JPH0538666U - 書換自在教育文具 - Google Patents

書換自在教育文具

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JPH0538666U
JPH0538666U JP9587091U JP9587091U JPH0538666U JP H0538666 U JPH0538666 U JP H0538666U JP 9587091 U JP9587091 U JP 9587091U JP 9587091 U JP9587091 U JP 9587091U JP H0538666 U JPH0538666 U JP H0538666U
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JP
Japan
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sheet
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educational
paper
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Application number
JP9587091U
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English (en)
Inventor
洋治 杉山
Original Assignee
株式会社トーツヤ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な筆記具を使用しなくても書くことがで
き、また、特別な消去具を使用しなくても簡単に消すこ
とができる書換自在教育文具を提供することを目的とす
る。 【構成】 手本となる文字6…を印刷した紙の表面に軟
質塩化ビニール製フィルムをラミネートしたり、或は軟
質塩化ビニールをコーチングして表面に平滑面部8を形
成した台紙2と、台紙2の平滑面部8に被せる軟質塩化
ビニール製の着色クリヤシート4とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば子供が遊びながら字や絵などの教養を身に付けることができ る書換自在教育文具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
子供が遊びながら字を覚えたり、或は絵の練習を行なえるようにした教育文具 は従来から種々のものが開発されており、代表的なものとしては、教育絵本があ る。この絵本には、問題文や問題の絵が印刷されており、また、シールが別途用 意されており、子供は問題文や問題の絵を見てからシールを台紙から剥して該当 頁の所定位置に貼るように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の教育絵本は、一度シールを貼ると、このシールは剥せな いので、繰り返して遊ぶ(学ぶ)ことができなかった。 また、手本となる文字を印刷すると共に、その横に練習用の空欄を設けておい ても、鉛筆などで一度書いてしまうと、その字を消す操作自体が子供にとっては 面倒であり、また、完全に消すことも困難であった。したがって、従来の教育絵 本では繰り返して練習することができなかった。 このため、何回でも書いたり消したりすることができ、しかも、特別な筆記具 や消去用具を必要としない書換自在な教育文具の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記に鑑み提案されたもので、所定事項を印刷した紙の表面に合成 樹脂フィルムをラミネートしたり、或は軟質合成樹脂をコーチングして紙の表面 に平滑面部を形成した台紙と、この台紙の平滑面部に被せる軟質クリヤ樹脂製の 着色クリヤシートとからなる書換自在教育文具である。
【0005】
【作用】
台紙の上に軟質クリヤ樹脂製着色クリヤシートを自然な状態で被せると、台紙 とシートとの間に極く僅かな空間が存在するので、着色クリヤシート自体の色は それほど目立たない。 この状態で、着色クリヤシートの表側を棒の先端など固いもので押圧すると、 押圧された部分のシート裏面が台紙表面の平滑面部に密着して、この部分だけ空 気層がなくなる。したがって、この密着部分だけはシート自体の色彩が表れて、 その他の部分とは異なる色になる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。 図1に示す実施例は、子供が遊びながら文字を覚えたり、絵を描く練習が行な える教育絵本1であり、複数の台紙2を綴じるとともに、表と裏に表紙3,3を 付けて本にしたもので、所望する頁の台紙2に着色クリヤシート4を被せて使用 するように構成されている。
【0007】 台紙2は、図1および図2に示すように、紙5に所定の事項、例えば手本とな る文字6…を白色の紙5に黒のインクで印刷するとともに、文字6…の近くに無 地部分7(インクが黒なのでできるだけ明るい一色部分または白色部分)を形成 し、これら印刷部分を含めた表面全体に平滑面部8を形成してある。
【0008】 台紙2となる紙5の表面に平滑面部8を形成するには、軟質塩化ビニール、軟 質PVDC(ポリ塩化ビニリデン)、PVA(ポリビニールアルコール)、EV A(エチレンビニルアセテート)、ウレタンなどの合成樹脂フィルムをラミネー トしたり、或はこれら軟質塩化ビニール、軟質PVDC、PVA、EVA、ウレ タンなどの合成樹脂をコーチングしてもよい。なお、平滑面部8は、シート4と の密着性を高めて筆記性能をよくするために、できるだけ鏡面にすることが望ま しい。したがって、台紙2となる紙5には表面を予め平滑にキャストコートした 紙を使用してもよい。
【0009】 着色クリヤシート4は、台紙2のほぼ全域を覆い得る大きさであって、軟質塩 化ビニール、軟質PVDC(ポリ塩化ビニリデン)、PVA(ポリビニールアル コール)、EVA(エチレンビニルアセテート)、ウレタンなどの合成樹脂に蛍 光顔料、蛍光染料、一般的な顔料或は染料を含有させて着色クリヤ(透明)にし たものである。なお、台紙2に接する面(裏面)を緩やかに凹凸させたセミマッ トにしてもよい。また、実施例では印刷文字6…が黒なので、蛍光ピンク色や蛍 光グリーンに着色することが望ましい。
【0010】 上記した構成からなる教育絵本1を使用して遊びながら文字6の練習をするに は、覚えるべき文字6…(手本)が印刷してある頁の台紙2を開き、当該台紙2 の上に例えばグリーンの着色クリヤシート4を被せる。この様にして、台紙2の 表面に着色クリヤシート4を被せると、台紙2の表面の印刷部分、即ち文字6… がシート4の表側から透けて見える。また、自然状態においては、図2に示すよ うに、シート4の裏面と台紙2の表面との間に極く僅かな空間9が存在している ので、シート4を通過した光が台紙2の表面の平滑面部8で反射しても、この反 射光はシート4の裏面で乱反射する。 そして、棒や爪など固い物の先端でシート4の上から文字6をなぞると、即ち 、印刷してある見本の文字6に沿ってシート4を押圧すると、シート4の押圧さ れた部分だけが台紙2表面の平滑面部8に密着する。シート4の裏面が平滑面部 8に密着すると、この密着部分においてはシート4と台紙2との間に存在してい た空間9が消失するので、シート4を通過した光が台紙2の平滑面部8で反射す ると、この反射光はシート4の裏面で乱反射することなくそのままシート4を通 過して戻る。このため、上記密着部分だけシート4の色彩(例えば、蛍光グリー ン)が鮮やかに発色して、その他の部分とは異なる色になる(図3中太線部分) 。但し、台紙2の文字6…は相変わらず透けて見える。したがって、見本となる 文字6から外れた部分があると、その外れた部分を極めて容易に視認でき、子供 であっても、手本通りに書けなかった部分(失敗した部分)を認識することがで きる。 なお、手本となる文字6に筆順を添えて印刷しておくと、同時に筆順まで覚え させることができる。
【0011】 この様にして書いた文字を消すには、シート4の端を指で挟んで台紙2の表面 から剥せばよい。即ち、シート4を台紙2から剥すと密着部分がなくなり、シー ト4と台紙2との間に一様に空気が入るので、書いた文字6が消える。
【0012】 なお、台紙2の側縁に切欠部10を形成しておくと、この部分ではシート4だ けなので、指で摘み易くなる。 そして、先に書いた文字を消してから再びシート4を台紙2に被せ、上記した ように再度手本の文字6をなぞると、同じ文字6を同じ位置で何回でも繰り返し て練習することができる。
【0013】 また、見本となる文字6をなぞるだけではなく、シート4の表側から透けて見 える見本の文字6を見ながら、無地部分7にその文字を書いて練習することもで きる。 台紙2の無地部分7に被せたシート4を表側から固い物の先端で字を書くよう にして押圧すると、該先端により押圧された部分だけが台紙2の平滑面部8に密 着するので、先に説明したように、この密着部分だけが他の部分とは異なる色に 発色する。したがって、書いた字がそのまま視認することができ、見本の文字6 と比較することができる(図3中右側)。
【0014】 そして、この書いた文字6を消すには、先の場合と同様に、シート4を台紙2 から剥して密着部分をなくして、シート4と台紙2との間に空気層を一様に形成 するようにすればよい。なお、無地部分7に字を書いたり、消したりしながら、 何度でも繰り返して練習することができる。
【0015】 また、台紙2に適宜な絵、例えば図4に示すように、顔の輪郭11を印刷する とともに、該印刷部分を覆う状態で平滑面部8を形成しておき、この台紙2の表 面に着色クリヤシート4を被せて、該クリヤシート4の表側から顔の目、鼻、口 12…などを書き込むようにしてもよい(図5)。この様にすると、クリヤシー ト4を台紙2から剥すと書いてあった目、鼻、口12…などを簡単に消すことが できるし、クリヤシート4を被せればまたすぐに目、鼻、口などを書き込むこと ができるので、様々な表情の顔を書く練習になるし、様々な表情を簡単に書き換 えることができることが子供にとっては楽しい遊びとなる。
【0016】 また、図6に示すように、台紙2に掛け算等の計算の問題を印刷して答を書く 部分を空欄にしておき、少なくともこの空欄部分に平滑面部8を形成しておく。 そして、当該台紙2の空欄部分を覆うようにして着色クリヤシート4を被せ、各 問題をシート4の表側から見ながら答をシート4の表側から空欄部分書くように 構成してもよい。この様に構成すると、掛け算など繰り返し行なわないと覚えら れないような事柄であっても効率良く覚えることができる。
【0017】 以上のように、台紙2に印刷する内容を適宜に変えることにより、文字6や絵 を書く練習、掛け算の暗記などを遊びながら手軽に繰り返すことができ、様々な 教養を遊びながら無理なく修得することができる。
【0018】 また、上記した実施例は、複数の台紙2を綴って本にしたが、本考案は一枚の 台紙2と一枚の着色クリヤシート4でも構成できる。そして、所定事項を印刷す る範囲は台紙2の全面に亙っても、或は部分的でもよく、平滑面部8を形成する 範囲も台紙2の全面でも一部分でもよい。したがって、着色クリヤシート4も平 滑面部8の大きさに応じて適宜な大きさにすることができるし、台紙2の色や印 刷部分の色に応じて適宜な色彩に着色することも可能である。
【0019】 さらに、着色クリヤシート4を台紙2とは全く切り離しておいてもよいし、一 側縁を台紙2に固定してもよい。また、台紙2を本に綴じ込んだ場合に着色クリ ヤシート4を一緒に綴じ込んでもよい。
【0020】 上記した各実施例は子供の教育玩具であるが、本考案は子供用に限定されるも のではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を備えていれば適宜に変更 することができる。例えば、台紙2に曜日を印刷するとともに平滑面部8を形成 しておき、着色クリヤシート4を被せて簡易なメモや掲示板としてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、台紙の平滑面部に着色クリヤシート4を被せる と、特別な筆記具を使用しなくても簡単に文字や絵を書くことができるし、また 、書いたものは特別な消去具を使用しなくても、着色クリヤシートを台紙から剥 すことにより簡単に消すことができ、しかも、何回でも繰り返して書き換えるこ とができる。 また、台紙に印刷する所定事項を適宜に設定することにより様々な用途に用い ることができ、利用範囲が極めて広い。特に、教育絵本として使用すると、シー ルを貼る従来のものと比較すると、繰り返して遊ぶ(学ぶ)ことができ、字や絵 の練習など繰り返しを必要とする学習に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】教育絵本とした実施例の斜視図である。
【図2】台紙に着色クリヤシートを被せた状態での断面
図である。
【図3】印刷した文字とこの文字を手本にして書いた文
字を示す平面図である。
【図4】台紙に印刷した顔の輪郭を示す平面図である。
【図5】図4に示す台紙上に着色クリヤシートを被せて
目、鼻、口を描いた状態の平面図である。
【図6】掛け算の問題を印刷した台紙に着色クリヤシー
トを被せて答を書いた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 教育絵本 2 台紙 3 表紙 4 着色クリヤシート 5 紙 6 文字 7 無地部分 8 平滑面部 9 空間 10 切欠部 11 顔の輪郭 12 描いた目、鼻、口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定事項を印刷した紙の表面に合成樹脂
    フィルムをラミネートして紙の表面に平滑面部を形成し
    た台紙と、この台紙の平滑面部に被せる軟質クリヤ樹脂
    製の着色クリヤシートとからなる書換自在教育文具。
  2. 【請求項2】 所定事項を印刷した紙の表面に軟質合成
    樹脂をコーチングして紙の表面に平滑面部を形成した台
    紙と、この台紙の平滑面部に被せる軟質クリヤ樹脂製の
    着色クリヤシートとからなる書換自在教育文具。
JP9587091U 1991-10-28 1991-10-28 書換自在教育文具 Pending JPH0538666U (ja)

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JP9587091U JPH0538666U (ja) 1991-10-28 1991-10-28 書換自在教育文具

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6366873B2 (ja) * 1978-11-16 1988-12-22 Ii Ai Deyuhon De Nimoasu Ando Co

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6366873B2 (ja) * 1978-11-16 1988-12-22 Ii Ai Deyuhon De Nimoasu Ando Co

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