JPH0538325U - フアン装置 - Google Patents
フアン装置Info
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- JPH0538325U JPH0538325U JP8717591U JP8717591U JPH0538325U JP H0538325 U JPH0538325 U JP H0538325U JP 8717591 U JP8717591 U JP 8717591U JP 8717591 U JP8717591 U JP 8717591U JP H0538325 U JPH0538325 U JP H0538325U
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- drive shaft
- shaft member
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D19/00—Axial-flow pumps
- F04D19/002—Axial flow fans
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/05—Shafts or bearings, or assemblies thereof, specially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/052—Axially shiftable rotors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファンの回転速度の制御とは別の簡易な方法
によって、温度に応じた送風量の調整が可能なファン装
置を提供する。 【構成】 第1の軸部材55の軸部55Bに、第2の軸
部材56の筒状部56Aを軸方向に伸縮自在に嵌合さ
せ、筒状部56Aの内部に、第1および第2の軸部材5
5および56の伸縮量に応じて容積が変化する内室Rを
形成し、その内室R内に、温度の上昇に応じて体積が膨
張する感熱素子58を封入し、第2の軸部材56にファ
ンカップリング53を介してファンを取付けた。
によって、温度に応じた送風量の調整が可能なファン装
置を提供する。 【構成】 第1の軸部材55の軸部55Bに、第2の軸
部材56の筒状部56Aを軸方向に伸縮自在に嵌合さ
せ、筒状部56Aの内部に、第1および第2の軸部材5
5および56の伸縮量に応じて容積が変化する内室Rを
形成し、その内室R内に、温度の上昇に応じて体積が膨
張する感熱素子58を封入し、第2の軸部材56にファ
ンカップリング53を介してファンを取付けた。
Description
【0001】
本考案は、ファン装置、特に自動車用内燃機関の冷却のために用いて好適なフ ァン装置に関する。
【0002】
従来、この種のファン装置としては、例えば、実開平3−6096号公報に開 示されたものが知られている。
【0003】 かかるファン装置は、駆動軸の先端の定位置に流体継手を介してファンを取付 けて、熱交換器に通じる通風路を形成するシュラウド内の定位置に、前記のファ ンを配置する構成となっている。
【0004】 前記の流体継手は、雰囲気温度に応じて伝達トルクを制御するものであり、こ の流体継手により、シュラウド内の温度に応じてファンの回転速度が制御されて 、シュラウド内の通風量つまり熱交換器の熱交換率が調整されることになる。
【0005】
しかしながら、上記従来のファン装置では、温度に応じて通風量を調整するた めの方法がファンの回転速度の制御方法のみに限られているため、必然的に通風 量の制御性に限界があり、またその制御のための流体継手の構造が複雑であった 。
【0006】 本考案の目的は、ファンの回転速度の制御とは別の簡易な方法によって、温度 に応じた送風量の調整が可能なファン装置を提供することにある。
【0007】
本考案のファン装置は、複数の構成部材を軸線方向に伸縮可能に連結してなる 駆動軸と、前記駆動軸に取付けられたファンと、感熱温度に応じて前記駆動軸を 伸縮動作させる感熱作動手段とを備えてなることを特徴とする。
【0008】
本考案のファン装置は、ファンの駆動軸が温度に応じて伸縮することにより、 温度に応じてファンの送風位置を簡易にずらして、ファンの回転速度の制御を要 せずとも送風量の調整を可能とする。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 本実施例は、自動車用内燃機関の冷却用のファン装置51としての適用例であ り、図1に示すように、駆動軸52の先端にファンカップリング53を介してフ ァン54を取付けた構成となっており、ラジエータ61後方のシュラウド62の 開口部にてファン54を軸線0を中心として回転させることにより、ラジエータ 61およびシュラウド62内を通過する矢印A方向の冷却風を生じさせるように なっている。
【0011】 まず、駆動軸52は、図2に示すように、第1および第2の軸部材55および 56の連結構造となっている。第1の軸部材55は定位置に回転自在に支持され 、かつ外フランジ55Aに取付けられるプーリおよびVベルトを介してエンジン により回転駆動されるようになっている。この第1の軸部材55の先端側(図3 中の左側)の軸部55Bには、第2の軸部材56の基端側(図3中の右側)の筒 状部56Aが軸方向に伸縮自在に嵌合され、さらに、軸部55Bの先端側フラン ジ55Cと筒状部56Aの内周部56Bがスプライン嵌合して、両軸部材55お よび56が一体的に回転するように連結されている。
【0012】 第2の軸部材56の基端側には、その軸部材56の抜け止め用のストッパ部5 6Cが設けられ、さらに、そのストッパ部56Cと、第1の軸部材55の先端側 フランジ部55Cとの間に、第2の軸部材56を矢印B1方向に付勢するリター ンスプリング57が介在されている。また、筒状部56Aの内部には、両軸部材 55および56の伸縮量に応じて容積が変化する内室Rが形成されており、この 内室Rには、感熱温度の上昇に応じて体積が膨張する感熱素子(例えば、「ワッ クスペレット」と称される粒状体)58が封入されている。
【0013】 次に、ファンカップリング(流体継手)53は、第2の軸部材56を駆動部材 とし、また、その軸部材56にベアリング4を介して回転自在に支持され、かつ 外周部にファン54が取付けられたハウジングを従動部材として、前者の駆動部 材の回転トルクを後者の従動部材に伝達するように構成されている。
【0014】 そこで、そのファンカップリング53の構成について説明する。
【0015】 図2において、6は上記第2の駆動部材56の前端に固着されたディスクであ り、上記ハウジング3内の後述する作動室12に収納配置されている。上記ハウ ジング3は、上記ベアリング4に直接軸受されるボディ部7と、該ボディ部7の 前端にボルト8を介して連結されたカバー部9とを備え、内部は仕切板10によ って前側の貯留室11と後側の上記作動室12とに隔成されている。
【0016】 そして、上記ディスク6の外周端近傍部とカバー部9の内端壁には、互いに所 定間隙をもって噛合する複数の環状突起13および14がそれぞれ形成されてお り、両突起13および14間でラビリンス溝を構成し、シリコンオイル等の作動 流体の粘性抵抗を得て流体継手として作用するようになっている。
【0017】 ディスク6側の環状突起13は、ディスク6の周方向に沿う等間隔の複数箇所 、例えば90°間隔の4箇所13Aが切欠かれている。そして、それぞれの切欠 き箇所13Aからディスク6の外周部に貫通する連通孔6Aを通って、遠心力を 受けた作動流体がディスク6の外周端側に流動するようになっている。また、デ ィスク6には、その周方向に沿う等間隔の複数箇所、例えば60°間隔の6箇所 に円孔6Bが設けられている。一方、カバー部9側の環状突起14は、周方向に 沿う等間隔の複数箇所が切欠かれており、その切欠き箇所に、放射状に延在する 通路9Aが形成されている。また、回転中心側に位置する環状突起14の内周部 には、環状のガイドプレート31が取付けられている。
【0018】 更に、上記カバー部9には、貯留室11と作動室12とを連通する屈曲状の戻 し通路15が設けられ、またこの戻し通路15の作動室12側開口端の周方向片 側には、突起16が設けられている。この突起16は、上記ディスク6の側端面 との間でポンプ機構を構成している。
【0019】 上記仕切板10には、貯留室11と作動室12とを連通する連通孔17が形成 されている。そして、カバー部9の略中央に、外側の渦巻状バイメタル19の中 心端が固定された回転軸20が軸受され、また、この回転軸20の内端部には、 上記連通孔17を開閉するバルブプレート21が支持されている。渦巻状バイメ タル19は、その外周端がカバー部9の定位置に固定されており、図1のラジエ ータ61を通過した空気の温度を感知し、その温度に応じて、回転軸20と共に バルブプレート21を回動させるようになっている。
【0020】 次に、作用について説明する。
【0021】 まず、ファンカップリング53は、バイメタル19付近の雰囲気温度に応じて 、ファン54の回転速度を制御する。
【0022】 すなわち、バイメタル19は、雰囲気温度に応じて、バルブプレート21を回 動させて連通孔17を開閉し、その開閉量に応じた量の作動流体がラビリンス溝 間に送り込まれて伝達トルクが変化する。例えば、機関の始動直後等、バイメタ ル19付近の雰囲気温度が低い場合には、バルブプレート21が連通孔17を閉 塞して作動流体の循環を実質上停止させる。この結果、ラビリンス溝間に送り込 まれる作動流体量が極めて少なくなり、ディスク6からハウジング3への伝達ト ルクが低下して、ハウジング3、ひいてはファン54が低速回転することになる 。次いで、バイメタル19付近の雰囲気温度が上昇した場合には、その温度上昇 に伴って、バルブプレート21が連通孔17の開口面積を大きくする。この結果 、貯留室11内から作動室12内への作動流体の流入量が増加し、それに応じた 駆動トルクが発生して、ハウジング3ひいてはファン54が徐々に高速回転する ことになる。
【0023】 一方、駆動軸52は、感熱素子58付近の雰囲気温度に応じて、シュラウド6 2内におけるファン54の位置を調整する。
【0024】 すなわち、感熱素子58が雰囲気温度に応じて膨張し、その体積変化に応じて 、第1および第2の軸部材55および56を伸縮動作させる。例えば、機関の始 動直後等、雰囲気温度が低い場合には、感熱素子58の体積が小さくなり、図3 に示すように、リターンスプリング57の力によって、第1の軸部材55に対し て第2の軸部材56がファンカップリング53およびファン54とともに、矢印 B1方向へ移動する。この結果、ファン54はシュラウド62内から図1中右方 へ外れ、シュラウド62によって覆われるファン54の幅方向の範囲(以下、「 かぶり量」という)W1が小さくなる。次いで、感熱素子58の雰囲気温度が上 昇した場合には、その温度上昇に伴って、感熱素子58が膨張し、図2に示すよ うに、リターンスプリング57の力に抗して、第2の軸部材56がファンカップ リング53およびファン54と共に矢印B2方向へ移動する。この結果、ファン 54はシュラウド62の内方(図1中の左方)へ移動し、ファン54のかぶり量 W1が大きくなる。
【0025】 ところで、本実施例の場合、ファン54のかぶり量W1は、図4に示すように ファン54の送風効率に大きく影響する。
【0026】 この図4は、ファン54の幅W0(図1参照)を50mmとして、それを一定 速度(1000rpm)で回転させたときのかぶり量W1とラジエータ通過風速 との関係を示し、かぶり量W1が25mm、つまりシュラウド62によるファン 5の覆い率(W1/W0)が50%のときに、ラジエータ61の通過風速が最大 となる。そして、かぶり量W1が25mmを中心として増加および減少したとき に、その増加および減少量に応じて風速が小さくなる。
【0027】 そこで、本実施例では、ファン54が矢印B2方向に最大量移動したときに、 ファン54の覆い率が50%となるように設定し、ファン54の矢印B1方向へ 移動量に応じてファン54の覆い率が小さくなるようにする。この結果、感熱素 子58の雰囲気温度が低いときに送風効率が低下し、その雰囲気温度の上昇に伴 って送風効率が向上することになる。
【0028】 結局、本実施例においては、ファンカップリング53によるファン54の回転 速度の制御と、駆動軸52によるファン54の送風位置の制御とによって、ラジ エータ61内を通過した空気の温度上昇に応じて、ラジエータ61の通風量を増 加させることになる。したがって、前者の回転速度の制御のみによって通風量を 制御する場合に比して、通風量の制御幅が大きくなり、かつ微妙な制御が可能と なって、通風量の制御性が向上する。特に、機関の始動直後等の暖機運転時には 、ラジエータ61の通風量を小さく抑えることができて、暖機特性が向上するこ とになる。
【0029】 なお、ファン54のかぶり量W1と風速との関係は、ファン54やシュラウド 62の形状等に応じて様々である。したがって、それらの関係に応じてファン5 4の送風位置の制御範囲および制御量は最適に定める。
【0030】
以上説明したように、本考案のファン装置は、ファンの駆動軸が温度に応じて 伸縮する構成であるから、温度に応じてファンの送風位置を簡易にずらすことが できて、ファンの回転速度の制御を要せずとも送風量の調整が可能となる。
【図1】本考案の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示すファン装置の駆動軸伸張時の要部の
拡大縦断面図である。
拡大縦断面図である。
【図3】図1に示すファン装置の駆動軸収縮時の要部の
拡大縦断面図である。
拡大縦断面図である。
【図4】図1に示すファンの送風位置と風速との関係の
説明図である。
説明図である。
51 ファン装置 52 駆動軸 53 ファンカップリング(流体継手) 54 ファン 55 第1の軸部材 56 第2の軸部材 58 感熱素子 61 ラジエータ 62 シュラウド R 内室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04D 29/04 F 7314−3H E 7314−3H
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の構成部材を軸線方向に伸縮可能に
連結してなる駆動軸と、 前記駆動軸に取付けられたファンと、 感熱温度に応じて前記駆動軸を伸縮動作させる感熱作動
手段とを備えてなることを特徴とするファン装置。 - 【請求項2】 前記ファンは、通風路を形成するシュラ
ウドの開口部に配備され、かつ前記駆動軸の伸縮動作に
よって前記シュラウドの開口部における位置がずれるも
のであることを特徴とする請求項1に記載のファン装
置。 - 【請求項3】 前記駆動軸と前記ファンとの間に、雰囲
気温度に応じて伝達トルクを制御可能な流体継手を介在
させたことを特徴とする請求項1または2に記載のファ
ン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8717591U JPH0538325U (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | フアン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8717591U JPH0538325U (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | フアン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538325U true JPH0538325U (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=13907654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8717591U Pending JPH0538325U (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | フアン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538325U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2304201A1 (en) * | 2008-04-28 | 2011-04-06 | Scania CV AB | Cooling fan |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP8717591U patent/JPH0538325U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2304201A1 (en) * | 2008-04-28 | 2011-04-06 | Scania CV AB | Cooling fan |
CN102016260A (zh) * | 2008-04-28 | 2011-04-13 | 斯堪尼亚商用车有限公司 | 冷却风扇 |
EP2304201A4 (en) * | 2008-04-28 | 2012-07-18 | Scania Cv Ab | FAN |
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