JPH0538396A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH0538396A
JPH0538396A JP3197727A JP19772791A JPH0538396A JP H0538396 A JPH0538396 A JP H0538396A JP 3197727 A JP3197727 A JP 3197727A JP 19772791 A JP19772791 A JP 19772791A JP H0538396 A JPH0538396 A JP H0538396A
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drum
airtight
bearing
felt
drying chamber
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JP3197727A
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Tsunetoshi Komatsu
常利 小松
Takashi Ishino
孝 石野
Katsutoshi Sasaki
勝敏 佐々木
Kanichi Oogoshi
患一 大越
Kazuyuki Sagawa
一之 佐川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、従来の前面軸受気密方式のよ
うに、前面軸受の摺動部に綿塵が入り込み、堆積し、摺
動抵抗が大きく、ドラムがロックして、回転不能に至る
といった欠陥をなくし、信頼性の高い前面軸受部を有す
る衣類乾燥機を提供することにある。 【構成】前面軸受の摺動部を圧縮した状態のフェルトで
気密を保たせることで、摺動部への綿塵の侵入を防ぐ。 【効果】本発明のように、前面軸受の摺動部を圧縮した
状態のフェルトで気密を保たせることで、摺動部への綿
塵の侵入を防ぐことができ、従来の前面軸受気密方式の
ように、摺動部に綿塵が入り込み、堆積し、摺動抵抗が
大きくなって、ドラムがロックし、回転不能に至るとい
った欠陥をなくすことができ、信頼性の優れた衣類乾燥
機を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類乾燥機の乾燥室で
あるドラム前部軸受部に係り、特に気密方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のドラム前面軸受部は、ドラム支持
板の外周上部に複数からなる摺動材を設け、この摺動材
でドラムを回転自在に支承させ、ドラム支持板の全外周
に気密用フェルトを貼り、ドラムとドラム支持板とを回
転自在にしながら、湿潤空気の洩れをふさぐ構成となっ
ている。図11,図12を用い詳細に説明する。ドラム
支持板5に摺動部材27(長さ40,幅8.5,厚み2.
5)3個をドラム7の荷重が掛る所に取り付け、軸受の
内側全周には気密フェルト28(幅13,厚み2.1の
ポリエステル600g/m2)を貼り、軸受外側全周に
気密フェルト29(幅6,厚み3.0のポリエステル3
00g/m2)を貼りドラム支持板ブクミとし、外枠1
に固定する。その後ドラム7を後方より挿入組立る。組
立後の軸受寸法関係は、気密フェルト29がドラム支持
板5とドラム7間に0.4mm 圧縮された状態で組み込
まれ、ドラム7内からの湿潤空気,綿塵が洩れないよう
シールされる。気密フェルト28はドラム7間と隙間が
0.5mm あく、この隙間はドラム支持板ブクミへドラ
ム7をスムーズに挿入できるよう組立性を考慮したもの
である。しかし、フィルター19が目詰りした状態で乾
燥されると、ドラム7と気密フェルト28の隙間(0.
5mm )に綿塵が入り込み、堆積する。その堆積した
綿塵が、隙間いっぱいになると、回転方向に動き玉状と
なって、ドラム7と気密フェルト28間に食い込みドラ
ム7がロックし、回転不能となって乾燥不能になる。こ
のように、従来の前面軸受構成は信頼性に欠けるもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、乾燥
中に、前面軸受摺動部の気密フェルト28とドラム7間
に綿塵が入り込んで堆積し、その堆積した綿塵が、隙間
いっぱいになると、回転方向に動き玉状となって、ドラ
ム7と気密フェルト28間に食い込みドラム7がロック
し回転不能となってしまう。このように、従来の前面軸
受構成は信頼性に欠けるものであった。
【0004】本発明の目的は、乾燥中に前面軸受摺動部
への綿塵の入口にあたる、気密フェルト28とドラム7
間に、綿塵が入り込まないようドラム支持板5と、ドラ
ム7間に圧縮した状態にして、気密フェルト28を組み
込むことで、ドラムがロックすることなく信頼性の高い
前面軸受部を有する衣類乾燥機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、乾燥中に前
面軸受摺動部への綿塵の入口となる、気密フェルト28
の密度(g/m3 )を小さくし、その分、厚みをもたせ
ることで柔軟性を高め、組立後、気密フェルト28がド
ラム支持板5とドラム7とを回転自在にしながらドラム
支持板5とドラム7間に、圧縮状態で組み込まれるよう
にすることで達成される。
【0006】
【作用】気密フェルト28がドラム支持板5とドラム7
に圧縮された状態でドラムが摺動する。しかし、摺動抵
抗がこれまでより大きくならないよう気密フェルト28
の密度(g/m3 )を小さくし、これまでの摺動抵抗と
同等にするため、なんら不具合は生じない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4より説
明する。
【0008】はじめに乾燥機の構成を説明する。外枠1
の後面に裏ふた2が止着してある。外枠1の前面に形成
した衣類投入口3、この衣類投入口3の出入口を開閉す
るドア4を外枠1の前面に位置し、外枠1に止着された
金属製の環状のドラム支持板5と外枠1内の後部に配設
された、後部軸受6に乾燥室となるドラム7が回転自在
に支持されてある。ドラム支持板5とドラム7の摺動は
摺動抵抗の小さいテフロンからなる摺動部材27、3個
を、ドラム支持板5のドラム7の荷重が掛る部分に部組
まれ、回転自在に支承している。また、この軸受部の気
密を保つため気密フェルト(ポリエステル300g/m
3t3 )がドラム支持板5に貼られ、ドラム支持板5と
ドラム7とのギャップ幅2.5mmに0.5mm圧縮され
た状態で組み込まれている。圧縮力は10g/cm2
小さく抑え、ドラム7の摺動に影響を与えないような、
小さな抗力となる。ドラム7の後面には多数の穴から成
る熱気出口8を形成している。ドラム支持板5の下部に
形成された熱気入口9へ、ファンケーシング11の通気
口12から連通される循環路10が形成されてある。熱
気入口9に対向して正特性サーミスタから成るハニカム
状ヒータ13を備え、ドラム支持板5に固着されたL字
形ダクト14内に納めてある。ファンケーシング11内
に熱交換型の両面ファン16は後部軸受6にメタルを介
して回転自在に軸支されている。外枠1内上部にモータ
18が配設されてありアイドラプーリ及びベルト24に
よりドラム7を回転させると共に両面ファン16をプー
リベルトにより回転させる。ドラム7の熱気出口8を覆
うように内方向から取付けられたリントフィルター19
が装着されてある。循環風路内であるファンケーシング
11の熱気出口8に面した所にサーミスタから成る温度
センサー20と湿度センサー22が乾燥空気の状態変化
を検知するために取付けてあり、また、外気温度を検知
するために裏ふた2の冷却風入口2a部にサーミスタか
ら成る温度センサー21が取付けてある。一連の乾燥作
業を遂行させるコントローラ25が配置されている。外
枠1のフロント面には操作部26が配置されている。
【0009】以下、動作を説明する。運転を行なう時
は、まずドア4を開け脱水した衣類をドラム7に収納し
て電源(図示せず)を入れてモータ18及びヒータ13
に通電されドラム7が低速で回転、また、両面ファン1
6が高速で回転する。循環路10の空気は、ヒータ13
により加熱され、高温の乾燥空気として熱気入口9より
ドラム7内へ吸い込まれる。ドラム7内へ送られた高温
の乾燥空気はドラム7内の衣類と接触し衣類に含まれた
水分の蒸発を促し、高温高湿の空気となりフィルター1
9で綿塵が捕集された後、ファンケーシング11内の両
面ファン16に裏ふた2の冷却入口2aより吸い込まれ
た機外空気により露点温度以下に冷却され、両面ファン
16の循環路側に凝縮水を生じる。生じた凝縮水は、循
環路10の排水口15より機外へ排出される。両面ファ
ン16を通過する際に水分の一部を失った循環空気は除
湿空気となりL字形ダクト14内に設けてあるヒータ1
3により加熱された後、高温の乾燥空気として再びドラ
ム7内へ送られ、衣類の乾燥に利用される。この乾燥過
程で、前面軸受部は、ドラム支持板5に摺動部材27、
3個を、ドラム支持板5のドラム7の荷重が掛る部分に
部組み、摺動抵抗を小さく回転自在に支承し、また、こ
の軸受部の気密を保つため気密フェルト(ポリエステル
300g/m3t3 )がドラム支持板5の全周に貼ら
れ、ドラム支持板5とドラム7とのギャップ幅2.5m
mに0.5mm圧縮された状態で組み込まれている。圧
縮力は20g/cm2以下と小さく抑え、ドラム7の摺
動に影響を与えないような、小さな抗力となっている。
このようにドラム支持板5とドラム7間に気密フェルト
28が圧縮された状態で組み込まれるため、気密フェル
ト28とドラム7間に綿塵が入り込めなくなり、気密フ
ェルト28とドラム7間に、従来の前面軸受部のよう
に、綿塵が堆積してドラム7がロックし、起動不良にな
るといったこともなく、いつまでも安定した性能がえら
れる。
【0010】図5は本発明の一実施例の要部拡大図であ
り、前面軸受部への綿塵の入口にあたる、軸受摺動部の
ドラム側に、隙間が生じないよう、ドラム支持板5とド
ラム7間に圧縮状態で気密フェルト28を組み込み、軸
受摺動部の摺動抵抗をできるだけ小さく抑えるため、軸
受摺動部の外側は、圧縮しない状態の気密フェルト30
からなる構成としても同じ効果が得られる。図6,図7
のようにドラム7の軸受摺動部に凹を設けると気密フェ
ルト28とドラム7との接触面が増え、気密効果が高ま
る。図8のように、ドラム7の軸受摺動部に凸を設けて
も、気密フェルト28とドラム7との接触面が増え、気
密効果が高まる。図9は、クッション材28aに柔軟性
をもたせ、ドラム7との接触面に摺動抵抗の少ないフェ
ルト28bを重ね合わせても同等以上の効果を得られ
る。図10は、歯ブラシのように植毛したブラシ28c
を圧縮状態で使用しても同等の効果が得られる。実施例
はすべて、気密フェルト28をドラム支持板5側に貼り
付け、ドラム7と摺動させる構成としているが、気密フ
ェルト28をドラム7側に付け、ドラム支持板5と摺動
させる構成にしても同じ効果が得られる。
【0011】
【発明の効果】本発明のように、前面軸受の摺動部を圧
縮した状態のフェルトで気密を保たせることで、摺動部
への綿塵の侵入を防ぐことができ、従来の前面軸受気密
方式のように、摺動部に綿塵が入り込み、堆積し、摺動
抵抗が大きくなり、ドラムがロックして、回転不能に至
るといった欠陥をなくすことができ、信頼性の優れた衣
類乾燥機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】衣類乾燥機の縦断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】図1の要部の縦断面図。
【図4】図3を矢印方向から見た断面図。
【図5】図2に相当する他の実施例図。
【図6】図2に相当する他の実施例図。
【図7】図2に相当する他の実施例図。
【図8】図2に相当する他の実施例図。
【図9】図2に相当する他の実施例図。
【図10】図2に相当する他の実施例図。
【図11】従来例の縦断面図。
【図12】図11のB部拡大図。
【符号の説明】
5…ドラム支持板、7…ドラム、18…モータ、27…
摺動部材、28…気密フェルト、29…気密フェルト。
フロントページの続き (72)発明者 大越 患一 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所多賀工場内 (72)発明者 佐川 一之 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所多賀工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外枠とこの外枠内に回転自在に支承された
    乾燥室と、この乾燥室内に通風を行なう送風装置と、乾
    燥室に流入する通風を加熱する加熱手段と、前記乾燥室
    と送風装置を駆動する電動機を備えたものにおいて、乾
    燥室前面軸受摺動部のラジアル方向の気密を、圧縮状態
    を保たせた気密部材からなる軸受構成としたことを特徴
    とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】請求項1において、気密部材の圧縮率
    {(自然厚さ−圧縮状態の厚さ)×100/自然厚さ}を
    5%以上としたことを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】請求項1において、気密部材の圧縮状態を
    保たせる所を、前面軸受摺動部の乾燥室側とすることを
    特徴とする衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】請求項1において、圧縮状態を保たせる気
    密部材を、フェルト材とすることを特徴とする衣類乾燥
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100619728B1 (ko) * 2004-05-11 2006-09-08 엘지전자 주식회사 의류 건조기용 드럼의 실링장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53166167U (ja) * 1977-06-03 1978-12-26
JPS54101662U (ja) * 1977-12-28 1979-07-18
JPS58173598A (ja) * 1982-04-07 1983-10-12 株式会社日立製作所 衣類乾燥機

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