JPH0537931U - ガラス繊維製造装置 - Google Patents

ガラス繊維製造装置

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JPH0537931U
JPH0537931U JP9665991U JP9665991U JPH0537931U JP H0537931 U JPH0537931 U JP H0537931U JP 9665991 U JP9665991 U JP 9665991U JP 9665991 U JP9665991 U JP 9665991U JP H0537931 U JPH0537931 U JP H0537931U
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JP
Japan
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nozzle
glass fiber
bushing plate
filament
air flow
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JP9665991U
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English (en)
Inventor
光雄 武田
四郎 藤間
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Inorganic Fibers (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス繊維の製造時にフィラメントの走行に
伴って生じる随伴気流によるノズルの侵食を防いでその
寿命を延ばし、形成されるフィラメントの繊径にバラツ
キを生じさせない。 【構成】 矩形状のブッシングプレート11の少なくと
も対向する二辺側縁下方に、フィラメント15の走行に
伴って生じる随伴気流aがノズル12に当るのを防ぐた
めの気流規制部材13を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガラス繊維製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガラス繊維の製造装置は、溶融ガラスを流出するためのノズルを多数 付設された矩形状のブッシングプレートを備えており、このノズルから溶融ガラ スを流出させて多数本のフィラメントを形成し、フィラメントの表面に集束剤を 塗布した後、ストランドとしてワインダーで巻きとることによりガラス繊維を製 造している。フィラメントは例えば2000〜3500m/minの高速度で引 き出される。従って、ブッシングプレートの下方では、引き出されるフィラメン ト群の周りの空気がフィラメントの走行に伴って運び去られ、運び去られた部分 に周囲から空気が流れ込むといった所謂随伴気流が発生する。この随伴気流は、 ブッシングプレートのノズルから流出されるフィラメントの冷却を促進する作用 をもつ。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、随伴気流はフィラメントの冷却作用を有する一方で、ブッシングプ レートに付設されたノズル群の内、最外列にあるノズルを酸化して侵食するとい う問題がある。即ち、図3に示すように最外列にあるノズル12において、随伴 気流aが直接当るノズル壁部分は次第に侵食される。特に、長方形状のブッシン グプレートを備えたガラス繊維製造装置においては、ブッシングプレートの長辺 側に沿った最外列のノズルの侵食の度合が短辺側に沿った最外列のノズルに比べ 著しく大きい。この理由は、通常、ブッシングプレートの両短辺側には、ブッシ ングプレートを通電加熱するためのターミナルプレートが取り付けられているた め、短辺側に沿った最外列のノズルに当る随伴気流の量及び勢いがターミナルプ レートの距離によって幾らか小さくなるからである。斯様にノズル12が随伴気 流により侵食されてその紡糸口部が変形すると、そこから形成されるフィラメン ト15の断面形状は楕円形状となってしまい、その他のノズル12から形成され るフィラメント15との繊径のバラツキが生じ、良好なガラス繊維を製造できな いという問題を引き起こす。
【0004】 従って、本考案の目的は、ガラス繊維の製造時に生じる随伴気流によるノズル の侵食を防いでノズルの寿命を延ばし、各ノズルから形成されるフィラメントの 繊径にバラツキを生じさせないガラス繊維製造装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題及び目的に鑑みてなされたもので、多数のノズルが付設 された矩形状のブッシングプレートを備え、該ブッシングプレートのノズルから 溶融ガラスを流出させて多数本のフィラメントを形成するようにしたガラス繊維 製造装置において、前記ブッシングプレートの少なくとも対向する二辺側縁下方 に、フィラメントの引き出しによる随伴気流が前記ノズルに当るのを防止するた めの気流規制部材を設けてなることを特徴するガラス繊維製造装置である。
【0006】
【作用】
本考案では、ブッシングプレートの少なくとも対向する二辺側縁下方に設けた 気流規制部材により、ガラス繊維の製造時にフィラメントの走行に伴って生じる 随伴気流がブッシングプレートの最外列のノズルに当るのを防止して、随伴気流 によるノズルの侵食を防ぐ。
【0007】
【実施例】
以下、本考案のガラス繊維製造装置について実施例に基づいて説明する。
【0008】 図1は本考案のガラス繊維製造装置を示す概略斜視図であり、図2はその概略 側面図である。
【0009】 11は白金合金材料からなる幅65mm、長さ370mm、厚さ15mmのブ ッシングプレートであり、紡糸口部直径15mm、深さ4mmの漏斗状のノズル 12を4.5mm間隔で千鳥状に配列してある。ブッシングプレート11の両短 辺側にはブッシングプレート11を電気加熱するために電気供給源と接続された ターミナルプレート(図示しない)が取り付けてある。従って、本実施例では、 両短辺側にターミナルプレートが取り付けてあることによって、随伴気流aが短 辺側の最外列に位置するノズル12に直接与える影響は幾分小さくなることを鑑 み、ブッシングプレート11の下方でその両長辺側縁に沿って、高さ15mmの 気流規制部材13を取り付けてある。気流規制部材13は金属ステンレスからな り、その上端がブッシングプレート11の面と同一高さで且つブッシングプレー ト11の長辺側縁から20mm離間させて取り付けてある。14はブッシングプ レート11のノズル12から引き出されたフィラメント15の表面に集束剤を塗 布するアプリケーター、16はフィラメント15を集束してストランド17にす る集束具、18はストランド17を巻き取るワインダーである。
【0010】 かかるガラス繊維製造装置によって溶融ガラスGはブッシングプレート11の ノズル12から2000〜3500m/minの速度で引き出されてフィラメン ト15を形成する。フィラメント15にはアプリケータ14により集束剤を塗布 した後、集束具16によりストランド17としてワインダー18で巻き取る。こ の際、ブッシングプレート11の下方ではフィラメント15の走行に伴う随伴気 流aが生じるが、ブッシングプレート11の下方でその両長辺側縁に沿って取り 付けられた気流規制部材13により、前記随伴気流aが長辺側の最外列に位置す るノズル12に当るのを防止する。従って、随伴気流aによるノズル12の侵食 を防ぐことができ、従来に比べてノズル12の寿命が著しく延び、長期に亙って もフィラメント15の繊径にバラツキのない良好なガラス繊維を製造することが できる。
【0011】 尚、本実施例ではブッシングプレートの長辺側縁下方に気流規制部材を取り付 けているが、ノズル群の付設位置、或いは引き出されるフィラメントの速度を鑑 み、気流規制部材をブッシングプレートの短辺側縁下方、或いは四辺側縁下方に 取り付けるようにしてもよい。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案のガラス繊維製造装置によれば、ガラス繊維の製造時に、 フィラメントの走行に伴って生じる随伴気流がブッシングプレートのノズルに当 るのを防止できるので、ノズルが侵食されることなく、その寿命を延ばすことが でき、而もノズルの紡糸口部の変形によるフィラメントの繊径のバラツキを生じ させないで長期に亙って良好なガラス繊維の製造ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるガラス繊維の製造装置を示す概
略斜視図である。
【図2】図1の概略側面図である。
【図3】ブッシングプレートの一部拡大図である。
【符号の説明】
11 ブッシングプレート 12 ノズル 13 気流規制部材 15 フィラメント a 随伴気流

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のノズルが付設された矩形状のブッ
    シングプレートを備え、該ブッシングプレートのノズル
    から溶融ガラスを流出させて多数本のフィラメントを形
    成するようにしたガラス繊維製造装置において、前記ブ
    ッシングプレートの少なくとも対向する二辺側縁下方
    に、フィラメントの引き出しによる随伴気流が前記ノズ
    ルに当るのを防止するための気流規制部材を設けてなる
    ことを特徴するガラス繊維製造装置。
JP9665991U 1991-10-29 1991-10-29 ガラス繊維製造装置 Pending JPH0537931U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015111468A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 田中貴金属工業株式会社 ガラス繊維製造用ブッシング
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