JPH0538472U - 流量調整機構付ボール弁 - Google Patents
流量調整機構付ボール弁Info
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- JPH0538472U JPH0538472U JP3140191U JP3140191U JPH0538472U JP H0538472 U JPH0538472 U JP H0538472U JP 3140191 U JP3140191 U JP 3140191U JP 3140191 U JP3140191 U JP 3140191U JP H0538472 U JPH0538472 U JP H0538472U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ボール弁を急激に開閉しても水撃が発生せず、
かつ流量の調整が容易なボール弁である。 【構成】ボール弁12には、流路の垂直方向に流路まで
通じる孔が穿孔され、その穿孔内には仕切弁10が挿入
されている。固定ナット16を緩めて流量調整ナット1
4を回すと、ネジ18の作用によって昇降棒20が昇降
し、昇降棒20に接続されている仕切弁10が昇降して
流量を調整することができる。また、ハンドル22を操
作してボール弁12の開度を調整することは、仕切弁1
0の流量調整とは別個に行うことができる。
かつ流量の調整が容易なボール弁である。 【構成】ボール弁12には、流路の垂直方向に流路まで
通じる孔が穿孔され、その穿孔内には仕切弁10が挿入
されている。固定ナット16を緩めて流量調整ナット1
4を回すと、ネジ18の作用によって昇降棒20が昇降
し、昇降棒20に接続されている仕切弁10が昇降して
流量を調整することができる。また、ハンドル22を操
作してボール弁12の開度を調整することは、仕切弁1
0の流量調整とは別個に行うことができる。
Description
【0001】
本考案は、流体流路中に取付けられる流量調整機構付ボール弁に関し、さらに 詳しくは、ボール弁の改善技術に関する。
【0002】
ボール弁は、全閉全開が容易で且つ短時間に確実に行えるが、流量調整が難し いために、全閉後、再度流路を開き全閉前の流量に再現するのに時間を要してい た。 これを解決する技術として、例えば、バルブを直列に2台流路に取り付け、1 台は流路の開閉専用に、他の1台は流量調整専用に使用していた。
【0003】
従来のボール弁は、ボール状の弁を90°程度回転することにより、容易に全 閉全開が可能であるが、少しの回転でも開度が大きく変化する為、一般の仕切弁 ・玉形弁などに比べると流量調整が難しく、且つ、水撃が発生しやすいという問 題があった。
【0004】 又、ボール弁は、仕切弁・玉形弁などと同様に、弁部の開度で流量調整を行い 長年使用していると、シール部分にキャビテーションによるエロージョンが発生 し、シール部分の機能が低下することにより全閉時に漏れが発生するという問題 もあった。 本考案は、流量調整の容易化、及び、全閉後再度流路を開いた時の流量再現性 の確保、並びに、水撃作用の防止、又エロージョンによるボール弁シール機能の 低下を防止して弁の長寿命化を図る流量調整機構付ボール弁を提供することを課 題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上述の問題点を解決するものであり、次の技術手段を採った、すな わち、 (1)流路と交差する方向に該流路まで通じる孔が穿設されてなる流路開閉用ボ ール弁と、 (2)前記孔内に挿入量自在に挿着された、前記流路の開口を制限する流量調整 部材と を備えたことを特徴とする流量調整機構付ボール弁である。
【0006】 ここで、前記流量調整部材は、例えば前記流路開閉用ボール弁を回動させるボ ール弁開閉軸と同軸に備えられ、かつ該ボール弁開閉軸に固定されていてもよく 、あるいは前記流路開閉用ボール弁を回動させるボール弁開閉軸の、前記流路を 挟んだ反対側に備えられ、かつ該ボール弁開閉軸とは独立して固定されていても よい。
【0007】
本考案のボール弁は上述のように構成されているので、ボール弁自体の流路開 閉機能と、流路の開口の大きさを定める流量調整機能とが互いに独立となり、こ れにより次のような作用がある。 (a)きめの細かい流量の調節ができる。 (b)ボール弁のシ−ル部分での開度を変えることなく流量調整部材のみで流量 調整が可能となるので、エロージョンが発生するのはボール弁のシ−ル機構部で はなくなり、長年使用してもボール弁シ−ル機能の長期確保を図ることができる 。 (c)ボール弁を急に開閉しても給水系への水撃作用が発生しない範囲に流量を 調整することが可能となる。
【0008】
本考案の実施例を、図面を参照して説明する。図1〜図4は第1の実施例の説 明図である。図3及び図4に示すように流路開閉用ボール弁12の上部に、流路 まで通じる孔を開け、この中に流量調整用仕切弁10を挿入し、その挿入量を調 節することによって流量を調整するように構成されている。
【0009】 すなわち、この流量調整機構は、図1及び図2に示されており、仕切弁固定ナ ット16を緩めておき、流量調整ナット14を回動させることによって、昇降棒 20に設けたネジ18を介して昇降棒20を昇降させ、昇降棒20に連結された 流量調整用仕切弁10を昇降させ流路の開口を制限して中を流れる流体の流量調 整を行うことが出来る。
【0010】 本実施例においては、図1、図2に示すように、昇降棒20を囲繞してボール 弁開閉軸24が設けられ、ボール弁開閉ハンドル22を操作することにより、ボ ール弁12及び昇降棒20が(従って、仕切弁10も)同時に回動する構造とな っている。なお、40はOリング、32及び34はパッキン、36はパッキンカ ラー、28及び42は配管継手部、44は弁開閉部外箱、30はボール弁シール 用ガスケットである。
【0011】 従って、ボール弁12は、内部の仕切弁10の開度とは関係なく開閉が可能で ある。 本考案の第2の実施例を図5に示す。本実施例は、第1の実施例の仕切弁10 とは反対側に流量調整棒10aを設け、ハンドル22aを操作しボール弁開閉軸 24aを介してボール弁12を回動させても流量調整棒10aは回動しないよう な構造になっている。すなわち、流量調整棒10aはボール弁12の回動とは独 立している。流量調整棒10aは、固定ナット16aを緩めておき回動させるこ とによって、ネジ18aの作用によりボール弁12とは独立して上下に移動し、 これにより流量を調整することができる。なお、28a及び42aは配管継手部 、30aはボール弁シール用ガスケット、40aはOリングである。
【0012】 本実施例においても、ボール弁12は、流量調整棒10aによる流路の開度と は関係なく開閉が可能である。
【0013】
本考案は、上述のように構成されているので、次のような優れた効果を奏する 。 ボール弁に仕切弁(又は流量調整棒)を取付けることにより流量調整は、仕切 弁(又は流量調整棒)で行うことが可能であり且つ、ボール弁を全閉全開で使用 すれば、全開時の仕切弁開度(又は流量調整棒による流路の開度)は常に一定に 確保出来る為、流路を開いた後の流量調整が不要となる。従って、流量再現性が ある。
【0014】 又、仕切弁(又は流量調整棒)を、ボール弁の中央部に取り付けることにより 、ボール弁のシール部分での開度を変える事なく流量調整が可能となり、エロー ジョンが発生するのは、仕切弁(又は流量調整棒)とボール弁の中央部になるた め、ボール弁シール機構を痛めることなく長期にわたりシール性を確保すること ができ、弁の長寿命化を図ることができる。
【0015】 又、ボール弁内の仕切弁(又は流量調整棒)により、ボール弁を急激に開閉し ても水撃作用が発生しない範囲に流量を調整することが可能となる。
【図1】図1は本考案の第1の実施例の側面の断面図で
ある。
ある。
【図2】図2は本考案の第1の実施例の正面の断面図で
ある。
ある。
【図3】図3は図1の流路開閉用ボール弁と流量調整用
仕切弁の斜視図である。
仕切弁の斜視図である。
【図4】図4は流量調整用仕切弁の正面図及び流路開閉
用ボール弁の断面図を示す。
用ボール弁の断面図を示す。
【図5】図5は本考案の第2の実施例の側面の断面図で
ある。
ある。
10 流量調整用仕切弁 10a 流量調整用棒 12 流路開閉用ボール弁 14 流量調整ナット 16、16a 固定ナット 18、18a ネジ 20 昇降棒 22、22a ボール弁開閉ハンドル 24、24a ボール弁開閉軸 26 弁箱 28、28a 配管継手部 30、30a ボール弁シール用ガスケット 32、34 パッキン 36 パッキンカラー 40、40a Oリング 42、42a 配管継手部 44 弁開閉部外箱
Claims (3)
- 【請求項1】 流路と交差する方向に該流路まで通じる
孔が穿設されてなる流路開閉用ボール弁(12)と、前
記孔内に挿入量自在に挿着された、前記流路の開口を制
限する流量調整部材(10,10a)とを備えたことを
特徴とする流量調整機構付ボール弁。 - 【請求項2】 前記流量調整部材(10)が、前記流路
開閉用ボール弁(12)を回動させるボール弁開閉軸
(24)と同軸に備えられ、かつ該ボール弁開閉軸に固
定されてなることを特徴とする請求項1記載の流量調整
機構付ボール弁。 - 【請求項3】 前記流量調整部材(10a)が、前記流
路開閉用ボール弁(12)を回動させるボール弁開閉軸
(24a)の、前記流路を挟んだ反対側に備えられ、か
つ該ボール弁開閉軸とは独立して固定されてなることを
特徴とする請求項1記載の流量調整機構付ボール弁。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991031401U JP2505936Y2 (ja) | 1990-12-03 | 1991-05-08 | 流量調整機構付ボ―ル弁 |
EP91119670A EP0489296A1 (en) | 1990-12-03 | 1991-11-18 | Ball valve assembly with flow regulating mechanism |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-401520 | 1990-12-03 | ||
JP40152090 | 1990-12-03 | ||
JP1991031401U JP2505936Y2 (ja) | 1990-12-03 | 1991-05-08 | 流量調整機構付ボ―ル弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538472U true JPH0538472U (ja) | 1993-05-25 |
JP2505936Y2 JP2505936Y2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=26369854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991031401U Expired - Lifetime JP2505936Y2 (ja) | 1990-12-03 | 1991-05-08 | 流量調整機構付ボ―ル弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505936Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041588A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 複合弁 |
JP2014101988A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-05 | Kitz Corp | 流量調整式回転弁 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS504625A (ja) * | 1972-10-27 | 1975-01-18 | ||
JPS59132955U (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-06 | 株式会社川電機器製作所 | バルブ |
JPS6052472U (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-12 | 日邦バルブ工業株式会社 | 流量調整可能なボ−ル弁型止水栓 |
JPH03157571A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-05 | Maezawa Kiyuusou Kogyo Kk | ボール止水栓 |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP1991031401U patent/JP2505936Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS504625A (ja) * | 1972-10-27 | 1975-01-18 | ||
JPS59132955U (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-06 | 株式会社川電機器製作所 | バルブ |
JPS6052472U (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-12 | 日邦バルブ工業株式会社 | 流量調整可能なボ−ル弁型止水栓 |
JPH03157571A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-05 | Maezawa Kiyuusou Kogyo Kk | ボール止水栓 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041588A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 複合弁 |
JP2014101988A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-05 | Kitz Corp | 流量調整式回転弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2505936Y2 (ja) | 1996-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960319 |