JPH0537404A - 発信装置 - Google Patents

発信装置

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JPH0537404A
JPH0537404A JP21007491A JP21007491A JPH0537404A JP H0537404 A JPH0537404 A JP H0537404A JP 21007491 A JP21007491 A JP 21007491A JP 21007491 A JP21007491 A JP 21007491A JP H0537404 A JPH0537404 A JP H0537404A
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JP
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lock
transmitting
circuit
door
power source
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Application number
JP21007491A
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Inventor
Sadao Kokubu
貞雄 国分
Hisashi Aoki
久 青木
Yoshiyuki Mizuno
善之 水野
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発信回路の電源が消耗して電力がなくなった
場合でも、発信回路の発信動作ができるようにする。 【構成】 イグニッションキー10に一体的に設けた本
体23に、発信回路27、ロック用およびアンロック用
スイッチ29,30、並びに電源としての一次電池31
を設け、また、2個の圧電素子32,32およびこれら
の間に鋼球33を移動可能に設ける。発信回路27は一
次電池31を電源として発信動作し、一次電池31が消
耗して電力がなくなった場合には、イグニッションキー
10を勢いよく振ると、鋼球33が圧電素子32に衝突
してその衝撃により圧電素子32に電圧が発生し、この
電圧に基づき発信回路27の発信動作が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空中伝播信号を発する
発信回路およびこれの電源を備えた発信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車にあっては、最近いわゆる
ワイヤレスドアロック装置を搭載したものがある。これ
は、イグニッションキーの基部に発信回路およびこれの
電源としての電池を設け、運転者がその発信回路を発信
動作させることによって電波信号を発すると、車体側に
設けられた受信信号判別手段がその電波信号を解読し、
電波信号がその自動車に設定された特定の信号であった
場合に、電動アクチュエータを動作させてドアを自動的
にロックしたり、或いはそのロックを自動的に解除する
ように構成されている。
【0003】このようなワイヤレスドアロック装置は、
発信回路を発信動作させるべく操作釦を押すだけで、自
動的にドアをロックしたり、そのロックを解除したりで
きるので、使用上非常に便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のものでは、発信回路の電源である電池が消耗して電
力がなくなった場合には、電波信号を発せられなくなる
ため、電波信号によるロック操作およびロック解除操作
ができなくなってしまう。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、発信回路の電源が消耗して電力が
なくなった場合でも、発信回路の発信動作ができる発信
装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体に、空中
伝播信号を発する発信回路およびこれの電源を備えた発
信装置において、前記本体に、該本体を振ることに応じ
て移動する移動体と、この移動体から衝撃を受けること
に基づき電圧を発生する圧電素子とを設け、この圧電素
子が発生する電圧に基づき前記発信回路の発信動作を可
能とするように構成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】電源の電力がある通常の場合には、発信回路を
発信動作させることにより空中伝播信号を発することが
できるが、その電源の電力がなくなった場合には、発信
回路を発信動作させようとしても空中伝播信号を発する
ことができない。
【0008】このような場合には、本体を振ると、移動
体が移動して圧電素子に衝撃が与えられ、その衝撃に基
づき圧電素子が電圧を発生する。その電圧に基づき発信
回路の発信動作が可能となり、空中伝播信号を発するこ
とができるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を自動車のワイヤレスドアロッ
ク装置における発信装置に適用した第1実施例につき図
1ないし図7を参照して説明する。
【0010】まずドアのロック機構部分を示す図4にお
いて、1は図示しないドアに設けられたロック機構であ
り、このロック機構1はロック変位が与えられると、車
体側の施錠部と係合してドアを閉状態にロックし、ロッ
ク変位とは逆方向のロック解除変位が与えられると、そ
のロックを解除するように構成されている。かかるロッ
ク機構1は電動および手動の双方で操作できるようにな
っている。
【0011】ロック機構1を電動で操作する電動式操作
機構2は、電動アクチュエータとしてロック用の電磁石
3とロック解除用の電磁石4とを備えている。そして、
運転席側のドアに設けられた図5に示すドアロック・ア
ンロックスイッチ5により、ロック用電磁石3に通電す
ると、図示しない可動鉄心がこのロック用電磁石3に吸
引されて変位し、ロック機構1にロック変位を与えてド
アを閉状態にロックするように構成されている。また、
ドアロック・アンロックスイッチ5により、ロック解除
用電磁石4に通電すると、図示しない可動鉄心がこのロ
ック解除用電磁石4に吸引されてロック時とは逆方向に
変位し、ロック機構1にロック解除変位を与えてドアの
ロックを解除するように構成されている。
【0012】また、ロック機構1を手動により操作する
手動式操作機構6は図示しないドアに設けられたキーシ
リンダ7を手動操作源としている。このキーシリンダ7
のロータケース8にはロータ9が回動可能に設けられて
おり、このロータ9にはキー挿入口9aからイグニッシ
ョンキー10を差し込むことができるようになってい
る。そして、このロータ9は、イグニッションキー10
により、中立位置から矢印Aで示すロック方向およびこ
れとは反対の矢印Bで示すロック解除方向に回動操作さ
れるようになっている。このロータ9のロック方向およ
びロック解除方向の回動運動は、リンク機構11を介し
てロック機構1にロック変位及びロック解除変位として
与えられる。
【0013】上記リンク機構11は、キーシリンダ7の
ロータ9の後端部に固定された旋回アーム12と、ロッ
ク機構1側に設けられた旋回アーム13と、これら両旋
回アーム12および13間を連結するように設けられた
上ロッド14及び下ロッド15とを備えている。そし
て、ロータ9が矢印Aで示すロック方向に回動されて旋
回アーム12が同方向に旋回すると、上ロッド14が矢
印Cで示す引き方向に移動される。また、ロータ9が矢
印Bで示すロック解除方向に回動操作されて旋回アーム
12が同方向に旋回すると、上ロッド14が矢印Cとは
反対の矢印Dで示す押し方向に移動されるように構成さ
れている。
【0014】上記上ロッド14と下ロッド15との間に
は、インヒビット機構16が設けられている。このイン
ヒビット機構16は、ロータ9がロック解除方向に回動
操作されたときの上ロッド14の押し方向の移動変位を
下ロッド15に伝達したり、下ロッド15に伝達されな
いようにしたりするものである。
【0015】このインヒビット機構16の具体的構成を
示す図6において、17はスリーブであり、このスリー
ブ17の両端部内側に上ロッド14および下ロッド15
の端部がスライド可能に挿入されている。そして、これ
ら両ロッド14および15の端部には径大部14aおよ
び15aが形成されており、この径大部14aおよび1
5aがスリーブ17の端部に係止されることにより、両
ロッド14および15がスリーブ17から抜け出ること
のないように構成されている。
【0016】上記スリーブ17の中央部には、電動アク
チュエータとして正逆回転可能に構成された両軸形のモ
ータ18が配設されおり、その回転軸18aの両端部に
ねじ棒19および20が固定されている。これら両ねじ
棒19および20の雄ねじは巻き方向が互いに逆となる
ように形成されており、このねじ棒19および20には
スリーブ17内の軸方向両側にスライド可能に嵌合され
たナット部材21および22が螺合されている。なお、
ナット部材21および22は外周部に突設された突状2
1aおよび22aをスリーブ17の内周面に軸方向に延
びるように形成された溝17aに係合させることによ
り、回り止め状態になっている。
【0017】そして、モータ18が正方向に回転する
と、両ナット部材21および22がそれぞれ矢印Eおよ
びFで示す開き方向にスライドする。すると、図6に示
すように両ナット部材21および22が上ロッド14お
よび下ロッド15の径大部14aおよび15aに当接し
て当該径大部14aおよび15aをスリーブ17の両端
部に押し付け、上ロッド14と下ロッド15とを連結し
た状態となる。
【0018】この連結状態では、上ロッド14が矢印D
で示す押し方向に移動すると、その移動変位がナット部
材21、ねじ棒19、回転軸18a、ねじ棒20および
ナット部材22を順に介して下ロッド15に伝達され、
当該下ロッド15が同方向に移動する。この下ロッド1
5の押し方向移動により、旋回アーム13が図4中矢印
G方向に旋回されてロック機構1にロック解除変位を与
える。
【0019】また、モータ18が逆方向に回転すると、
両ナット部材21および22がそれぞれ矢印EおよびF
とは反対の閉じ方向にスライドする。すると、図7に示
すように、両ナット部材21および22と両ロッド14
および15の径大部14aおよび15aとの間に隙間が
生じ、上ロッド14および下ロッド15の連結が遮断さ
れた状態となる。この遮断状態では、上ロッド14が矢
印Dで示す押し方向に移動しても、該上ロッド14が単
独でスライドするのみで、その移動変位は下ロッド15
には伝達されない。従って、ロータ9がロック解除方向
に回動しても、リンク機構11はロック機構1にロック
解除変位は与えないようにされる。
【0020】以上のことから、リンク機構11は、イン
ヒビット機構16が連結状態にあるときに限り、前記ロ
ータ9のロック解除方向の回動に基づきリンク機構11
にロック解除変位を与えてロックを解除することとな
る。そして、このインヒビット機構16はロック機構1
がロック状態にあるときには、遮断状態にあるように構
成されている。
【0021】ちなみに、ロータ9が矢印Aで示すロック
方向に回動操作された場合の上ロッド14の移動方向は
引き方向であるから、インヒビット機構16が連結状態
および遮断状態のいずれにあっても、上ロッド14の引
き方向の移動はスリーブ17を介して下ロッド15に伝
達される。そして、下ロッド15が矢印Cで示す引き方
向に移動すると、旋回アーム13が矢印Gとは反対方向
に旋回されてロック機構1にロック変位を与える。従っ
て、ロータ9がロック方向に回動操作された場合には、
インヒビット機構16が連結状態および遮断状態のいず
れにあっても、ロック機構1をロック動作させることが
できる。
【0022】さて、前記イグニッションキー10の基部
には、図1および図2に示すように、発信装置の本体2
3が一体的に設けられている。この本体23は、イグニ
ッションキー10とインサート成形された第1のケース
部24と、この第1のケース部24の開口部を覆うよう
にねじ25により装着された第2のケース部26とから
構成されている。
【0023】本体23には、発信回路27(図3参照)
を備えたプリント基板28、発信回路27を発信動作さ
せるためのロック用スイッチ29およびアンロック用ス
イッチ30、発信回路27の電源としての一次電池31
等が設けられている。また、本体23内には、2個の圧
電素子32,32が所定距離離間して設けられていると
共に、これら圧電素子32,32間に位置して移動体と
しての鋼球33が移動可能に設けられている。そして、
電機的構成を示す図3において、34,35,36はそ
れぞれ整流用のダイオード、37は定電圧ダイオード、
38はコンデンサである。
【0024】しかして、発信回路27は通常は一次電池
31を電源としていて、ロック用スイッチ29,アンロ
ック用スイッチ30の操作に基づき、発信回路27が発
信動作してロック指令、ロック解除指令の空中伝播信
号、この場合電波信号がアンテナ27aから発信され
る。
【0025】また、イグニッションキー10を持ってこ
れを勢いよく振ると、鋼球33が圧電素子32,32間
を移動することによってそれら圧電素子32,32に衝
突し、その衝撃に基づき圧電素子32,32は電圧を発
生する。この電圧に基づき上記コンデンサ38に電荷が
蓄えられるようになり、上記発信回路27はそのコンデ
ンサ38を電源としても発信動作ができる構成となって
いる。
【0026】そして、上記発信回路27から発せられる
電波信号は図5に示す自動車のアンテナ39に受信され
る。なお、電波信号は数十ビットのコード信号として構
成され、そのコードの内容はロック指令とロック解除指
令とでは異なり、且つロック指令とロック解除指令はそ
れぞれ自動車毎に特定のコードに設定されている。
【0027】アンテナ39により受信された電波信号は
受信信号判別手段としてのコード判別回路40に伝送さ
れる。このコード判別回路40は、受信した電波信号の
コードがその自動車に定められた特定のコードである
か、且つそのコードがロック指令であるかロック解除指
令であるかを判別する。そして、特定のコードであった
場合、ロック指令に対しては、電動式操作機構2のロッ
ク用電磁石3に通電してロック機構1をロック動作させ
る。また、ロック解除指令に対しては、電動式操作機構
2のロック解除用電磁石4に通電してロック機構1をロ
ック解除動作させると共に、インヒビット機構16のモ
ータ18を正方向に回転させてインヒビット機構16を
連結状態にするように構成されている。
【0028】次に上記構成の作用を説明する。いま、運
転者が自動車から離れる際に、ドアをロックすべく、イ
グニッションキー10におけるロック用スイッチ29を
操作したとする。すると、発信回路27が発信動作して
アンテナ27aからロック指令が電波信号として発せら
れ、その電波信号は自動車側のアンテナ39により受信
されてコード判別回路40に伝送される。
【0029】コード判別回路40は、その電波信号が特
定のコードであった場合に限り、電動式操作機構2のロ
ック用電磁石3に通電する。これにてロック機構1にロ
ック変位が与えられてドアが閉状態にロックされると共
に、このロック機構1のロック動作に連動してインヒビ
ット機構16のモータ18が逆方向に回転し、該インヒ
ビット機構16を遮断状態(図7参照)にする。
【0030】一方、自動車を運転すべくドアのロックを
解除するには、イグニッションキー10におけるアンロ
ック用スイッチ30を操作する。すると、発信回路27
が発信動作してアンテナ27aからロック解除指令が電
波信号として発せられ、その電波信号は自動車側のアン
テナ39により受信されてコード判別回路40に伝送さ
れる。
【0031】コード判別回路40は、その電波信号が特
定のコードであるか否かを判別する。そして、電波信号
が特定コードの信号であった場合には、電動式操作機構
2のロック解除用電磁石4に通電すると共に、インヒビ
ット機構16のモータ18を正方向に回転させて該イン
ヒビット機構16を連結状態(図6参照)とする。この
ロック解除用電磁石4の通電により、ロック機構1にロ
ック解除変位が与えられ、ドアのロックが解除される。
【0032】電波信号が特定コードでなかった場合に
は、コード判別回路40はロック解除用電磁石4に通電
せず、インヒビット機構16のモータ18を正方向に回
転させることもない。従って、ロック機構1はロック状
態のままとなり、ドアを開くことはできない。
【0033】ところで、ドアがロックされている場合に
おいて、運転者以外の者がドアのロックを解除しようと
して、キーシリンダ7のロータ9に異物を差し込んでロ
ック解除方向に回動させたとする。すると、旋回アーム
12が矢印Bで示すロック解除方向に旋回して上ロッド
14を矢印Dで示す押し方向に移動させる。
【0034】しかしながら、インヒビット機構16は図
7に示す遮断状態にあって、上ロッド14とナット部材
21との間には隙間が存在しているため、上ロッド14
はスリーブ17に対して単独でスライドし、その移動変
位は下ロッド15には伝達されない。このため、ロータ
9がロック解除方向に回動操作されても、ロック機構1
はロック状態のままとなり、ドアを開くことはできな
い。
【0035】従って、イグニッションキー10の発信回
路27から発せられる電波信号が特定のコードでない限
り、インヒビット機構16は連結状態に切り替えられな
いので、手動式操作機構6が設けられていても、この手
動式操作機構6により不正にドアのロックを解除するこ
とはできず、盗難防止の効果は極めて大きい。
【0036】一方、長年の使用により、電動式操作機構
2のロック解除用電磁石4が故障することがある。する
と、このロック解除用電磁石4ではロック機構1のロッ
クを解除することができなくなる。このような場合に
は、手動式操作機構6によりドアのロックを解除する。
そのためには、まずイグニッションキー10のアンロッ
ク用スイッチ30を操作して、発信回路27からロック
解除指令を電波信号として発する。すると、上述したと
同様にしてインヒビット機構16のモータ18が正方向
に回転して該インヒビット機構16を連結状態とする。
【0037】そこで、イグニッションキー10をロータ
9に差し込んでロック解除方向に回動操作する。する
と、旋回アーム12が同方向に回動して上ロッド14を
押し方向に移動させるため、その押し方向の移動変位は
連結状態にあるインヒビット機構16を介して下ロッド
15に伝達され、該下ロッド15が押し方向に移動され
る。この下ロッド15の押し方向の移動により、旋回ア
ーム13が矢印G方向に回動されてロック機構1にロッ
ク解除変位を与える。これにより、ロック機構1がロッ
ク解除動作し、ドアのロックを解除する。
【0038】従って、電動式操作機構2が故障しても、
手動式操作機構6によりロック機構1をロック解除動作
させることができるものである。
【0039】また、長期使用により発信回路27の電源
たる一次電池31が消耗すると、発信回路27の発信動
作ができなくなってしまう。このようになると、電波信
号をを発することができないのであるから、電動式操作
機構2によってドアのロックを解除することができず、
また、インヒビット機構16を連結状態とすることもで
きなくなるため、手動式操作機構6によってもドアのロ
ックを解除することができなくなってしまう。
【0040】このような場合には、イグニッションキー
10を持ってこれを勢いよく振ると、本体23内の鋼球
33が圧電素子32,32間を移動することによってそ
れら圧電素子32,32に衝突し、その衝撃に基づき圧
電素子32,32は電圧を発生する。この電圧に基づき
コンデンサ38に電荷が蓄えられるようになり、発信回
路27はそのコンデンサ38を電源として発信動作がで
きるようになる。
【0041】このようにコンデンサ38に電荷が蓄えら
れた状態で、アンロック用スイッチ30を操作すると、
通常の場合と同様に、発信回路27が発信動作してアン
テナ27aからロック解除指令が電波信号として発せら
れる。
【0042】その電波信号は自動車側のアンテナ39に
より受信されてコード判別回路40に伝送される。コー
ド判別回路40は、その電波信号が特定のコードである
か否かを判別し、電波信号が特定コードの信号であった
場合には、電動式操作機構2のロック解除用電磁石4に
通電すると共に、インヒビット機構16のモータ18を
正方向に回転させて該インヒビット機構16を連結状態
(図6参照)とする。このロック解除用電磁石4の通電
により、ロック機構1にロック解除変位が与えられ、ド
アのロックが解除される。
【0043】従って、発信回路27の電源たる一次電池
31が消耗して発信回路27の発信動作ができなくなっ
てしまった場合に、イグニッションキー10を振って圧
電素子32に電圧を発生させることに基づき、発信回路
27はコンデンサ38を電源として発信動作ができるよ
うになるから、このような場合でもドアのロックを解除
することができる。
【0044】図8は本発明の第2実施例を示す。この第
2実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なってい
る。すなわち、発信回路27の電源として、一次電池3
1に代えて二次電池41を用いると共に、この二次電池
41とコンデンサ38との間に、抵抗42およびダイオ
ード43から成る充電回路44を設けている。
【0045】この第2実施例において、二次電池41が
消耗した場合に、イグニッションキー10を勢いよく振
って圧電素子32に電圧を発生させると、コンデンサ3
8に電荷が蓄えられると共に、二次電池41に充電する
こともできるようになる。従って、発信回路27はコン
デンサ38および二次電池41を電源として発信動作が
できるようになるから、やはりドアのロックを解除する
ことができるようになる。
【0046】なお、上記した各実施例では、手動式操作
機構6にインヒビット機構16を設けた場合を例示した
が、そのインヒビット機構16がない構成のものにも適
用できる。
【0047】また、空中伝播信号としては、電波信号に
限られず、超音波信号や赤外線信号であっても良い。
【0048】さらに、本発明は、自動車のワイヤレスド
アロック装置の発信装置以外のものにも適用して実施し
得る。
【0049】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の発信装置は、本体に、空中伝播信号を発する発信回路
およびこれの電源を備えたものにおいて、本体に、該本
体を振ることに応じて移動する移動体と、この移動体か
ら衝撃を受けることに基づき電圧を発生する圧電素子と
を設け、この圧電素子が発生する電圧に基づき発信回路
の発信動作を可能とするように構成したことにより、発
信回路の電源が消耗して電力がなくなった場合でも、本
体を振って圧電素子に電圧を発生させることに基づき発
信回路の発信動作ができるようになる、という優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す本体の横断面図
【図2】本体の縦断側面図
【図3】本体の電気的構成図
【図4】ロック機構部分の概略構成図
【図5】ロック機構に係わる機械的および電気的結合を
表したブロック図
【図6】インヒビット機構を連結状態で示す拡大縦断面
【図7】インヒビット機構を遮断状態で示す拡大縦断面
【図8】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【符号の説明】
1はロック機構、2は電動式操作機構、6は手動式操作
機構、7はキーシリンダ、10はイグニッションキー、
16はインヒビット機構、18はモータ、23は本体、
27は発信回路、29はロック用スイッチ、30はアン
ロック用スイッチ、31は一次電池(電源)、32は圧
電素子、33は鋼球(移動体)、38はコンデンサ、4
0はコード判別回路、41は二次電池(電源)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 本体に、空中伝播信号を発する発信回路
    およびこれの電源を備えたものであって、前記本体に、
    該本体を振ることに応じて移動する移動体と、この移動
    体から衝撃を受けることに基づき電圧を発生する圧電素
    子とを設け、この圧電素子が発生する電圧に基づき前記
    発信回路の発信動作を可能とするように構成したことを
    特徴とする発信装置。
JP21007491A 1991-07-25 1991-07-25 発信装置 Pending JPH0537404A (ja)

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JP21007491A JPH0537404A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 発信装置

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JP21007491A JPH0537404A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 発信装置

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JPH0537404A true JPH0537404A (ja) 1993-02-12

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ID=16583391

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KR20150028925A (ko) * 2013-09-06 2015-03-17 한국세라믹기술원 자가 발전식 카드형 리모컨

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