JPH0538151U - 断熱防水用ドレン - Google Patents
断熱防水用ドレンInfo
- Publication number
- JPH0538151U JPH0538151U JP9457791U JP9457791U JPH0538151U JP H0538151 U JPH0538151 U JP H0538151U JP 9457791 U JP9457791 U JP 9457791U JP 9457791 U JP9457791 U JP 9457791U JP H0538151 U JPH0538151 U JP H0538151U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】外断熱防水タイプの排水部に設置される断熱防
水用ドレンにおいて、断熱層そのものに対する雨水の浸
入はもとより、スラブコンクリートとアスファルト防水
層と断熱層の三者間への雨水の浸入を防止する。 【構成】ドレン本体にボルト連結される中間集水器に、
ドレン本体のフランジとによってアスファルト防水層と
断熱層を挟着する挟着部を有せしめ、上部に排水孔付き
の蓋体を取り付けた上部集水器を中間集水器にボルト連
結してある。
水用ドレンにおいて、断熱層そのものに対する雨水の浸
入はもとより、スラブコンクリートとアスファルト防水
層と断熱層の三者間への雨水の浸入を防止する。 【構成】ドレン本体にボルト連結される中間集水器に、
ドレン本体のフランジとによってアスファルト防水層と
断熱層を挟着する挟着部を有せしめ、上部に排水孔付き
の蓋体を取り付けた上部集水器を中間集水器にボルト連
結してある。
Description
【0001】
本考案は、集合住宅やオフィス建物などの外断熱防水タイプの屋上等の排水部 に設置される断熱防水用ドレンの改良技術に関する。
【0002】
従来の代表的な断熱防水用ドレンを図3に示す。この断熱防水用ドレンは、ス ラブコンクリート31の貫通孔32まわりの上面に設置されるフランジ33を前記貫通 孔32に貫設される筒状の排水管連結部34に連設して、ドレン本体35を形成し、中 央部の上方への膨出部36にスリット状の排水孔hが形成された中間集水器37を前 記ドレン本体35にボルト38で連結すると共に、前記膨出部36の貫通孔39を中央部 に有し、かつ、前記スラブコンクリート31上に付設されるアスファルト防水層40 とその上部の断熱層41をスラブコンクリート31とによって挟着する上部集水器42 を前記中間集水器37にボルト43連結して成る。 尚、図中の44は断熱層41の上部に付設されるシンダーコンクリートである。
【0003】 上記構成の断熱防水用ドレンによれば、シンダーコンクリート44上を流れる雨 水は上部集水器42に流れ込み、ドレン本体35の排水管連結部34を通して排水管45 に排出される。
【0004】
ところが、かゝる構成の断熱防水用ドレンに大量の雨水が流れ込んで、雨水が 中間集水器37に溢れるように雨水が溜まったり、あるいは、雨が吹き降りになっ たりすると、積層状にあるスラブコンクリート31とアスファルト防水層40と断熱 層41の三者間に雨水が浸入したり、断熱層41そのものに雨水が浸入したりする問 題があった。 本考案は、上記の不都合を合理的に解消した断熱防水用ドレンを提供すること を目的としている。
【0005】
上記の目的を達成するに至った本考案による断熱防水用ドレンは、スラブコン クリートの貫通孔まわりの上面に設置されるフランジを前記貫通孔に貫設される 筒状の排水管連結部に連設して、ドレン本体を形成し、中央部に排水開口が形成 された中間部材に、前記スラブコンクリート上に付設されるアスファルト防水層 を前記フランジとによって挟着する防水層挟着部を連設すると共に、更に当該防 水層挟着部に、アスファルト防水層上に付設される断熱層をアスファルト防水層 と共に前記フランジとによって挟着する断熱層挟着部を連設して、中間集水器を 形成し、当該中間集水器を前記ドレン本体にボルト連結すると共に、中央部に排 水開口が形成された上部集水器のシンダーコンクリートに対する堰壁部を、前記 中間集水器の両挟着部間にわたる筒状部に内嵌合させて、当該上部集水器を前記 中間集水器またはドレン本体にボルト連結し、更に、排水孔付きの蓋体を前記上 部集水器の上部に取り付けて成る点に特徴がある。
【0006】
上記の特徴構成によれば、ドレン本体のフランジと中間集水器の防水層挟着部 とによってアスファルト防水層の端部が挟着され、かつ、前記フランジと中間集 水器の断熱層挟着部とによってアスファルト防水層と断熱層とが挟着されること で、断熱層そのものに対する雨水の浸入はもとより、スラブコンクリートとアス ファルト防水層と断熱層の三者間への雨水の浸入が防止される。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は外断熱防水タイプの 屋上の排水部に設置される断熱防水用ドレンを示し、図中の1はドレン本体で、 スラブコンクリート2の貫通孔3まわりの上面に設置される皿状のフランジ4を 前記貫通孔3に貫設される筒状の排水管連結部5の上端に連設して成る。 尚、前記排水管連結部5は、前記フランジ4を連設した筒状部材5aと、排水管 6を連結するための筒状のねじ部材5bと、パッキン5cとから成るが、前記ねじ部 材5bとパッキン5cを省略して、筒状部材5aそのものを排水管連結部5として実施 可能である。
【0008】 7はドレン本体1の上部に合成樹脂製のボルト8によって連結される中間集水 器で、前記排水管連結部5に臨む排水開口9を中央部に形成した中間部材10に、 前記スラブコンクリート2上に付設されるアスファルト防水層11を前記フランジ 4とによって挟着する防水層挟着部12を連設し、更にこの防水層挟着部12に、ア スファルト防水層11上に付設される断熱層13をアスファルト防水層11と共に前記 フランジ4とによって挟着する断熱層挟着部14を連設してある。
【0009】 そして、前記防水層挟着部12と断熱層挟着部14とにわたる筒状部15の下部側の 傾斜部に排水孔aを形成すると共に、前記筒状部15の上端部にも切り欠きによる 排水部bを形成し、かつ、前記断熱層挟着部14の下面部には、前記断熱層13に対 する挟着圧を大にするための環状突起cを二重に連設してある。
【0010】 16は前記中間集水器7の上部に合成樹脂製のボルト17によって連結される上部 集水器で、前記断熱層13上に付設されるシンダーコンクリート18に対する筒状の 堰壁部19に排水孔dを形成すると共に、当該堰壁部19の下部側を前記中間集水器 7の筒状部15に内嵌合させるように構成する一方、この堰壁部19の下端に、排水 開口20が中央部に形成された受け皿21を連設して成り、かつ、この上部集水器16 の上部には、中央部の上方への膨出部22にスリット状の排水孔eが形成された蓋 体23をビスf付けしてある。
【0011】 かゝる構成の断熱防水用ドレンを備える躯体は例えば次のように構築される。 即ち、図2に示すように、貫通孔3を形成するための例えば塩ビ製の筒型枠24を コンクリート型枠25上に設置すると共に、前記ドレン本体1のフランジ4下面に アンカー26を装着して当該ドレン本体1を筒型枠24上に載置し、かつ、このドレ ン本体1を適宜の固定手段(例えば番線による鉄筋への固縛)で固定してコンク リートを打設し、このコンクリートの養生後に、前記フランジ4の上面を含みス ラブコンクリート2上にアスファルト防水層11を付設し、更に、このアスファル ト防水層11上に、前記フランジ4の防水層挟着部12に相当する部位を除く状態で 断熱層13を付設する。
【0012】 そして、前記ドレン本体1の上部に中間集水器7をボルト8で連結して、当該 中間集水器7の防水層挟着部12とドレン本体1のフランジ4とで前記アスファル ト防水層11を挟着させると共に、当該アスファルト防水層11と断熱層13を共に、 前記断熱層挟着部14の環状突起cとフランジ4とで挟着させるのである。
【0013】 次に、前記中間集水器7の筒状部15に外嵌合させる状態で堰型枠27を設置して 断熱層13の上部にシンダーコンクリート18を打設するのであり、かつ、このコン クリートの養生後に堰型枠27を取り外して、前記中間集水器7の筒状部15に堰壁 部19を内嵌合させる状態で、中間集水器7に上部集水器16をボルト17連結すると 共に、この上部集水器16に排水孔e付きの蓋体23をビスf付けし、更に、連続発 泡材などの充填材(隙間を埋め、ゴミ等の流入を防ぐ目的で施工される)28を堰 壁部19とシンダーコンクリート18との隙間に埋め込むのである。
【0014】 上記の構成によれば、シンダーコンクリート18上を流れる雨水は上部集水器16 に流れ込み、中間集水器7からドレン本体1の排水管連結部5を通して排水管6 に排出される。 尚、前記充填材28を埋め込んだ堰壁部19とシンダーコンクリート18との間に流 れ込む雨水は、堰壁部19に形成した排水孔dと筒状部15の上部に形成した排水部 bとを通して中間集水器7に流れ込み、シンダーコンクリート18を浸透した雨水 は、前記筒状部15の下部側の排水孔aから中間集水器7に流れ込み、前記排水管 連結部5を通して排水管6に排出される。
【0015】 そして、前記中間集水器7に溢れるようにして雨水が溜まったり、雨が吹き降 りになったりしたとしても、前記アスファルト防水層11の端部を前記フランジ4 と防水層挟着部12とで挟着し、かつ、アスファルト防水層11と断熱層13をフラン ジ4と断熱層挟着部14とで挟着しているので、断熱層13そのものへの雨水の浸入 、並びに、積層状にあるスラブコンクリート2とアスファルト防水層11と断熱層 13の三者間への雨水の浸入が効果的に防止される。
【0016】 更に、前記ドレン本体1に対する中間集水器7の連結、並びに、中間集水器7 に対する上部集水器16の連結を、それぞれ合成樹脂製のボルト8,17で行わせる ようにしているので、上部集水器16から中間集水器7への熱伝導、並びに、中間 集水器7からドレン本体1への熱伝導が小さくなり、延いては、断熱防水用ドレ ンによるスラブコンクリート2への熱伝達が効果的に抑止され、また排水管連結 部5からの冷熱による室内の結露を防止する機能も発揮されることになる。
【0017】
以上説明したように本考案の断熱防水用ドレンによれば、ドレン本体に連結さ れる中間集水器に防水層挟着部と断熱層挟着部とを有せしめる簡単な改良によっ て、断熱層そのものに対する雨水の浸入はもとより、スラブコンクリートとアス ファルト防水層と断熱層の三者間への雨水の浸入が確実に防止される。
【図1】断熱防水用ドレンの断面図である。
【図2】断熱防水用ドレンを備えた躯体の構築説明図で
ある。
ある。
【図3】従来例の断熱防水用ドレンの断面図である。
1…ドレン本体、2…スラブコンクリート、3…貫通
孔、4…フランジ、5…排水管連結部、7…中間集水
器、8,17…ボルト、9,20…排水開口、10…中間部
材、11…アスファルト防水層、12…防水層挟着部、13…
断熱層、14…断熱層挟着部、15…筒状部、16…上部集水
器、18…シンダーコンクリート、19…堰壁部、23…蓋
体、e…排水孔。
孔、4…フランジ、5…排水管連結部、7…中間集水
器、8,17…ボルト、9,20…排水開口、10…中間部
材、11…アスファルト防水層、12…防水層挟着部、13…
断熱層、14…断熱層挟着部、15…筒状部、16…上部集水
器、18…シンダーコンクリート、19…堰壁部、23…蓋
体、e…排水孔。
Claims (1)
- 【請求項1】 スラブコンクリートの貫通孔まわりの上
面に設置されるフランジを前記貫通孔に貫設される筒状
の排水管連結部に連設して、ドレン本体を形成し、中央
部に排水開口が形成された中間部材に、前記スラブコン
クリート上に付設されるアスファルト防水層を前記フラ
ンジとによって挟着する防水層挟着部を連設すると共
に、更に当該防水層挟着部に、アスファルト防水層上に
付設される断熱層をアスファルト防水層と共に前記フラ
ンジとによって挟着する断熱層挟着部を連設して、中間
集水器を形成し、当該中間集水器を前記ドレン本体にボ
ルト連結すると共に、中央部に排水開口が形成された上
部集水器のシンダーコンクリートに対する堰壁部を、前
記中間集水器の両挟着部間にわたる筒状部に内嵌合させ
て、当該上部集水器を前記中間集水器またはドレン本体
にボルト連結し、更に、排水孔付きの蓋体を前記上部集
水器の上部に取り付けて成ることを特徴とする断熱防水
用ドレン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9457791U JPH0538151U (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 断熱防水用ドレン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9457791U JPH0538151U (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 断熱防水用ドレン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538151U true JPH0538151U (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=14114146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9457791U Pending JPH0538151U (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 断熱防水用ドレン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538151U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150143186A (ko) * | 2014-06-13 | 2015-12-23 | 정일테크 (주) | 기포층 배수 배관 및 그 시공 방법 |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP9457791U patent/JPH0538151U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150143186A (ko) * | 2014-06-13 | 2015-12-23 | 정일테크 (주) | 기포층 배수 배관 및 그 시공 방법 |
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