JPH0538559U - オイル劣化検出装置 - Google Patents

オイル劣化検出装置

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JPH0538559U
JPH0538559U JP6117391U JP6117391U JPH0538559U JP H0538559 U JPH0538559 U JP H0538559U JP 6117391 U JP6117391 U JP 6117391U JP 6117391 U JP6117391 U JP 6117391U JP H0538559 U JPH0538559 U JP H0538559U
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JP
Japan
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deterioration
oil
light
light source
detector
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Pending
Application number
JP6117391U
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English (en)
Inventor
康広 野上
靖宏 村上
康司 内藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 劣化検出器の受光部を光源の熱の影響から保
護し、オイル劣化検出装置の検出精度及び信頼性の向上
を図ること。 【構成】 劣化検出すべきオイルAに向けて赤外光を投
射する光源2と、オイルAを透過した赤外光を受光する
受光素子6aを有し、検出光の透過率からオイルの劣化
度を検出する劣化検出器6と、この劣化検出器6からの
信号に応じてオイルの劣化度を表示する表示灯7a及び
表示回路7と、前記光源2と前記劣化検出器6の受光素
子6aとを隔離し、赤外光を通過させる通過孔8a,9
aが形成された、光源を収納した第1ケース8及び受光
素子を収納した第2ケース9とを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイルの劣化度を検出するオイル劣化検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンが円滑な作動を行なうためにエンジンの各摺動部に潤滑油としてエン ジンオイルが供給されている。しかし、使用する従ってエンジンオイルには各摺 動部分の摩擦粉等の異物が混入したり、熱や酸化劣化等でオイルの性能が低下し て行く。そこで、エンジンオイルの劣化が進むとエンジンの出力低下やエンジン トラブルが発生するため、エンジンオイルの劣化状態を判断して適切なオイルの 交換を行う必要がある。特に最近はエンジンの高性能化・高出力化が進みエンジ ンオイルの使用条件が過酷となってきているため、運転者にエンジンオイルの劣 化状態を知らせてエンジンオイルの交換時期を的確に把握できるようにする必要 がある。 このように、エンジンオイルの劣化を検出して表示する装置としては、特開昭 1−295136号公報に記載されているオイル劣化検出装置が知られている。 この従来のオイル劣化検出装置は、赤外光を放射する光線,複数の開口部が形成 されている回転ディスクがモータで回転されているチョッパ装置,前記光源から 放射された赤外光を集光させる凸面の集光レンズ,劣化検出されるオイルが収容 され、赤外光を通過させる透明な硬質塩化ビニルで形成されているオイルユニッ ト,該オイルユニットを通過した赤外光を受光する受光素子を有し、オイルの劣 化を検出する光検出器から構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、光源が赤外光を放射するヒータ等である場合、ヒータは赤外光 を放射すると共に熱の発生を伴うのでオイル劣化検出装置内は高温化する。そこ で、劣化検出器やチョッパ装置等の熱に弱い部材は、熱の影響を受け信頼性が低 下したりする。特に、劣化検出器の受光素子は温度変化による特性の変化が大き いので、受光素子の受光性能(劣化検出精度)が低下する。
【0004】 本考案は上記の問題に着目してなされてもので、劣化検出器の受光部を光源の 熱の影響から保護し、オイル劣化検出装置の検出精度及び信頼性の向上を図る事 を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のオイル劣化検出装置においては、劣化検 出すべきオイルに向けて検出光を投射する光源と、オイルを透過した検出光を受 光する受光部を有し、検出光の透過率からオイルの劣化度を検出する劣化検出器 と、この劣化検出器からの信号に応じてオイルの劣化度を表示する表示手段と、 前記光源と劣化検出器の受光部とのいずれか一方を収納して両者を隔離し、検出 光を通過させる通過孔が形成されたケースとを設けた。
【0006】
【作用】
検出時には、劣化検出するオイルに向けて光源から検出光を放射するが、この 時に光源では熱が発生する。しかし、本考案の装置では、光源と劣化検出器の受 光部とをケースにより隔離しているので、受光部は光源の熱の影響を受けない。 尚、このケースには検出光を通過させる通過孔を形成しているので、劣化検出は 問題なく行うことができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 まず、構成を説明する。
【0009】 図1は本考案実施例のオイル劣化装置の構成図,図2はオイル劣化検出装置の 斜視図,図3はオイル劣化装置の断面図で、図1に示すようにオイル劣化検出装 置1は赤外光を放射する光源2と、該光源2からの赤外光が透過し、劣化検出さ れるオイルAが送給されるオイルユニット3と、該オイルユニット3を透過した 赤外光を集光する凸レンズ4aを有するレンズユニット4と、該レンズユニット 4で集光された赤外光を断続的な周期信号とするチョッパ装置5と、該チョッパ 装置5を通過して周期信号化した赤外光を受光する受光素子6aを有し、赤外光 の透過率からオイルの劣化度を検出し、劣化度の応じた検出信号を出力する劣化 検出器6と、該劣化検出器6からの検出信号に応じて検出結果を表示灯に表示す る表示回路7と、前記光源2と前記オイルユニット3を収納し、赤外光が通過す る通過孔8aを有した第1ケース8と、前記チョッパ装置5と前記劣化検出器6 の受光素子6aを収納し、赤外光が通過する通過孔9aを有した第2ケース9と から構成されている。
【0010】 前記オイルユニット3は、赤外光が透過する透明な硬質塩化ビニル樹脂の透明 壁3cを有するプレートによりオイル通路3aが形成されており、オイル通路3 aの両端はオイル管3bを介して図外オイルポンプ及びオイルパンに接続されて オイルAが送給されるように形成されている。
【0011】 前記レンズユニット4は、前記第1ケース8と前記第2ケース9の各通過孔8 a,9a間に設けられている。
【0012】 前記受光検出部6は、光源からの赤外光を受光して電気信号に変換する受光素 子6aと、この受光素子6aからの電気信号を増幅する増幅回路6bと、この増 幅回路6bからの赤外光の透過率を表わす検出信号として出力する劣化検出回路 6cとを有している。
【0013】 前記光源2としては赤外光を放射するセラミックヒータが用いられており、図 2に示すように、この光源2は、ヒータ基板2aに取り付けられている。また、 前記受光素子6aはチョッパ装置5を支持するチョッパ基板5aにハンダ付けさ れている。
【0014】 前記第1ケース8は、熱伝率の高い金属で形成されており、側面及び上面には 放熱フィンが形成されている。一方、前記第2ケース9は熱伝率の低い樹脂また は発泡樹脂で形成されている。
【0015】 前記チョッパ装置5は、複数の開口部5bが円周状に断続的に形成されている 回転ディスク5cをモータ5dにより回転させて光源2からの赤外光をON−O FF信号のように通過させるものである。そして、図3に示すようにヒータ基板 2aは、放熱を高めるように第1ケース8にネジ20で固定され、前記オイルユ ニット3及びチョッパ基板5aは、熱伝率の低い樹脂もしくは発泡樹脂製のベー ス板9に、それぞれネジ30,50で固定されている。また、前記レンズユニッ ト4は第1ケース8及び第2ケース9にネジ40で固定されている。
【0016】 次に作用を説明する。 オイルユニット3には図外オイルポンプからオイル管3bを通ってオイル通路 3aのオイルAが送給されている。そこで、このオイルAの劣化検出は次のよう な手順で行なわれる。
【0017】 まず、図3に示しているように、光源2から赤外光がオイルユニット3に投射 され、赤外光はオイル通路3aを流動しているオイルAを透過し、通過孔8a, レンズユニット4,通過孔9aを通過し、凸レンズ4aで集光されつつ、チョッ パ装置5によって断続的な光に変化され、受光素子6aで受光される。そして、 劣化検出器6では受光素子6aで受光した赤外光に応じた検出信号を出力する。 この時、赤外光はオイルの劣化度に比例して減衰するので、検出信号はオイルの 劣化度に応じた検出信号となり、表示回路7では検出信号に応じて劣化度を表示 灯7aにより表示する。
【0018】 ここで、光源2は劣化検出するオイルに向けて赤外光を放射すると共に熱を発 生するが、光源2は熱伝率の高い金属製の第1ケース8に収納され、熱に弱いチ ョッパ装置5及び受光素子6aは熱伝率の低い樹脂製の第2ケース9に収納され ているので、光源2と熱に弱いチョッパ装置5及び受光素子6aとは隔離され、 チョッパ装置5及び受光素子6aは光源の熱の影響を受けない。また、本実施例 にあっては、ヒータ基板2aは、第1ケース8に取り付けられているから、ヒー タ基板2aの熱は第1ケース8から放熱され、放熱効率が高い。
【0019】 以上、説明してきたように実施例のオイル劣化検出装置1にあっては、熱に弱 いチョッパ装置5及び受光素子6aが光源2から発生する熱の影響を受けないた め、温度の影響による信頼性や性能の低下を防止することができ、オイル劣化検 出装置1の精度を向上することができる。
【0020】 また、受光素子6aが熱の影響を受けないため、受光素子6aの信頼性を向上 することができる。
【0021】 以上、本考案実施例を図面に基づいて説明してきたが具体的な構成は実施例に 限られるものではない。例えば、実施例では熱を発生する光源と、熱に弱いチョ ッパ装置及び受光素子とを、それぞれケースに収納したが、どちらか片方のみを 収納するようにしてもよい。また、光源のみをケース内に収納する場合には、こ のケースは熱伝導率の低い材質で形成するようにする。
【0022】
【考案の効果】
以上説明してきたように本考案のオイル劣化検出装置にあっては、光源と劣化 検出器の受光部とをケースで隔離した手段としたため、受光部が光源の発熱によ る高温から保護され、温度の影響による信頼性や性能の低下を防止することがで き、オイル劣化検出の精度を向上することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のオイル劣化検出装置の構成図である。
【図2】実施例のオイル劣化検出装置の斜視図である。
【図3】実施例のオイル劣化検出装置の断面図である。
【符号の説明】
1 オイル劣化検出装置 2 光源 6 劣化検出器 6a 受光素子 7 表示回路 7a 表示灯 8 第1ケース 8a 第1通過孔 9 第2ケース 9a 第2通過孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村上 靖宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)考案者 内藤 康司 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社共石製品技術研究所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 劣化検出すべきオイルに向けて検出光を
    投射する光源と、 オイルを透過した検出光を受光する受光部を有し、検出
    光の透過率からオイルの劣化度を検出する劣化検出器
    と、 この劣化検出器からの信号に応じてオイルの劣化度を表
    示する表示手段と、 前記光源と劣化検出器の受光部とのいずれか一方を収納
    して両者を隔離し、検出光を通過させる通過孔が形成さ
    れたケースとを備えている事を特徴とするオイル劣化検
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースが、熱伝達率の低い材質で形
    成されている事を特徴とする請求項1記載のオイル劣化
    検出装置。
JP6117391U 1991-08-02 1991-08-02 オイル劣化検出装置 Pending JPH0538559U (ja)

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JP6117391U JPH0538559U (ja) 1991-08-02 1991-08-02 オイル劣化検出装置

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JP6117391U JPH0538559U (ja) 1991-08-02 1991-08-02 オイル劣化検出装置

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JP6117391U Pending JPH0538559U (ja) 1991-08-02 1991-08-02 オイル劣化検出装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5963154A (ja) * 1982-09-30 1984-04-10 Isao Moriya 苦汁豆腐の製造方法
JPS6036446A (ja) * 1983-08-09 1985-02-25 Mitsubishi Gas Chem Co Inc L−α−アミノ酸の製造方法
JPH01295136A (ja) * 1988-02-17 1989-11-28 Kiyouseki Seihin Gijutsu Kenkyusho:Kk エンジン油の劣化検出装置

Patent Citations (3)

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