JPH0538688A - 産業用ロボツトシステムの座標系較正方法 - Google Patents

産業用ロボツトシステムの座標系較正方法

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JPH0538688A
JPH0538688A JP21289391A JP21289391A JPH0538688A JP H0538688 A JPH0538688 A JP H0538688A JP 21289391 A JP21289391 A JP 21289391A JP 21289391 A JP21289391 A JP 21289391A JP H0538688 A JPH0538688 A JP H0538688A
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robot
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coordinates
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calibration mark
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JP21289391A
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English (en)
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Yasuhiro Kubota
靖博 久保田
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットの各部を視覚認識する機能を有し,
ロボットの各部を制御するためのロボット座標系と視覚
認識系におけるカメラ座標系とを有し,これら座標系を
変換する座標変換マトリクスを,特別な治具を必要とせ
ず,短時間で正確に算出可能な産業用ロボットシステム
の座標系較正方法を提供する。 【構成】 本発明の好適な産業用ロボットシステムの座
標系較正方法は,ロボットアーム5の先端のハンド6の
指部62の外側62aに較正用マークとして複数の平行
線からなる平行線群621を付し,このマークをカメラ
7,8で一度で立体視可能な位置に姿勢制御する。この
姿勢制御状態でカメラ7,8で平行線群621を撮影
し,指部62の先端左側を基準として平行線群621の
座標位置を算出する。ロボット制御系は上記姿勢制御さ
れたロボットアーム5のロボット座標系における座標位
置を記憶しており,この座標位置と上記視覚認識系で算
出したカメラ座標系の座標位置から座標変換マトリクス
の各要素を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業用ロボットシステム
に関するものであり,特に,2つのカメラを用いて両眼
立体視による視覚機能を有する産業用ロボットシステム
におけるロボット制御系における座標系と視覚認識系に
おける座標系との間の座標変換マトリクスを算出する座
標系較正(キャリブレーション)方法に関する。
【0002】
【従来の技術】視覚機能を有する産業用ロボットシステ
ムがすでに提案されている。この産業用ロボットシステ
ムは,産業用ロボットの可動部を駆動制御するロボット
制御系の他に,ロボット各部の位置を2台のカメラで立
体的に撮影してその撮影結果を画像処理しロボット各部
の位置を算出する視覚認識系を有している。そして,視
覚認識系で算出した座標位置を参照してロボット制御系
がロボット各部の位置決め制御などを行う。かかる視覚
認識機能を有する産業用ロボットシステムにおいては,
ロボットの可動部を駆動制御するロボット制御系で使用
するロボット座標系と視覚認識系で使用するカメラ座標
系との2つの座標系とが存在し,視覚認識系で算出した
ロボット可動部のカメラ座標位置をロボット制御系で使
用するロボット座標位置に正確に変換する座標変換マト
リクスが必要になる。
【0003】このような座標変換マトリクスを算出する
従来の方法としては,たとえば,特開平3−39611
号公報に開示されているように,ロボットの可動部を駆
動してワークを所定位置に位置決めし,そのワークの重
心位置を複数回測定して座標変換マトリクスを算出する
ことが知られている。この座標変換マトリクスはロボッ
ト各部の位置決めの精度に直接関係するから非常に高い
精度で算出しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ワークを用いる座
標系較正方法は,ワークを位置決めし重心位置を測定す
るときに誤差が生じるという問題がある。この誤差を少
なくするためには,複数回測定を反復しなければなら
ず,正確な座標変換マトリクスを得るにはかなり時間が
かかるという問題がある。また,上記複数回測定のそれ
ぞれにおいて,位置決定のために複雑な画像処理を行っ
ており,1回の測定自体必然的に長くかかり,全体の画
像処理に要する時間が長いという問題がある。さらに上
記方法では較正用に特別のワークを用いなければならな
いという問題がある。したがって,本発明は,短時間で
正確に座標変換マトリクスを得ることができ,しかもそ
のために,複雑な機構,処理方法を必要としない簡単な
座標系較正方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め,本発明産業用ロボットシステムの座標系較正方法に
おいては,上記ロボットの所定部分に較正用マークを付
し,上記視覚認識系で認識可能な部分に上記較正用マー
クが位置するようにロボットの所定部分または視覚認識
系の位置制御を行い,上記視覚認識系で上記較正用マー
ク部分を撮影し,該撮影された画像データを画像処理し
て較正用マークを抽出し,該抽出較正マークから視覚認
識系における較正用マークの座標を算出し,該視覚認識
系で算出した座標と上記ロボット制御系の座標との間の
座標変換マトリクスを算出する。好適には,上記較正用
マークの全体が1度で上記視覚認識系で撮影できる位置
に姿勢制御され,上記較正用マークが上記ロボットの所
定部分の基準位置に対して所定の位置に設定される。
【0006】
【作用】較正用マークを撮影可能な位置に視覚認識系の
撮像系または較正用マークが付されているロボットの所
定部分を位置決めし,視覚認識系で較正用マークを撮影
し,画像処理して較正用マークの視覚認識系における座
標位置を検出する。較正用マークとそのマークが付され
ているロボットの所定部分とは対応しており,ロボット
制御系はそのロボットの所定部分の位置を記憶してい
る。よって,ロボット制御系は視覚認識系で算出した上
記座標位置を入力して,その座標位置とロボット制御系
における上記較正用マークの座標位置との座標位置関係
から,座標変換マトリクスを算出する。較正用マークが
付されているロボットの所定部分の位置は正確に認識で
きており,複数回の位置決め操作を必要としない。ま
た,較正用マークとして,たとえば,平行線などの認識
し易いものを使用することで,較正用マークを画像処理
してその位置座標を算出することも容易となる。特に,
上記較正用マークの全体が1度で上記視覚認識系で撮影
できる位置に姿勢制御され,上記較正用マークが上記ロ
ボットの所定部分の基準位置に対して所定の位置に設定
されるように拘束条件を課すことによって,画像処理時
間が短縮できる。
【0007】
【実施例】図1に本発明の産業用ロボットシステムの座
標系較正方法を実施する1例としての産業用ロボットシ
ステムの構成を示す。この産業用ロボットシステムは,
ロボット制御系を構成するロボット制御用コンピュータ
1,このコンピュータ1とバス接続されている画像処理
コンピュータ2と,ロボット制御コンピュータ1によっ
て制御されるロボット本体に接続されたアーム(以下,
ロボットアーム)5,このロボットアーム5の先端に配
設されたハンド6,ロボット各部を撮影するカメラ7,
8を有している。ロボット本体にはアームなど複数の可
動部が設けられているが,ここでは本発明の対象となる
較正用マークが付されたハンド6を有するロボットアー
ム5についてのみ記述する。この産業用ロボットシステ
ムは2台のカメラ7,8を用いてロボットアーム5を両
眼立体視する。視覚認識系は,撮像系としてのカメラ
7,8と,画像処理系としての画像処理コンピュータ2
とで構成される。
【0008】図2はロボット本体とロボット制御用コン
ピュータ1でロボットアーム5を駆動制御するときに扱
うロボット座標系の定義を示し,図3にカメラ7,8で
撮像し視覚認識系で扱うカメラ座標系の定義を示す。ロ
ボット制御用コンピュータ1で用いるロボットアーム5
のロボット座標系は(XR ,YR ,ZR )で定義され,
視覚認識系で用いるカメラ7,8のカメラ座標系は(X
C ,YC ,ZC )で定義される。
【0009】図4に本発明の対象となる較正用マークで
ある平行線群621が付されたロボットアーム5の先端
に装着されているハンド6の拡大図を示す。ロボットア
ーム5の先端に配設されたこのハンド6は,ハンド本体
61の先端に指部62,63を有し,この指部62の外
側62aにN本,図示の例では5本の等間隔の平行線か
らなる平行線群621が記されている。これらの平行線
621は較正用マークとして使用される。
【0010】ロボットアーム5のリンク長さ,ハンド6
の長さ,指部62の先端から平行線群621の線分まで
の距離は既知である。またロボットアーム5のリンクの
関節角度,ハンド6の開き角度はロボット制御用コンピ
ュータ1において判っている。したがって,ロボット制
御用コンピュータ1において,平行線群621の両端の
線分の座標は,ロボットの姿勢に無関係に純運動学的に
算出できる。このロボット座標系に対して,カメラ7,
8を介して平行線群621を撮影し,その撮影結果を画
像処理コンピュータ2において画像処理して平行線群6
21の両端の線分のカメラ座標位置を算出できる。した
がって,本発明の較正方法においては,これらの座標位
置から,式1で規定される座標変換マトリクスTの各要
素ri,j (i=1〜3,j=1〜4)を算出する。
【数1】以上により,座標変換マトリクスTの各要素が
算出でき,ロボット制御用コンピュータ1内の制御プロ
グラムは,この座標変換マトリクスを用いて,画像処理
コンピュータ2で算出したカメラ座標系における座標位
置からロボット座標系における座標位置に変換して,種
々のロボットの可動部(アーム)を制御する。
【0011】本発明の好適実施例として,さらに,上記
平行線群621の検出を容易にし,かつ,信頼性を高め
るために,下記の2つの拘束条件をつける。 (1)平行線群621の全体がカメラ7,8によって1
回の撮影で両眼立体視可能な位置におく。 (2)カメラ7,8で捕らえた平行線群621の画像の
中で,指部62の先端が指部62の根元よりも必ず左側
に位置するようにする。 拘束条件(1)は1回の撮影で較正用マークが撮影で
き,拘束条件(2)はこのようにして撮影した画像デー
タから指部62の先端を基準位置として平行線群621
の位置を同定する処理を容易にする。
【0012】以下,この好適実施例について,図5の動
作フローチャートを参照して,本発明の産業用ロボット
システムの座標系較正方法を述べる。 ステップS01(図5) 上記拘束条件(1)を満足させるため,ロボット制御用
コンピュータ1内の位置制御プログラムでロボットアー
ム5の姿勢制御を行う。この姿勢制御の具体的方法とし
ては,(a)ロボットアーム5の関節角度を上記拘束条
件を満足する範囲に設定する方法,(b)上記拘束条件
を満足するロボットアーム5の位置を予めロボット制御
用コンピュータ1に教示しておき,ロボット制御用コン
ピュータ1に記憶されたその位置にロボットアーム5を
位置決めする方法,(c)平行線群621をカメラ7,
8で撮影させてその撮影状態をモニタに表示し,操作者
がモニタに表示された平行線群621の状態を監視しな
がら,たとえば,ジョイステック,マウスなどを操作し
て平行線群621が条件よく撮影できる位置までロボッ
トアーム5の姿勢を制御する方法などを採用することが
できる。本実施例では,予め教示した基準位置にロボッ
ト制御用コンピュータ1が自動的にロボットアーム5を
位置決めする。
【0013】ステップS02 ロボット制御用コンピュータ1は基準位置へのロボット
アーム5の位置決めが完了すると,その旨を画像処理コ
ンピュータ2に通報する。画像処理コンピュータ2内の
撮影制御プログラムが起動され,この撮影制御プログラ
ムはカメラ7,8を駆動して,カメラ7,8で平行線群
621を撮影させる。カメラ7,8で撮影した画像デー
タは,たとえば,4ビットのグレーレベル,すなわち,
0〜16の階調を持つ。次いで画像処理コンピュータ2
内の画像入力プログラムが起動され,この画像入力プロ
グラムは,カメラ7,8で撮影した平行線群621のグ
レーレベルの画像データを入力し,グレーレベルの画像
データを所定のしきい値,たとえば,しきい値=8で2
値化して2値化画像データを画像処理コンピュータ2内
の画像メモリに記憶する。この実施例では,平行線群6
21の各線分が論理「1」,外側62aの下地が論理
「0」として画像メモリに記憶される。画像処理コンピ
ュータ2内の線分抽出プログラム起動され,この線分抽
出プログラムは,画像メモリ内の論理「1」の画像デー
タに基づいて平行線群621の各線分を抽出する。
【0014】ステップS03 さらに画像処理コンピュータ2内の平行線分検出プログ
ラムが起動され,このプログラムは,上記抽出された線
分から任意のn本の組合せの線分を取り出す。さらにこ
の平行線分検出プログラムは,線分の長さの標準偏差,
線分の間隔の標準偏差などを考慮した評価関数によって
評価する。その評価結果が所定の基準以上であるとき,
平行線分検出プログラムは,画像処理した平行線分群を
正常な線分群とみなし,画像メモリ内において左右両端
の線分を決定する。
【0015】ステップS04 画像処理コンピュータ2内のカメラ座標系算出プログラ
ムが起動され,このプログラムが,たとえば,通常のス
テレオビジョンの手法で,平行線群621の両端の線分
のカメラ座標系における座標位置を算出する。
【0016】ステップS05 画像処理コンピュータ2内の補正プログラムが起動さ
れ,この補正プログラムが,以上のようにして算出した
両端の線分のカメラ座標系における座標位置を,平行線
群621が等間隔の平行線分からなる平行線群の端点で
あるという条件を用いて補正して,座標位置の精度を高
める。以上の処理が終了したら画像処理コンピュータ2
はロボット制御用コンピュータ1にその終了を通知する
とともに,算出されたカメラ座標系における平行線群6
21の両端の線分の座標位置をロボット制御用コンピュ
ータ1に伝送する。
【0017】ステップS06 ロボット制御用コンピュータ1内の座標変換プログラム
が起動され,座標変換プログラムは,ロボット座標系に
おける2N個の座標位置と,カメラ座標系における2N
個の座標とを拘束条件(2)を用いて対応づける。座標
変換プログラムは上記異なる座標系における複数の座標
位置について,最小二乗法によって誤差が最小になるよ
うに,上記式1で規定される座標変換マトリクスTの各
要素ri,j (i=1〜3,j=1〜4)を算出する。以
上により,座標変換マトリクスTの各要素が算出でき,
ロボット制御用コンピュータ1内の制御プログラムは,
この座標変換マトリクスを用いて,画像処理コンピュー
タ2で算出したカメラ座標系における座標位置からロボ
ット座標系における座標位置に変換して,種々のロボッ
ト可動部を制御する。
【0018】以上に述べたように,両眼立体視による視
覚機能を有する本実施例の産業用ロボットシステムの座
標系較正方法によれば,ワークなどの特別な治具,装置
を用いることなく座標変換マトリクスの各要素を算出で
きる。また,検出対象として,等間隔の平行線分を用い
て,さらに上記拘束条件を課したことにより,位置検出
のための画像処理が簡単になり,短時間で平行線群62
1の位置を算出することができる。さらに,複数回の較
正操作を行う必要がない。その結果として,較正処理時
間が非常に短縮できる。
【0019】本発明の産業用ロボットシステムの座標系
較正方法の実施に際しては上述した方法の他,種々の変
形形態をとることができる。たとえば,図5を参照して
述べたロボットアーム5の姿勢制御は上述した他の方法
を用いてもよい。さらに,かかる姿勢制御においては,
平行線群621が付された指部62を固定しておき,カ
メラ7,8側を平行線群621が撮影できる位置に位置
決めしてもよく,平行線群621とカメラ7,8との両
者を制御してもよい。
【0020】また較正用マークとしての平行線分群62
1は,ロボットアーム5などの可動部に限らず,ロボッ
ト本体の一部の固定部分に付してもよい。この場合上述
した拘束条件(1)に関する姿勢制御は,カメラ7,8
をかかる較正用マークが撮影できる位置に位置決めされ
る。
【0021】較正用マークとして,上記例においては,
平行線群621を用いたが,他の較正用マークを用いる
ことができる。図6に他の較正用マークの他の例を示
す。この較正用マークは4隅に線の長さの異なるクロス
マークを設け,中心にもクロスマークを設けたものであ
り,これらのクロスマークが図4の指部62の外側62
aに付けられる。較正用マークの線の長さを異ならせた
のは方向性を持たせ,一義的にこれらの座標位置を決定
できるようにしたためである。その結果,この実施例で
は,上述した拘束条件(2)を除去できる。
【0022】この場合の較正用マークを用いた場合の位
置決めのための画像処理について簡単に述べる。図5に
示したステップS01における姿勢制御と同等の処理の
後,これらのクロスマークがカメラ7,8によって一度
で撮影され,グレーレベルの画像データとして入力さ
れ,所定のしきい値で2値化され画像処理コンピュータ
2内の画像メモリに記憶される。ついで,画像処理コン
ピュータ2内で4隅のクロスマークの位置および中心の
クロスマークの位置を画像メモリの位置から算出する。
この場合は特に,クロスマークの線の長さが異なるから
この線の長さの違いを考慮してクロスマークの方向,す
なわち,指部62の向きをも算出する。さらに,画像処
理コンピュータ2内でこれら5点の座標位置相互の関係
から座標位置補正を行ない,最終的なカメラ座標系にお
ける座標位置を算出する。その後,上述した方法でロボ
ット制御用コンピュータ1内でカメラ座標系とロボット
座標系との座標変換マトリクスを算出する。
【0023】
【発明の効果】以上に述べたように,本発明の産業用ロ
ボットシステムの座標系較正方法によれば,特別な治
具,装置を用いずに正確に座標変換マトリクスの各要素
を算出することができる。また本発明の産業用ロボット
システムの座標系較正方法によれば,拘束条件を課すこ
とによって,短時間で座標変換マトリクスの各要素を算
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の産業用ロボットシステムの座標系較正
方法を実施する産業用ロボットシステムの構成図であ
る。
【図2】図1における産業用ロボットの部分図であっ
て,ロボット制御系におけるロボット座標系を示す図で
ある。
【図3】図1におけるカメラ7,8を示す図であって,
視覚認識系におけるカメラ座標系との関係を示す図であ
る。
【図4】図2に示したロボット可動部の先端のハンドと
このハンドに付された較正用マークを示す図である。
【図5】図1の産業用ロボットシステムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の産業用ロボットシステムの座標系較正
方法に用いる他の実施例の較正用マークを示す図であ
る。
【符号の説明】
1・・ロボット制御用コンピュータ, 2・・画像処理コンピュータ, 5・・ロボットアーム, 6・・ハンド, 7,8・・カメラ, 61・・ハンド本体, 62,63・・指部, 62a・・指部の外側, 621・・平行線群。
【式1】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】ロボットアーム5のリンク長さ,ハンド6
の長さ,指部62の先端から平行線群621の線分まで
の距離は既知である。またロボットアーム5のリンクの
関節角度,ハンド6の開き角度はロボット制御用コンピ
ュータ1において判っている。したがって,ロボット制
御用コンピュータ1において,平行線群621の両端の
線分の座標は,ロボットの姿勢に無関係に運動学的に
算出できる。このロボット座標系に対して,カメラ7,
8を介して平行線群621を撮影し,その撮影結果を画
像処理コンピュータ2において画像処理して平行線群6
21の各線分の両端のカメラ座標位置を算出できる。し
たがって,本発明の較正方法においては,これらの座標
位置から,式1で規定される座標変換マトリクスTの各
要素ri.j(i=1〜3,j=1〜4)を算出する。
【数1】 以上により,座標変換マトリクスTの各要素が算出で
き,ロボット制御用コンピュータ1内の制御プログラム
は,この座標変換マトリクスを用いて,画像処理コンピ
ュータ2で算出したカメラ座標系における座標位置から
ロボット座標系における座標位置に変換して,種々のロ
ボットの可動部(アーム)を制御する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】ステップS03 さらに画像処理コンピュータ2内の平行線分検出プログ
ラムが起動され,このプログラムは,上記抽出された線
分から任意のn本の組合せの線分を取り出す。さらにこ
の平行線分検出プログラムは,線分の長さの標準偏差,
線分の間隔の標準偏差などを考慮した評価関数によって
評価する。その評価結果が所定の基準以上であるとき,
平行線分検出プログラムは,画像処理した平行線分群を
正常な線分群とみなし,画像メモリ内において左右各カ
メラからの入力に対する線分を決定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】ステップS04 画像処理コンピュータ2内のカメラ座標系算出プログラ
ムが起動され,このプログラムが,たとえば,通常のス
テレオビジョンの手法で,平行線群621の各線分の両
のカメラ座標系における座標位置を算出する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】ステップS05 画像処理コンピュータ2内の補正プログラムが起動さ
れ,この補正プログラムが,以上のようにして算出した
各線分の両端のカメラ座標系における座標位置を,平行
線群621が等間隔の平行線分からなる平行線群の端点
であるという条件を用いて補正して,座標位置の精度を
高める。以上の処理が終了したら画像処理コンピュータ
2はロボット制御用コンピュータ1にその終了を通知す
るとともに,算出されたカメラ座標系における平行線群
621の各線分の両端の座標位置をロボット制御用コン
ピュータ1に伝送する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットの所定部分に較正用マークを付
    し,上記ロボットの各部を撮影してその座標を算出する
    視覚認識系で認識可能な部分に上記較正用マークが位置
    するようにロボットの所定部分または視覚認識系の撮像
    系の位置制御を行い,上記撮像系で上記較正用マーク部
    分を立体的に撮影し,該撮影された画像データを画像処
    理して較正用マークを抽出し,該抽出較正マークの視覚
    認識系における座標を算出し,該視覚認識系における座
    標と上記ロボット制御系における上記較正用マークの座
    標とから,これらの座標の間の座標変換マトリクスを算
    出することを特徴とする産業用ロボットシステムの座標
    系較正方法。
  2. 【請求項2】 上記較正用マークの全体が1度で上記視
    覚認識系で撮影できる位置に姿勢制御され,上記較正用
    マークが上記ロボットの所定部分の基準位置に対して所
    定の位置にあることを特徴とする請求項1記載の産業用
    ロボットシステムの座標系較正方法。
JP21289391A 1991-07-30 1991-07-30 産業用ロボツトシステムの座標系較正方法 Pending JPH0538688A (ja)

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