JPH0537524Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0537524Y2 JPH0537524Y2 JP16356587U JP16356587U JPH0537524Y2 JP H0537524 Y2 JPH0537524 Y2 JP H0537524Y2 JP 16356587 U JP16356587 U JP 16356587U JP 16356587 U JP16356587 U JP 16356587U JP H0537524 Y2 JPH0537524 Y2 JP H0537524Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- resonant
- outer conductor
- piece
- conductor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、例えば自動車電話の基地局における
送信用空中線共用装置等の構成素子として好適な
誘電体共振器に関するものである。
送信用空中線共用装置等の構成素子として好適な
誘電体共振器に関するものである。
従来の技術
第３図は、従来におけるTE01〓モード誘電体共
振器の一例における要部を示す断面図で、１は外
部導体、２は筒形の誘電体共振素子、８は石英よ
り成る支持体、９1は共振周波数の調整用誘電体
片、９2はその調整螺子、９3はロツクナツトであ
る。
振器の一例における要部を示す断面図で、１は外
部導体、２は筒形の誘電体共振素子、８は石英よ
り成る支持体、９1は共振周波数の調整用誘電体
片、９2はその調整螺子、９3はロツクナツトであ
る。
考案が解決しようとする問題点
上記従来の誘電体共振器においては、共振素子
２と支持体８の間及び外部導体１と支持体８の間
を接着剤で固定すると共に、支持体８を熱伝導性
に乏しい石英を以て形成しているため、共振素子
２において生じた熱によつて接着部分の接着強度
が低下する場合があり、信頼性に乏しい欠点があ
る。
２と支持体８の間及び外部導体１と支持体８の間
を接着剤で固定すると共に、支持体８を熱伝導性
に乏しい石英を以て形成しているため、共振素子
２において生じた熱によつて接着部分の接着強度
が低下する場合があり、信頼性に乏しい欠点があ
る。
又、誘電体片９1、調整螺子９2及びロツクナツ
ト９3より成る共振周波数の調整素子が１個のみ
設けられているに過ぎず、然も誘電体片９1は共
振素子２の中空内部の一側に配設されているた
め、その変化量が僅かであつても共振周波数が大
幅に変化し、所要の周波数に共振周波数を正確に
一致せしめることが極めて困難である。
ト９3より成る共振周波数の調整素子が１個のみ
設けられているに過ぎず、然も誘電体片９1は共
振素子２の中空内部の一側に配設されているた
め、その変化量が僅かであつても共振周波数が大
幅に変化し、所要の周波数に共振周波数を正確に
一致せしめることが極めて困難である。
問題点を解決するための手段
本案誘電体共振器は、筒形TE01〓モード誘電体
共振素子の支持体を熱伝導性を有する誘電体を以
て形成し、共振素子と支持体の間をガラス焼結接
合又は接着剤を用いて接合し、支持体と外部導体
の間を螺子止めによつて固着し、共振素子の中空
内部に挿脱可能に配設された誘電体片より成る共
振周波数の粗調整素子を設けると共に、共振素子
と外部導体の間に配設された誘電体片より成る共
振周波数の微調整素子を設けたことを特徴とする
ものである。
共振素子の支持体を熱伝導性を有する誘電体を以
て形成し、共振素子と支持体の間をガラス焼結接
合又は接着剤を用いて接合し、支持体と外部導体
の間を螺子止めによつて固着し、共振素子の中空
内部に挿脱可能に配設された誘電体片より成る共
振周波数の粗調整素子を設けると共に、共振素子
と外部導体の間に配設された誘電体片より成る共
振周波数の微調整素子を設けたことを特徴とする
ものである。
作 用
本案誘電体共振器は上記のような構成であるか
ら、共振素子に生じた熱は、熱伝導性を有する誘
電体より成る支持体を介して外部導体に伝達さ
れ、外部導体において発生した熱と共に外部導体
から放出される。
ら、共振素子に生じた熱は、熱伝導性を有する誘
電体より成る支持体を介して外部導体に伝達さ
れ、外部導体において発生した熱と共に外部導体
から放出される。
又、共振周波数の粗調整素子によつて共振周波
数を大幅に変化せしめ、微調整素子によつて微細
調整が可能である。
数を大幅に変化せしめ、微調整素子によつて微細
調整が可能である。
実施例
第１図は、本考案の一実施例を示す縦断面図
で、１は横断面の形状が円形又は方形等をなす外
部導体、２は横断面の形状が円形又は方形等の筒
体より成るTE01〓モード誘電体共振素子、３は共
振素子２の支持体で、例えばアルミナ等のように
熱伝導性を有する誘電体より成り、その内端を共
振素子２の中空内部に挿入し、共振素子２との間
をガラス焼結接合又は接着剤を用いて接合し、支
持体３の外端を螺子止めによつて外部導体１の端
壁に固定してある。４1は共振周波数の粗調整用
誘電体片で、共振素子２の中空内部に挿脱可能な
位置に配設してある。４2は調整螺子で、内端に
誘電体片４1を取り付け、外端部を外部導体１の
端壁に螺合せしめてある。４3はロツクナツト、
５1は共振周波数の微調整用誘電体片で、共振素
子２と外部導体１の側壁の間に配設してある。５
２は調整螺子で、内端に誘電体片５1を取り付け、
外端部を外部導体１の端壁に螺合せしめてある。
５3はロツクナツト、６1及び６2は結合ループで、
各一端を外部導体１に接続し、各他端を同軸端子
７1及び７2の内部導体に接続してある。
で、１は横断面の形状が円形又は方形等をなす外
部導体、２は横断面の形状が円形又は方形等の筒
体より成るTE01〓モード誘電体共振素子、３は共
振素子２の支持体で、例えばアルミナ等のように
熱伝導性を有する誘電体より成り、その内端を共
振素子２の中空内部に挿入し、共振素子２との間
をガラス焼結接合又は接着剤を用いて接合し、支
持体３の外端を螺子止めによつて外部導体１の端
壁に固定してある。４1は共振周波数の粗調整用
誘電体片で、共振素子２の中空内部に挿脱可能な
位置に配設してある。４2は調整螺子で、内端に
誘電体片４1を取り付け、外端部を外部導体１の
端壁に螺合せしめてある。４3はロツクナツト、
５1は共振周波数の微調整用誘電体片で、共振素
子２と外部導体１の側壁の間に配設してある。５
２は調整螺子で、内端に誘電体片５1を取り付け、
外端部を外部導体１の端壁に螺合せしめてある。
５3はロツクナツト、６1及び６2は結合ループで、
各一端を外部導体１に接続し、各他端を同軸端子
７1及び７2の内部導体に接続してある。
考案の効果
本案誘電体共振器においては、共振素子２の支
持体３を熱伝導性を有する誘電体を以て形成して
あるため、共振素子２において発生した熱は支持
体３を介して外部導体１に伝達され、外部導体１
において生じた熱と共に外部導体１から放出され
るので、共振素子２の温度上昇が抑えられ、支持
体３との接合部の接合強度が低下するおそれな
く、又、外部導体１その他の構成部品の温度上昇
も抑えられるので、熱膨張による共振周波数の変
動を防ぐことが出来、大電力用誘電体共振器とし
て好適である。
持体３を熱伝導性を有する誘電体を以て形成して
あるため、共振素子２において発生した熱は支持
体３を介して外部導体１に伝達され、外部導体１
において生じた熱と共に外部導体１から放出され
るので、共振素子２の温度上昇が抑えられ、支持
体３との接合部の接合強度が低下するおそれな
く、又、外部導体１その他の構成部品の温度上昇
も抑えられるので、熱膨張による共振周波数の変
動を防ぐことが出来、大電力用誘電体共振器とし
て好適である。
更に、調整螺子４2を正逆方向に回転して誘電
体片４1を前後後退せしめ得るが、誘電体片４1が
前進して共振素子２の中空内部に入り共振素子２
との対向部分が大となるにしたがつて共振周波数
が低下し、逆に誘電体片４1が後退した場合には
共振周波数が高くなり、調整螺子５2を正逆方向
に回転して誘電体片５1を前後後退せしめた場合
にも誘電体片５1と共振素子２との対向部分の大
きさが変化して共振周波数が変化するが、誘電体
片４1は共振素子２に近接してその中空内部に挿
脱可能に配設されているため、その変化量が小で
あつても共振周波数の変化が大であるに対して、
誘電体片５1は共振素子２と外部導体１の間にお
いて共振素子２から比較的離れた個所に配設され
ているので、誘電体片５1の変位に対する共振周
波数の変化は微小なものとなる。
体片４1を前後後退せしめ得るが、誘電体片４1が
前進して共振素子２の中空内部に入り共振素子２
との対向部分が大となるにしたがつて共振周波数
が低下し、逆に誘電体片４1が後退した場合には
共振周波数が高くなり、調整螺子５2を正逆方向
に回転して誘電体片５1を前後後退せしめた場合
にも誘電体片５1と共振素子２との対向部分の大
きさが変化して共振周波数が変化するが、誘電体
片４1は共振素子２に近接してその中空内部に挿
脱可能に配設されているため、その変化量が小で
あつても共振周波数の変化が大であるに対して、
誘電体片５1は共振素子２と外部導体１の間にお
いて共振素子２から比較的離れた個所に配設され
ているので、誘電体片５1の変位に対する共振周
波数の変化は微小なものとなる。
したがつて、誘電体片４1による共振周波数の
粗調整と誘電体片５1による微調整とを併用する
ことによつて共振周波数の設定を容易、迅速に、
かつ正確に行うことが出来る。
粗調整と誘電体片５1による微調整とを併用する
ことによつて共振周波数の設定を容易、迅速に、
かつ正確に行うことが出来る。
第２図は、本案誘電体共振器の試作器における
伝送特性の一例を示す曲線図で、横軸は伝送周波
数（ＭHz）で、離調周波数ΔはｋHzで表わして
ある。縦軸は減衰量Ｌ（dB）で、共振周波数を
880MHzに設定した場合、挿入損失Liは、ほぼ
1.6dB、温度特性は、0.5×10-6／℃、電力特性
は、50W入力において良好な結果を得ることが出
来た。
伝送特性の一例を示す曲線図で、横軸は伝送周波
数（ＭHz）で、離調周波数ΔはｋHzで表わして
ある。縦軸は減衰量Ｌ（dB）で、共振周波数を
880MHzに設定した場合、挿入損失Liは、ほぼ
1.6dB、温度特性は、0.5×10-6／℃、電力特性
は、50W入力において良好な結果を得ることが出
来た。
第１図は、本考案の一実施例を示す断面図、第
２図は、その伝送特性の一例を示す曲線図、第３
図は、従来の誘電体共振器を示す断面図で、 １……外部導体、２……共振素子、３……支持
体、４1及び５1……誘電体片、４2及び５2……調
整螺子、４3及び５3……ロツクナツト、６1及び
６2……結合ループ、７1及び７2……同軸端子、
８……支持体、９1……誘電体片、９2……調整螺
子、９3……ロツクナツトである。
２図は、その伝送特性の一例を示す曲線図、第３
図は、従来の誘電体共振器を示す断面図で、 １……外部導体、２……共振素子、３……支持
体、４1及び５1……誘電体片、４2及び５2……調
整螺子、４3及び５3……ロツクナツト、６1及び
６2……結合ループ、７1及び７2……同軸端子、
８……支持体、９1……誘電体片、９2……調整螺
子、９3……ロツクナツトである。
Claims (1)
- 外部導体及びこの外部導体に内装された筒形
TE01〓モード誘電体共振素子並びに共振周波数の
調整素子を備えて成る誘電体共振器において、前
記筒形TE01〓モード誘電体共振素子の中空内部の
一側に、熱伝導性を有する誘電体より成る支持体
の内端を挿入接合すると共に外端を前記外部導体
に固着して前記筒形TE01〓モード誘電体共振素子
を所要位置に固定し、前記共振周波数の調整素子
を、前記筒形TE01〓モード誘電体共振素子の中空
内部の他側に挿脱可能に配設された誘電体片及び
この誘電体片を内端に取り付け、外端部を前記外
部導体の端壁に螺合せしめた調整螺子より成る粗
調整素子と、前記筒形TE01〓モード誘電体共振素
子と前記外部導体の間に配設された誘電体片及び
この誘電体片を内端に取り付け、外端部を前記外
部導体の端壁に螺合せしめた調整螺子より成る微
調整素子とを以て構成したことを特徴とする誘電
体共振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16356587U JPH0537524Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16356587U JPH0537524Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0167809U JPH0167809U (ja) | 1989-05-01 |
| JPH0537524Y2 true JPH0537524Y2 (ja) | 1993-09-22 |
Family
ID=31448399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16356587U Expired - Lifetime JPH0537524Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0537524Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012039519A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 共振器 |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP16356587U patent/JPH0537524Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0167809U (ja) | 1989-05-01 |
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