JPH0538310A - 箸紙類 - Google Patents

箸紙類

Info

Publication number
JPH0538310A
JPH0538310A JP21912991A JP21912991A JPH0538310A JP H0538310 A JPH0538310 A JP H0538310A JP 21912991 A JP21912991 A JP 21912991A JP 21912991 A JP21912991 A JP 21912991A JP H0538310 A JPH0538310 A JP H0538310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
chopsticks
metallic
parts
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21912991A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Oike
耕三 尾池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oike and Co Ltd
Original Assignee
Oike and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oike and Co Ltd filed Critical Oike and Co Ltd
Priority to JP21912991A priority Critical patent/JPH0538310A/ja
Publication of JPH0538310A publication Critical patent/JPH0538310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Table Equipment (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 紙を折り畳んで糊を使うか使わずして袋状に
形成し、箸や爪楊枝をさすようにした或は包むようにし
たこの袋状物の上に要すれば水引を掛けるか熨斗を貼り
つけるか印刷をするかした箸紙類において、袋をなす紙
の表面に予め金属光沢顔料で任意模様や家紋を或はその
他の部分を表現する。 【効果】 袋をなす紙の表面に予め金属光沢顔料で任意
模様や家紋を表現されている紙を採用したことにより視
覚的に現代人の感覚にあった箸紙類を安価にかつ大量生
産できるという効果を発揮できる。また紙に採用した金
属光沢顔料による任意模様や家紋が同一であってもそれ
に掛ける水引や熨斗を適宜選択組み合わせることによっ
てほぼ無制限に個人の好みにあった箸紙類にアレンジす
ることができる効果を発揮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、紙を折り畳んで糊を使
うか使わずして袋状に形成し、箸や爪楊枝をさすように
した或は包むようにしたこの袋状物の上に水引を掛ける
か熨斗を貼りつけるか印刷するかした祝い箸紙類や箸袋
紙類や箸紙類に関する。
【0003】
【従来の技術】従来よりお箸は我が国においては、日常
の料理、食事には欠かせない道具であります。昨今の結
婚披露宴を初め各種祝儀、不祝儀などの催しものは年々
華麗になり、水引細工を初めそれに使用される汁器など
も祝儀、不祝儀にかかわらず目をみはるものがある。
【0004】しかしながら、一般には普通の紙に「お手
もと」などと印刷した紙を折り畳んで、箸をさすように
したものが箸紙類としては多く、使用者にさほど大きな
印象を与えるものではなっかた。
【0005】従って、何か印象付け様とするには、祝い
箸紙の場合にはその正面に鶴亀などのエンボス加工して
ボリウム感をだすとか紙の縁に赤色や金色の色紙等が貼
着されている程度であった。
【0006】また法事箸紙にあってはその正面に蓮など
のエンボス加工してボリウム感をだすとか紙の縁に黒色
や銀色の色紙等が貼着されている程度であった。
【0007】しかしながら、この程度のことでは先に述
べたように昨今の慶弔儀式の派手好みな世相では、主催
者や施主の気持ちを十分に表現し満足させることができ
ないという視覚的な面からの効果に欠けていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は従来
の箸紙類が、結婚披露宴や結納の儀などの場で使用する
祝い箸紙は紙を折り畳んで袋状とし、これに水引を掛け
て一体となしたものが多く、法事箸紙などでも基本的に
は祝い箸紙と同様で、ただ紙に掛ける水引の色が異なる
程度の差しかなく、何か印象付け様とするには、祝い箸
紙の場合にはその正面に鶴亀などのエンボス加工してボ
リウム感をだすとか紙の縁に赤色や金色の色紙が貼着さ
れている程度であり、また法事箸紙などにあってはその
正面に蓮などのエンボス加工してボリウム感をだすとか
紙の縁に黒色や銀色の色紙が貼着されている程度であっ
た。
【0009】この程度のことでは昨今の慶弔儀式の派手
好みな世相では、主催者や施主の気持ちを十分に表現し
満足させることができないという視覚的な面からの効果
に欠けていた。その上従来の箸紙類での紙の縁に赤色、
黒色、金色、銀色等の色紙を貼着することは手作業に頼
っていたので非能率的で量産化が難しく生産費が高くつ
くという問題もあった。本発明はこれら従来の箸紙類の
持っていた種々の課題を解決しようとするものである。
【0010】即ち、これら従来の箸紙類はいずれもその
使用する紙自体が通常の無地の和紙あるいは洋紙を素材
としていたために、視覚的に単調で現代人の感覚にあわ
ないという問題点を解決することが目的である。
【0011】即ち、本発明は従来の箸紙類が通常の無地
の和紙あるいは洋紙を素材としていたので得られなかっ
た視覚的に現代人の感覚にあった箸紙類を、袋をなす紙
の表面に予め金属光沢顔料で霜降、千鳥格子、籠目、滝
縞、矢絣、吉原繋、七宝繋、紗綾形、卍、市松、亀甲、
檜垣、寄縞、翁格子、静海波、鮫小紋、麻葉などの任意
模様や家紋が或はその他の部分が表現されている紙を使
用することにより大量にしかも安価に提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の箸紙類は、紙を
折り畳んで糊を使うか使わずして袋状に形成し、この袋
状物の上に水引を掛けるか熨斗を貼りつけるか印刷した
祝い箸紙、法事箸紙、爪楊枝袋などの箸紙類において、
袋をなす紙の表面に予め金属光沢顔料で霜降、千鳥格
子、籠目、滝縞、矢絣、吉原繋、七宝繋、紗綾形、卍、
市松、亀甲、檜垣、寄縞、翁格子、静海波、鮫小紋、麻
葉などの任意模様や家紋が或はその他の部分が表現され
ている紙を採用したことを特徴とする。
【0013】本発明は上記構成、即ち紙を折り畳んで糊
を使うか使わずして袋状に形成し、この袋状物の上に水
引を掛けるか熨斗を貼りつけるか印刷するかした祝い箸
紙、法事箸紙、爪楊枝袋などの箸紙類において、袋をな
す紙の表面に予め金属光沢顔料で霜降、千鳥格子、籠
目、滝縞、矢絣、吉原繋、七宝繋、紗綾形、卍、市松、
亀甲、檜垣、寄縞、翁格子、静海波、鮫小紋、麻葉など
の任意模様や家紋が或はその他の部分が表現されている
紙を採用したことにより視覚的に現代人の感覚にあった
箸紙類を安価にしかも大量に提供することを可能とした
ものである。
【0014】袋をなす紙の表面に金属光沢顔料で霜降、
千鳥格子、籠目、滝縞、矢絣、吉原繋、七宝繋、紗綾
形、卍、市松、亀甲、檜垣、寄縞、翁格子、静海波、鮫
小紋、麻葉などの任意模様や家紋を予め表現されている
紙を採用したことにより視覚的に現代人の感覚にあった
箸紙類を大量生産できるという利点がある。
【0015】また、紙に採用した金属光沢顔料による任
意模様や家紋が同一であってもそれに掛ける水引や熨斗
を適宜選択組み合わせることによってほぼ無制限に個人
の好みにあった箸紙類にアレンジすることができる。
【0016】次ぎに実施例をあげて本発明を説明する。
【0017】
【実施例】本発明の箸紙類において用いる紙としては、
特に制限はなく、充分な自己保持性を有する通常の箸紙
類に用いられるものであればいずれも用いられる。たと
えば洋紙、和紙などの通常の紙の他、合成紙などがあげ
られる。紙の厚さも特に制限はない。また紙は予め着色
された色紙や部分的に或は全面に印刷されたものであっ
てもよい。更に表面、裏面の一方或は両面に樹脂膜が形
成されたものであってもよい。
【0018】本発明の箸紙類において必要に応じて用い
る糊としては、特に制限はなく、通常の澱粉糊の他、合
成糊(接着剤を含む)などが適宜用いられる。
【0019】本発明の箸紙類において用いる金属光沢顔
料としては、特に制限はなく、通常のスクリーン印刷、
グラビア印刷などに使用される金属顔料の他、金属蒸着
層の片面又は両側を無色又は有色の樹脂塗膜で被覆した
蒸着金属箔粉(例えば「尾池工業高砂箔(登録商標)」
が使用できる。
【0020】本発明の箸紙類において、金属光沢顔料で
任意模様や家紋を表現するには金属光沢顔料を紙の表面
に固着させる為のビヒクルが必要である。そのビヒクル
に特に制限はなく、通常のスクリーン印刷、グラビア印
刷などに使用されるものであればいずれも用いられる。
たとえばポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ウレタン−アクリル系樹脂、エポキシ−アクリ
レート系樹脂、ポリエステル−アクリレート系樹脂、ポ
リエチレン樹脂、アマニ油、桐油、脱水ヒマシ油などの
乾性油、セラック、ロジン、エステルゴム、澱粉、繊維
素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、尿素−メラミ
ン系樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂、フェノール系樹
脂、アルキッド系樹脂などの天然樹脂、合成樹脂を単独
またはこれらの混合物を主成分とするビヒクルが適宜選
択採用される。
【0021】なお、これに染料顔料などの着色料、必要
に応じてドライーなどを混合したものであってもよい。
【0022】紙の表面への金属光沢顔料で任意模様や家
紋などを表す方法としては特に制限はなく、たとえば通
常のスクリーン印刷、グラビア印刷などで前記ビヒクル
中へ金属光沢顔料を分散混練りしたインキを用いて印刷
することができる。
【0023】また別法として、前記ビヒクルのみをもっ
て、シルクスクリーン法などで任意模様や家紋などを表
現し、次いでビヒクルのみで表現された任意模様や家紋
などの上に、金属光沢顔料を散布して表現することもで
きる。
【0024】前記ビヒクル又はインキの厚さとしては特
に制限はなく通常1〜500μm程度のものが用いられ
る。
【0025】前記金属光沢顔料で任意模様や家紋などを
表現した紙の表面には透明な樹脂皮膜を形成したり通常
の印刷インキ等で任意模様の印刷を施すこともできる。
【0026】以下に実施例をあげて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0027】実施例1 坪量80g/m2 の和紙上に姫糊35部(重量部、以下
同様)及び尾池工業高砂箔(金色)の粉25部を水30
部に混合したコーティング溶液をスクリーン印刷法で塗
布乾燥して厚さ4μmの金色をした静海波模様を表現し
た。
【0028】実施例2 坪量100g/m2 のグレー染色和紙上に姫糊55部、
水55部を混合したコーティング溶液をグラビア印刷法
で鮫小紋模様に塗布し、乾燥前に銀粉を振りかけて後乾
燥して厚さ2μmの銀色をした鮫小紋模様を表現した。
【0029】比較例1 坪量80g/m2 の和紙をそのまま用いた。
【0030】比較例2 坪量100g/m2 のグレー染色和紙をそのまま用い
た。
【0031】比較試験 実施例1、2で得られた静海波模様又は鮫小紋模様を予
め表現した紙を所定の寸法に細断した後、折り畳んで袋
状にし、静海波模様のものには紅白の水引を掛け、熨斗
を貼った。一方、鮫小紋模様のものには白黒の水引だけ
をけた。
【0032】比較例1、2の紙を所定の寸法に細断した
後、折り畳んで袋状にし、比較例1のものには紅白の水
引を掛け、熨斗を貼った。一方、比較例2のものには白
黒の水引だけを掛けた。
【0033】実施例1、2および比較例1、2で得られ
た紙を用いて箸紙類を作った結果、実施例1の紙を用い
たものは、金色をした静海波模様背景に持ち極めて美麗
で豪華な趣のある祝い箸紙となった。一方、比較例1の
紙を用いたものは、何の特徴もない平凡な祝い箸紙とな
った。
【0034】実施例2の紙を用いたものは、グレー染色
和紙に銀色をした鮫小紋模様がしっとりと落ち着き、法
事箸紙として極めて趣のあるものとなった。一方、比較
例2の紙を用いたものは、何の特徴もない平凡な法事箸
紙となった。
【0035】以上、箸紙を例に説明したがたとえば爪楊
枝紙や、結納関係(親族書、金包、目録、長熨斗、家内
喜多留、松魚節、寿留女、子生婦、末広など)用紙など
幅広く応用できるものである。
【0036】
【発明の効果】本発明による箸紙類は、袋をなす紙の表
面に予め金属光沢顔料で霜降、千鳥格子、籠目、滝縞、
矢絣、吉原繋、七宝繋、紗綾形、卍、市松、亀甲、檜
垣、寄縞、翁格子、静海波、鮫小紋、麻葉などの任意模
様や家紋が或はその他の部分が表現されている紙を採用
したことにより視覚的に現代人の感覚にあった箸紙類を
安価にかつ大量生産できるという効果を発揮できる。
【0037】また、紙に採用した金属光沢顔料による任
意模様や家紋が同一であってもそれに掛ける水引や熨斗
を適宜選択組み合わせることによってほぼ無制限に個人
の好みにあった箸紙類にアレンジすることができる効果
を発揮できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を折り畳んで糊を使うか使わずして袋
    状に形成し、箸や爪楊枝をさすようにした或は包むよう
    にしたこの袋状物の上に要すれば水引を掛けるか熨斗を
    貼りつけるか印刷するかした祝い箸紙類や箸袋紙類や箸
    紙類において、袋をなす紙の表面に予め金属光沢顔料で
    霜降、千鳥格子、籠目、滝縞、矢絣、吉原繋、七宝繋、
    紗綾形、卍、市松、亀甲、檜垣、寄縞、翁格子、静海
    波、鮫小紋、麻葉などの任意模様や家紋が或はその他の
    部分が表現されていることを特徴とする箸紙類。 【0001】
JP21912991A 1991-08-05 1991-08-05 箸紙類 Pending JPH0538310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21912991A JPH0538310A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 箸紙類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21912991A JPH0538310A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 箸紙類

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0538310A true JPH0538310A (ja) 1993-02-19

Family

ID=16730696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21912991A Pending JPH0538310A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 箸紙類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0538310A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5743404A (en) Coated container
JPH0538310A (ja) 箸紙類
CN204687589U (zh) 一种绢丝与宣纸的复合结构
JPH0568631A (ja) 箸紙類
JPH0542974A (ja) 金 封
JP2945188B2 (ja) 包装紙類
JPH0577867A (ja) 金 封
JPH0551047A (ja) 包装紙類
JP4423413B2 (ja) 天然葉工芸品の製造方法
JPS622158Y2 (ja)
JPH0544199A (ja) 模様紙類
JPH0551063A (ja) 金 封
JPH0579000A (ja) 模様紙類
JPH10305509A (ja) 光輝性印刷物
JP3084740U (ja) 装飾ボード
JPH0314082Y2 (ja)
KR20130055722A (ko) 공예품의 제작방법
JP2584343Y2 (ja) 装飾紙材
JPS6316559Y2 (ja)
US20110094913A1 (en) Holiday Stocking Kits For Artists
JP3099928U (ja) 水引を用いた室内装飾物
Aleyrac-Fielding ‘Luscious Colors and Glossy paint’: the taste for China and the consumption of color in Eighteenth-century England
TWI302452B (ja)
Lambert et al. An eighteenth-century Chinese wallpaper: historical context and conservation
RU2530841C1 (ru) Способ выполнения изобразительных работ