JPH0229899Y2 - - Google Patents

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JPH0229899Y2
JPH0229899Y2 JP1983079672U JP7967283U JPH0229899Y2 JP H0229899 Y2 JPH0229899 Y2 JP H0229899Y2 JP 1983079672 U JP1983079672 U JP 1983079672U JP 7967283 U JP7967283 U JP 7967283U JP H0229899 Y2 JPH0229899 Y2 JP H0229899Y2
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water supply
water
pipe
diameter
inflow
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JP1983079672U
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JPS59186061U (ja
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) こ考案はマウスやラツト、モルモツト等の各種
実験動物が収容された飼育用ケージや実験用ケー
ジ等の動物収容室に飲水を供給する装置、特に1
つの給水本管より複数の動物収容室へ給水配管す
るのに好適な飲水供給装置に関する。
(従来技術とその問題点) この種の飲水供給装置として1本の給水本管よ
り複数の動物収容室にそれぞれ給水支管を単に分
岐配管したものが汎用されているが、これらの給
水系を通じて異なる収容空間で細菌等の感染を生
じ易いという大きな問題点があつた。
そこで、上記の感染を回避する従来の技術とし
て特公昭55−13700号に提案されたものがある。
これは、給水支管の貯水器と出水器とを介装する
と共に両器を通水路と通気路とによつてつなぎ、
常時給水本管側に連通する貯水器と動物が飲水す
る出水口側に連通する出水器との間に空気層を介
在させることにより、給水系を通じての細菌の感
染を阻止するようになされている。
しかしながら、この提案技術では、各動物収容
室ごとに貯水器と出水器の2つの水容器を必要と
し、かつ貯水器から出水器に飲水を断続的に供給
するために通水路とは別に両器間の空気層をつな
ぐ通気路を設けねばならず、しかも通気路には水
を通さないが空気を通す働きのある極めて特殊な
撥水性多孔質を充填しなければならないため、構
造的に非常に複雑な組立製作も容易ではなく、材
料および製作コストが非常に高く付き、また大き
な設置スペースを必要とし、実用性に乏しいとい
う難点がある。その上、貯水器および流入器内の
氷は動物が飲水消費するたびに出水口から気泡と
して入つてくる空気と置換されて減少するから、
貯水量の枯渇を生じる生に主タンクのコツクを開
いて水を補給する必要があり、飲水消費量が収容
室ごとに異なる点からして、枯渇を防ぐには頻繁
な貯水器の水量点検が不可避となり、管理面での
負担が非常に大きいという問題があつた。
(考案の目的) この考案は、給水本管より複数の動物収容室へ
給水配管する場合に、非常に簡単な装置構成によ
り、動物収容室間で給水系を通じた細菌等の感染
を防止し、かつ自動的な水補給によつて頻繁な水
量点検を不要とし、管理面の負担を著しく軽減で
きる実用性に極めて富む実験動物用飲水供給装置
を提供することを目的としている。
(考案の構成) この考案は、給水本管より複数の実験動物収容
室へ飲水を供給する給水支管を配管すると共に、
上部に空気が充満した太径の液分離室とその上端
より上方突出した細径の流入管部と同下端より下
方突出した細径の流出管部とから一体的に形成さ
れ、且つ流入管部の下端が液分離室の気相領域内
にノズル状に細径化して垂下する滴下口を構成し
てなる液絡分離器を、各給水支管の途中に上記流
出入管部で接続して連結し、各給水支管の上記収
容室内に導入された末端に、ばね力により常時閉
弁してかつ実験動物の押圧により開弁する弁軸を
備えた飲水部を設けたことを特徴とする実験動物
用飲水装置である。
(実施例) 以下、この考案を図示実施例に基づいて説明す
る。
第1図において、1は給水源より導出された給
水本管、2,2…は実験動物を収容した飼育ケー
ジ、3,3…はそれぞれ給水本管1より分岐して
各飼育ケージ2内へ導入されたゴムまたは金属製
チユーブ等からなる給水本管、4,4…は各給水
本管の途中に連結されたガラス製の液絡分離器で
ある。
液絡分離器4は、第2図で示すように太径で上
下部が縮径した略竪形円筒状の液分離室5と、そ
の上端より上方へ突出した細径円筒状で先端部周
壁に凹凸状の抜け止め部6aを形成した流入管部
6と、液分離室5の下端より下方へ突出した細径
円筒状で同様に抜け止め部7aを形成した流出管
部7とから一体的に形成されている。しかして流
入管部6の下端はノズル状に細径化して液分離室
5の内部空間5a上部に垂下突出した滴下口8を
構成し、また液分離室5の側面やや上部位置には
内外を連通する空気量調整口9が設けられてい
る。10は空気量調節口9を封止するゴムもしく
はプラスチツク製のギヤップである。
上記構成の液絡分離器4は、流入管部6を流入
側すなわち給水本管1に接続した給水本管3a端
部に挿入すると共に、流出管部7を流出側すなわ
ち飼育ケージ2に接続した給水本管3b端部に挿
入することにより垂直姿勢で連結されており、液
分離室5の内部空間5a上部には空気11が充満
されている。しかして流入側の水12aは空気1
1の存在により滴下口8位置でとどまり、ケージ
2内で水が消費された際にその消費量だけ自動的
に液滴12bとなつて落下し、空気11の量が一
定であり、流出側の水12cは分離室5内で常に
定水面を維持する。尚、空気量調整口9はこれを
通して空気または水を導出入することにより液分
離室5内の空気量を加減するために設けている
が、該調整口9を設けていないものでも給水本管
3との連結時の操作により内部空間5aに定量の
空気を導入可能である。
第3図はケージ2内の飲水部を示す。13は流
出側給水本管3bの末端に連結した筒状飲水具
で、保持具14にて固定されている。この飲水具
13の下端には弁座13aが形成され、コイルば
ね15にて弾圧付勢された弁軸16が装着されて
いる。17は弁軸16の上端の弁部16aに嵌着
されたゴム材である。この弁軸16は下方突出し
た接触部16bを実験動物が口等で上方あるいは
側方へ押すことにより開弁して水12cが流出
し、実験動物が水を飲み終えて離れるとコイルば
ね15の蓄力で自動的に閉弁する。尚、飲水部の
弁軸の形状、ばねの装着構造等は第3図示以外に
種々変更可能である。
(考案の特有の効果) この考案に係る実験動物用飲水供給装置によれ
ば、給水本管より実験動物収容室に配管される給
水本管の途中に液絡分離器が連結され、この分離
器内で流入側の水と流出側の水とが非接触状態に
維持されることから、流出側の水が細菌等で汚染
されても他の収容室の実験動物に給水系を通して
感染することがなくなるという優れた効果が奏さ
れる。
しかも、この考案によれば、実験動物が飲水部
の弁軸を押圧して飲んだ分だけの水量が液絡分離
器内で正確に空気層を挾んで液滴として自動的に
補給され、該分離器内の空気量と水面レベルが常
時一定に維持されるから、全く枯渇の恐れがな
く、前記従来提案のもののような収容室ごとの頻
繁な水量点検が不要であり、給水本管の水源であ
るタンク等の水量のみを長期的に点検すればよ
く、管理面での人的および時間的負担が著しく低
減され、かつ給水の信頼性に優れるという利点が
ある。
また、この考案の位置は、構成的に非常に簡単
で各給水支管に液絡分離器を介装するだけでよい
から、容易にかつ低コストで製作でき、材料コス
トも安くて済み、また設置スペースも小さく既存
の給水系に対しても殆ど改変を要せずに適用で
き、実用性に極めて富んでいる。
従つてこの考案は実験動物の健全な飼育および
実験の信頼性向上に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る実験動物用飲水供給装
置の一実施例を示す概略図、第2図は同実施例に
用いる液絡分離器部分の縦断面図、第3図は同実
施例の飲水部の一部破断側面図である。 1……給水本管、2……飼育ケージ(実験動物
収容室)、3……給水本管、4……液絡分離器、
5……液分離室、6……流入管部、7……流出管
部、8……滴下口、11……空気、15……コイ
ルばね、16……弁軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水本管より複数の実験動物収容室へ飲水を供
    給する給水支管を配管すると共に、上部に空気が
    充満した太径の液分離室とその上端より上方突出
    した細径の流入管部と同下端より下方突出した細
    径の流出管部とから一体的に形成され、且つ流入
    管部の下端が液分離室の気相領域内にノズル状に
    細径化して垂下する滴下口を構成してなる液絡分
    離器を、各給水支管の途中に上記流出入管部で接
    続して連結し、各給水支管の上記収容室内に導入
    された末端に、ばね力により常時閉弁してかつ実
    験動物の押圧により開弁する弁軸を備えた飲水部
    を設けたことを特徴とする実験動物用飲水供給装
    置。
JP7967283U 1983-05-26 1983-05-26 実験動物用飲水供給装置 Granted JPS59186061U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7967283U JPS59186061U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 実験動物用飲水供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7967283U JPS59186061U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 実験動物用飲水供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59186061U JPS59186061U (ja) 1984-12-10
JPH0229899Y2 true JPH0229899Y2 (ja) 1990-08-10

Family

ID=30209666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7967283U Granted JPS59186061U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 実験動物用飲水供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011055711A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Takashi Hida 動物用自動給水ノズル及び動物用自動給水キャップ体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613700A (en) * 1979-07-13 1981-02-10 Nippon Denki Sylvania Kk Flash lamp device

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JPS5613700A (en) * 1979-07-13 1981-02-10 Nippon Denki Sylvania Kk Flash lamp device

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JPS59186061U (ja) 1984-12-10

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