JPH0538533Y2 - - Google Patents

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JPH0538533Y2
JPH0538533Y2 JP1987071644U JP7164487U JPH0538533Y2 JP H0538533 Y2 JPH0538533 Y2 JP H0538533Y2 JP 1987071644 U JP1987071644 U JP 1987071644U JP 7164487 U JP7164487 U JP 7164487U JP H0538533 Y2 JPH0538533 Y2 JP H0538533Y2
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battery
insulating plate
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    • Y02E60/12

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  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子時計における電池絶縁板の固定構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の電池絶縁板の固定構造を第3図、第4
図、第5図、第6図に示す。第3図は従来の電池
周辺の構造を示す平面図であり、第4図は第3図
のB−B線断面図、第5図は第3図のC−C線断
面図である。第6図は他の従来の構造に於ける電
池絶縁板の固定構造を示した断面図である。
第3図、第4図、第5図において、21は時計
基台、22は電池23と電池周辺部品とを電気的
に絶縁するための電池絶縁板、24は電池23の
下面部23aの電位(マイナス極)をIC等(図
示せず)が搭載された複合回路25へ導くための
電池受バネ、26は電池23の側面部23bを保
持し、さらに時計基台21と電池受バネ24を電
気的に絶縁するプラスチツク材料からなる電池保
持部材である。また時計基台21には電池23の
側面部23bと接触する各種部品を位置決めしネ
ジ締め固定するためのネジ支柱(図示せず)が固
定されているため、時計基台21は電池23の側
面部23bの電位(プラス極)になつている。さ
らに時計基台21には前記電池絶縁板22に形成
された突出部22aを位置決めするための浚い部
21aとマイナス極の電位に帯電された前記電池
受バネ24との電気的接触を防止するための穴部
21bと電池絶縁板22の横方向への移動を防止
するための溝部21cとが形成されている。
電池絶縁板22は電池23の下面部23a(マ
イナス極の電位)と時計基台21(プラス極の電
位)の間に挿入され電気的な絶縁を計ると同時
に、電池23の側面部23b(プラス極の電位)
と電池受バネ24(マイナス極の電位)の間にも
挿入されて電気的な絶縁を計つている。又電池受
バネ24と電池23の下面部23aとの接触部周
辺には逃げ穴部22bが形成され前記電池受バネ
24の電気的な導通を計つている。
電池受バネ24は前記時計基台21の上面側に
積層された前記電池保持部材26の上面部26a
に配設され、時計基台21と電気的に絶縁を計つ
ている。電池受バネ24の上面部24aには前記
複合回路25が密着して配設されており、固定ネ
ジ(図示せず)等により圧接されて電池受バネ2
4の電位(マイナス極)を複合回路25へ導通を
とつている。
第6図は他の従来の構造を示す電池絶縁板の固
定構造である。21dは時計基台21に形成され
た凸部、22cは電池絶縁板22に形成された位
置決め穴部である。電池絶縁板22の位置決め穴
部22cは時計基台21の凸部21dと嵌合し、
電池絶縁板22を位置決めすると同時に上方向へ
の電池絶縁板22の外れ防止を行う。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上の構成のように、電池の下面部(マイナス
極の電位)や側面部(プラス極の電位)と電池周
辺部品とを電気的に絶縁するために配設される電
池絶縁板は、時計基台に形成された浚い部と溝部
によつて位置決めされ、組立に於いては、電池組
込前に上方向より何の障害物もなく組み込めるの
で自動組込等に適した配置構造になつている。
しかしながら最近急増しているモジユール販売
などに於いては電池容量確保の上から電池を別出
荷しているので、モジユール搬送中に電池絶縁板
が上方向に外れることが考えられる。そこで電池
絶縁板はモジユール組込せず単体出荷にして相手
先が組み込む方法を採用している。このため、電
池絶縁板の自動化ラインでの自動組み込みが不可
能となり、相手先での手作業による組み込みとな
るので工数増となるのでモジユールコストが高く
なり、競争力のない時計になる。
電池絶縁板の上方向への外れ防止策としては、
第6図に示すような凸部を時計基台に形成し、電
池絶縁板の穴部を前記凸部に嵌合させて電池絶縁
板の位置決めと上方向への外れを防止する構造も
提案されているが、時計基台に形成される凸部は
位置と外径精度がかなり必要で、加工コストが高
くなり、また前記凸部に嵌合する電池絶縁板は板
厚がかなり薄い(20〜50μ)ので扱いずらく、自
動化ラインで穴部を時計基台の凸部に嵌合させる
のにかなり苦心しており、穴部も周辺に割れが発
生する等多くの問題があつた。
本考案は以上のような問題を解消させ、品質が
安定し、取り扱い性に優れた電池絶縁板の固定構
造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は次のよう
な構成となつている。
すなわち、電池受バネは電池の略中央部に接触
する先端部と、回路基板の下面側に接触する固定
部とを有する片持ちバネ形状を有し、電池保持部
材は電池受バネの固定部側寄りが挿入される挿入
部と、挿入部の下面側で左右両側に切り欠いた切
り欠き部を有し、さらに時計基台の上面側には電
池受バネの先端部の延長線上で、電池の外周より
外側に張り出した浚い部を形成しており、浚い部
の上面を覆うようにカバー部材を配設し、浚い部
とカバー部材とで位置決め穴を形成することによ
り、電池保持部材の切り欠き部と位置決め穴とで
平板状の電池絶縁板を位置決め固定するととも
に、前記電池保持部材で電池の側面を保持したこ
とを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案の実施例を示す電池周辺の平
面図であり、第2図は第1図の電池下面部を示す
A−A線断面図である。
第1図、第2図において、1は時計を構成する
各部品を組み立てる上で基準となる板状の時計基
台、2は電池3の下面部3aと時計基台1及び電
池3の側面部3bと電池受バネ4を電気的に絶縁
するための板厚20〜50μ程度のプラスチツク材料
から成る平板状の電池絶縁板である。前記電池受
バネ4はその先端部が電池3の略中央部である下
面部3aに接触し、反対側の固定部が複合回路5
の下面側に接触する片持ちバネ形状を有し、電池
3の電位(マイナス極)をIC等(図示せず)が
搭載された複合回路5へ導く役割をもつている。
6は電池3の側面部3bを保持し、時計基台1と
電池受バネ4を電気的に絶縁するプラスチツク材
料からなる電池保持部材で、上面部6aには電池
受バネ4が配設され、側面開口部6bには電池受
バネ4の固定部側寄りの屈曲部分が挿入され、下
面側には左右に切り欠き部6cが形成されてい
る。また時計基台1には電池3の側面部3bと同
電位(プラス極)に帯電した各種部品を位置決め
し、ネジ締め固定するためのネジ支柱(図示せ
ず)が固定されているので前記時計基台1はプラ
ス極の電位に帯電しており、電池3の下面部3a
(マイナス極の電位)と電気的に絶縁するために
前記電池絶縁板2が必要とされる。さらに電池受
バネ4(マイナス極の電位)の上面も電池3の側
面部3b(プラス極の電位)と接近するので電気
的に絶縁を計るために前記電池絶縁板2が必要と
される。
また該電池絶縁板2には、電池受バネ4の先端
部の延長線上で、且つ電池外周より外側に形成さ
れた時計基台1の浚い部1aと係合する突出部2
aと、前記電池受バネ4と電池3の下面部3aと
の電気的導通を計るための逃げ穴部2bと、前記
電池保持部材6の下面側に形成された切り欠き部
6cに係合する引つ掛け部2cが形成されてお
り、電池受バネ4は逃げ穴部2bの下面側から貫
通して電池3に接触している。
また前記時計基台1の浚い部1aの上面側には
該浚い部1aの先端側を100〜300μ程度覆う様に
カバー部材7が配設され、前記浚い部1aとカバ
ー部材7とで位置決め穴8を構成している。
こうした構成の中で前記絶縁板2の突出部2a
は100〜300μ程度の引つ掛かり量をもつて前記位
置決め穴8に挿入され、また、引つ掛け部2cは
100〜200μ程度の引つ掛かり量で前記電池保持部
材6の切り欠き部6cと係合すると同時に、前記
切り欠き部6cの端面6dとも50〜150μ程度の
隙をもつて配設されるので、前記電池絶縁板2は
前記切り欠き部6cの端面6dと前記引つ掛け部
2cとの隙で平面方向の移動が規制され、上下方
向への移動は前記時計基台1と前記カバー部材
7、及び前記電池受バネ4と前記電池保持部材6
の切り欠き部6cによつて規制される。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかな如く、片持ちバネ形状
の電池受バネを用い、平板状の電池絶縁板に形成
された突出部と引つ掛け部がそれぞれ時計基台の
浚い部とカバー部材とで構成された位置決め穴
と、電池保持部材の下面側に形成された切り欠き
部に挿入及び係合するので、電池絶縁板の平面方
向と上下方向の移動が規制され、従来電池が組み
込まれていない状態でモジユールを扱つた時に問
題とされた電池絶縁板の外れもないので、電池絶
縁板を組み込んだ状態で最近急増しているモジユ
ール販売に対応出来るためモジユール購入先での
コストダウンが可能となり、さらに電池絶縁板の
突出部とカバー部材、及び電池絶縁板の引つ掛け
部と電池保持部材の切り欠き部の引つ掛かり量も
少いので、上方向より組み込んでもプラスチツク
材料からなる薄板の電池絶縁板は少し反るだけで
すぐに前記位置決め穴及び前記切り欠き部に挿入
及び係合するので自動化ラインでの組み込みが可
能となり、また時計基台の浚い部の加工も精度を
あまり必要としないので組み込み工数、加工工数
が少くて済む等モジユールコストの低減が計れ、
競争力のある時計の製品化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す電池周辺の平面
図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は
従来の電池周辺の構造を示す平面図、第4図は第
3図のB−B線断面図、第5図は第3図のC−C
線断面図、第6図は従来の他の構造を示す電池周
辺の断面図である。 1……時計基台、1a……浚い部、2……電池
絶縁板、2a……突出部、2c……引つ掛け部、
3……電池、4……電池受バネ、6……電池保持
部材、6c……切り欠き部、8……位置決め穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 時計を構成する各種部品を組み立てる上で基準
    となる板状の時計基台と、該時計基台に載置した
    電池の下面部と時計基台とを電気的に絶縁する電
    池絶縁板と、前記電池の下面部の電位を回路基板
    へ導通させるために、前記電池絶縁板に形成した
    穴部の下面側から貫通配置される電池受バネと、
    前記電池の側面部を保持し該電池受バネを前記時
    計基台と電気的に絶縁するプラスチツク材料から
    なる電池保持部材とを配設した電子時計におい
    て、前記電池受バネは前記電池の略中央部に接触
    する先端部と、前記回路基板の下面側に接触する
    固定部とを有する片持ちバネ形状を有し、前記電
    池保持部材は前記電池受バネの固定部側寄りが挿
    入される挿入部と、該挿入部の下面側で左右両側
    に切り欠いた切り欠き部を有し、さらに前記時計
    基台の上面側には前記電池受バネの先端部の延長
    線上で、前記電池の外周より外側に張り出した浚
    い部を形成しており、該浚い部の上面を覆うよう
    にカバー部材を配設し、該浚い部とカバー部材と
    で位置決め穴を形成することにより、前記電池保
    持部材の切り欠き部と前記位置決め穴とで平板状
    の電池絶縁板を位置決め固定するとともに、前記
    電池保持部材で電池の側面を保持したことを特徴
    とする電池絶縁板の固定構造。
JP1987071644U 1987-05-15 1987-05-15 Expired - Lifetime JPH0538533Y2 (ja)

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JPS63182060U JPS63182060U (ja) 1988-11-24
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720683B2 (ja) * 1974-11-07 1982-04-30
JPS5919328U (ja) * 1982-07-29 1984-02-06 株式会社学習研究社 製版機用記録針

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720683U (ja) * 1980-07-11 1982-02-02

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JPS63182060U (ja) 1988-11-24

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