JPH0537142Y2 - - Google Patents

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JPH0537142Y2
JPH0537142Y2 JP2721888U JP2721888U JPH0537142Y2 JP H0537142 Y2 JPH0537142 Y2 JP H0537142Y2 JP 2721888 U JP2721888 U JP 2721888U JP 2721888 U JP2721888 U JP 2721888U JP H0537142 Y2 JPH0537142 Y2 JP H0537142Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、恒温恒湿器等における加湿器、湿球
温度計におけるウイツク湿潤用水容器等、液面が
一定位置に維持される必要があるか、それが望ま
しい装置や装置部分へ給液するに適する給液装置
に関する。
また、本考案は、かかる給液装置を備えた加湿
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種給液装置の代表的なものとして、
第6図から第8図に示すものがある。
これら給液装置は、いずれも加湿器に採用され
ている状態で示されている。
第6図の装置は、水タンク91から下方へ給水
管92を延ばし、該給水管の下端開口をフロート
弁93にて開閉できるようにしたもので、該フロ
ート弁は、加湿器5に連通する水位調節部94の
水位に応じて昇降する。
第7図に示す装置は、水タンク91から下方へ
給水管92を延ばし、該給水管下端を加湿器5に
連通する水位調節部94に挿入し、前記給水管9
2の途中に電磁弁95を設け、該電磁弁を水位調
節部94の水位を検出するフロート式水位検出装
置96からの信号に応じて制御装置97にて開閉
するようにしたものである。
また、第8図に示す装置は、気密タンク98の
中に収容した水を、該タンクから下方へ延びる太
い給水管99によつて、加湿器5に連通する水位
調節部94へ供給できるようにしたものであり、
該調節部の水位が下がると、給水管下端が露出
し、そこから空気が入り、空気が入つた分だけタ
ンク98の内圧が上昇し、該タンク内の水が落下
するようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、第6図に示す給水装置は、フロ
ート弁93の浮力と上方から落下して来る水の押
し退け力との釣り合いを調整することが難しく、
水位を安定した状態に維持することが困難であ
る。また、給水量を多くすると、該給水を停止す
るためのフロート弁も大きくしなければならず、
延いては、装置全体が大形化する。装置を小形化
しようとすると、給水量を少なくしなければなら
ない。
第7図に示す給水装置では、電磁弁95、水位
検出手段96及び電磁弁を制御する制御装置97
が必要であるから、それだけコスト高になり、ま
た、電気を必要とするという問題がある。
第8図に示す装置では、給水管99から空気が
進入できるようにしなければならないので、該給
水管を太くする必要があり、従つてタンク水量以
外に給水管における相当の水量も必要となる。ま
た、給水管に水が流れる部分と空気が流れる部分
とが混在するため、給水管を長くすると空気だま
り(エアーがみ)が多く生じ、給水が安定せず、
水位調節が困難となる。更に、給水管が太いの
で、気密タンク98に水を補給したのち、水位調
節部94へ給水管99の下端開口を挿入すると
き、該給水管から水が多く零れるという問題もあ
る。この水の零れを防止するには、給水管の開口
に、例えば灯油ストーブのカートリツジ式タンク
等に採用されている押し上げ開成可能な弁をわざ
わざ設けなければならない。
そこで本考案は、先ず、従来給液装置における
フロート弁、電気エネルギーを必要とする電磁弁
等の部品を必要とせず、簡単な構造の、それでい
て安定した状態で所望液位を得るように給液で
き、更に、給液管に空気を混在させるタイプの従
来装置に比べると、給液管を細くしてそれだけタ
ンク水量以外の余分な液量を減らすことができる
とともに給液管を水位調節部に挿入するとき液零
れが少なくて済み、また、そのため必要に応じて
給液管を長くすることもできる給液装置を提供す
ることを目的とする。
また、本考案は、かかる改良された給液装置を
利用して、上下二段の場所のそれぞれに、所望水
位に給液できる構造簡単な給液装置を提供するこ
とを目的とする。
更に、本考案は、かかる改良された給液装置を
利用して所望水位に給水を行いつつ運転すること
ができる簡便な加湿装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的にしたがつて、 内部に液体を収容できる気密タンクと、該タ
ンクから下方へ延びて開口した給液管と、該タ
ンクから下方へ延び、前記給液管より高位置で
開口した給気管と、前記給液管及び給気管双方
の開口が挿入される液位調節部とを備えたこと
を特徴とする給液装置、 内部に液体を収容できる気密タンクと、該タ
ンクから下方へ延びて開口した給液管と、該タ
ンクから下方へ延び、前記給液管より高位置で
開口した給気管と、前記給液管及び給気管双方
の開口が挿入される液位調節部と、前記液位調
節部から下方へ延びて開口するもう一つの給液
管と、前記もう一つの給液管開口が挿入される
下段の液位調節部と、前記もう一つの給液管開
口を前記下段の液位調節部の液位に応じて上下
して閉成又は開成するフロート弁とを備えたこ
とを特徴とする給液装置、 ボイラ型加湿器と、湿度制御用の乾湿球温度
計と、請求項1記載の給液装置とを備え、前記
給液装置における液位調節部を前記ボイラ型加
湿器及び前記乾湿球温度計における湿球用水容
器に連通させたことを特徴とする加湿装置、 をそれぞれ提供するものである。
〔作用〕
本考案の前記最初に掲げられた給液装置による
と、気密タンクに収容された液は、当初、主とし
て給液管から液位調節部へ落下せしめられ、該調
節部の液位が給液管開口を過ぎて給気管開口を塞
ぐ位置まで上昇すると、給液は停止される。液位
調節部の液位が低下して給気管開口が露出する
と、そこから気密タンク内へ外気が入り、外気が
入つた分だけタンク内圧が上昇し、それに伴つて
給液管から液位調節部へ給液される。該調節部の
液位が上昇して再び給気管開口が塞がれると、給
液管からの給液は停止される。かくして液位が所
望の状態に維持されるように給液される。
また、本考案の前記二番目に掲げた給液装置に
よると、上段の液位調節部には、前記最初に掲げ
られた給液装置のごとく給液され、下段の液位調
節部には、第6図に示す従来例の如く給液され
る。
更に、本考案加湿及び湿度計測装置によると、
加湿器及び湿球温度計の水容器には、前記最初に
掲げた給液装置と同構造の給液装置における液位
調節部から、一定水位を維持するように供給され
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
第1図に示す実施例は、気密タンク1と、該タ
ンク底部から下方へ延びる各々細い給液管2及び
給気管3と、管2,3の下端開口21,31が挿
入される液位調節部4とを備えている。
気密タンク1は、その中へ水を入れるための開
閉可能な蓋11を有している。なお、蓋11に代
え、他の適当な水注入手段を採用することもでき
る。
給気管3の下端開口31は、給液管2の下端開
口21より高い位置にある。
液位調節部4は加湿器5に水を移動させるため
の連通部41を備えている。なお、図中51はヒ
ータである。
かかる給液装置によれば、気密タンク1に所定
量の水を入れたのち、蓋11を気密に閉じ、管2
及び3を水位調節部4へ挿入すると、これら管を
通つてタンク1内の水が調節部4へ落下する。
該調節部内の水位が上昇して給液管2の開口2
1を塞ぐと、空気は専ら給気管3を通つてタンク
1内へ進入し、それに伴つて引き続き給液管2か
ら水が供給される。
水位が更に上昇して第2図のごとくHに達し、
給気管開口31を塞ぐと、給液管2からの水供給
は停止される。なお、加湿器5における水位もH
となる。従つて、液位調節部4における上限水位
Hを加湿器5における所望水位に一致させるよう
に給液装置と加湿器を設置すればよい。
加湿器5において水が消費され、調節部4の水
位が下がると、管開口31が露出し、そこから空
気がタンク1内へ入り、再び管2から給水が開始
される。再び水位が上昇して管開口31が塞がれ
ると、給水は停止される。
かくして調節部4の水位の低下に応じて給水が
繰り返され、加湿器5の水位は所望状態に維持さ
れる。
なお、給液管2及び給気管3は、それぞれ、前
記空気通路を混在させたタイプの従来給液管(第
8図)よりも、同量の水を供給するものとすれ
ば、細く形成される。かくして前記実施例におい
て、タンク1に水を入れたあと、管2及び3を液
位調節部4へ挿入するにあたつてそれほど水の零
れはない。しかし、該管から水が零れることを防
止するために、給気管又は給液管の一方を閉じて
外気の進入を断ち、水が流出しないようにするこ
とができ、この目的のために、例えば第3図に示
すように、給気管3に開閉手段6を設けることが
できる。給気管3に代えて給液管2に、又は管
2,3の双方に開閉手段を設けてもよい。該開閉
手段には手動コツク、電磁弁等様々のものを採用
できる。
前記実施例における液位調節部4は、加湿器5
へ水を流すための連通部41を備えているが、液
位調節が必要とされる他の様々の装置、その部分
等へ連通するための連通部を備えてもよい。
また、前記実施例における液位調節部4には、
第4図に示すように、従来形のフロート式給液装
置における上部液タンクの役割をさせてもよい。
第4図に示す二段タイプの給液装置は、例えば、
恒温恒湿器等における上部湿球温度計の水容器水
位を安定させるとともに、下部加湿器の水位を安
定させるために採用できる。すなわち、第4図に
おいて上段液位調節部4に乾湿球温度計7の湿球
ウイツク乃至ガーゼ湿潤用の水容器71を連通さ
せるとともに、下段液位調節部94に加湿器5の
水皿52を連通させて使用することができる。こ
のような二段構成を採用すると、水収容タンクが
一つで済み、全体構成が簡素化され、しかも二段
構成にした割りには水容器71及び水皿52の水
位調整を容易に安定した状態で行うことができ
る。
恒温恒湿器等において、加湿器としてヒータ内
蔵の水皿を採用するときには、効率的に加湿する
ために、これを恒温恒湿器8等の底部に設置しな
ければならないが、第5図に示すように、ボイラ
型加湿器50を用いるときには、加湿器本体を外
部に設置して恒温恒湿器8等内を広く使用できる
だけでなく、蒸気吹出口501の位置、向きを定
めるにあたり自由度があるので、該ボイラ型加湿
器の設置高さを適当に定めることができ、従つ
て、ボイラ型加湿器50内の所望水位を乾湿球温
度計の水容器71の所望水位と一致させて両者を
設置することができ、これら両者に対し、第1図
及び第2図に示す実施例を適用して簡素な構造で
安定した水供給を行うことができる。なお、水容
器71を深い容器にする、加湿器50により多く
の水が流れるようにする等の工夫は適宜なし得
る。
なお、本考案給液装置における給液管及び給気
管は、これらを液補給を必要とする装置や該装置
の部分等の液容器、液溜部等に直接挿入しても差
し支えないときには、そうしてもよく、その場合
には、該液容器、液溜部等は同時に本考案におう
液位調節部でもある。
〔考案の効果〕
本考案によると、従来給液装置におけるフロー
ト弁、電気エネルギーを必要とする電磁弁等の部
品を必要とせず、簡単な構造であり、従つて安価
に製作できるとともに小形化できるうえ、設置時
間が短くて済み、それでいて安定した状態で所望
液位を得るように給液でき、更に、給液管に空気
を混在させるタイプの従来装置に比べると、給液
管を細くして余分な管内の液を減らすことができ
るとともに給液管を水位調節部に挿入するときの
液零れを少なく済ませることができ、また、その
ため必要に応じてそれだけ給液管を長くすること
も可能な給液装置を提供することができる。
また、本考案によれば、かかる改良された給液
装置を利用して、上下二段の場所のそれぞれに、
所望水位に給液できる構造簡単な給液装置を提供
することができる。
更に、本考案によれば、かかる改良された給液
装置を利用して、加湿器と湿度制御用の乾湿球温
度計の水容器に所望水位に給水しつつ運転するこ
とができる簡便な加湿及び湿度計測装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は加湿器に適用した状態の本
考案の一実施例の概略断面図、第3図は給気管に
開閉手段を設けた状態の説明図、第4図は第1図
実施例を利用した二段構成の給液装置の概略断面
図、第5図は第1図実施例を利用した加湿及び湿
度計測装置の概略説明図、第6図から第8図はそ
れぞれ従来例の説明図である。 1……気密タンク、11……蓋、2……給液
管、21……開口、3……給気管、31……開
口、4……液位調節部、41……連通部、5……
加湿器、51……ヒータ、50……ボイラ型加湿
器、501……蒸気吹出口、6……開閉手段、7
……乾湿球温度計、71……湿球温度計の水容
器、92……給水管、93……フロート弁、94
……液位調節部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に液体を収容できる気密タンクと、該タ
    ンクから下方へ延びて開口した給液管と、該タ
    ンクから下方へ延び、前記給液管より高位置で
    開口した給気管と、前記給液管及び給気管双方
    の開口が挿入される液位調節部とを備えたこと
    を特徴とする給液装置。 (2) 内部に液体を収容できる気密タンクと、該タ
    ンクから下方へ延びて開口した給液管と、該タ
    ンクから下方へ延び、前記給液管より高位置で
    開口した給気管と、前記給液管及び給気管双方
    の開口が挿入される液位調節部と、前記液位調
    節部から下方へ延びて開口するもう一つの給液
    管と、前記もう一つの給液管開口が挿入される
    下段の液位調節部と、前記もう一つの給液管開
    口を前記下段の液位調節部の液位に応じて上下
    して閉成又は開成するフロート弁とを備えたこ
    とを特徴とする給液装置。 (3) ボイラ型加湿気と、湿度制御用の乾湿球温度
    計と、請求項1記載の給液装置とを備え、前記
    給液装置における液位調節部を前記ボイラ型加
    湿器及び前記乾湿球温度計における湿球用水容
    器に連通させたことを特徴とする加湿及び湿度
    計測装置。
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