JPH05383U - タイル吸着装置 - Google Patents

タイル吸着装置

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JPH05383U
JPH05383U JP5584791U JP5584791U JPH05383U JP H05383 U JPH05383 U JP H05383U JP 5584791 U JP5584791 U JP 5584791U JP 5584791 U JP5584791 U JP 5584791U JP H05383 U JPH05383 U JP H05383U
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JP
Japan
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suction
valve
tile
hole
partition wall
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Pending
Application number
JP5584791U
Other languages
English (en)
Inventor
信義 渡辺
Original Assignee
株式会社後藤鉄工所
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Publication date
Application filed by 株式会社後藤鉄工所 filed Critical 株式会社後藤鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意数のタイルの吸着を可能にすると共に、
吸引ボックスを吸引制御するバルブを1個と成し、その
製造コストを著しく低減する。 【構成】 吸盤部8の吸引通路の隔壁に貫通孔と弁口を
穿設し、一方上部にナット部材を螺着する支持棒を前記
貫通孔に挿通させ、その支持棒の下端には弁体を装着
し、該弁体と前記隔壁下面とに所定間隔を設けて吸着器
と成し、該吸着器を吸引ボックスに多数個装着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は多数個の吸着器の夫々に吸引通路を確実に開閉させる開閉機構を設け たタイル吸着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種大きさのタイルを多数個吸着移送する吸着装置としては図4に示す 様に、ゴム製の一体成型から成るものにして、中央部に透孔aを有する円錐状の 吸盤bより上方に連続して上部に真空ポンプに連通する弁口cを有する内部空間 を球状と成す吸引室dが形成され、該吸引室dに内装する球体eによって上記弁 口cを開閉させる吸着器fを吸引ボックスgに多数個設けているものが見受けら れるも、然しながらこの吸着器fにあっては、球体e表面に付着する異物等によ る汚れや、弁口cの形状不良(一体成型であると共に、弁口cが内部に形成され ているため検査が出来ない。)によって球体eとの間にてシール不良が発生する 欠点を有している。
【0003】 このため吸引ボックスg内をタイルに応じた任意数に区割し、この各ブロック 室h毎にバルブjを設けて上記欠点を解消しているも、かかる手段にあっては、 そのブロック室hが数百以上と多くなるに伴って上記バルブjの使用個数も増大 し、コストが非常に高騰すると共に、吸着器fの作動、非作動をタイルに応じて 組み合わせる電気的制御が複雑になる欠点を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、任意数のタイルの吸着を可能にすると共に、吸引ボックスを吸引制 御するバルブを1個と成し、その製造コストを著しく低減するタイル吸着装置を 提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記従来技術に基づくシール不良、コスト等の課題に鑑み、吸引通路 に形成する隔壁の下方に所定間隔をもって弁体を配設し、隔壁の弁口を大気開口 させた状態における吸引時に、かかる吸引力によって吸い込む風力により弁体を 隔壁に着座させて弁口をシールさせることを要旨とするタイル吸着装置を提供し て上記欠点を解消せんとしたものである。
【0006】 そして、タイル吸着装置としては吸盤部内部の吸引通路中間部に隔壁を形成し 、該隔壁の中央部位に貫通孔を、該貫通孔の周囲に弁口を穿設し、一方上部にナ ット部材を螺着する支持棒を前記貫通孔に挿通させ、その支持棒の下端には前記 隔壁下面との間に所定間隔を具有させて円盤状の弁体を装着して吸着器と成し、 該吸着器を内部に空間部が画成される吸引ボックスに多数個装着するものである 。
【0007】
【作用】
本考案にあっては、先ずタイル吸着時は吸盤部をタイル表面に当接させ、吸引 ボックス内を吸引し、弁口よりタイルと吸盤部によって囲まれる空間内を吸引し てタイルを吸着保持する。
【0008】 かかる吸着する際には、隔壁と弁体とは所定間隔を有すると共に、上記空間の 空気量が少量であるため、弁口の吸引力に影響されずに弁体がその自重にて下端 位置より移動せずに弁口の連通状態が維持される。
【0009】 又、吸盤部の下方にタイルが存在しない場合は、弁口の吸引力による吸い上げ られる風力(弁口が大気開口されている。)によって、自重に抗して弁体が上昇 し弁口をシールする。
【0010】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は本考案に係るタイル吸着装置であり、内部に所定容量の空間部2が画成さ れる箱状の吸引ボックス3を形成し、該吸引ボックス3の空間部2には真空ポン プ(図示せず)等の適宜吸引機能を具有させる装置(図示せず)をホース体4を 介して接続すると共に、該ホース体4には吸引経路を開閉制御するバルブ5を介 装している。
【0011】 6、6a…は吸引ボックス3の下部に設ける吸着器であり、該吸着器6、6a…は 弁機構部7と吸盤部8とにより構成している。
【0012】 弁機構部7は筒状部材9の吸引通路10中間部に下面側を平面状と成す隔壁11を 形成し、該隔壁11の中央部位に貫通孔12を、該貫通孔12の周囲に適宜個数の弁口 13を穿設すると共に、上端部の外周にフランジ14を形成して弁本体15と成し、か かる弁本体15を吸引ボックス3の底板16に穿設する弁機構取付孔17に装着してい る。
【0013】 18は弁体であり、該弁体18はゴム等にて円盤状に形成するものにして、弁本体 15の隔壁11に設ける貫通孔12を挿通させる支持棒19の下端に装着し、該支持棒19 の上部に螺着するナット部材20の上下調整によって弁体18の上面と隔壁11の下面 とに所定の間隔Xを設定する。
【0014】 吸盤部8は弁本体15の筒状部材9の外周面と密着する円筒部位21と、該円筒部 位21より下方へ連続して円錐状の吸着部位22を一体形成し、円筒部位21の内周面 に突設する突条23と、弁本体15の筒状部材9の外周面に周設する溝24とを嵌合さ せて吸盤部8を弁本体15に組み付けている。
【0015】 尚、上記説明においては、弁機構部7と吸盤部8とを別体にて形成して吸着器 6、6a…を構成しているが、かかる構成には何ら限定されず、弁機構部7と吸盤 部8とを一体的に形成してもよい。
【0016】 次に本考案に係るタイル吸着装置の作用について説明すると、 タイル吸着装置1を整列載置されている多数のタイルWの上方対向位置まで移 動し、そしてタイル吸着装置1を下降させて吸着器6、6a…の吸盤部8をタイル W表面に当接させ、しかる後バルブ5を開弁させて吸引ボックス3内を吸引する ことにより、弁機構部7の弁口13よりタイルWと吸盤部8の吸着部位22によって 囲まれる空間内の空気を吸引してタイルWを吸着保持する。
【0017】 かかる吸着する際には、隔壁11と弁体18との間には所定の間隔X(ナット部材 20によって調整可能)を有すると共に、上記空間の空気量が少量であるため、弁 口13からの吸引力に何ら影響されずに弁体18がその自重にて下端位置に停止して いることにより、弁口13の連通状態が維持される。
【0018】 又、吸盤部8の下方にタイルWが存在しない場合は、弁口13からの吸引力にて 吸い上げられる風力(弁口13が大気開口されている)によって、自重に抗して弁 体18が上昇して弁口13をシールする。
【0019】
【考案の効果】
要するに本考案は、吸盤部8内部の吸引通路10中間部に隔壁11を形成し、該隔 壁11の中央部位に貫通孔12を、該貫通孔12の周囲に弁口13を穿設し、一方上部に ナット部材20を螺着する支持棒19を前記貫通孔12に挿通させ、その支持棒19の下 端には前記隔壁11下面との間に所定間隔Xを具有させて円盤状の弁体18を装着し て吸着器6、6a…と成し、該吸着器6、6a…を内部に空間部2が画成される吸引 ボックス3に多数個装着したので、吸引ボックス3内を吸引し、弁機構部7の弁 口13よりタイルWと吸盤部8とによって囲まれる空間内の空気を吸引してタイル Wを確実に吸着保持することが出来、又吸盤部8の下方にタイルWが存在しない 場合は、弁口13からの吸引力にて吸い上げられる風力(弁口13が大気開口させて いる。)によって、自重に抗して弁本体15が上昇して弁口13を確実にシールする ことが出来る。
【0020】 従って、任意数(吸着器6、6a…より少数)のタイルWであっても吸引ロス( 吸引漏れ)が無いため、必要最低限の吸引能力を有する真空ポンプを設ければよ く、又従来の様に吸引ボックス3を個別にブロック化することなく、而も各ブロ ック毎にバルブを設けなくともよく、吸引ボックス3を吸引すべく真空ポンプと の間に1個のバルブ5を介装すればよいため、その製造コストを著しく低減する ことが出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタイル吸着装置の断面図である。
【図2】タイル吸着装置における吸着器の非吸着状態を
示す断面図である。
【図3】タイル吸着装置における吸着器の非吸着状態を
示す断面図である。
【図4】従来のタイル吸着装置の断面図である。
【符号の説明】
2 空間部 3 吸引ボックス 6、6a… 吸着器 8 吸盤部 10 吸引通路 11 隔壁 12 貫通孔 13 弁口 18 弁体 19 支持棒 20 ナット部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 吸盤部内部の吸引通路中間部に隔壁を形
    成し、該隔壁の中央部位に貫通孔を、該貫通孔の周囲に
    弁口を穿設し、一方上部にナット部材を螺着する支持棒
    を前記貫通孔に挿通させ、その支持棒の下端には前記隔
    壁下面との間に所定間隔を具有させて円盤状の弁体を装
    着して吸着器と成し、該吸着器を内部に空間部が画成さ
    れる吸引ボックスに多数個装着したことを特徴とするタ
    イル吸着装置。
JP5584791U 1991-06-21 1991-06-21 タイル吸着装置 Pending JPH05383U (ja)

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JP5584791U JPH05383U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 タイル吸着装置

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JP5584791U JPH05383U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 タイル吸着装置

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JPH05383U true JPH05383U (ja) 1993-01-08

Family

ID=13010424

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225278U (ja) * 1988-08-09 1990-02-20
JP2002137183A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Maeda Kiko Kk 吸着パッド
JP2017050412A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 株式会社ディスコ 保持治具
CN108757342A (zh) * 2018-06-04 2018-11-06 南通理工学院 一种用于风机叶片探伤的设备

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