JPH053722U - トランスミツシヨン - Google Patents
トランスミツシヨンInfo
- Publication number
- JPH053722U JPH053722U JP5834691U JP5834691U JPH053722U JP H053722 U JPH053722 U JP H053722U JP 5834691 U JP5834691 U JP 5834691U JP 5834691 U JP5834691 U JP 5834691U JP H053722 U JPH053722 U JP H053722U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- oil level
- oil
- transmission case
- injected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、注入オイルレベルを容易に変更
し、トランスミッションの搭載角度の異なる多機種の車
両に使用して製造コストを低減するとともに、トランス
ミッションの注入オイル量を適正化し、トランスミッシ
ョンの性能を十分に発揮させることを目的としている。 【構成】 このため、上下方向に分割される第1、第2
トランスミッションケースと第1、第2トランスミッシ
ョンケースの端面部位に小なる大きさの第3トランスミ
ッションケースを介して取り付けられる第4トランスミ
ッションケースとを有するトランスミッションの第3ト
ランスミッションケースにトランスミッション内に注入
されるオイルのオイルレベルを調整するオイルレベル穴
を設けている。
し、トランスミッションの搭載角度の異なる多機種の車
両に使用して製造コストを低減するとともに、トランス
ミッションの注入オイル量を適正化し、トランスミッシ
ョンの性能を十分に発揮させることを目的としている。 【構成】 このため、上下方向に分割される第1、第2
トランスミッションケースと第1、第2トランスミッシ
ョンケースの端面部位に小なる大きさの第3トランスミ
ッションケースを介して取り付けられる第4トランスミ
ッションケースとを有するトランスミッションの第3ト
ランスミッションケースにトランスミッション内に注入
されるオイルのオイルレベルを調整するオイルレベル穴
を設けている。
Description
【0001】
この考案はトランスミッションに係り、特に上下方向に分割される第1、第2 トランスミッションケースと、この第1、第2トランスミッションケースの端面 部位に取り付けられるとともに、左右方向に分割される小なる大きさの第3トラ ンスミッションケースと第4トランスミッションケースとを有するトランスミッ ションに関する。
【0002】
車両においては、搭載されるエンジンの駆動力を走行状態に応じて所要に変換 して取り出すために、トランスミッションを備えている。トランスミッションに は、トランスミッションケースに軸支した各回転軸に変速用の歯車列を設け、こ の歯車列によって変速比を変化させる歯車式トランスミッションがある。この歯 車式トランスミッションにあっては、各回転軸側に潤滑油を供給し、潤滑所要部 位を潤滑する必要がある。
【0003】 また、従来のトランスミッションとしては、実公昭63−25421号公報に 開示される如く、ベアリングリテーナと第1ベアリングの端面との間の第1室と 、ハウジングの内壁面から入力ギヤの周面に向けて内方へ突出した部材を有し、 部材に潤滑油を受け取るための溝が設けられている油受取り装置と、油受取り装 置の下方においてハウジングの内壁面からカウンタギヤと入力ギヤの噛合部へ向 けて内方へ突出しているそらせ板と、油受取り装置の溝と第1の室とを互いに連 通する第1の通路と、ベアリングリテーナと第2のベアリングの端面との間に画 定され、第2の通路により第1の室と連通する第2の室とを備えたものがある。
【0004】
ところで、従来のトランスミッションにおいては、図3〜図5に示す如く、オ イルレベル穴114が第2トランスミッションケース104−2に設けられてい た。このトランスミッション102を多機種に搭載する場合、エンジン(図示せ ず)やシフトレバー(図示せず)の配置等の変更によって前記トランスミッショ ン102の搭載角度が様々になってしまう。
【0005】 また、前記第2トランスミッションケース104−2にある1個のオイルレベ ル穴114により注入オイルレベル量を調整しようとすると注入オイル量を一定 にすることができなかった。
【0006】 このとき、注入オイル量が多い場合は、メカロスが増大し、燃費の悪化を招い てしまう不都合があった。
【0007】 また、注入オイル量が少ない場合は、潤滑不良による耐久性の悪化等が発生す る不都合があった。
【0008】 このため、注入オイル量は、トランスミッション102の搭載角度が異なって も略一定量に保持しなければならなかった。しかし、オイルレベルを変更したり 、異なった機種のオイルレベルを調整したい場合、オイルレベル穴114が設け られた第2トランスミッションケース104−2を交換しなければならなかった 。
【0009】 また、第1、第2トランスミッションケース104−1、104−2との接合 面104Aが、図4、図5に示す如く、回転軸であるメイン軸106の軸線10 6C方向と平行であるため、オイルレベルを上げたい場合にオイルレベル穴11 4が前記接合面104Aにかかってしまい、前記オイルレベル穴114の加工が 不可能となり、オイルレベルを上げることができなかった。
【0010】
そこで、この考案は、上述不都合を除去するために、上下方向に分割される第 1、第2トランスミッションケースとこの第1、第2トランスミッションケース の端面部位に小なる大きさの第3トランスミッションケースを介して取り付けら れる第4トランスミッションケースとを有するトランスミッションにおいて、前 記第3トランスミッションケースにはトランスミッション内に注入されるオイル のオイルレベルを調整するオイルレベル穴を設けたことを特徴とする。
【0011】
上述の如く考案したことにより、第3トランスミッションに設けられたオイル レベル穴によってトランスミッション内のオイルレベルを調整しているとともに 、オイルレベル穴の高さ位置の設定の自由度を向上させている。
【0012】
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明する。
【0013】 図1、図2はこの考案の実施例を示すものである。図1、図2において、2は トランスミッション、4はトランスミッションケースである。トランスミッショ ン2は、トランスミッションケース4に軸支した回転軸であるメイン軸6とカウ ンタ軸8とを有している。メイン軸6には、メイン軸側歯車列10が設けられて おり、カウンタ軸8には、カウンタ軸側歯車列12が設けられている。
【0014】 また、前記トランスミッションケース4は、図1において上下方向に分割され る第1、第2トランスミッションケース4−1、4−2と、この第1、第2トラ ンスミッションケース4−1、4−2の端面部位に一端面が取り付けられる小な る大きさの第3トランスミッションケース4−3と、この第3トランスミッショ ン4−3の他の端面部位に取り付けられる第4トランスミッションケース4−4 とにより構成されている。
【0015】 更に、前記第3トランスミッションケース4−3には、前記トランスミッショ ン2内に注入されるオイルのオイルレベルを調整するオイルレベル穴14を設け ている。
【0016】 詳述すれば、前記第3トランスミッションケース4−3を前記第1、第2トラ ンスミッションケース4−1、4−2に取り付けるべく筒状に形成し、この第3 トランスミッションケース4−3の周壁部位にトランスミッション2の内部に連 通するオイルレベル穴14を設ける。このオイルレベル穴14には、栓部16が 嵌入されている。
【0017】 なお、符号18はトランスミッションケース取付ボルト、20はトランスミッ ション操作部である。
【0018】 次に作用について説明する。
【0019】 第3トランスミッション4−3に設けられたオイルレベル穴14によってトラ ンスミッション2内のオイルレベルを調整しているとともに、オイルレベル穴の 高さ位置の設定の自由度を向上させている。
【0020】 これにより、トランスミッション2に注入されるオイルレベルを容易に変更で き、前記トランスミッション2の搭載角度の異なる多機種の車両(図示せず)に 使用でき、トランスミッション2の製造コストを低減し得て、経済的に有利であ る。
【0021】 また、前記第3トランスミッションケース4−3にオイルレベル穴14を設け たことにより、従来に比して前記オイルレベル穴14の高さ位置の設定の自由度 を向上でき、実用上有利である。
【0022】 更に、前記オイルレベル穴14の高さ位置の設定の自由度が向上したことによ り、前記トランスミッション2に注入されるオイル量を常に適正化でき、トラン スミッション2の性能を十分に発揮させ得て、実用上有利である。
【0023】 更にまた、オイルレベル穴14の高さ位置の設定の自由度を向上させたことに より、オイルレベルの調整を容易に行うことができ、実用上有利である。
【0024】
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、第3トランスミッションケースに はトランスミッション内に注入されるオイルのオイルレベルを調整するオイルレ ベル穴を設けたので、注入オイルレベルを容易に変更でき、トランスミッション の搭載角度の異なる多機種の車両に使用でき、製造コストを低減し得て、経済的 に有利である。また、第3トランスミッションケースにオイルレベル穴を設けた ことにより、オイルレベル穴の高さ位置の設定の自由度を従来に比して向上でき 、実用上有利である。更に、オイルレベル穴の高さ位置の設定の自由度が向上し たことにより、トランスミッションの注入オイル量を適正化でき、トランスミッ ションの性能を十分に発揮させ得て、実用上有利である。
【図1】この考案の実施例を示すトランスミッションの
側面図である。
側面図である。
【図2】第3トランスミッションケースの概略説明図で
ある。
ある。
【図3】この考案の従来の技術を示す第3トランスミッ
ションケースの概略説明図である。
ションケースの概略説明図である。
【図4】トランスミッションの側面図である。
【図5】トランスミッションの概略断面図である。
2 トランスミッション 4 トランスミッションケース 6 メイン軸 8 カウンタ軸 10 メイン軸側歯車列 12 カウンタ軸側歯車列 14 オイルレベル穴 16 栓部 18 トランスミッションケース取付ボルト 20 トランスミッション操作部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 上下方向に分割される第1、第2トラン
スミッションケースとこの第1、第2トランスミッショ
ンケースの端面部位に小なる大きさの第3トランスミッ
ションケースを介して取り付けられる第4トランスミッ
ションケースとを有するトランスミッションにおいて、
前記第3トランスミッションケースにはトランスミッシ
ョン内に注入されるオイルのオイルレベルを調整するオ
イルレベル穴を設けたことを特徴とするトランスミッシ
ョン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5834691U JPH053722U (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | トランスミツシヨン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5834691U JPH053722U (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | トランスミツシヨン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053722U true JPH053722U (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=13081764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5834691U Pending JPH053722U (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | トランスミツシヨン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053722U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010078547A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | ワークの油量調整方法および油量調整装置 |
-
1991
- 1991-06-29 JP JP5834691U patent/JPH053722U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010078547A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | ワークの油量調整方法および油量調整装置 |
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