を、排気トツプケーシ
ング50の下部壁50aに設けた冷却空気流入開
口62内に位置させるとともに、同伸延端に従動
フアン63を取り付けている。
さらに、冷却用空気流入用ケーシングEの周壁
に冷却用空気流入開口64を設けるとともに、排
気トツプケーシング50の周壁に任意の個所に、
冷却後空気流出開口65を設けている。
かかる構成によつて、U字状排気ダクト54内
を燃焼排気が流れると、その流体エネルギーによ
つて駆動風車60が回転する。また、かかる回転
によつて、駆動風車60と一体をなす従動フアン
63も回転し、同従動フアン63の回転によつて
冷却用空気流入用ケーシングE内に負圧を発生す
ることができる。
従つて、外部から冷却空気がケーシングE内に
流入し、その後、冷却空気流入開口62→排気ト
ツプケーシング50の内部空間に流入し、その
後、冷却後空気流出開口65より外部に放出され
ることになる。
そして、かかる冷却流の流れによつて、排気ト
ツプケーシング50、排気流入室52等からなる
排気トツプCの全体を効果的に冷却することがで
き、排気トツプCを薄肉鋼板などから形成して
も、その寿命を著しく延ばすことができることに
なる。
以上、説明してきたように、本実施例は、以下
の効果を奏する。
燃焼室10からの燃焼排気は、長尺の屈曲排
気通路S及び同通路S内に設けた低周波音の波
長に対して十分小径の消音パイプ30を通つて
外部に排出されることになるので、波長の長い
低周波音であつても効果的に減衰されることに
なる。
長尺の屈曲排気通路Sはつづら折りに形成さ
れており、かつ小径の消音パイプ30もコンパ
クトに屈曲排気通路S内に配設されているの
で、消音器Dを小型かつ軽量化することがで
き、ひいては給湯機A自体も小型かつ軽量化す
ることができる。
排気流は、消音器Dにおけると同様に、排気
トツプC内においても、U字状排気ダクト54
等から構成される屈曲排気通路K内を流れるこ
とになり、その過程において、低周波音は、さ
らに減衰されることになる。
排気トツプC内を流れる排気流のエネルギー
を利用して冷却空気吸引装置Fを作動させ、同
作動によつて、外部から冷却空気をケーシング
E内に流入し、その後、冷却空気流入開口62
→排気トツプケーシング50の内部空間に流入
し、さらに、冷却後空気流出開口65より外部
に放出することができる。
そして、かかる冷却流の流れによつて、排気
トツプケーシング50、排気流入室52等から
なる排気トツプCの全体を効果的に冷却するこ
とができ、排気トツプCを薄肉鋼板などから形
成しても、その寿命を著しく延ばすことができ
る。
なお、上記実施例において、消音パイプ30
の口径は32mmφぐらいとするのが好ましいが、
燃焼排気の排出速度等を考慮して適宜変更する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る給湯機の正面図、第2図
は給湯機の要部拡大正面図、第3図は同要部拡大
側面図、第4図は消音器の拡大断面正面図、第5
図及び第6図は第4図I−I線及び−線によ
る断面図、第7図は排気トツプの拡大正面図、第
8図は第7図の−線による矢視底面図、第9
図は第8図−線による側断面図、第10図は
従来の給湯機の断面正面図である。 図中、A……給湯機、B……燃焼部、C……排
気トツプ、D……消音器、E……冷却空気流入用
環状ケーシング、F……冷却空気吸引装置、K…
…屈曲排気通路、S……屈曲排気通路、10……
燃焼室、30……消音パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼室10上に、同燃焼室10と連通する箱型
    形状の消音器Dを設け、同消音器D内につづら折
    り状態に長尺の屈曲排気通路Sを形成し、かつ、
    同屈曲排気通路S内に、燃焼時に発生する低周波
    音の波長より小径の消音パイプ30を複数配設し
    たことを特徴とする給湯機。
JP18325287U 1987-11-30 1987-11-30 Expired - Lifetime JPH053878Y2 (ja)

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JP18325287U JPH053878Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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JPH0188130U JPH0188130U (ja) 1989-06-09
JPH053878Y2 true JPH053878Y2 (ja) 1993-01-29

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